消滅したらネオだった件   作:ライノア

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~これまでの消ネオは?~

「神様は破壊者の俺を、一生許せない気質らしい...」

《解。ユニークスキル『放浪者』の効果です。
能力が定着したため、速やかな反応が可能となりました》

「新カードが続々と増えてるなんて、夢じゃないかしら...」

「それでは改めて自己紹介しよう。我が名は暴風竜ヴェルドラ...」

「じゃあ今から俺がお前を喰うけど、さっさと無限牢獄から脱出してこいよ?」

「実に呆気なかった。今まで三人で話してたのに、何だか寂しいな」






第二話前編:この世界での初変身

NO SIDE

 

この日、世界に激震が走った。

三百年前に封印されていた天災級モンスター暴風竜ヴェルドラの消滅が、様々な国で確認された。

ヴェルドラが封印されていた洞窟(どうくつ)はジュラと呼ばれる大森林の中にあった。

ジュラの大森林の周辺には(いく)つもの国が存在し、その国の一つであるのがブルムンド王国。

とある室内では、男二人が緊急会議を始めていた。

 

???「暴風竜ヴェルドラの件、聞いているだろう?」

???「...勿論ですよ」

???「ふん、流石はギルドマスター...と言っておこうか」

 

室内にて大臣のベルヤード男爵(だんしゃく)は、ソファーに座っていた幼馴染(おさななじ)みである自由組合支部長フューズに暴風竜ヴェルドラが消滅した件について問い掛ける。

 

ベルヤード「では、ギルドとしての対策を聞かせてくれんか?」

フューズ「特に何か行う予定はありません」

ベルヤード「ヴェルドラが消滅したということは、魔物の活性化が予想されるのだぞ!?」

 

淡々としたフューズの即答にベルヤードは怒号を飛ばす。

暴風竜ヴェルドラの消滅後に魔物の出現率が高くなる(おそれ)があるという事態に、フューズはソファーの肘枠に片腕を付けて()め息を吐く。

 

フューズ「不可侵領域だった暴風竜の封印されていた場所へ通って、東の帝国が動き出す可能性があるな」

ベルヤード「あの森を抜けられたら、ジュラの大森林周辺の国家など瞬く間に帝国の支配下に置かれてしまう...!」

 

ジュラの森周辺の国家は、東の帝国による侵攻対策は(まと)まっていない。

抑止力を失った今、ブルムンド王国に東の帝国の侵攻を許してしまう。

頭を抱えていたベルヤードの表情はここ数日老け込んだ様に、焦心で一杯であった。

 

フューズ「...疲れている顔だ。ちゃんと寝てるのか?」

 

気を配るフューズの言葉に、ベルヤードは鼻で笑う。

 

フューズ「幼馴染みの(よし)みだ、俺が個人的に調査だけはしてやる。ジュラの大森林の様子と帝国の同行は探ってみるよ」

ベルヤード「...済まん、頼む」

 

この時、フューズはヴェルドラの消滅について気に掛けていた。

理由がある(はず)もなく消えるわけがない。封印の洞窟で何かあったのだと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベルヤード「それと、あの暴風竜や魔王に匹敵する程の実力を持つ『ディケイド』という悪魔について何だが...」

 

ゆっくりと立ち上がったフューズにベルヤードは今後の警戒をしておく為に、『ディケイド』という悪魔について語り出す。

一方で蜂の巣を突いた様な大騒動になっているという事を、ヴェルドラを封印した張本人であるスライム『リムル=テンペスト』と、同行者の人間『キーア・R・テンペスト』は知る(よし)もなく洞窟のあちこちを彷徨っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

OP『氷川きよし/限界突破サバイバー』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

KIA SIDE

 

リムル『ヴェルドラを喰ってから何日過ぎたんだろう...?』

キーア「一ヶ月くらい経ったんじゃないか?こっちはもう眠くて眠くて...」

 

リムルがヴェルドラを捕食してから一ヶ月くらいが経過した。

俺達二人は洞窟のあちこちを彷徨っている。

 

リムル『まぁ、お前は俺と違って人間だからな。眠くなるのは仕方ないよ』

キーア「それはお前が人間を辞めたから言えることだろ?」

リムル『お、俺だって!ホントは人間のままでありたかったよ!?まさか、自分でもスライムになるなんて思ってもいなかったし...』

 

俺がドラゴンボールの世界で貰ったホイポイカプセルから収納していたドーム型の家で就寝している間に、リムルが薬草や鉱石を捕食者で体内に溜めまくっていた。

その後はリムルが前に水を捕食して習得したスキル『水圧水進』を応用して新しく『水流移動』を獲得。

俺は固有スキルの一つである『オーロラカーテン』で召喚した愛車『マシンディケイダー』に(またが)って水面を遊泳(ゆうえい)していたリムルを追い抜く。

エンジン部『ディケイダーパワー』の次元エネルギーによってマシンディケイダーは陸空海、宙をも駆け抜ける無敵の乗り物となるのだ。

 

リムル「おい!水面走れるとか聞いてないぞ!?」

キーア「悪いな。俺の愛車は陸空海、宇宙さえも駆け抜ける無敵の乗り物なんだよ」

 

水面を上がってから(しば」ら)く経ち、リムルは正面にあった岩に向かって口径(こうけい)と圧力を調整した水を撃ち出す。

(やが)て打ち出された水は刃となって、岩を切断した。

 

キーア「少しはやるじゃんか」

リムル『どうよ!』

放浪者《告。個体名:リムル=テンペストがスキル『水刃(すいじん)』を獲得。

スキル『水圧水進』・スキル『水流移動』・スキル『水刃』を獲得したことにより、エクストラスキル『水操作』へと統合進化しました》

キーア「よし、リムル。せっかくスキルを獲得したんだ。少し俺とトレーニングしないか?」

リムル『トレーニングか。いいね、やろう!』

 

俺は色々試して(いく)つものスキルを獲得したリムルとトレーニングをしながら洞窟を進んで行くと、とある生物と出会う。

 

リムル『ギョエェェェェーーーーッ!!!?』

 

刺々(とげとげ)しい漆黒の(うろこ)(おお)った大蛇『黒蛇』が銀色の瞳で(にら)みを()かせながら、此方(こちら)を見て威嚇(いかく)してきたのだ。

蛇は執念深い生物だ。その様子だと、簡単には逃してくれる気はなさそうだ。

Blackfly birdのシャッターを切った一閃に反応して一瞬だけ怯んだ黒蛇だが、反撃と言わんばかりに俺達に襲い掛かってきた。

 

キーア「あぶねっ!?」

リムル『うおわっ!?』

 

間合いを取った俺とリムルは左右に分かれて追撃を避けるも、続け様に黒蛇が口から黒紫のブレスを吐く。

俺は銀色の幕『オーロラカーテン』で壁として防ぐも、解除してみると吹き掛けられた地面が腐食していた。

 

キーア「浴びたものを腐食させるブレス攻撃...所謂『毒霧吐息』ってやつか。だが、ヴェルドラに比べれば大したことないな!」

 

俺は取り出したネオディケイドライバーを腰に当てると、黒いベルト『パラミネートベルト』が自動的に展開。

完全に巻かれたのを確認すると、ネオディケイドライバーの左右ハンドル『ディヴァインサイドハンドル』を左手で引く。

次にベルトの左側にあるライドブッカーを開く。

『ライダーカードホルダー』が俺の意思を通じたことにより、任意の『ライダーカード』を引き抜ける。

 

リムル『そのベルト...まさか!』

 

カードの表面を印籠(いんろう)の様に(かざ)し、叫ぶ。

 

キーア「変身!」

【カメンライド...ディケイド!】

 

カードを裏返し、本体である『ネオディメンションバックル』に装填。

警報音にも類似(るいじ)する変身待機音が洞窟内に大きく木霊(こだま)し、黒蛇を更に警戒させる。

両手で軽く叩き、ディヴァインサイドハンドルを閉じると赤いセンターレンズ『ワールドファインダー』から紋章『ライダーズクレスト』が浮かび上がる。

黒蛇は再度毒霧を吐くが、ワールドファインダーから出現した七枚のプレートが俺を守る様に旋回して霧消させる。

その間に十九の人影が重なる事でモノクロの装甲を形成。プレートが頭部に刺さるとモノクロからマゼンタに変色し、変身完了の合図を翠色(すいしょく)の複眼が刹那に発光する。

俺の変身を見たリムルは、幼い子供の様に興奮していた。

 

リムル『うおおーーっ!!生の変身キターーーー!!しかも、ディケイド!』

ディケイド「やっぱりお前の世界でも仮面ライダーを知っている様だな。さぁて、この世界での初陣だ。どっからでも掛かってこい!」

 

俺の挑発に乗った黒蛇が間合いを詰めてくるのに対し、こっちは間合いを取りながらグリップを45度曲げ、『ガンモード』に移行したライドブッカーのトリガーを地面に向けて弾く。

銃身『ブッカーマズル』からは吐き出されたエネルギー弾丸が地面に着弾したことで一時的な土煙を発生させ、黒蛇の視界を塞ぐも怯むことなく奴は追撃を止めない。

 

ディケイド「リムル、奴の気を少しでも逸らしてくれ。早めに終わらせる!」

リムル『分かった!』

 

リムルが助走をつけてすれ違いざまに飛び跳ねると、黒蛇は視線を此方へ()らす。

その隙にグリップを更に45度曲げ、ライドブッカーを剣先『ブッカーソード』が露出した『ソードモード』に移行させ、同時に移行前に取り出していたライダーカードを取り出す。

描かれていたのは、円月殺法の構えを取っているディケイド。

俺はそのライダーカードをネオディケイドライバーに装填する。

 

【アタックライド スラッシュ!】

ディケイド「ディケイド...」

 

右足を軸にしながら左足を後方に下げ、左手を(さや)代わりにブッカーソードを(つば)まで収め納刀。

そのまま居合の構えに入ると、黒蛇が三度目の毒霧を放とうと俺の方向へ向き直すがもう遅い。

俺は間合いを詰めて抜刀した。

 

リムル「水刃ッ!!」

ディケイド「スラッシュ!!」

 

抜刀の際に人差し指と親指で刀身を軽く摘む様に()で、マゼンタのエネルギーを纏ったブッカーソードがライダーカードの効果で威力が増大。

マゼンタに発光した刀身が十枚に分身した斬撃はリムルの放った水刃とほぼ同時に命中し、左右袈裟(けさ)斬りと水の刃を受けた黒蛇の体はバラバラに斬り刻まれた。

これだけ斬ったなら、食料として保存しておくのも悪くないだろう。

 

リムル『わおっ!?想像以上に強力な技だな...』

ディケイド「そうだな...いよっと!」ザシュッ!

 

俺はリムルの元にどさっと落ちた生首をブッカーソードで突き刺した。

 

ディケイド「これで、あの蛇に噛まれる事はないだろう」

リムル『お、お前...意外と容赦ないな』

ディケイド「色々と経験してるからな。こういう生命力の高いやつは息の根を止めるに限る」

 

毒が強ければ強い程、蛇の生命力は長く持つ。

脳天を突き刺してしまえば、完全に絶命したも同然だ。

生首の対処をし終えると、放浪者が俺に通達してきた。

 

放浪者《告。毒蛇を絶命させたことにより、スキル『毒耐性』、スキル『熱源感知』を獲得しました》

ディケイド「...撮影者による情報として撮影した対象を倒したことで、そのスキルを獲得することがあるのか。待てよ、それだとブッカーソードはどうなってる!?」

 

俺は慌ててライドブッカーを引き抜く。

だが、ブッカーソードは問題なく一欠片も融解していなかった。

 

ディケイド「若しかして、毒耐性を獲得したことで毒に対する耐性がドライバーにも付加(ふか)されたってことか?」

放浪者《解。毒耐性の獲得したスキルはネオディケイドライバー、ライドブッカーにも影響しています》

ディケイド「()る程。それでブッカーソードは溶けてなかったのか...それよりリムル。お前の持ってるスキルであの毒蛇の能力が使える様になるかもしれないぞ」

 

俺に促進されたリムルは一瞬躊躇(ためら)ってはいたが、それでも捕食することを決意した。

その前にさっき輪切りにした黒蛇の肉片を、食料として半分くらい貰ったのは言うまでもなかった。

 

リムル『それじゃあ行くぞ。捕食!』

 

リムルは残った黒蛇の肉片を取り込んで分解させる。

元の体型に戻ると、吐き気を(もよお)す様なリアクションをした。

 

リムル『おえぇぇぇぇっ!?味がしないけど、おえぇぇぇぇっ!?』

ディケイド「おい、大丈夫か...?」

リムル『ううっ、全然大丈夫じゃない...』

放浪者《告。個体名:リムル=テンペストがエクストラスキル『大賢者』による黒蛇の解析が完了。スキル『毒霧吐息』、スキル『熱源感知』を獲得。

黒蛇への擬態が可能となりました》

リムル『毒を吐き、周囲の熱反応を感知出来る。これ、結構便利じゃね?いやあ、捕食者マジで使えるな!』

ディケイド「この撮影者も、撮った対象を倒すとそのスキルを獲得出来るのも一つの強みだな。よし、そうと決まれば...!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『スキルをバンバン獲得するぞ!』」

 

挿入歌『きただにひろし/果てなき希望』

 

俺達は他のスキルを獲得すべく、洞窟の先へと向かって行く。

次に対峙したのは装甲を身に(まと)い、頭部に角を生やした大蜥蜴(とかげ)甲殻蜥蜴(アーマーサウルス)』だった。しかも二体同時でだ。

角度が悪かったためか、リムルが試しに放った水刃を容易(たやす)く弾く程の頑強さを見せ付ける。

だが、そんなのは破壊者である俺にとっては対策するのにも容易(ようい)であった。

 

ディケイド「トカゲか。なら、こっちはドラゴンだ」

【カメンライド 龍騎!】

 

鏡越しの残像が重なり、赤いアンダースーツを纏った軽装甲のライダーへと姿を変える。

赤い複眼が(のぞ)かせる鉄仮面の上に契約の証として金色に刻まれている竜の紋章。左前腕には竜の顔を模したガントレット『龍召機甲(りゅうしょうきこう)ドラグバイザー』が装備されていた。

(かつ)て鏡の世界で行われたライダー同士の戦いを止めるために戦った戦士『龍騎』へと、俺は姿を変えた。

 

リムル『おおーっ、龍騎だ!懐かしい〜!』

ディケイド「もう一丁!」

【アタックライド アドベント!】

 

更にライダーカードを装填し、サイドハンドルを閉じる。

水面から水飛沫(しぶき)を発生させて現れたのは、機械的な見た目の赤い東洋龍。

甲殻蜥蜴の一体を柳葉(りゅうよう)刀に似た尻尾『ドラゴテイル』を()ぎ払って後退させたのは、龍騎の契約モンスター『無双龍ドラグレッダー』。

 

ドラグレッダー『グルオオオオォォォォーーーーッ!!!!』

 

咆哮(ほうこう)したレッダーは全身で甲殻蜥蜴を(しぼ)り取る様に巻き付き、そのまま尻尾の剣先『ドラゴテイル』で金属音を立てながら装甲蜥蜴の装甲を()ぎ落としてみせた。

 

【アタックライド ストライクベント!】

『SWORD VENT』

ディケイド「レッダー、頼む!」

 

ライダーカードを装填し、レッダーの頭部を模した手甲『ドラグクロー』を右手に装備。

続けて電子音と共に(つか)んだドラゴテイルに類似した武器『ドラグセイバー』の刀身が、レッダーの口部『ドラグジャウ』から噴き出した炎『ドラゴブレス』を纏う。

 

ディケイド「行くぞ。ドラゴン...爆炎突きッ!!」

 

振り抜いた刀身は厚さ四十cmの鋼鉄を切り裂くの切れ味を誇り、それに五千°の炎も合わさって更に威力が倍増。

甲殻蜥蜴の体は真っ二つになり、斬り裂いた箇所(か書)から徐々に内部からその身を焼いた。

スキル『力量操作』も相まって、通常より(およ)そ五十°に調整されている。

 

ディケイド「...まぁ、こんなモンか」

リムル『やるじゃんキーア。よーし、俺も負けてられないぞ!』

 

リムルも負けじと擬態を使用すると黒い(もys)に包まれ、黒蛇へと擬態。

その大きさは甲殻蜥蜴やレッダーと並ぶ程で、目線が合った二体は威嚇する。

 

リムル『喰らえ!』

 

もう一体はリムルの毒霧吐息を浴びて形が無くなる程に溶けた。

 

ディケイド「うわぁ、エグ...」

リムル『...毒霧吐息は封印しよう』

 

戦闘の後始末中にリムルは肉片を捕食して『身体装甲』を獲得。

俺も等分したもう一体の甲殻蜥蜴の肉を喰って『身体装甲』獲得し、更にはレッダーのドラグブレスによる炎を含まれていたため、スキル『熱耐性』まで獲得。これはこれで朗報だな。

その後の俺達は様々な魔物と出会う事になる。

 

リムル『水刃!!』

 

名の通り悪魔の様な黒い頭部を持つ真紅の百足『エビルムカデ』はリムルが水刃で三等分にして『麻痺(まひ)吐息』を。

俺も『麻痺吐息』を取得し、追加で『電気耐性』と『麻痺耐性』の二つを獲得した。

続いて黒い手足を持つ『ブラックスパイダー』を、リムルの水刃乱れ打ちで切り刻んでスキル『粘糸(ねんし)鋼糸(こうし)』も獲得。

 

リムル『アーアーアー!』

ディケイド「アアアアァァァァッ!!!?」

 

その能力を応用したリムルは粘糸を駆使していた。

ターザンの要領で巨大な(がけ)を越えたり、『巨大蝙蝠(ジャイアントバット)』の一匹を捕縛して水刃によるトドメに繋げたりといった戦法が可能となった。

俺も巨大蝙蝠の『吸血・超音波』を獲得。

『吸血』は血を吸った対象のスキルを一時的に10%だけ行使出来るが、そんな行為をするのは俺にとって性に合わない。

だが、そこでリムルが興味を持ったのは『超音波』だ。

 

リムル「飴坊(アメンボ)赤いなアイウエオ。浮藻(うきも)に小海老も泳いでる。アーアー。アー」

 

このスキルを獲得したリムルは発声が可能となった。

超音波を発するにはスライムボディで再現することが第一目標であり、参考となる魔物を捕食出来た事が何よりの幸いである。

 

リムル「...ワレワレハ、ウチュウジンデアル」

ディケイド「何だよそれ」

 

俺が寝ている間に三日三晩も発生練習を続けていた結果がこれだ。

扇風機の前で発した様な声だが、後は調整あるのみ。

そして彷徨い続けること数十日。遂に俺達は洞窟の出口へと辿り着いた。

 

キーア「やっと出口か。此処まで長かったな...」

リムル「さて、どうしようか。水刃で切り刻めるかな?」

キーア「いや、恐らくこの扉は三百年も前に出来たと思われる。普通に俺でも開けれると思うぞ」

リムル「よし、じゃあ頼んだ!」

 

俺が扉を開けようとした瞬間、逆に外側から(きし)む音を立てながら扉が開く。

目の前に現れたのは、冒険者と思われる三人の人間だった。

 

 

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  • カリュブディス戦
  • 精霊の棲家での攻略
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