???「やっと開きやしたぜ...錆び付いてしまって、鍵穴がボロボロでやす」
???「仕方ないさ。誰もこの洞窟に三百年入ったことがないんだろ?」
???「いきなり襲われたりしないですよね?まぁ、いざという時にエスケープ使いますけど...?」
キーア「おい。其処の三人」
???「だっ、誰!?」
俺は
左右に居た男二人も少女を守る様に戦闘態勢に入る。
敵対されると困るので、素直に接触してみると逆に相手が驚いていた。
???「人!?何でこんなところに人が居るでやす!?」
赤いバンダナがトレードマークの男が俺を見て驚く。
そりゃあ誰もこの洞窟に三百年も足を踏み入れたことがないのなら、誰もが驚くに決まっているだろう。
俺は自分が異世界人であることを隠し通すべく、わざと嘘を
キーア「居るって言われても...実は俺もこの洞窟に何があるのか気になって来てみたんだ。今、調査が終わって帰ろうとしてるところなんだ」
???「奇遇だな、俺達もその調査に来たとこなんだ。『''暴風竜ヴェルドラ''が封印されていた洞窟を調査しろ』ってギルドマスターに頼まれたんだ」
「『暴風竜ヴェルドラ!?』」
剣士と思われる金髪の青年がそう言うと、俺とリムルは
キーア「お前ら、知ってるのか!?あの暴風竜ヴェルドラを...!」
???「知ってるっちゃ知ってるでやすよ。何せ、三百年も封印されてた天災級の魔物でやしたから。他の国々では、暴風竜が消えて大騒ぎになる程でやしたし...」
マジかよ。リムルがヴェルドラを喰った後にそんなことが起きてたなんて...!
そんな中、金髪女が俺の背負っている袋を見て
???「それより、その荷物は?随分重そうだけど...」
キーア「ああ、これか?装甲蜥蜴や黒蛇の肉だ。そっちはブラックスパイダーやエビルムカデの...まぁ、大したことはなかったけどな」
???「す...す...!」
キーア「...す?」
俺は背負っていた袋の中身を三人に見せると、驚愕の嵐が俺を襲った。
???「すげぇでやんす!中間ランクの魔物をたった一人で倒せる実力者だったなんて...!」
???「どうやって倒したのかは知らねぇが、とんでもない実力者に違いねぇ。今度俺達のパーティーに入らないか?」
キーア「えっ、あの、ちょっと...!?」
???「もう、カバルもギドもなんのためにこの洞窟に来たと思ってるの?確かにその人の実力は高そうだけど、今回の目的を忘れちゃ駄目でしょ?」
???「...そうだったな、済まねぇエレン。つい興奮しちまって」
ギド、カバルと呼ばれている男二人組はエレンという少女にパーティーの誘導を諫められる。
キーア「...ったく。けど、これも何かの縁だ。せっかくだから俺の肉を好きなだけ持ってきなよ。腹が減ってたら戦は
カバル「そうか。それじゃあ遠慮なく貰ってくぜ!」
ギド「恩に着るでやんす!」
カバルとギドは装甲蜥蜴と黒蛇の肉を400gくらいを貰っていくと、エレンは俺にさっきの二人の態度について謝罪してきた。
ギド「気を取り直してあっしの隠密アーツを発動しやすよ。それじゃ、
キーア「ああ。又会えるといいな」
掛け合いが終わると、ギドは両腕を重ねるとエレンとカバルを含めて透明化した。
洞窟の行先に足跡を残しながら。
三人の気配が消えたのを確認した俺はリムルに脱出の合図を促し、念願の洞窟への脱出を果たしたのだった。
エレン「!?」
ギド「どうしやした?エレンの
エレン「何か魔物の気配を感じたんだけど、気のせいかな...?」
俺達は無事洞窟へと脱出を果たし、日光が照らす森の中を色々試しながら進んで行く。
すると、黄緑を基調にした鳥の群れが俺達の旅立ちを見守っているかの様に飛び立つ。
リムル「ああ...久し振りのしゃばだ。空気が
キーア「いや、お前味覚ないだろ」
たわいもない会話をしていると、複数の足音が此方へ聞こえてくる。
姿を現したのは三十人くらいの魔物で、緑の肌に
名は『ゴブリン』。ヨーロッパ伝承などに登場する妖精で、森などに住み着いて人里に悪事をする。
だが、ファンタジーでのゴブリンは邪悪な手先として設定されており、やられ役や戦闘員といった役所が多い。
リムル『正直、こいつらの攻撃でダメージを受ける気がしないな...最悪、黒蛇に擬態して毒霧吐息で一網打尽に出来そうだし...』
キーア『馬鹿野郎、毒霧吐息で瞬殺して何になるってんだ。明らかに怯えてるし、本当は戦いたくないんだよ。きっと何かあったに違いない』
小柄で貧弱な体躯に
ファンタジー世界のゴブリンは弱い者
この群れのリーダーと思わしき赤いバンダナを巻いているゴブリンが口を開く。
ゴブリンリーダー「グガッ...強き者達よ。この先に何か用事がおありですか?」
キーア「用事?用事ならないが、強き者達って...俺達のことか?」
俺の問い掛けにゴブリンのリーダーは頷く。
どうやらある程度は魔力感知で理解出来ているのかもしれない。
リムルは超音波で思念を乗せて発生させる。
だが思念が強過ぎたのか、とてつもない声量が発生する。
リムル「ええ、初めましてー!俺はスライムのリムルという...!」
ゴブリンリーダー「貴方様方のお力は十分に分かりました!どうか声を
キーア「リムル、思念が強過ぎだ。もう少しボリュームを下げろ!
リムル「ああ、スマン...まだ思念伝達の調整が上手く出来てなくてな。んで、俺達に何か用?」
俺のサポートで思念をさっきより弱くしてリムルは囁く様に対応すると、赤いバンダナのゴブリンは顔を上げながら即答する。
ゴブリンリーダー「強力な魔物の気配がしたので、警戒に来た次第です」
リムル「そんなもの、俺達には感じないけど...?」
キーア「ああ、俺も同じく」
ゴブリンリーダー「ご冗談を!その様なお姿をされていても、我々の目は誤魔化せません。強き者達よ、貴方達お二人を見込んでお願いがあるのですが...」
その後も
村に泊めてくれる様で、あいつらの言葉も徐々に聞き取れ易くなってきた。
恐らく、魔力感知での聞き取りに慣れてきたのだろう。
それにしても村は粗末で見た目は貧相な割には、この世界のゴブリンは親切な奴らばかりだ。
寝る場所はないのだが、休憩を取るのにも悪くない。
???「ようこそ、お客人。わたくしはこの村の村長をさせて頂いております...」
キーア「いえ、それ程待ってはおりません。お気遣いなく...それに一応俺は人間ですけど、貴方達ゴブリンに危害を加える様な真似はしませんので悪しからず」
村長「そうですか。私達ゴブリンは本来人間と敵対する魔物の一種ですが、まさかこの様な対応をしてくれる人間は貴方が初めてです」
俺は転生前に
リムル「それで、自分達にお願いとは何ですか...?」
リムルの質問に村長とバンダナゴブリンは互いの視線を合わせて頷く。
村長「実は最近、魔物の動きが活発になっているのはご存知でしょうか?」
キーア「...はい。俺がジュラの洞窟から出ようとした際に、人間の冒険者三人と出会しました。その三人の情報によると、あの天災級モンスター『暴風竜ヴェルドラ』の消失したことを知ったばかりなのですが...魔物の動きが活発になった事と何か関連性が?」
村長「貴方様が仰る通り、我らの神が一月前にお姿をお隠しになられたのです。その為、
神っていうのは恐らくヴェルドラの事だろうな。カバルが言ってた事は本当だったのか。
まさか、ヴェルドラがゴブリン達にとっては魔除け的な存在になっていたとは思いもしなかった。
村長「我々も応戦したのですが、戦力的に厳しく...」
ゴブリンリーダー「それで貴方達に...!」
リムル「力を貸してほしいと?」
キーア「だが、俺とこいつは単なる調査隊に過ぎません。期待されている様な働き方は流石に...」
俺の言葉に村長とバンダナゴブリンは苦笑しながら指摘する。
村長「ご
リムル「オーラ...?」
キーア「リムルがそんなもの出した覚えはないぞ...まさか!」
疑問に思った俺は放浪者に魔力感知の視点を切り替えて自分達を観察してみる事にした。
次の瞬間、中間色で
気付かずズボンのチャックを全開にしたまま、大通りを
ゴブリン達がリムルを怯えていたのも言うまでもない。
リムル「...さ、流石は村長。分かるな?」
キーア「貴方の目は節穴ではない事が
村長「勿論で
キーア「やっぱそうなるよな」
上手く二人を
村長「おおっ、我々を試されていたのですね。そのオーラに怯える者も多かったもので助かります...」
何とかオーラを引っ込めた様だ。リムルは何とか誤魔化して対応する。
リムル「そ、そうだな!怯えずに話し掛けてくるとは、見所があるな!」
何処がだよ。ってか、この時のカバル達は多分リムルのオーラを感知していたのだろう。
キーア「茶番はそこまでにして、そろそろ本題に移りたい。それで、お願いと言いますと?」
村長「ああっ、そうでした!うっかり忘れてしまうところでした。そのお願いといいますのは...」
内容はこうだ。一ヶ月前に暴風竜ヴェルドラの消失が確認されてから、東の地から『
ゴブリンの戦士が多数戦死し、本来牙狼族一匹に対して、ゴブリン十匹が掛かっても勝てるかどうかの戦力差があるとのことだ。
その中にさる魔人より授かった名持ちの戦士『リグル』が居たのだが、そのゴブリンも戦死して村は危機に
キーア「こっちの現在の戦力は?」
村長「牙狼族は全部で百匹程度、戦えるのは
村長は悔しさを
数を大体でも把握出来るのはゴブリンにしては賢い。
リムル「その名持ちのゴブリンの戦士は、勝てないと分かっていて戦ったのか?」
村長「いいえ、牙狼族の情報はその戦士が命懸けで入手したものなのです。戦士は私の息子で、これが兄でした...」
弟であるゴブリンリーダーは自身の無力さに、
リムル「そうか、悪い事を聞いたな...」
俺達の様子を窺っていたゴブリン達は不安な表情をしていた。
リムル「...村長、俺から一つ確認したいことがある」
村長「は、はい?」
リムル「俺達がこの村を助けるなら、その見返りは何だ?お前達は俺達に何を差し出せる?」
キーア(...リムル)
リムル(分かってる、俺は見返りなんて求めてない。ただ、ちょっと体裁を整えるだけだ)
相手は牙狼族。
ゴブリン十匹に対して、狼一匹で勝てるかどうかも分からない。
それがその百匹の戦力差だ。倒せるなら精々二、三匹程度。
リムルがさっき言っていた『黒蛇に擬態からの毒霧吐息』なら形成逆転は
村長「わ、我々の忠誠を捧げます!我々に守護をお与え下さい...さすれば我らは、リムル様とキーア様に忠誠を誓いましょう!」
ゴブリンリーダー「...誓いましょう!」
二人は俺に土下座しながら申し出たその
それに怯えたゴブリン達を村長とリーダーは
キーア「リムル、俺はあのゴブリン達を助けたい」
リムル「ああ。俺も同じ気持ちだ」
リムル「ビビる必要はない」
『!!』
キーア「何せ、奴等はこれから倒す相手に過ぎない」
互いに意見が一致し、リムルはゴブリン達を鼓舞させる。
俺も続く様に言うと、村長は震えながらも一筋の希望を掴む様に声を出す。
村長「で、では...!」
リムル「お前達のその願い...暴風竜ヴェルドラに代わり、このリムル=テンペストと!」
キーア「キーア・R=テンペストが聞き届ける!!」
俺達の宣言を聞いた村長に合わせ、ゴブリン達全員が平伏する。
村長「
リムル「任せておけ」
キーア「皆で力を合わせて、牙狼族を一泡吹かしてやろうぜ!」
こうして俺とリムルは、ゴブリン達の主人..守護者となったのだった。
ED『田所あずさ/RESOLVE』
~次回、転生したらネオだった件~
リムル「最善を尽くす。その事だけを考えろ!」
牙狼族の長「あの柵を薙ぎ倒せ!ゴブリン共を血祭りにあげろォッ!!」
ディケイド「狼には狼...ってな」
第三話:戦闘・共生の掟
全てを破壊し、全てを繋げ!
ステータス
名前:吉木アキノリ
種族:人間
称号:世界の破壊者
魔法:なし
技能:ユニークスキル『放浪者』、ユニークスキル『撮影者』、ユニークスキル『生還者』、ユニークスキル『破壊者』、ユニークスキル『接続者』
スキル:『銀極光窓簾』、『機器十年器』
エクストラスキル:『不老』、『魔力感知』、『力量操作』
耐性(←New!):毒耐性、電気耐性、麻痺耐性、熱耐性
~使用したカメンライド~
龍騎
未使用カメンライド一覧
-昭和-
1号、2号、V3、ライダーマン、X、アマゾン、ストロンガー、スカイライダー、スーパー1、ZX、BLACK、BLACK RX
-昭和(ネオライダー)-
真、ZO、J
-平成1期-
クウガ、アギト、ファイズ、ブレイド、響鬼、カブト、電王、キバ
-平成2期-
ダブル、オーズ、フォーゼ、ウィザード、鎧武、ドライブ、ゴースト、エグゼイド、ビルド、ジオウ←New!(ただし、まだ使用不可能)
-TVシリーズ外-
仮面ノリダー、ホッパー1号(The First版1号)、ホッパー2号(The First版2号)、ホッパーVersion3(The Next版V3)、G、アマゾンズ(オメガ、アルファ、ネオ)
コンプリートフォーム(平成1期)の解禁は...
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