消滅したらネオだった件   作:ライノア

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第三話後編:共生の掟

リムル「お前は...ゴブタ」

ゴブタ「は、はいっ!有難(ありが)御座(ござ)いますッ!!」

リムル「お前はゴブチ。ゴブツ、ゴブテ...お前はゴブゾウな?」

キーア(いや、時代劇のお侍かいッ!?)

 

段々適当になっていくリムルのネーミングセンスだが、全員が喜んでくれてる様で何よりだ。

暫くの間、リムルの名付けを手伝っている中、牙狼族の長...元ボスが俺の側に寄って来た。

 

キーア「悪い、リムル。俺ちょっと開けるわ」

リムル「ああ。()()く早くな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

牙狼族の元ボス『やはりリムル様は凄いな。あれだけ多くの魔物を名付けて平然としていられるとは...』

キーア「リムルの魔素量なら当然だ。名付け過ぎてぶっ倒れなきゃいいが...」

 

敗北を認めた自分がボスでいる事は出来ないと判断し、長の座を息子に譲ったそうだ。

そして昨日の俺の実力を見て、一人の魔物————俺の主人として忠誠を誓った。

次々と名付け続けるリムルを見て、元ボスは自分の過ちを悔い改める。

 

牙狼族の元ボス『我は、とても自分が情けない。あの様に凄まじい力をお持ちであるリムル様を、下等な種族と見做(みな)していたとは...』

キーア「まぁ、確かにスライムが下等と見られるのは、はっきり言って正論だ。お前らに対して平然と喋っていたリムルを、普通のスライムじゃないと警戒出来ていれば少しは変わっていたのかもな」

牙狼族の元ボス『...はい』

 

俺の正論に元ボスは自身の行いに深く反省していた。

この世界のスライムはヴェルドラの言った通り本来は喋れない魔物らしい。だが、リムルをただ喋るだけのスライムだと見做した結果、俺に殺されかけた事に変わりはない。

 

キーア「...よし!深く反省してるなら、俺が最初に名付ける魔物としてお前に名を与えたい」

牙狼族の元ボス『!?キーア様!?』

キーア 「俺を主として認めるなら当然だ」

牙狼族の元ボス『有難き幸せ!!』

キーア「礼を言うのは構わないが、それは名付けた後に言ってくれよ?」

 

俺は(あご)に手を置いて元ボスの名前を考えていると、リグルドは心配気味で俺達に(たず)ねる。

 

リグルド「あの...名前を付けて(いただ)くのは大変有難いのですが...お二人の魔力が強大なのは存じておりますが、その様に一度に名を与えられるなど、大丈夫なのですか?」

キーア(...どういう事だ?放浪者)

放浪者《解。魔物に名を付ける際に一定の魔素を消費します》

 

成る程、大体分かった。リムルが魔素の使い過ぎで倒れ込んでしまうのかと、リグルドが気に掛けてしまう訳だ。

 

キーア(だそうだ。ってか、俺にも魔素あったのか...)

リムル(()る程。だからリグルドは心配してたのか...)

キーア 「(リムル。ゴブリン達の名付けを続ける前に俺が元ボスの名を付けるから、少しだけ待ってくれ)ええっと、そうだなあ...」

 

リグルドの言葉を理解した俺は、気を取り直して元ボスの名前を考える。

色々と考えてみたが、やっぱりこれしかないと判断した上で北欧神話の狼の名前を借りる事にした。

 

キーア「フェンに()む者...狼の姿をした巨大な幻獣『フェンリル』。その名を(もじ)り、今日からお前は『フェリル』だ!」

フェリル「フェリル...今日から我は、フェリル!」

 

元ボスことフェリルの名付けを終え、俺達は向き直ってゴブリン達の名付けに戻る。

おさげ髪と長髪の(めす)ゴブリン。どうやらこの二人は双子の姉妹らしい。

 

キーア「後ろの奴は俺が名付ける、どうやらお前らは双子の姉妹(しまい)らしいな?」

雌ゴブリン妹「はい!私とお姉ちゃんは、仲がとっても良いんです!」

キーア「...そうか。じゃあ妹のお前は彩月(サツキ)だ」

リムル「姉のお前は...春菜(ハルナ)!」

「「はいっ!!」」

 

ゴブリン達の名前は全員付け終わり、残るは長を除く牙狼族だけとなった。

 

リムル(よし、ゴブリン達は全員名付け終わったな。次は...元ボス フェリルの息子だよな?)

キーア(...可愛い)

リムル(えっ?)

キーア(...今のは忘れろ)

 

牙狼族全員は俺達を恨まないどころか、長以外は尻尾を左右に大きく振っていた。

まぁ、そりゃそうだ。昨日の戦いで戦死した牙狼族を俺が14体も生き返らせたんだから。

名付けを待っている牙狼族達を見て、俺は可愛さの余りに口角が上に引き()りそうにもなったが、此処は我慢だ。

フェリルの息子はリムルの方へ近寄る。

父親のフェリルに似た(たくま)しい均等が取れた体は風格さを(あわ)せ持つ。

 

リムル(うーん。狼...牙...ん?風...暴風...!)

 

フェリルの息子の名前を考えていたリムルは、何処からか吹いた風でネーミングセンスを活性化させる。

 

リムル「(俺のファミリーネームをやるか。テンペスト...テンペストの牙...嵐の牙...嵐牙。おっ、嵐牙!良いね!)よし!お前は嵐牙(ランガ)!!」

嵐牙『嵐牙...!?リムル様ッ!?』

リムル「な、何だ?急に力が...目の前が、暗く...!」

 

父親の後に名付けられた嵐牙は主であるリムルに対して左右に大きく尻尾を振る。

急に苦しみ出し、俺に牙狼族の名付けを任せたリムルの体が液状化し出した。

 

グルド「リムル様ッ!!」

春菜「お気を確かにっ!」

放浪者《告。個体名リムル・テンペストの体内の魔素残量が一定値に割り込みました。よって、低位活動状態へと以降します。完全回復の予測は三日後です》

キーア「落ち着けお前ら!リムルは名付けによる魔素の消費で一時的に眠っただけだ。目覚めるのは約三日後らしい」

 

放浪者からの情報を受け取った俺は皆にリムルの状態を説明すると、皆は安堵(あんど)の表情を浮かべた。

それから三日が経過し...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リムル「完・全・復・活ッ!!」

キーア「三日振りだな。リムル」

春菜「まあリムル様!お早う御座います!」

彩月「元気にご回復なされて、とても嬉しいです!」

 

リムルに狐目の顔が宿り、目覚めたのを確認した俺に続いて彩月と春菜の仲良し姉妹が声を掛ける。

 

リムル「お、おう...?」

春菜「すっかり体調は(よろ)しい様ですね」

彩月「今から私とお姉ちゃんがリグルド村長を呼んで参りますね」

キーア「ああ、頼んだぞ。俺や皆もリムルの事、とても心配してたからな。今日はその宴会(えんかい)をやる予定だ」

 

春菜と彩月がリグルドを呼ぶべく、宿を後にした。

 

リムル「...誰?」

キーア「誰って...春菜と彩月に決まってんだろ?」

リムル「あの二人が!?俺がスリープモードになってる間に何があったんだよ!?」

キーア「それは————「リムル様!お目覚めになられましたかァッ!!」お、リグルド。たった今リムルが目覚めたぞ」

リムル「リグルド!さっきの春菜と彩月について何だが...って、誰だよ!?」

 

リグルドらしき人物に声を掛けるリムルだが、変わり果てた姿を見て驚愕(きょうがく)する。

 

 「「リグルドです(だが?)」」

リムル「改めて聞くが、三日の間に一体何が...!?」

キーア「今俺がそれを言おうとしてたんだよ。ゴブリン全員の名付けが終わって目が覚めたら、突然雄のゴブリンはがたいの良いホブゴブリンに。雌のゴブリンはスタイルの良いゴブリナに進化してたんだ。その理由が...」

リグルド「名前を戴いたからです!」

リムル「それだけで!?」

 

リムルはビックリマークを表示して驚くのも無理もない。

リグルドはボディビルポーズをしながら説明する。

 

リグルド「名持ちの魔物になるという事、それは!魔物としての格を上げ、進化を(もた)らすのです!ふんッ!!」

リムル「な、成る程...それで名前を付けるだけでそんなに大喜びしてたのか。通りで俺の魔素がこっそり吸い取られる訳だ」

キーア「...二人共、急いで此処を離れた方がいい。吹き飛ばされるぞ」

リムル「えっ、吹き飛ばされるって...うわあっ!!?」

 

二つの気配を感知した俺はリグルドとリムルに早く宿から離れる様に告げるが、一秒以上は遅かった。

突風で発生した土煙が、木の破片や大きな葉っぱを吹き飛ばす。

煙が晴れると、其処には(ひたい)螺旋(らせん)状の角を(たずさ)えた嵐牙と、青く(とが)った体毛と額に湾曲(わんきょく)した角を持つフェリルの姿があった。

 

『『我が主(リムル様)。ご回復、心よりお(よろこ)び申し上げます!』』

 

嵐牙が主であるリムルの回復を喜んでいる印としてパンディングをしながら尻尾を縦上下に振っている。

それと、さっきの突風で吹き飛ばされたリグルドは尻を突き出す様にうつ伏せに倒れていた。

 

リムル「その角と額の星...嵐牙だよね?それにこっちの鋭利な角と青い体毛は...フェリル?」

フェリル『如何(いか)にも!』

嵐牙『はいッ!!』

キーア「おいちょっ、嵐牙!自分の主が目覚めたのはとても喜ばしい事だが、そんなに尻尾を振ったら...避難だぁぁぁッ!!!」

 

嵐牙の振る尻尾の速度は加速し、(やが)てはこの宿をも吹き飛ばす程の竜巻を編み出す。

その直前に俺は気絶したリグルドをフェリルに乗せて避難させ、出現した銀の幕『オーロラカーテン』を通り抜けて宿の外に瞬間移動していた。

それから数分が経過し、リムルの完全回復に喜びの声を上げていたゴブリン達は野球でよくあるわっしょいの要領でリムルを空に打ち上げ、牙狼族達は遠吠えを上げる。

リムル復活の(うたげ)も終わり、俺達は牙狼族を連れてフェリルが立っていた場所に佇んでいる。

 

リムル「嵐牙。俺はフェリルと同様お前の名前しか付けてない筈だが、何で他の牙狼達が進化してるんだ?」

 

リムルはまだ付けていない牙狼族達も同時に進化していた事に疑問を投げ掛けるが俺と嵐牙、フェリルは話を繋げる様に理由を説明した。

 

嵐『我が主よ。我ら牙狼族は、''全にして個''なのです。同胞は皆、繋がっております。故に、我らは種族名となったのです。最早、我らは牙狼族ではありません...嵐牙狼族(テンペスト・ウルフ)です!』

フェリル『そして名付けられた我を含め、キーア様のお力によって生まれ変わった15匹の牙狼族は月牙狼族(ムーン・ウルフ)へと進化致しました』

キーア「牙狼族のスキルの一つとして『思念伝達』があっただろ?恐らくその影響で嵐牙やフェリルを含めた牙狼族全員が同時に進化を果たしたんだろうな」

リムル「ふむ。だから共通の名として種族全体が進化したのか...良かったな!」

 

リムルがサムズアップの祝福を受け取った嵐牙が千切れんばかりに尻尾を振ると、その風圧でリムルは吹き飛ばされてしまう。

 

嵐牙『我が主ーッ!!!?』

リムル「尻尾を振るのはいいが、ちょっとは迷惑を考えろ!」

嵐牙『も、申し訳ありません...!』

 

リムルに説教されたショックで5mくらいあった嵐牙の体は2mくらいの大きさに収まる。

下り坂の野原を駆け巡る二人の光景はまるで日本昔話のおむすびころりんを連想させていた。

 

リムル「体の大きさまで変化出来るのは割と便利だな...ってか、感心してる場合じゃないよな。変身!」

【カメンライド ディケイド!】

 

俺もフェリルに乗って二人の後を追いながらネオディケイドライバーを腰に巻いてディケイドに変身してライダーカードを取り出す。

 

【カメンライド ダブル!】

 

緑と紫のエフェクトによって寄せ集まった(ちり)が装甲を形成する。

全身の中央に銀の線が走る二色のライダー。

赤い複眼を持つ頭部にはアルファベットのWを(かたど)ったアンテナが付けられ、黄緑の右半身と黒い左半身に施された胸部装甲と両肩装甲を(ふち)取る黄色と紫の装飾、手首と足首の装甲も同じくWの英文字を模している。

首に銀のマフラーを(なびか)かせる街の涙を拭う二人で一人の仮面ライダー『ダブル』に変身した俺は、黄色と黒のダブルが描かれたフォームライドカードを素早く装填する。

 

ディケイド「ハーフチェンジ!」

【フォームライド ダブル ルナジョーカー!】

 

風の記憶から幻想へと変わり、風の切り札(基本形態)『サイクロンジョーカー』から幻想の切り札『ルナジョーカー』にフォームチェンジした俺はルナサイドの片腕『アメイジングアーム』を、瞬時に増幅させた伸縮拡大の特性で右拳『ルナナックル』で崖に落下したリムルを射程距離6mギリギリで救助する。

 

リムル「助かったぁ〜。有難なキーア」

ディケイド「どう致しまして。危うく川に流されるところだった...!」

フェリル『息子よ。リムル様のご回復に喜んで尻尾を振るのは悪い事ではないが、今後は時と場所を考える様にな』

嵐牙『...はい。面目ありません、親父殿』

 

嵐牙を穏やかな声色で注意するフェリル。

リムルを救出した俺は牙狼族達と共に村へ帰還し、今後の目標に関して会議をすべく村の者全てを集めた。

俺とリムルは村の帰り際に、この村のルールを相談し合っていた。

今後の課題は山積みだが、最も重要な事は伝えておく必要がある。

集団生活にルールは必須だからな。その中で基本の三つを最低でも守ってもらいたい。

 

リグルド「リムル様、キーア様。大事なお話というのは...?」

キーア「それは今から話すところだ」

リムル「今から俺達は大所帯となった。其処でトラブルを避ける為、ルールを決めようと思う」

『ルール?』

 

村の全住民の声に、俺達はルールの説明を始める。

 

リムル「ルールは三つ、最低この三つは守ってほしい。一つ、人間を襲わない。二つ、仲間内で争わない。三つ、他種族を見下さない。以上!」

キーア「質問したい奴は速やかに挙手する様に」

リグル「はいっ!」

リムル「はい、リグル君!」

 

俺達のルールにリグルは挙手する。

 

リグル「何故人間を襲ってはならないでしょうか?」

リグルド「こら、リグル!」

 

リグルドは鬼の形相で息子のリグルを叱責するが、リムルが諫める。

 

リムル「いいから、いいから〜!簡単な理由だ。俺は人間が好きだからだ!以上!」

リグル「成る程。理解しました!」

 

余りにも簡潔な理由にリグルは納得している。

他の皆は分かり(にく)かった様で、その事に関して俺が分かり(やす)く説明する。

 

キーア「それについては俺が分かり易く説明する。人間は今の俺の様に集団生活をしている。若しこちら側から襲い掛かれば、多人数による手痛いしっぺ返しを喰らう。だからこちら側の手出しは禁止だ」

リムル「でも逆に、仲良くすれば色々と得にだしな」

キーア「それと、俺の様な人間には善人だけが居る訳じゃない。お前ら魔物を悪と断定した上で差別する者、私利私欲の為だけに邪魔者と見做して排除しようとする(ともがら)も多く存在する。こっちから手を出さないと言って、攻めてきた時は迷わず反撃しろ。全員の命は大事だからな」

 

俺達の分かり易い説明に、皆は(うなず)いて納得する。

ヴェルドラから異世界は弱肉強食が全て、異世界人は兵器として召喚する者が居る事を考慮(こうりょ)し、より強力で知性を持った魔物を警戒する者達が現れる事を想定すべきだと判断した。此処は異世界だから、人間の常識は一切通用しない。

次に挙手したのはゴブタだった。

 

ゴブタ「はいっ!」

キーア「ゴブタか。何も遠慮は()らないぞ?」

ゴブタ「別に遠慮とかはしてないっス。その、最後の''他種族を見下さない''というのは...?」

キーア「確かにお前らは進化して強くなった。だからと言って、弱者を(しいた)げるなという意味だ。見た目だけで判断して痛感するのは自分の方だからな。それについてはフェリルが一番理解している...そうだろ?フェリル」

フェリル『はい。キーア様』

 

皆、三日前の出来事だと思い至り納得した表情となる。熱心に聞いてくれてる様で良かった。

例え俺達が忠告したとしても、ルールを守らない者も出るかもしれない。

だからこそ、今の内にトラブルは成る可く少ない方が良い。

 

リムル「そんなところだ。今キーアが分かり易く説明した事を含めて、成る可く守る様にしてくれ」

『はい!』

 

了承の意を示す様に、村の皆が頷く。

 

リムル「それと...だ。村長リグルド、君をゴブリンロードに任命する。ゴブリンの(おさ)だ!」

 

リムルはリグルドの方を見て、多少投げやりな割り振りを任命する。

この村に束縛されて人間の町に行く事が出来なくなったら困るからな。

だからこそ、多少は強引でも上手く引き受けさせなければならない。

 

リムル「村を上手く収める様に」

リグルド「ははーッ!!このリグルド、この神名を落として、引き受けさせて頂きます...!!」

キーア「ああ、期待してるぞ。我らが村長」

 

雷に打たれた衝撃を受けたリグルドは(ひざまず)き、感涙に()せてあっさりと引き受けた。

新たな共同生活が幕を開け、ルール策定の後は役割分担だ。

村周囲の警戒、食糧調達、村での生産用の素材集め、家や道具類等の整備の四つだ。

だが、その中で最も問題があるのは、リグルドとリグルが所属している家や衣服を作る班。

三日前のゴブリン村での戦いにて、衣食住の『衣』と『住』の部分が圧倒的に不足していた。

 

リムル「これは...流石に家とは呼べないな」

 

宿を直したリグルド達であったが、明らかに(きし)んでいるので最早家と呼べた代物じゃなかった。

修復した宿は、大きな音を立てて崩れた。

 

リグルド「...お恥ずかしい話です」

リグル「済みません...」

キーア「別に村長の采配(さいはい)が悪い訳じゃない。色々と試行錯誤は尽くしたんだろ?建築作業を知らなきゃこんなもんだ。それと、衣服に関してだが...」

 

俺とリムルは近くに居た春菜と彩月の仲良し姉妹を見る。

 

リムル「ちょっと露出し過ぎかなぁ!?ぺぶしっ?!」

 

俺はリムルの頭頂部に中くらいの威力で手刀を入れる。

 

キーア「顔に見えてるぞ!?まぁ、それが悪いと言う訳ではないが...」

リグル「技術を持った者が居ないのです」

リムル「えっ!?作れないなら、調達は出来ないのか?」

キーア「何か心当たりはあるか?」

 

顎に手を当てたリグルドは、過去の出来事を語る。

 

リグルド「うむ...今まで何度か取引をして事のある者達がおります。衣服の調達もですが、器用な者達なので家の作り方も存じておるやも」

キーア「成る程、大体分かった。じゃあ、その者達のところに行けば良いんだな?だったら、会いに行くしか選択肢はないな。そいつらは一体誰なんだ?」

リグルド「ドワルゴン王国に住むドワーフ族です」

キーア「ドワーフ...?」

 

ドワーフの単語に俺は首を(かし)げる。

 

リグルド「若しや、ご存知ないのですか?」

キーア「ああ。ちょっと記憶があやふやで...」

リムル「ドワーフ!家事の達人で有名な!?」

 

ビックリマークを表示させたリムルは熱弁に語り出す。

 

キーア「だったらそのドワーフの居るドワルゴンとやらに行ってみる。リグルド、留守の間は任せても良いか?」

リグルド「はいッ!!お任せあれええええッ!!!!」

キーア「よぉし、良い心掛けだあああッ!!」

 

リムルが服に気を取られて後回しにしていたが、武具は(おおむ)ね貧相だ。

鎧は襤褸布(ボロぬの)との大差はないが、今は進化によってサイズが合わない点を改善出来る。

数十秒間のボディビルポーズを終えた俺は、リムルと共に牙狼族達に乗ってドワルゴン王国に向かう事にした。

メンバーは俺・リムル・ゴブタ・リグル・彩月の五人で行く事となった。

 

彩月「それじゃ、行って来るねお姉ちゃん!」

春菜「余り無茶しない様にね?」

彩月「うん!」

キーア「相変わらず仲が良いな、お前ら(...待てよ。今此処でマシンディケイダーを出したらフェリルが嫉妬しそうだな)」

 

俺はオーロラカーテンで愛車のマシンディケイダーを呼び出そうとしたが、フェリルが今でも嫉妬しそうな表情を向けそうなので、此処は観念して異世界のルールに従いフェリルの背中に乗った。

マシンディケイダーはフェリルが居ない時や緊急事態の移動法として呼び出す方針にする様、自分に言い聞かせておいた。

 

キーア「それじゃあ、成る可く早めに帰って来る」

リムル「行って来ます!」

『行ってらっしゃーい!!』

リグルド「お気をつけて!!」

春菜「お早いお帰りを〜!!」

 

こうして俺達はドワーフの居る王国ドワルゴンに向かうべく、村を出発した。

ドワルゴンは結構な大きさの町で王様も居るらしいが、当時のゴブタ達では会う事も出来なかったらしい。

ゴブリンなどの魔物に対する差別は大丈夫なのだろうかと、色々と不安はあるがこれから会うのが楽しみだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ED『田所あずさ/RESOLVE』

 

~次回、転生したらネオだった件~

 

リグル「兄は遠い昔に、魔族のゲルミュッド様に付けてもらったそうです」

 

冒険者A「クソ雑魚とクソガキの癖して舐めてんじゃねぇぞォッ!!!?」

 

カイドウ「そういう事なら、腕の良い鍛治師を紹介しよう」

 

第四話:ドワーフ王国にて

 

全てを破壊し、全てを繋げ!




ステータス
名前:吉木アキノリ
種族:人間
称号:世界の破壊者
魔法:なし
技能:ユニークスキル『放浪者』、ユニークスキル『撮影者』、ユニークスキル『生還者』
スキル:『銀極光窓簾』、『機器十年器』
エクストラスキル:『不老』、『魔力感知』、『力量操作』
耐性:毒耐性、電気耐性、麻痺耐性、熱耐性

~使用したカメンライド~

エグゼイド、ビルド、キバ、ダブル

未使用カメンライド一覧
-昭和-
1号、2号、V3、ライダーマン、X、アマゾン、ストロンガー、スカイライダー、スーパー1、ZX、BLACK、BLACK RX
-昭和(ネオライダー)-
真、ZO、J
-平成1期-
クウガ、アギト、ファイズ、ブレイド、響鬼、カブト、電王
-平成2期-
オーズ、フォーゼ、ウィザード、鎧武、ドライブ、ゴースト、ジオウ←New!(ただし、まだ使用不可能)
-TVシリーズ外-
仮面ノリダー、ホッパー1号(The First版1号)、ホッパー2号(The First版2号)、ホッパーVersion3(The Next版V3)、G、アマゾンズ(オメガ、アルファ、ネオ)

コンプリートフォーム(平成1期)の解禁は...

  • オークロード戦
  • カリュブディス戦
  • 精霊の棲家での攻略
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