消滅したらネオだった件   作:ライノア

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第十三話後編:誰一人死なせない

Gabiru side

 

親父殿と妹達を幽閉(ゆうへい)した吾輩(わがはい)は、部下達が豚頭族(オーク)共を翻弄(ほんろう)している光景を目に焼き付ける。

アーマードライダーに変身した三人の部下達も戦極ドライバーに備えられている小刀を数回倒し、強力な一撃を叩き込み部下達の止めに繋げる。

剣先が金属音を奏でながら圧倒する様は、まさに王の凱旋(がいせん)

 

黒影・真「豚頭族など我ら蜥蜴人族(リザードマン)の敵ではない!よし、一旦離脱!!」

 

本来なら我らが翻弄し、ゴブリン達に仕留めさせるつもりであった。

ゴブリン達の手を借りる手間が(はぶ)けたと感じた吾輩が背を向けると、グリドンが戦慄(せんりつ)の声を上げる。

 

グリドン(水色服の蜥蜴人族)「あ、ああっ...!」

 

向き直り、壮絶な光景を目の当たりにした吾輩は目を見開く。

 

黒影・真「何だ?豚頭族が豚頭族を喰っている...!?」

 

一人の戦士がその光景に怯え、後ずさろうとして(つまず)く。

その機会を逃さなかった豚頭族が群がる様に足を掴んだ。

そのまま水飛沫(しぶき)を上げながら湿地に引き()られる中、助けを()う。

 

蜥蜴人族兵士「た、助けてェェェェッ!!ガッ、ガビル様...!!」

 

他の部下達は喰われる光景に戦慄し、誰も助けには来れなかった。

その時、吾輩は目の当たりにしていた。豚頭族共の足元に黄色い魔法陣が既に展開されている事を。

黄色い魔法陣が豚頭族共の体を(にぶ)らせ、まるで体全体が重石(おもし)になったかの様に動かなくなった。

喰われかけた兵士の頭上から出現した赤い魔法陣から黒い手が飛び出し、兵士の肩を掴んだと同時に隆起した腕で引き剥がした。

其処から青い魔法陣から放たれた冷気が豚頭族共を凍結させ、最後に着地した何者かが龍の尻尾を()ぎ払って粉砕する。

 

???「やはりこうなるかと思っていたが、間一髪だったな」

ガビル「き、貴殿(きでん)は...?」

 

その者は頭部と両肩に赤い宝石が埋め込まれ、(ひたい)には龍の角の意匠がある。

胸部中央には龍の顔が描かれ、両(はし)を覆う様に(まと)う赤いローブ。

他にも頭部と両肩に埋め込まれている宝石の色と形が違う龍の戦士が三人、青・緑・黄の順で魔法陣を潜り抜けて現れる。

吾輩は(たず)ねると、赤い龍の戦士は即答する。

 

ディケイドD「俺はディーア、(また)の名を仮面ライダーディケイディ」

ガビル「ディケイディ?その名前、まるで...「ぐおあぁっ!?」!?」

 

何処からか豚頭族共の(うめ)きが響く。

奴等を切り裂いたのは、蟲魔族(インセクター)類似(るいじ)した姿を持つ緑の戦士達。

その数はざっと二十五体。跳躍したところで電撃を放ち、怯んだ隙に逆手持ちの両手剣で次々と切り裂いていく。

その間に吾輩は負傷した兵士のところに駆け寄る。

 

黒影・真「おい、貴様!大丈夫か!?」

蜥蜴人族兵士A「ガビル...様...!」

???「大丈夫。俺達は誰一人死なせるつもりはないから」

 

命拾いしたとはいえど、兵士はかなりの重傷を負っていた。

脇腹には喰われた箇所(かしょ)が複数あり、蜥蜴人族特有の片足と右手を喰われている。

一人の兵士は(かす)かな声で吾輩が居る事に安堵(あんど)するが、もう虫の息だ。

一つの命が消えようとしていた中で、もう一人の戦士が吾輩の前に現れる。

不死鳥と機械の腕を複眼とし、左右の体色が違う戦士。

赤い体には炎の意匠があり、黒い体の左腕には機械の腕と一体化している。

 

???「新生の炎(リジェネレートフレイム)!」

 

(かざ)した手から金色の炎が負傷した戦士を包み込むと完治し、喰われた箇所や左足と右足が何事もなかったかの様に再生していた。

 

蜥蜴人族兵士A「傷が...治ってる...!」

ディケイドC「俺は仮面ライダーディケイシー。ディケイドの分身の一人さ」

ガビル「ディケイドだと!?破壊者の分身たる貴様らが、一体何故此処に...!?」

ディケイドC「首領さんに頼まれたんだ。『誰一人死ぬ事は許さない』って」

ガビル「親父殿が...!?」

 

親父殿に言われていたのか、一部の部下達は振り返る様にして我に返る。

だが、吾輩は少しの違和感も見過ごさなかった。

豚頭族共の動きが明らかに素早くなっている。

湿地帯の王者として有利な場所で戦っているのだという安心感だと、豚頭族共に再度襲撃を行う。

吾輩達の動きが、豚頭族共の動きよりも素早い事は確証済みだ。

数で負けていても、防御の手薄な側面へと回り込み襲撃を行えば、先程の様に分断し各個撃破出来るのだ。

だが、側面への攻撃を仕掛けようと、移動を開始した我らの動きに合わせる様に豚共も陣形を保ち対応する。

先程までより格段と動きが早くなっている。吾輩が気付いた時は既に手遅れであった。

その事を見抜いていたのか、ディケイシーは吾輩に問い掛ける。

 

ディケイドC「君も大体気付いてると思うけど、豚頭族の動きが速くなってるでしょ?彼らの腕と足をよく見てみて」

ガビル「腕と足...っ!?」

 

言われた通りに凝視すると、吾輩は目を見開いた。

何と我らと同じ(うろこ)と水掻きを用いていたのだ。

 

黒影・真「馬鹿なっ!?豚頭族の体に水掻きと鱗だと!?それではまるで、我らと同じではないか!!」

 

吾輩達と同じ蜥蜴人族の特性を持っている事に追い付かないでいたが、二人のアーマードライダーが吾輩の端に背中を向けて状況を説明する。

 

ナックル「ガビル様!さっき仲間が一人、片方の腕と足を喰われただろ?」

黒影(忍者服の蜥蜴人族)「(しか)り!其処から奴等の動きが変わった...!!」

ディケイドC「首領さんは君に豚頭帝(オークロード)の恐ろしさを、逸話(いつわ)であったとしても警告しなかった自分を責めていた」

ディケイドD「飢餓者(ウエルモノ)』は、食した仲間や対象の能力を自分の同胞と共有しながら得られるユニークスキルだ。豚頭族達の水掻きと鱗を見れば、態々(わざわざ)説明する必要はないけどな」

黒影・真「まさか、喰う事で我らと同じ能力を...!?」

 

吾輩は部下達の指摘と、ディケイドの分身達から豚頭帝の恐ろしさを聞いて改めて実感した。

末端(まったん)の豚頭族共が喰った能力も、巡りに巡って豚頭帝に届けられる。

ある程度の相手の能力を吸収し、自らの支配下に豚頭帝へと還元する。

群れであり一個の個体、牙狼の性質とはまた異なるが群体と化してしまう。だからこそ親父殿は戦死者を出す事を極端(きょくたん)に個として、豚頭族を上回るその優位性を失わない為に籠城(ろうじょう)していたのか...!!

泥の中でも自在に動き、身体の急所に鱗が生じて防御力が増すといった些細(ささい)な変化。

それが劇的に戦況を(くつがえ)す要因と()りうる。

その様な化け物が、実在していたとは...!!

 

黒影・真「群れ全体か...!密集隊形!!」

 

今までに無い素早さで大きく取り囲む形で展開される豚頭族軍。

(およ)そ五万の兵数が、素早く後方を封鎖していく。

攻め込み過ぎであった。我らの機動力を過信し、動きの遅い豚頭族共からの離脱は容易だと考え、追撃し過ぎたのだ。

或いはユニークスキル『飢餓者』とやら影響下に無い豚頭族共であったならば、それでも問題無かったかも知れぬ。

しかし、それは飽く(まで)仮定の話だ。現実は周囲の封鎖が完了しようとしていた。

必死で抵抗したとしても、いずれは力尽き死が訪れるだろう。

吾輩の指揮を聞いた部下達は背後に移動し、中央に移動したゴブリン隊を守る様にして囲む。

 

黒影・真「ゴブリン隊を中央に、ディケイドの分身達を前に空きなく固まれ!ゴブリン隊と死にかけた仲間を守りつつ、豚頭族の包囲を突破する!!」

部下達『おおーっ!!』

 

我らだけなら逃げ切れたかもしれんが、ゴブリン達を連れて来た事が裏目に出てしまった...!!

 

豚頭族達『蹂躙(じゅうりん)せよ!蹂躙せよ!仲間の力を我が物に、奴等の力を我が物に。蹂躙せよ!蹂躙せよ!奴等の力を我が物に...!』

 

『何故こうなった?』と今更問われても、吾輩には理解する猶予(ゆうよ)がなかった。

必死に自軍を立て直そうと声を上げ、周囲を鼓舞する。

しかし、ゴブリン達は既に恐慌(きょうこう)状態へと(おちい)り、部下達へも不安が伝染しようとしている。

戦況が不利になったと思った吾輩は撤退しようかとも試みるも、逃げ場が無い事も理解出来る。

出撃の際は統制が取れていた為、各集団が秩序正しく洞窟(どうくつ)から出て来れた。しかし潰走(かいそう)し逃げ込もうとする場合、洞窟は手狭すぎた。

もし撤退の命令を出せば、我先にと逃げ出すゴブリンに洞窟の入口は塞がれてしまう。

そうなれば退路を絶たれた上に統制の取れない状態の吾輩達は、豚頭族共に殺されるのを待つだけとなってしまう。

洞窟ではなく森へと逃げたとしても進撃で各個撃破され、敗北するだけである。

撤退は出来ない。吾輩にはそれが良く理解出来ていた。

何故、勇敢だった親父殿が籠城の様な消極的な戦法に(こだわ)ったのか。

今になって理解出来る。吾輩が如何(いか)に愚か者であったのかを...しかし今更後悔しても遅い。

吾輩に出来る事は味方を鼓舞し、少しでも不安を(やわ)らげる事のみである。

 

黒影・真「恐れるな!我ら誇り高き蜥蜴人族の力を、見せ付けてやれ!!」

部下達『おおーっ!!』

 

それでも鼓舞を続ける。そして少しずつ豚頭族共の囲いを突破しようと(こころ)みていた。

だが突如、(にぶ)く重い足音を立てながら刺々(とげとげ)しい装飾を持つ黒塗りの鎧を纏った一体の豚頭族が吾輩の前に立つ。

通常の豚頭族兵とは異なる統率の取れた個体。漆黒のフルプレートメイルを纏っているのだ。

通常の豚頭族兵と基本的な強さは同等であろう。しかし完全に軍として統制が取れている上、装備の性能が段違いだ。

しかもそれを統率する一匹の豚頭族。他を圧倒するオーラを纏い、強さが(けた)違いであると見て取れる。

 

黒影・真「なっ、何という凄まじいオーラであるか...!!」

 

吾輩の目には決定的な戦力であった。

脱出など不可能。こうなってしまった以上、(いさぎよ)く討ち死にするしか他ない。

せめて武人として死にたい。そう思った吾輩は自分の中の恐怖を押し殺し、ボルテクススピアを構え一騎討ちを申し込む。

 

黒影・真「其処の豚頭族。貴様が豚頭帝であるな?」

黒い豚頭族「......」

黒影・真「吾輩は蜥蜴人族の首領ガビル!吾輩と一騎討ちで決着を————「(ロード)ではない」っ!?」

豚頭将軍「我は豚頭将軍(オークジェネラル)。豚頭帝様の足元にも及ばん」

黒影・真「豚頭帝ではない...!?」

 

これ程の力を持ちながら、足元にも及ばないだと?

一体どれ程の化け物だと云うのだ?本当の豚頭帝とは...!?

期待を遮る様に、豚頭将軍は吾輩の前に牛歩しながら決闘を受ける。

 

豚頭将軍「一騎討ちだったか?面白い。受けてやろう」

黒影・真「...感謝するッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

NO SIDE

 

ラプラス「いよ〜っしゃ!よっしゃ〜!良い感じになってきたで〜!なぁ、ゲルミュッド様〜?」

ゲルミュッド「...うむ」

 

ジュラの大森林にて、ゲルミュッドが手に持つ水晶玉に映った相対する豚頭将軍とガビルの様子を窺う。

同じくその様子を鑑賞(かんしょう)していたラプラスは、陽気なステップで子供の様に手を叩く。

 

ラプラス「計画の方、順調に運んどる様やな〜?」

ゲルミュッド「我が子が森の覇権を手に入れる日も近いだろう。そうなれば俺の野望も————「中々楽しそうな話をしていますね」?」

ラプラス「誰や!?」

 

淡い緑の光と共に姿を現したのは、樹妖精トレイニー。

ラプラスは存在を把握済みであったのか、ゲルミュッドに軽く警戒を(うなが)す。

 

トレイニー「わたくしの名はトレイニー。この森での悪巧みは見逃せません」

ラプラス 「こりゃヤバイぞゲルミュッド様。森の管理者 樹妖精(ドライアド)様や」

ゲルミュッド「何だと...!?」

トレイニー「森を見出した罪で、貴方方を排除します」

ゲルミュッド「はあぁ!?」

 

突然の執行宣言に、ゲルミュッドは素っ頓狂(とんきょう)な声を上げる。

 

トレイニー「精霊召喚...シルフィード!」

 

突風が吹き、姿を現したのは蝶の羽を持つ、華麗な水色のドレスを纏う金髪の女性。

ラプラスは後退し、攻撃を止める様に説得を試みる。

 

ラプラス「いや待て待て待て!気ぃ早過ぎやろ!?」

トレイニー「断罪の時です。罪を悔いて祈りなさい...大気圧縮断裂(エアリアルブレード)!」

 

トレイニーは森の管理者としての役目を果たさんと呪文詠唱する。

広げた手を突き出し、トレイニーの周りに風に乗った木の葉が舞う。

精霊『シルフィード』は清らかな歌声で風を刃として圧縮して飛ばす。

ゲルミュッドは青いドーム状の結界で攻撃を防ぎ、ラプラスは右腕が切り飛ばされる。

それを見たゲルミュッドは結界を解除して焦り出し、切り飛ばされた右腕を指差す。

 

ゲルミュッド「おっ、おい!?腕...!!」

ラプラス「無茶苦茶しよるな、あんた。問答無用かいな?まぁ、目的は達成しとるし...ワイらはお暇させてもらうわ。ほな、さいなら!」

 

残った片手の間に挟んていた四つの茶色い玉は煙玉。

それらを地面に叩き付け、辺りに桃色の煙幕が晴れる前に逃走を図った。

 

トレイニー「...逃げられましたか。状況は思わしくありません、リムル=テンペスト、ディケイド。豚頭帝の討伐、信じていますよ...!」

 

一人呟きながら、トレイニーは風に乗る無数の葉っぱとなって姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

D side

 

先に動いたのはガビルだ。

豚頭将軍が盾で槍を防ぎ、右手の戦斧を横薙ぎに払う。

ガビルが三又(みつまた)槍で防ぐも、パワーで押し任され吹き飛ばされる。

 

黒影・真「ぐぉあっ!?ぐぅうっ!」

『マツボックリエナジースカッシュ!』

黒影・真「うぉああっ!渦槍水流撃(ボルテクスクラッシュ)!!」

 

重い一撃を繰り出しても微動だにしない豚頭将軍。これはガビルにとって焦りを生み出すだろう。

直ぐに体勢を整え、シーボルコンプレッサーを一回押したガビルは突き出した三又槍の先端から水流が放出させる。

水流が龍の形となるが、龍が炎を噴き出す様に螺旋(らせん)状となる。

ガビル自身の槍術に加え、仮面ライダーの力と魔法武器の魔力を上乗せした必殺の一撃が繰り出された。

 

豚頭将軍「ふんッ!!」

 

持久戦に余裕があるのか、豚頭将軍は突き出した戦斧の先端から突風を生み出す。

落雷が発生したかの様に技が相殺され、水飛沫が上がる。

 

黒影・真「ぐぅっ!」

豚頭将軍「混沌喰(カオスイーター)!!」

 

目を赤く光らせ、一時的に纏わせた赤黒いオーラを三つ首の魔物に変化させる。

仮面の下で凝視(ぎょうし)する黒影・真を一斉に襲い掛かるが、黒影・真は後退する。

 

黒影・真「吾輩を喰おうと()うのか...!?」

豚頭将軍「フッフッフ...いつまで逃げ切れるかな?」

 

黒影・真を嘲笑する豚頭将軍。

それでも尚、黒影・真にせめて一撃だけでも浴びせる執念の眼差(まなざ)しが仮面の下に宿る。

 

グリドン(水色服の蜥蜴人族)「ガ、ガビル様!」

黒影(忍者服の蜥蜴人族)「助太刀を...!」

黒影・真「手を出すな!!これは一騎討ちである!ディケイドの分身も手出し無用だ!」

 

Cと俺は(うなず)く。

その言葉を聞いた三人の取り巻きは濁った声で声援を送る。

 

ナックル「(おとこ)だぜ、ガビル!!」

グリドン(水色服の蜥蜴人族)「ガビル!!」

黒影(忍者服の蜥蜴人族)「ガビル...!!」

蜥蜴人族兵士達『ガッビール!ガッビール!ガッビール!ガッビール!ガッビール!ガッビール!』

黒影・真「はァッ!!」

 

駆け出す黒影・真は混沌喰の首辺りを切り裂く。

だが、どれだけ切り裂いても混沌喰の数は減らず、(ひざ)を突かれて後退させられる。

 

黒影・真「これしき...!!はあああああああああッ!!!!」

 

混沌喰の襲撃を受け流しながら距離を詰め、豚頭将軍が振り下ろした戦斧を避けて飛び上がる。

 

豚頭将軍「何っ...!?」

 

シーボルコンプレッサーを二回押し、黒影・真の左手に『影松・真』が装備される。

 

『マツボックリエナジースパーキング!』

黒影・真「ずぁあああああああああッ!!!!」

 

黒影・真はボルテクスクラッシュを纏った状態で突き下ろした二つの槍と飛び蹴りを繰り出す。

激しい水飛沫が発生し、惜しくもその一撃は防がれるが、まだ攻撃の余地はある。

戦斧が迫る直前に盾を足場に距離を取り、受け流しつつ影松・真を投擲(とうてき)

それが豚頭将軍の頬を掠める事に成功したが、勢い良く振るった戦斧の斬撃で吹き飛ばされてしまう。

転げ落ちた黒影・真の変身が解除され、そのままうつ伏せに倒れる。

 

グリドン(水色服の蜥蜴人族)「ガビル様ぁっ!!」

ガビル「ぐぅ...ぅうっ!なっ...!?」

 

立ち上がろうとした矢先に豚頭将軍は既にガビルの方に近付いていた。

 

豚頭将軍「俺の(ほお)(かす)めた事だけは()めてやろう。だが、それでも我らには及ばん。蜥蜴(とかげ)は地面に這い(つくば)ってるのがお似合いだからな...死ねぃッ!!」

 

さっきの一撃は生身にも届いており、その一撃を(かわ)す余裕は無い。

これまでかとガビルが瞑目したその時だった。

豚頭将軍の戦斧が振り下ろされる直前にBからの思念伝達が俺の耳に届く。

 

ディケイドB『C、D。聞こえるか?そろそろ頃合いだ』

ディケイドD「ああ、行っていいぞ」

 

俺が合図をすると、激しい金属音が響く。

それまで静止していた音が、急に動き出したかの様に。

その音に気を取られたのか、豚頭将の一撃がガビルを致命傷に到るのを防いだ。

ガビルは戦闘中であるにも関わらず頭が混濁していた。この時から既に状況は動き始めていた。

事態はガビルの思いなど関係なく急展開を見せる事になる。

 

???「諦めるにはまだ早いわ。貴方の様な仲間思いの人が、此処で死んでいい(はず)がない」

 

ガビルを叱咤(しった)する声の正体は彩月、その端にいるのはゴブタ。

影移動でガビルの影に潜み、タイミングを見計っていた。

 

ガビル「き、貴殿はあの村の真の主殿ではないか!?それに、吾輩の戦極ドライバーを奪ったゴブリナ...!」

ゴブタ、彩月((何言ってるスか()?この人...))

ガビル「若しや、我々の助太刀に...!?」

 

絶対違うとゴブタと彩月はガビルを見ながら心の中でそう突っ込む。

影移動で来ていたなら、あの二匹も当然居るのが必須だ。

 

嵐牙『あれは...ゴブリンライダーの隊長ゴブタ、そしてその端に居るのが副隊長の彩月だ』

 

嵐牙とフェリルだ。この二体もリーダーとリムルがゴブタ達と同じく影移動で待機していた。

 

ガビル「牙狼族の...!」

嵐牙『我が名は嵐牙。リムル様とキーア様の命により、助太刀に来た』

フェリル『同じく我が名はフェリル。牙狼の元長にして、父である』

ガビル「如何にして、此処まで...!?」

嵐牙『影移動だ。学ばんのか貴様』

 

ガビルの問いに、嵐牙は()め息混じりに辛辣(しんらつ)な返答する。

そんな状況にて、豚頭将軍が見知らぬ名前を聞いて鼻で笑う。

 

豚頭将軍「ふっふっふ...リムルとキーアだと?何処の馬の骨かは知らんが、邪魔立てするなら...容赦は————!?」

 

戦闘態勢に入る豚頭将軍だが、背後からの轟音(ごうおん)に向き直る。

無数に生成された黒紫の炎のドームが豚頭族軍を包み、骨身残さず焼き払った。

 

ゴブタ「おおっと。始まったみたいッスね〜」

豚頭将軍「蜥蜴人族の大魔法か...!?早々にケリを着けて、大魔法を操る者を始末せねば!!」

 

相対する両者。

豚頭将軍が身構える一方で、彩月がガビルに陣形を整える様に伝える。

 

彩月「ガビルさん。早々に防御陣形を整えて下さい」

ガビル「わ、分かったのである。しかし、あの炎は...?」

ゴブタ「心配要らないっス、味方の技っスから。多分!」

 

豚頭族軍を悲鳴ごと掻き消す様に焼き払い、蒸気から四人の人影が現れる。

 

???「だから退()けと言ったろう?」

豚頭族軍A「き、貴様ら!何者だ...!?」

 

白煙が晴れると、黒炎のドームを生成したであろう紅丸。その端には白老、紫苑、黄爛が並んでいた。

 

ディケイドD「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ...」

ディケイドC「いや、俺達じゃなくてそっち!紅丸達の方だから!」

 

わざとボケをかましてみたが、Cのノリの良いツッコミで紅丸達の緊張を和らげる。

 

黄爛「シーア様とディーア様、緊張解すの上手いね。それにしても、あんた達...あたし達の事、全く覚えとらんの?」

紅丸「ああ。酷いな...随分と里を食い散らかしてくれたじゃないか」

豚頭族軍B「その角、まさか...大鬼族(オーガ)か!?」

紅丸「どうかな?今は少し違うかもしれないな」

???「姉ちゃん!」

 

紅丸が黒い火球を放とうとした時、黄爛の影から橙矢が現れる。

実はこいつも影移動を習得し、いつでも姉を守れる様に嵐牙に懇願(こんがん)していたそうな。

 

黄爛「橙矢!?何してるの...此処は危ないから、早くキーア様の所に————「御免、姉ちゃん。やっぱり俺、見てるだけじゃ駄目だ」えっ...?」

橙矢「兄ちゃんとの約束、破るかもしれないけど...俺も戦うよ。『姉ちゃんが無理して倒れるのが嫌だ』何て言わないけど、それでも守りたい物があるんだ。姉ちゃんや兄ちゃん、シズさんやリムル様達との幸せな日々を...」

 

橙矢は力が弱かろうと身を徹してでも黄爛をずっと守っていた。

だが、黄爛は音撃戦士の力を得て復讐に走ろうとしていたところをシズさんとリーダーに止められた。

それは紅丸達にも言える事である。

若し俺達に出会わなかったら復讐心が膨張して朱鬼の様に額の鬼が顔に収まるか、ヒビキさんの様に強大な魔化魍(まかもう)として鬼に体を乗っ取られるかの一択でしかない。

だが、何方の道を選ぶ前に無鉄砲に挑んだとしても、数の暴力で豚頭族達に呆気なく喰われていただろう。

だからこそ橙矢は『大好きな姉を守る為』でも『無力な自分を突き放す為』でもなく、『矮小(わいしょう)だからこそ大切な者や居場所を守る為』に戦う道を選んだ。

 

黄爛「...そっか、それが橙矢の戦う理由なんだね。御免、無理に避難する様な事言って...」

橙矢「気に病まないでよ。姉ちゃん達は、俺にとって大切な家族だから」

 

そう言って橙矢が取り出したのはリムルに複製してもらった戦極ドライバー。

片手にはL.S.-07と番号が振られているオレンジロックシードが握られている。

橙矢は腰に戦極ドライバーを当てる。

黄色いベルト『フォールディングバンド』が巻かれ、フェイスプレートに紺色をベースにしたライダーの横顔が表示された。

 

橙矢「変身!」

『オレンジ!』

 

アンロックリリーサーを押してスライドシャックルを解錠したオレンジロックシードをドライブベイに詰め込み、ファスターからオレンジを模した鎧が頭上に出現。

スライドシャックルをドライブベイに固定させる。

 

『ロックオン!』

 

和風の変身待機音が鳴り、片足でリズムを取って波紋を生み出す。

 

『ソイヤ!』

 

カッティングブレードを倒し、オレンジを模した鎧が橙矢の頭上に落下する。

キャストパッドが二つに分かれ、シードインジケーターの上は輪切りにされたオレンジの果肉。下は輪切りにされたオレンジを模した刀身を持つ武器の絵柄が投影される。

 

『オレンジアームズ!花道オンステージ!』

 

虹色の粒子が黒いスーツを纏わせ、展開した鎧が変身完了を伝える様に(だいだい)色の果汁が飛び散る。

両腕と両足、フェイスプレートには雲にも鳥の翼の様にも見える金色の塗装が施され、頭部中央にある三日月パーツは伊達政宗を連想させる。

手には(つば)が銃身となっている片刃の刀剣『無双セイバー』と、輪切りにされたオレンジのくし形切りを模した日本刀『大橙(だいだい)丸』が握られていた。

 

黄爛「...それが、あんたの選んだ道なんだね。変身したからには、絶対に無理しないで?」

プロト鎧武「それはこっちの台詞だよ。姉ちゃん!」

 

泣きながらでも強くなるフルーツ鎧武者『仮面ライダー鎧武』となった橙矢は変身した。

 

黄爛「あたし達も!」

白老「うむ。いよいよじゃな!」

紫苑「この機会を与えて下さったリムル様とキーア様に感謝致します」

 

黄爛と紅丸は鬼弦を爪弾き、紫苑と白老が鬼笛を吹く。

突風が包み、落雷が注ぎ、振り払った手で四人の姿を鬼へと変化させる。

 

「「「「はァッ!!!!」」」」

 

鬼人から音撃戦士へと姿を変えた紅丸達。

 

 

 

裁鬼には特に変わった変化はない。小型の音撃弦や音撃棒、音撃管もあるが、状況によって武器を変えるタイプになるだろうな。

 

 

 

紫苑が変身した勝鬼は音撃管 台風が左肩に装備されたショルダーキャノン、両腕の鬼爪は獣に近い造形に変化している。

 

 

 

白老が変身した(オレンジの方の)闘鬼は、音撃管 嵐はトロンボーン型のスナイパーライフルに。

 

 

 

最後に黄爛の刀弦響は形状の違う二刀に変化していた。

 

裁鬼「もう一度言う。道を開けろ豚共...灰すら残さず消えたくなければな」

 

紅丸が振り払うと同時に打ち下ろした黒い鬼石が埋め込まれた音撃棒『(しゃく)拍子(びょうし)』から放たれた黒炎が前方に飛び、豚頭族軍は左右に道を開ける。

だが、約数十mの豚頭族達に着弾し、黒紫のドーム状に広がると同時に焼き払った。

 

ディケイドB『上空で見てたが、凄い威力だな...』

ディケイドC (うん。こっちも負けてられないね)

【フォームライド ビルド ニンニンコミック!】

『忍びのエンターテイナー!ニンニンコミック!イェイ!』

 

Cはライダーカードを取り出し、ドライバーに装填する。

黄色と紫のハーフボディが重なると蒸気が噴き出し、開いた漫画のページに置いたペンと十字手裏剣を模した複眼。

首に紫のマフラーを靡かせ、胸部装甲と右足のブーツはペンを連想させる。

『ビルド ニンニンコミックフォーム』となった俺は剣先がペンの切っ先、黄色い刀身には吹き出しの4コマ漫画の様なパーツが付いた武器『4コマ忍法刀』のトリガー『ボルテックトリガー』を一回引く。

 

『分身の術!』

 

忍法作動装置の一つ『一のコマ・分身』が赤く発光。

再度トリガーを押す事で、武器使用者である俺の分身体が五体出現する。

ニンニンコミックの方は人数が割と控えめだが、カメンライドした分身が五人もいれば手数は十分に足りる。

五体の分身達は更にライダーカードを装填する。

 

「「「「「「変身!!」」」」」」

【カメンライド 龍騎!555(ファイズ)(ブレイド)!響鬼!カブト!フォームライド エグゼーイド!マキシマム!】

 

血液の様に走る赤いラインによる眩い光、ワールドファインダーから出現したヘラクレスオオカブトの全身が描かれた等身大の青いカードのエネルギーを擦り抜け、全身を炎上させる紫の炎を振り払い、広がる六角形のエフェクトがニンニンコミック達の姿を変えた。

 

『complete.』

『turn up.』

『Change Beetle.』

『マキシマムパワー!エーックス!!』

 

血液の様に走る赤いラインと共に放つ(まばゆ)い光が消えると、ギリシャ文字のφ(ファイ)(かたど)る黄色い複眼のライダーが立っていた。

胸部に銀の装甲を覆う黒いスーツ全体には赤いライン『フォトンストリーム』が流動経路として体中に流れている。

青紫のアンダースーツにヘラクレスオオカブトの頭部を模した赤い複眼のライダー。銀の胸部装甲には赤いスペードの刻印が刻まれている。

罪を背負いながら戦う夢の守り人『仮面ライダー555』、運命と戦う戦士『仮面ライダー剣』がカブトと龍騎にカメンライドしたニンニンコミック達と並び、その中心にマキシマムゲーマーとなったCが立つ。

 

【フォームライド ビルド キリンサイクロン!】

『嵐を呼ぶ巨塔!キリンサイクロン!イェーイ!』

 

俺もライダーカードを取り出し、黄色と空色のサイドボディが重なる。

麒麟(きりん)の横顔と風を起こす扇風機を連想させる複眼のビルド。

複眼と同じく右腕と一体化している麒麟の首を模した攻撃装置、左腕には巨大なファンが付いているビルド『キリンサイクロンフォーム』となる。

豚頭将軍が戦斧を向けながら威勢良く嘲笑した。

 

豚頭将軍「ふん。蜥蜴共を助けに来たらしいが、無駄な事を...ゴブリンに犬畜生(ちくしょう)何処(どこ)ぞの木端(こっぱ)魔物とディケイドの分身共の配下が加わった所で、我らの優勢は少しも揺るがんわ!」

ゴブタ「シーア様達は()も角、木端って...!!」

彩月「待ってゴブタ君。奴等の挑発に乗ったら、(みずか)(えさ)になるのと同じよ」

ゴブタ「でも彩月さん...!」

 

リムルを嘲笑されて眉間(みけん)(しわ)に寄せるゴブタは彩月に(なだ)められても主を愚弄(ぐろう)された怒りが収まらなかった。

すると、嵐牙とフェリルが前に出る。

 

フェリル『彩月の言う通りだゴブタ。...敵を見た目だけで判断し、愚弄するなど滑稽(こっけい)だ。貴様は(かつ)ての我と同じに過ぎん』

豚頭将軍「ほぉ?犬畜生が其処までほざくか。ならば、どれ程のものか見せてみろ」

嵐牙『...では、見せてやろう。親父殿』

フェリル『うむ』

 

嵐牙とフェリルが頷いて目を赤く光らせ、低く(うな)りを上げると赤黒いオーラが纏われる。

 

【アタックライド スペシャル!】

 

ハリケーンドラゴンがライダーカードを二枚取り出し、背中にドラゴウイングを顕現(けんげん)させて遠くに居る豚頭族軍の方へ飛び()う。

 

【アタックライド サンダー!】

 

空中でハリケーンドラゴンが敵の周囲を何度も旋回すると緑の電撃を付加させた竜巻を起こし、豚頭族軍を拘束する。

同じく黒雲が夜空を覆い、閃光と轟音が響く無数の竜巻を発生。

俺も左肩装甲『BLDダイヤルショルダー』に付けられたダイヤルを捻る。

最大パワーは風速50m/s程度で、豚頭帝が居ない距離なら問題なく凄まじい風を巻き起こせる。

送風攻撃ユニット『サイクストーマー』にある五枚のプロペラファンを超高速回転させる事で、豚頭族軍を軽々と宙に打ち上げる。

嵐牙の竜巻が豚頭族軍を巻き込み、その身を骨も残らず切り刻む。

 

ゴブタ「こ、これ嵐牙さんのスキルっスか!?」

ゴブゾウ「巻き込まそうだす〜!!」

 

上空では赤をベースにボンネットとルーフ部分に白いラインが走っているスーパービークル『トライドロン』に乗っていたBとリムルは思念伝達で呟く。

右足のバトルシューズ『スタンドハードシューズ』の足裏はサイクストーマー使用時に体を地面に固定する役割を持つため、自身が吹き飛ばされる心配はない。

 

リムル(え、ええぇ〜っ!!!?何、これ?)

大賢者《解。個体名 嵐牙の広範囲攻撃技『黒雷嵐(デスストーム)』です》

ディケイドB(デスストーム...この技も使う場所を考えておかないとな)

豚頭将軍「ぐおぉっ!?ぐぅう!おのれェェェェェッ!!!!」

 

フェリルが既に飛び上がっており、ハリケーンドラゴンの竜巻で宙に舞っていた豚頭将軍は戦斧を手放され、嵐牙達に恨み(ぶし)を打つける。

 

フェリル『貴様が最初に言った事だ。精々あの世で後悔するがいい...''月斬の咆哮(ハウリング・ムーンスラッシュ)''!!』

 

咆哮と共に二本の角から飛ばした三日月状の斬撃が豚頭将軍を真っ二つに切り裂く。

刹那(せつな)、同じタイミングで上空の雷雲から強力な落雷が降り注ぎ、豚頭将軍を断末魔も残さずに消滅させた。

豚頭将軍の消滅を確認したフェリルは湿地帯に着地し、電気を全身に帯びた嵐牙の端に並んで雄叫びを上げる。

嵐牙の(ひたい)には角が一本生え、フェリルは四足歩行から二足歩行となる。

姿はガルルに近いが、違う点を上げるとするなら体毛が紺色。額には鋭利状の角が嵐牙と同じく二本になっている。

 

ゴブタ「おおっ!黒嵐星狼になったッス!で、フェリルさんの方は...?」

フェリル『満月人狼(フルムーンワーウルフ)だ』

彩月「満月人狼...」

 

彩月は進化したフェリルの種族名を復唱する。

その呟きの低い声色は、明らかに強いと実感出来る。

嵐牙が角に黒い電気を帯びながら高らかに吠える。

 

嵐牙『よく見たか。豚頭族共よ!これが貴様らが木端と(あなど)ったお方達の、力の一端(いったん)だ!!』

ゴブタ「全部吹っ飛んじゃったっスね...」

フェリル『うむ!』

裁鬼『ゴブタ、彩月。聞こえるか!?』

彩月「はい。聞こえています!」

 

紅丸が思念伝達でゴブタと彩月に連絡してきた。

 

裁鬼『まだ豚頭族共を全滅させた訳じゃないぞ。嵐牙とフェリルの姿にビビっている今が好機だ』

彩月(分かりました!)

ゴブタ「彩月さん、ガビルさん!左右から豚頭族の残党を片付けるっスよ!」

ガビル「うむ!心得た!」

 

密集隊形をガタキリバの一部に任せ、ゴブタ達の反撃で豚頭族軍の数が徐々に減っていく。

 

ディケイドD「全く。世話の焼ける野郎だな...ん?」

【フォームライド ビルド ニンニンコミック!】

『ニンニンコミック!イェイ!』

鎖鎌(くさりがま)の豚頭族「ぐぐぐ...余所見とは余裕だな」

 

様子を(うかが)っていた俺の前に、鎖鎌の鉄球が何度も水飛沫を上げて打ち下ろされる。

再度ニンニンコミックにビルドアップし、反射神経で避けた俺の目の前に立ち塞がったのは一体の豚頭族。

鎖鎌で勢い良く回した鉄球を何度も打ち付ける。

忍者サイドの視覚センサー『レフトアイニンニン』は反応速度に優れている為、本来夜間の索敵や戦闘を得意とするこのフォームで避けるのは朝飯前だ。

更には稼働状態を把握して弱点を見つけてくれるから、更に便利な機能だ。

豚頭族の狙いは鉄球でダメージを与えつつバランスを崩し、更には水飛沫を利用する事で視界を一時的に阻もうとする。

 

鎖鎌の豚頭族「取ったぁッ!!」

 

だが、俺はこれを利用し、豚頭族の鉄球鎌の鎖をわざと自分の片腕に巻き付ける。

 

鎖鎌の豚頭族「これでもう逃がさんぞ...【フォームライド アギト バーニング!】って、あぢっ!?」

 

鎖鎌の豚頭族は巻き付けた鎖から伝う様に熱がり、俺は巻き付けられる直前にフォームライドカードを装填していた。

マッシブな体型となり、大きく隆起した赤い装甲を纏うアギト。

両腕には三枚の鋭利な刃『アームズカッター』を持つ『バーニングフォーム』となり、両拳『バーニングアーム』から発している高温の炎で鎖鎌を熱した。

 

【ファイナルアタックライド ア、ア、ア、アギト!】

ディケイドD「...バーニングパンチ」

鎖鎌の豚頭族「はっ、離せ!」

ディケイドD「何を語るか。お前らはそうやって、今まで(むさぼ)られた奴等の命()いに耳を貸した事があるのか?」

 

鎖鎌の豚頭族の命乞いにド正論を打つけた俺は、力量操作で20%の力を引き出した拳をオーロラカーテンを介してセロ距離で殴り飛ばす。

それと同時に素早く姿勢を低くし、赤色化した脚部『バーニングレッグ』をバネに爪先『トゥアーマー』で湿地を大きく蹴り上げる。これも力量操作でジャンプ力を一時的に補って高く跳躍(ちょうやく)している。

 

【ビルド!ニンニンコミック!】

『ニンニンコミック!』

 

鎖鎌の豚頭族が他の豚玉族達に衝突する直前に距離が直線的になり、ニンニンコミックに戻って首に巻かれているマフラー『オンミツマフラー』による自動巻き付き機能で捕縛。

そのまま丸焼きとなった鎖鎌の豚頭族を大きく湿地に叩き付けてやった。

水飛沫が上がり、俺を標的にして一斉に襲い掛かる豚頭族達。

俺は素早くボルテックトリガーを四回押し、噴出した濃い煙幕を貼って豚頭族達の視界を一時的に塞ぐ。

 

『隠れ身の術!ドロン!』

 

高い隠密性を兼ね備えている右腕部の『ステルスラッシュアーム』で行動音と気配を消しているが、次の4コマ忍法刀の操作で居場所が気付かれてしまう。

だが、これが俺の唯一の狙いだ。

 

ディケイドD「悪いが、『此処からが俺達のステージだ』ってな!!」

『分身の術!』

 

龍騎に変身したニンニンコミックが乗っていたドラグレッダーの上にオーロラカーテンで瞬間移動し、再度分身の術を発動。

更に三体の分身を生み出し、此処からが俺達の正念場となる。

 

【フォームライド ビルド!フェニックスロボ!クジラジェット!トラユーフォー!ホークガトリング!】

『フェニックスロボ!天翔けるビッグウェーブ!クジラジェット!未確認ジャングルハンター!トラユーフォー!天空の暴れん坊!ホークガトリング!イェーイ!!』

 

フェニックスロボになった俺は燃焼飛行ユニット『エンパイリアルウィング』を自動的に展開。()れ違い様に飛翔しつつ、首を左右に振りながら対空防御ユニット『アームフェイスモジュール』の基部から連射可能な小型の対空砲を浴びせて牽制。

 

フェニックスロボを追い抜いたのは右肩装甲と左側の複眼が(くじら)。背中には前進翼が付いており、胸部には飛行機雲を描く戦闘機のパーツが施されているビルド『クジラジェットフォーム』が俺の後に続く様に飛行ユニット『エイセスウィング』のアフターバーナー、右足のバトルシューズ『ソニックブームシューズ』の姿勢制御ブースターを利用した超音速飛行を開始。

胸部装甲『スクランブルチェストアーマー』から射出された戦闘機型ドローンによる銃撃で豚頭族達を牽制(けんせい)

右肩装甲『BLDホエールショルダー』から発せられた超音波で豚頭族達を一時的に麻痺(まひ)させて鈍らせた隙に、左腕部『ウェポンベイアーム』と右脚部『ウェポンベイレッグ』の内部に大量格納されている小型ミサイルやロケット砲を発射する。

頭部に(もう)けられた誘導装置『ファイターフェイスモジュール』のお陰で兵装を遠隔誘導させる事で、確実に標的の急所に命中させる。

 

虎を模した左側の複眼と右肩装甲、UFOを模した右側の複眼と左肩装甲が備えられた黄色とピンクのビルド『トラユーフォーフォーム』が左肩装甲『BLDポータルシップショルダー』による怪電波から呼び寄せた未知なる発光体に乗って浮遊。

右拳『BLDトラファイトグローブ』による周囲を切り裂く光の爪刃を飛ばし、上空から豚頭族達を次々と切り裂いていく。

 

最後に両(よく)を背中に背負う(たか)の横側と機関砲の銃身の複眼を持つビルド『ホークガトリングフォーム』が可変飛行ユニット『ソレスタルウィング』を内蔵エアブースターを稼働させて高速飛行。

 

『テン!トゥウェンティ!サーティン!フォーティン!フィフティン!シックスティン!セブンティン!エイティン!ナインティン!ワーンハンドレッド!フルバレット!』

 

手持ちの機関砲型武器『ホークガトリンガー』の回転式リロードユニット『リボルマガジン』を素早く主導回転。

砲身『リボルマガジン』からオレンジのエネルギーが集約し、ボルテックトリガーを弾く事で装填された銃弾百発を小型の鷹に変化させて高速で射出(しゃしゅつ)させる。

同時に頭部の視覚センサー『ライトアイガトリング』による眩いマズルフラッシュで豚頭族達の視界を眩ませ、音響兵器『ガンショットフェイスモジュール』から激しい銃撃戦の音声データを爆音で流して行動不能にさせる。

蜂の巣となった豚頭族軍を一気に制圧していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

C SIDE

 

【アタックライド 音撃棒ゥ、烈火ァ...!ストライクベント!スペシャル!】

 

響鬼が音撃棒から烈火弾、空中に()うドラグレッダーに乗っていた龍騎がドラグクローから火球、そして俺の胸部にドラゴスカルを顕現(けんげん)させて周囲の豚頭族達を焼き払う。

打ち下ろした笏拍子から放たれた黒炎が着弾した場所からドームを発生させ、豚頭族達を灰塵(かいじん)()した光景を見た紅丸は呟く。

 

裁鬼「これが俺達の新たなる門出...!」

 

白老が豚頭族軍の間合いを()い潜りながら神速の居合を繰り出し、納刀で豚頭族達が一斉に血飛沫を噴き出して倒れる。

 

闘鬼「リムル様とキーア様の華々しい勝ち戦の...!」

勝鬼「先ずは最初の一戦目、ですね!」

【アタックライド エナジーアイテムホルダー!】

ディケイドエグゼイド「使え黄爛!橙矢!」

『高速化!マッスル化!』

 

俺が召喚したエナジーアイテムホルダーから高速化とマッスル化を取り出し、黄爛と橙矢に能力を一時的に付加(ふか)させる。

 

蛮鬼「有難(ありがと)うキーア様!」

鎧武「よし、これで俺も【カメンライド ディケイド!】そういう事か...!」

 

高速化を獲得させた後に俺は一旦ディケイドに戻り、ファイナルフォームライドカードを取り出す。

右上に鎧武、左下にはスクラッチが付いた鎧武の中間フォームが持つ専用武器『火縄大橙DJ銃』が描かれていた。

 

【ファイナルフォームライド ガ、ガ、ガ、鎧武!】

ディケイドC「橙矢。ちょっと(くすぐ)ったいよ?」

鎧武「練習にやってたアレだね?お願い!」

 

両手に橙矢の背中に突っ込むと、光の割れ目から橙色に縁取られた装甲が展開。

 

蛮鬼「橙矢が...変形した!?」

ディケイドC「完成、『ガイムDJ銃』!」

【ファイナルアタックライド ガ、ガ、ガ、鎧武!】

ディケイドC「ディケイドチャージ!」

 

両脚が砲身。両腕は銃のグリップとなり、『ガイムDJ銃』に変形を果たした橙矢を頭上に振り上げながら俺はファイナルアタックライドカードを装填する。

 

【フォームライド ファイズ アクセル!】

 

銀色の胸部装甲『フルメタルラング』が両肩装甲まで240度展開。

埋め込まれた赤いコア『ブラッディ・コア』が剥き出しになり、黄色い複眼が赤に。

フォトンストリームが銀色の『シルバーストリーム』として変色する。

 

豚頭族兵士「ぐっ!調子に乗るなァァァァァァァァァッ!!!!」

【アタックライド スラッシュ!タイム!コネクト!】

【アタックライド マッハ!クロックアップ!ハイスピード!】

『Start up.』

 

鋭利になった尻尾の蜥蜴と黄金(こがね)虫の絵柄がブレイドの胸部装甲に収まり、一斉に襲い掛かる豚頭族達の動きを一定時間停止。

切れ味を上昇させたままの高速移動を可能とする。

ウィザードも魔法陣からウィザーソードガンを左手に持ち、まだ見ぬ『ハイスピード』と記載(きさい)されていたライダーカードの効果で身体を高速化させる。

ファイズ『アクセルフォーム』となった後、左腕に付けられたデジタルリストウォッチ『ファイズアクセル』の起動スイッチ『スタータースイッチ』を押す。

 

ディケイドファイズ「よーい...どんッ!!」

 

ファイズの掛け声で常人の目には見えない程の速さで中心から(うず)を描く様に旋回(せんかい)した俺達と黄爛は、次々と豚頭族達を切り裂いていく。

 

ディケイドファイズ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!!」

『3...2...1...time out,refomation,』

ディケイドブレイド「...時は動き出す」

 

再度渦を描き中心に戻る俺達。時間切れでフルメタルラングが閉じ、ファイズが通常形態に戻る。

ブレイドが指を鳴らすとタイムの効力が切れて豚頭族達に斬撃が一斉に襲い、タイミング良く紫苑と俺の振り下ろされた一太刀が豚頭族達を斬り伏せた。

ガイムDJ銃の剣先を地面に突き刺すと、ファイナルフォームライドが解除される。

 

鎧武「ううっ、やっぱり慣れないと酔っちゃうな〜...」

ディケイドC「その内慣れてくるよ」

紫苑「あ、リムル様〜!」

 

上空にリムルが居る事に気付いた紫苑はB達に大きく手を振る。

この件以降、俺達は『紫苑を怒らせたりするのは絶対に止めよう』と固く誓うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A SIDE

 

【アタックライド スラッシュ!】

ディケイドA「ディケイドスラッシュ!!」

豚頭族兵士「ぐぎゃぁああっ!!」

 

火が灯る洞窟内で悲鳴が響き渡る。

此処にいる豚頭族達は全員四肢の神経を切って再起不能にし、例え出血多量で死んだとしても後でフェニックスロボで生き返らせる予定だ。

 

蜥蜴人族戦士「た、助かったのか...?」

鋭鬼「まるで準備運動にもならないねぇ...」

 

親衛姉妹と副隊長は余りの強靭(きょうじん)さに口が開いたままだった。

蒼影は二人を現実に引き戻すべく、フルポーションを手渡す。

 

弾鬼「これを使え」

 

蜥蜴人族達の治療を終え、俺達はその足で首領さんが幽閉されている牢屋に(おもむ)く。

 

親衛隊長「父上っ!!」

親衛隊長の妹「お父さんっ!!」

 

専用の鍵で解錠(かいじょう)した牢屋で、親衛姉妹は首領さんの無事を安堵して抱き締める。

 

副隊長「首領!無事で何より...!」

蜥蜴人族首領「おっ、おおっ!来て下さったのか...蒼影殿、緑羽殿。それに、キーア殿!」

 

牢屋から脱出した皆を誘導している中、首領さんは疑問の声を出す。

 

蜥蜴人族首領「しかし、何故貴方方が此処に...?」

ディケイドA「同盟は結ばれました」

蜥蜴人族首領「それはどういう...?」

 

俺が一言だけ言うと、副隊長が内容を代弁(だいべん)する。

 

副隊長「俺達三人を首領の代理と認めて下さったのです。直ぐに援軍が来ます」

蜥蜴人族首領「何と...!」

親衛隊長「まだ諦める時ではありません。父上!」

蜥蜴人族首領「そうか、我ら一族は助かるのか...!」

 

刹那、涙ながら喜ぶ首領さん達を嘲笑と共に兎の様な耳を持つ黒い豚頭族が戦斧を振り上げる。

 

弾鬼「心配いらない」

鋭鬼「既に動けなくしてありますねぇ」

 

蒼影が既に鋼糸(こうし)で豚頭将軍の身柄を拘束し、緑羽が音撃(つづみ)白勝(はくしょう)』を取り付けていた。

その迅速(じんそく)な行動に首領さんは口を開いていた。

 

親衛隊長「そういう反応になりますよね...」

副隊長「無理もありません...」

鋭鬼「音撃打・必殺、必中の型」

 

巨大化した白勝で暗い緑色の鬼石の音撃棒『緑勝(りょくしょう)』の二撥(にばち)を叩いて清めの音を流し込む。

 

蜥蜴人族首領「キーア殿。(わし)の判断は...同盟を受け入れるという判断は、正解だった...!」

豚頭将軍「ぶっ、ぐぅっ...!!」

 

黒い豚頭族は最後の力を振り絞って足掻(あが)こうとする。

だが、清めの音を受け流され、蒼影に全身を拘束されている以上反撃の余地はない。

 

弾鬼「見えてるな?豚頭族を操る者よ」

鋭鬼「次は君の番だねぇ。大鬼族の里を滅ぼし、私達鬼人を敵に回した事...」

「「精々後悔するがいい(ねぇ)...」

鋭鬼「ふん!ふん!ふんッ!!たぁ!うらぁ!だぁッ!!はあぁぁぁぁ...たぁああッ!!」

 

蒼影が鋼糸を引っ張ると同時に緑羽が荒々しい左右によるリズムで三回、二撥で三回、最後に黒い豚頭族の上半身が切り刻まれる直後に強い一撃を叩き込んだ。

 

 

黒い豚頭族は上半身がバラバラになって倒れる。

その光景を見ていた首領さんの部下二人も開いた口が塞がらない程に驚愕(きょうがく)していた。

 

キーア「...ナ、ナイス音撃だったぞ緑羽。今後は荒々しくやらない様にな?」

鋭鬼「...肝に(めい)じます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

B SIDE

エアロパーツが付いている頭部やサイドウォール部分に『TYPE SPEED』と英文字で描かれた(たすき)掛けのタイヤに白いラインが走っている赤を基調とした軽装甲のライダー。

脳細胞がトップギアな警官ライダー『仮面ライダードライブ』になっている俺は、赤いスーパービークル『トライドロン』の両端のタイヤに赤と青のカートマシン『ライドブースター』を連結させた『ブースタートライドロン』にに乗っている。

助手席に乗っているリムルは上空から豚頭帝を偵察しながら俯瞰(ふかん)した光景を思念伝達で紅丸に送っている。

 

ディケイドB「上空の変遷(へんせん)が凄まじいな」

リムル「ああ。圧倒的だった豚頭族軍がみるみる減っていく...ホントに鬼人勢は優秀だね」

ディケイドB「だが、全滅までは程遠い。実際に戦場に立てる者の数は限られている。まぁ、お前の俯瞰情報を送られた紅丸の指揮があれば、後続の軍勢と分断出来そうだがな」

リムル「いやはや、この戦いが終わった後も仲良くしたいものだね。蒼影とキーアは上手くやってるかな...?」

ディケイドB「そう気に病むな。リーダー達なら大丈夫だ」

 

俺がリムルを安堵させてやると、Cからの思念伝達による連絡が入った。

 

ディケイドC『B!聞こえる!?たった今、豚頭帝らしき者を見つけた!』

ディケイドB「ああ。たった今、俺も目撃した。こりゃあ尋常じゃないくらいのオーラだ...!!」

 

俺とリムルも連絡と同時に目撃出来た。

両端に黒いフードを羽織(はお)った豚頭族と、豚頭将軍を仕えている。

右端の豚頭族は明らかに自我を(たも)っていて、飢餓者の影響を受けていない様だ。

二人の豚頭族の中心に立っているのは豚頭帝らしき悪鬼(あっき)の姿。

その外見は伝説の魔化魍 牛鬼に類似し、体色は焦げ茶色で毛皮は白い。

銀色の装飾(そうしょく)漆黒(しっこく)に染まり、額にある(いのしし)のレリーフが赤い宝玉(ほぎょく)に喰らい付いている様にも見える。

そして湾曲(わんきょく)になっている二本の角は逆向きとなり、奴が豚頭帝である事を証明している。

(まぶた)に近い所に赤い涙の様な隈取(くまど)りが刻まれている悪鬼にライダーの名を付けるとするから、『仮面ライダー鬼餓(きが)』と()ったところか?

()えに(おか)され、悪鬼と化した豚頭帝は赤い目を光らせながら呟く。

 

鬼餓「腹が減った...!何でもいい。喰いたいッ!!」

 

リムルは無言で抗魔の仮面を付け、改めて宣戦布告を言い渡した。

 

リムル「豚頭帝よ...引導を渡してやる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~次回、消滅したらネオだった件~

 

蛮鬼「あんたみたいな奴は、此処であたし達がぶっ潰す!!」

 

鬼餓「我は、豚頭魔王(オークジェネラル)。名をゲルド。魔王、ゲルドと呼ぶがいい!!」

 

ディケイド「今こそ本気でお前の相手をしてやる」

 

【ファイナルカメンライド ディケイド コンプリートフォーム!】

 

第十四話:豚頭魔王と歩くライダー大図鑑




名前:吉木アキノリ
種族:人間
称号:世界の破壊者
魔法:なし
技能:ユニークスキル『放浪者』、ユニークスキル『撮影者』、ユニークスキル『生還者』、ユニークスキル 『命名者』、ユニークスキル 『渇望者』、ユニークスキル 『構築者』、ユニークスキル『複製者』
スキル:『銀極光窓簾』、『機器十年器』
エクストラスキル:『不老』、『魔力感知』、『力量操作』
耐性:毒耐性、電気耐性、麻痺耐性、熱耐性

~使用(召喚)したカメンライド~

ファイズ、ブレイド、電王、ドライブ

未使用カメンライド一覧
-昭和-
1号、2号、V3、ライダーマン、X、アマゾン、ストロンガー、スカイライダー、スーパー1、ZX、BLACK、BLACK RX
-昭和(ネオライダー)-
真、ZO
-平成1期-
保管完了
-平成2期-
鎧武、ジオウ←New!
-TVシリーズ外-
仮面ノリダー、ホッパー1号(The First版1号)、ホッパー2号(The First版2号)、ホッパーVersion3(The Next版V3)、G、アマゾンズ(オメガ、アルファ、ネオ)

ゲルミュッドは...

  • 生きたまま喰われる
  • 絶命した後に喰われる
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