NO SIDE
ヘルメットが宙に舞い、何とか豚頭族の一体を討ち倒した蜥蜴人族戦士の一人が息を荒くしながらも呼吸を整える。
改めてその強さを実感すると同時に
蜥蜴人族戦士A「これが本当に
実際に強さが通常よりも
今の所、蜥蜴人族で三体までは相手取る事が出来ている。しかし、徐々に相手側の強さが上がって来ている感じがするそうだ。
間違いなく
若し負傷し戦死する事があれば、豚頭族達を
蜥蜴人族戦士B「ゾッとするが、こんな奴等が二十万も居るだなんて...」
蜥蜴人族戦士C「それが豚頭帝の能力なんだろう」
蜥蜴人族戦士A「後三日も守り通せるだろうか...?」
そんな戦士達の不安を奮い立たせる様に、背後から聞き覚えのある声が洞窟内に響き渡る。
???「守ってばかりでは
蜥蜴人族戦士A「あ、貴方は...!!」
キーア達との会合から四日が経過した。
明日が約束の合流の日。現在は大きな損害も無く、これなら無事に明日まで持ち堪える事が出来るだろう。
その一方で豚頭族の攻撃は苛烈を極めた。
そんな時だった。首領の元にガビルが帰還したのだ。
ガビル「親父殿!」
蜥蜴人族首領「おおっ!戻ったか。して、ゴブリンからの協力は取り付ける事が出来たのか?」
ガビル「はっ!その総数七千匹。待機させております」
蜥蜴人族首領「うむ!」
協力を取り付ける事が出来た事に首領は
だが、ガビルは怒りで我を忘れそうになる程に意見を述べる。
ガビル「豚頭族相手に
蜥蜴人族首領「お前が居ない間に、同盟の申し出があったのだ。その者達と合流するまでは、防衛に徹するのが最善だ」
首領への報告を済ませ、勢い込んで尋ねる。
自分は戻って来た。これで本来の蜥蜴人族らしく、誇りある
そう思って、首領の元へと赴いたというのに、思いもしない事を言い出した。
首領は自分を待っていたのでは無いと言うのかという不満が、ガビルを更に不快にさせる。
ガビルの頭は込み上がった怒りで真っ白になった。
自分を差し置いて援軍を置き、豚如きに何処の馬の骨とは知らぬ援軍を頼りにするなど、心底失望したかの様に
ガビル「...老いたな。親父」
蜥蜴人族首領「何?」
ゆっくりと立ち上がり、ガビルは右手を上げて合図を送る。
精鋭の配下達と共に現れたのはグリドンと黒影。
その中心には
ガビル「天然の迷路を利用し、大軍と戦うのは良い策かもしれん。だが、それでは数多ある通路に戦力を分散させすぎて、戦力による集中が出来ぬ!」
今まで父親だと思って我慢してきた。
確かに尊敬出来る面が多いのは事実で素直に賞賛出来る。
しかし自分を認めないのは許せない。やはり自分の時代が来たという事なのだろう。
ガビルは反論の意見を述べながら再び合図を送ると、グリドンを含めた三人が首領に武器を向ける。
親衛隊長「が、ガビル殿!?」
副隊長「これはどういうつもりだい!?」
ガビル「落ち着け、親衛姉妹に副隊長。危害を加えるつもりはない」
親衛隊長の妹「でも...うっ!?」
親衛隊長は抗議しようとしたところを副隊長と首領、首領の側近がガビルの部下達に拘束されてしまう。
ガビル「手荒な手段になってしまった事は後で
首領「息子よ!勝手な真似は許さんぞ!!」
親衛隊長「ガビル殿...いえ、兄上!目を覚まして下さい!!」
副隊長「お兄ちゃん!一体何を考えてるの!?」
首領「ええい放せ!放さんかッ!?放すのだ!!勝手な真似は許さんぞ!!」
首領は側近達と共に進行を防がれようとも息子の説得を試みるが、我慢の限界が来ていたガビルの耳に届く事はなかった。
グリドン(水色服の蜥蜴人族)「ガビル様。これを...!」
顔を俯かせたガビルの前にグリドンが首領の持っていた
ガビル「親父殿の...!それに、このドライバーは...!?」
グリドン「シエリ様から貰っていたもう一つのアタッシュケースに入ってたドライバー。今のガビル様なら使えるかもしれないと思って...」
黒影(忍者服の蜥蜴人族)「然り。このドライバーとロックシードであれば、豚頭帝を圧倒出来るやもしれぬ」
水渦槍の前にガビルは腰に当てる事を優先し、銀色のベルトが自動的に巻かれる。
『ゲネシスドライバー!』
『マツボックリエナジー!』
マツボックリエナジーロックシードのアンロックリリーサーを
コネクタースロット『ゲネシスコア』にマツボックリエナジーロックシードを嵌め込み、スライドシャックルをロックオンアームに固定させる。
『ロックオン!』
変身待機音が流れ、エネルギーポッド『コンセントレイトポッド』が白く点滅すると同時にハンドルグリップ『シーボルコンプレッサー』を押し込む。
『リキッド!』
ロックシードのエネルギーが解放され、押し込んだシーボルコンプレッサーが手から離されると自動的に戻る。
ロックシードから抽出したエネルギーを循環させるストローチューブ型のパイプラント『バスキュラーダクト』を通じてコンセントレイトポッドに液状化したエネルギーが
ガビル「変、身...!」
『マツボックリエナジーアームズ!セイッ!ヨイショッ!ワッショイ!』
水渦槍を手に取ると同時にマツボックリエナジーアームズが頭上に被さり、アンダースーツを纏うと同時にマツボックリエナジーアームズが展開して変身が完了となる。
見た目は黒影と殆ど変わらないが、違う点を上げるとすればドライバーは戦極ドライバーではなくゲネシスドライバーを使用している事。
黒影?「こ、この力...!水渦槍よ。吾輩を主人と認めてくれるのか?」
ガビルが変身した『仮面ライダー黒影・真』に、力が流れ込んでくる様に感じた。
蜥蜴人族最強の戦士が持つ
それは水渦槍がガビルを主人と認めた証拠でもあった。
オーラが収まると、黒影とナックルが大勢の配下達を連れて来た。
その中には防衛戦に疑問を抱いていた若い戦士達も含まれていた。
ナックル「各部族長の掌握が完了したぜ。若い連中には、この防衛戦に疑問を抱いていた者も多かったからな」
黒影・真「...そうか」
天に掲げた水渦槍を下ろし、冷静な声色で返す黒影・真。
ナックル達は配下達と共に
ナックル「皆あんたに付いて行く。頼むぜ、ガビル様」
黒影・真「...良いとも。吾輩が蜥蜴人族の、真の戦い方を見せてやろうぞ!時が来たのだァッ!!」
部下達『おおーっ!!ガッビール!ガッビール!ガッビール!』
当然、殺したりするつもりなど無い。ただ、自分の邪魔をされたくなかった。
首領でも手こずった相手を、自分が打ちのめす。
間違いなく新たな英雄として、自分がリザードマンの頂点に立つに相応しい催しだ。
そうしたら首領も自分の事を認めて、誇らしく褒めてくれると思うだけで心が高揚する。
ガビルの頭には自らの敗北など想像も出来ない。最早首領の忠告など、全くその耳には届かない。
元からガビルの新派だった者達は、この交代劇を歓声と共に称えている。
豚頭族の撃退など、些細な問題としか感じてはいない。こうして、ガビル達はキーア達の合流を待たずにして出陣してしまったのだった...。
豚頭族達『
その日、湿地帯を豚頭族の軍が埋め尽くしていた。
上空から俯瞰して見るならば、天然の洞窟の入口へと豚頭族達が蟻の様に殺到している様子が伺える。
しかしその数は本隊の極一部に過ぎない。
対峙する者も無く、その群れは湿地帯を埋め尽くし、洞窟へと
しかし、その群れの一角から騒めきが生じる。
豚頭族兵士「うぐぅ...!?」
豚頭族の兵士の一人が血を噴き出しながら倒れる。
討ち取ったのは、背後から襲撃した蜥蜴人族の戦士。
これが湿地帯に於ける豚頭族軍と蜥蜴人族戦士団との開戦の
黒影・真「豚共を必要以上に恐れる事などない!湿地帯は我らの領域!素早い動きで豚頭族共を撹乱するのだ!
湿地帯の王者、それが蜥蜴人族。
高い戦闘能力を有し足場の悪い泥の中であっても、より素早い高速機動を可能とする戦士達。
生い茂る草に隠れ、豚頭族の群れに気取られる事なく、静かに群れの横腹や背後から襲い掛かる。
全てはガビルの思惑通り。元首領達を地下の大広間へ閉じ込め、軍を再編し、多岐に渡る連絡通路より地上へと
そして
迷路の地形を利用する事なく、地上決戦で勝てると踏んだガビル。
初撃は見事な不意打ちによって豚頭族の群れを分断し、打撃を与える事に成功した。
同じく戦闘に参加していたガビルとその取り巻き三人組が変身したアーマードライダー達も、部下達に加勢して豚頭族達に大打撃を与える。
『ドングリスカッシュ!』
『マツボックリスカッシュ!』
『クルミオーレ!』
グリドンと黒影は一回、ナックルは二回カッティングブレードを倒し、必殺技を放つ三人のアーマードライダー。
ドンカチを振り回しながら回転して突撃し、高く飛び上がり空中から影松で突き刺す。
更にはパンチの動作に合わせてクルミボンバーから胡桃状のエネルギー弾を打ち出して怯んだ隙に蜥蜴人族の戦士達が止めを刺すのに繋げる。
グリドン(水色服の蜥蜴人族)「やったぁ!」
ナックル「俺達の攻撃が効いてるぜ!」
黒影(忍者服の蜥蜴人族)「
黒影・真「豚頭族など我ら蜥蜴人族の敵ではない!よし、一旦離脱!!」
首領は老いたのだ。だから必要以上に心配性になっている。
今度は自分が安心させてやるのだ。此処で自らの武勇を見せつければ、安心して自分を首領と認めてくれるだろう。その為にも目の前に居る敵は早々と始末しなければならない。
ガビルは無能ではない。大局を見る目を持たないが、戦士団を率いるその手腕は賞賛されるべきものがあった。父親である元首領の長所も受け継いでいたのである。
蜥蜴人族は強者を好む一族である。だからこそ力自慢なだけの男に付き従う事などは無いのだ。
ガビルを慕う者がいる。その事を鑑みてもガビルが勇猛なだけの無能者ではない一つの証明であった。
ガビルは気を良くし、湿地帯の戦況を
グリドン(水色服の蜥蜴人族)「あ、ああっ...!!」
グリドンの声に黒影・真は向き直る。
死体を踏み締める豚頭族達。
四つん這いになり這いずる様に踏み締めているのではなく喰らっている
それは歴戦の勇士である蜥蜴人族の戦士団にとっても異様な光景でもあった。
黒影・真「何だ...?豚頭族が、豚頭族を喰っている...!?」
首領は知っていた。例え
いや、話していなかった訳ではない。ただ具体的に、その恐怖の
そうすれば少しはガビルも警戒したかも知れなかったのに。
今更だと、首領は溜め息とともにその考えを打ち捨てた。
そして今、その違いが結果となってガビルに牙を向く。
豚頭族達「蹂躙せよ!蹂躙せよ!蹂躙せよ!食べた仲間の力を我が物に!食べた獲物の力を我が物に!」
ED曲『LACCO TOWER/遥』
~次回、消滅したらネオだった件~
ディケイドC「首領様から頼まれたんだ。誰一人死ぬ事は許さないって!」
ガビル「まさか食う事で我らの能力を...!?」
ディケイドD「『此処からが俺達のステージ』ってな!」
第十三話:大激突
全てを破壊し、全てを繋げ!
名前:吉木アキノリ
種族:人間
称号:世界の破壊者
魔法:なし
技能:ユニークスキル『放浪者』、ユニークスキル『撮影者』、ユニークスキル『生還者』、ユニークスキル 『命名者』、ユニークスキル 『渇望者』、ユニークスキル 『構築者』、ユニークスキル『複製者』
スキル:『銀極光窓簾』、『機器十年器』
エクストラスキル:『不老』、『魔力感知』、『力量操作』
耐性:毒耐性、電気耐性、麻痺耐性、熱耐性
~使用(召喚)したカメンライド~
なし
未使用カメンライド一覧
-昭和-
1号、2号、V3、ライダーマン、X、アマゾン、ストロンガー、スカイライダー、スーパー1、ZX、BLACK、BLACK RX
-昭和(ネオライダー)-
真、ZO
-平成1期-
ファイズ、ブレイド、電王
-平成2期-
鎧武、ドライブ、ジオウ←New!(ただし、まだ使用不可能)
-TVシリーズ外-
仮面ノリダー、ホッパー1号(The First版1号)、ホッパー2号(The First版2号)、ホッパーVersion3(The Next版V3)、G、アマゾンズ(オメガ、アルファ、ネオ)
オークロード戦 手前のオーバーキルは・・・
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オーズとビルドの一人ライダー大戦
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ファイナルフォームライド大集合
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もういっそのこと全部やれ