不完全な転移   作:鳥屋敷

8 / 12
まず運営さんへ。これは日記風で小説に見えにくいかもしれませんが、架空の世界の架空の人物であり、小説に分類されます!

どこかで言った通り名前を募集します。メッセージでにフルネームで送って欲しい。名前の由来も教えてくれると喜びます。
1人か2人採用します。ジャンジャンどうぞ!
誰も書いてくれなかったらそのシーンがカットされます。本人が言うことじゃないけれど対して人気ないからね、書けば多分通るよ。

鷹野の日記。作者の中学時代の一部恨みの籠った日記を使い、世界観と名前や話し方を変えたり書き溜めたオリジナルネタを混ぜて完成した物です。わざと誤字を作ったりひらがなにしたりしています。だんだん1年分の日記の量が減っているのは鷹野が忙しくなり、精神的にも書く余裕がなくなったから。
3年間にしては少ないけど、内容は日記らしくなった…と思う。現実の嫌なやつをこっちで殴るの楽しいー!

投稿遅くなってごめんね。今忙しいんだ。
文字数多くてごめんね。3年分だと思えば短いものだと思うけど、次からは普通の文章に戻るから短くなるよ。安心してね。

先輩、見つけましたか?おめでとうございます。こんな感じで書いてるんです。矛盾などあるかもしれませんが、生暖かい目で見守りましょう。


タカノの日記 847年〜849年

 

【挿絵表示】

 

 

コニーが「なんで手が逆だとダメなんだ?心臓が逆のやつもどっかにいるだろ?」と言っていた。

コニー自身は右についてるだろと思っていたら、「敬礼の形は決まっているのだから怒鳴られないためにもやりましょうよ」とサシャがいっていた。

 

寮でベルトルトの寝相がなんというか…どうやったらその形になれるか聞いてみたいくらい変なポーズだった。壁に座って床に寄りかかっている感じだ。みんなの笑い声で目覚めた彼は後ろにひっくり返ってさらに爆笑のうずに包まれていた。まだ名前も知らない人同士なのに心が通い合った感じがした。

今日も昨日やったように走ったり筋トレしたり。風のようにやってきたハンジさんは帰って行ったのかいなかった。

数日前にここに来たばかりなのにずっと前からここにいたかのように世界になじんでいるのが不思議でたまらない。

 

学年集会的な訓練兵が集まる集会があった。内容はあまり記憶に残らなかった。

 

この日記について←書き始めてからこういう文を書くのは変だね

自分の訓練兵生活においてあった出来事や考えたことをそこはかとなく書きつづろうと思う。日付はカレンダーが見当たらないし書くのがめんどくさいので書かず、何もなかった日や書くのが嫌な日か書かず、毎日書いたりもしないものぐさ日記にするつもりだ。日付代わりに、日が変われば一行開けて書く。

ちなみにこのノートは教官に話しかけまくったらまだ名も知らぬ人がくれた。細長い人だった。

 

赤髪のすごく笑顔のかわいい子がいた。

 

耐Gベルトの装着、あれはすごくめんどくさいのではないかと思っていた。もちろんめんどくさいのには変わりないが、かなり工夫されている。ベルトは全てひとつにつながっていて、太もも下のベルトは絡まりにくいようにまとめて腰に仮止めしてある。その状態でハンガーにかかっているので、肩のベルトを持って取り、足を突っ込んでベルトを肩にかける。そしてベルトの留める部分(バックル?)が腰や胸や太ももにいっぱいあるので留めていくだけだ。調整を失敗するとももに食い込むわすれて痛いわで大変だ。

 

みんな年齢の割にごいりょくがある。あっちの小学生なんてヤバいくらいしか言ってなかったのに。

 

今期は人数が多いらしく、ハンジさんの部屋と別の教官の部屋、2つ体制だ。ハンジさんは調査兵団の仕事は一体どうしているのだろう…。

ここに来て初めての入浴。7日に1回だけ。少ないけれど元々週5日はシャワーのお湯で流すだけだったのでへでもない。一部の人はすでに腹筋が割れてるのはなぜだ?ベルトルトとライナーはわかる。外から来たのだから事前にきたえられているだろうし。

そうか、他の人は開拓地できたわったのか。ちょっとうらやましい。

 

食事が合わなかったのかおなかがいたくなって訓練中しょっちゅうトイレに行った。食事はほとんどサシャとコニーにあげた。彼らは教官が間髪いれずに飛んでくるレベルで大喜びしていた。

 

食事の準備って当番制なんだね。慣れない。もっと手伝いしておけばよかった。

 

今日はおなかはいたくならなかったが、ずっといたくならないか不安だったのと、花粉症的なものがひどくて、だるくて、つらかった。朝はこわくてほとんどサシャにあげてしまったので(コニーは向こうでスプーンを鼻と口の間にはさんでおどっていた)昼間おなかがすいた。でも、こわくて、夕食もちびちびとしか食べれなかった。それでも作ってくれた人に悪いし、栄養上でも食べなきゃいけないと思ってがんばって食べた。

 

寮のリーダーを決めた。マルコとよく知らんノリで行動してる奴が立候補し、マルコが投票で選ばれた。まともな人が多くてよかった。自分とイサヤマは端で見ていた。

 

普段の兵士は基本耐Gベルトは着たままだが、脱ぐ時にも非常用に装着に時間のかかる部位はつけておくそうだ。確かに一話でハンネスさんは立体機動装置をつけっぱなしだったし、他でも正装の時以外はいつでも基本おなじみの格好だった気がする。

 

初めての対人格闘をやった。原作で見たように投げ飛ばしたりするのはもっと後らしい。対人格闘の重要性を聞き、おそってくる人を見切ったりよけたりする方法的なものを知った。

 

漢字を書かないと間の抜けた感じになってしまうがここじゃ誰も知らない…。間が抜けているのも当たり前なのだ。

 

初めての一日中ある休日だ。かみの毛が伸び放題のままなのでイサヤマとトロスト区へ切りに行く。一年目は出かける時には絶対制服を着なければならないらしい。面倒ごとを起こしたらすぐわかるようにだ。でもここの人たちは服を見ると色々と親切にしてくれると聞いた。

美容室には地図が書かれた看板とやさしい人のおかげでたどり着けた。さらに訓練兵ならばと割引してくれた。

かみがたは、長くなっていた後ろがみは手動のバリカンでスッキリ切り、前がみはエレンより少し短いくらいになった。ちなみにイサヤマははしっこで雑誌を読んでまってくれていた。

切ってる途中店にかざられていた調査兵団のマークに異和感を感じたので言ったら「友人がマークを作る工房で働いていて、今はししゅうで作ってるんだけど人件費もかかるから型染めにする実験をしてる。その時できた失敗作だ」と言っていた。「いつか訓練がキツくて逃げ出したら住みこみで働くといいよ!」とも言って笑っていた。

変える途中でフリーマーケットのような雰囲気の市があったのでぶらぶら見ながら帰った。大通りに出れば門の場所くらいわかるので迷わなかった。

いつもは時間と体力の余裕がなくてあまり書けないが休日は書くことも多いし時間もあるし身体共によゆうがあって長文が書ける。

 

5月病が始まったようだ。入団時の心のトキメキがなくなり、ここに慣れてしまい、「なんとなくいやだな〜あついし楽しいこともあるけど、大変なことの方が多いし…」と思うようになってしまった。でも、みんなそうだろうし、がんばろ。

 

水筒じゃなく、水袋を使うらしい。確かに原作でも使っていた!でも片手じゃふくろが垂れてしまって飲みづらい。

 

今日は歩いていたら両小指が痛くなったので保健室に行って包帯を巻いてもらった。昨日の夜には皮がむけていたが気にしていなかった。ブーツでくつずれしたのだと思う。しばらくしたら足の皮が分厚くなって痛くなくなったりするのだろうか。

 

ここはきらいじゃない。でも、訓練ばかりで休みがない。お腹もたまにこわすし、食べた後すぐにうごくとしんどいのに。

 

自分は訓練がいやなのに、なぜいやなのかはわからない。でも休日の夜にすごくいやになって、心はぐしゃぐしゃなのに周りに人がいるので泣くこともできず、みんなが寝たころに外に行ってうでに頭をうずめてさけぶしかない。始まってしまえばいやなことはほとんどなく楽しいこともあるのに…

夕食前にすごくいやな気分になって、寮にもどったときには、ずっと走ったようなつかれがあった。

 

つかれた。イサヤマにたらたらとぐちを吐いていたらなみだが出てきてしまって、エレン達に心配されてしまった。イサヤマは一言も発さず聞いてくれて感謝している。でも申し訳ない。

 

自分が訓練がいやな理由は、本当の理由じゃなく、単にめんどくさいのをかくす理由な気がする。でも、めんどくさいだけなら、こんなにいやではない。なんでいやなんだろう。口内炎をかんでしまい、自分が悲しくて涙が出た。

 

ここにもスクールカウンセラーに似たものがあるらしい。1人のおだやかな雰囲気をまとった教官が辛そうだから何か話を聞こうかと聞いてきてくれて、4m四方くらいの部屋で話した。

自分が思っていることを全部話して、少し雑談もして、すごくスッキリした。いやになるときもあったけど言っていたことを思い出すと少しましになった。

 

明日は平日じゃない別の日で、訓練なんかない気がする。ここはきびしく苦しいし、じゃあやめてしまうといくところがない。きびしすぎず、自由すぎないところがあればいいのに。

 

蘇生術、言い換えると心肺蘇生法を習った。学校でやった時は人形相手だったが自分含めみんなやけに恥ずかしがっていた。しかしこっちでは多くが真剣にやっていた。一部を除いて。やっぱり日本人じゃないから…?それとも人形じゃなく空気を入れた皮袋でやったから?

 

近くで見るとクリスタは可愛い。艶やかな髪の毛の光が天使の輪のようで…。罪を犯して下界に落とされた天人だったりしないかな。罪を犯すわけないか。

 

ジヨゴ、という名前の人がいる。

教官は彼を「ジヨゴッ」といきおいよく呼ぶが、それをみんなが真似して呼んだり、「ジーヨゴ、ジーヨゴ、たーっぷーりージーヨゴ」と歌ったりしている。

ジヨゴに「いやじゃない?」ときいたら、「気にしなければいい」と言っていたが、自分は心配だ。

 

ぐずぐずとしたことを書いているのをエレン達に覗き込まれた。不思議そうに、「何書いてんだ?文字?」「これはあれだな、『そういう時期』だな」と言われた。適当に文字っぽいのを書いていたら無心になれていい気がして、と言っておいた。

 

前に書いたかもしれないが、サシャの髪は結構赤い。アニメは大して見ていなかったが確かに赤っぽかったと思う。漫画のイメージだとみんな黒かみか金パツだから変な感じだ。

 

手紙でもなやみを相談できるものがあると聞き、早速だしてみた。気軽にできるが、文字で送る分、思っていることをそのまま話しにくいし、感情も伝わりにくい。返事も1週間以上後だ。その頃には解決していたり別のなやみがあったりする。やっぱり口で話した方が話しやすいと思った。

 

ガスが入っていない立体機動装置を装着して走ったりする。息が切れるどころじゃない。筋肉でもない。骨が耐荷重を超えてきしんでいる感じがした。これからしばらく(ずっと?)毎日やるそうだ。

 

また夜にサシャに会ったので盗みの手伝いとして見張りをしていた。また温かい芋が食べられるかと今度は内心ワクワクしていた。そうしたらなんとまあ教官に見つかって「貴様!そこで何をしている!?」と言われた。

「すいません、トイレに行こうと」と言ってもそれに被せるように「便所は寮の近くにある」と言われてしまう。「ありがとうございます。なにせまだ来て短いもので」と弁明したら半信半疑だがまあいいか、という感じだったのに…いいところでサシャが出てきてしまった。それも…「捕り終わりましたよ。取り分は_」なんて言いながら。振り返ったら教官はもう鬼のような顔で、「もう一度聞こう、ここで何をしていた?」と言った。自分はただの見張りだったので正直に答え、素直に真剣に謝ることでその後数時間立つことで許してもらえた。サシャは主犯で、さらにのらりくらりと言葉をにごしたせいで朝食抜きが加わった。眠い。

 

巨人の生態の講義面白いジャン!あいつら一応消化器官あるんだ!はき出すくせに!意味不明!絶対ハンジさん研究してる、調査兵団に入ったら助手にでもなってみたい。

 

この世界でも…みんな人間だ。つまり思春期がある。誰だって興味を持つだろう。様々な欲もわくだろう。三大欲求とかあるよね。仕方ない。個人差はあれど、厳しい訓練なのだから気晴らしもしたいのはわかる。でも大人数が密集して生活しているこの空間でするのはやめてくれ!そいつには悪いけどせめて外でしろ!寝れないよ!

 

教官が「貴様らは兵士だ!生ぬるい敬礼をするな!これは公に心臓を捧げるという意志を表すもの!ただ胸に拳を当てているわけではないのだ!死ぬ覚悟があるものでないなら、そんな臆病者は開拓地でヘコヘコしてろ!」と言っていた。引き金は1人の訓練兵の敬礼が雑だったからだそうだが…最近多くがここの生活に慣れてきてサボりたるみが教官が見逃せないレベルになったのだろう。

 

笑顔の赤髪の子、エラと言うらしい。

 

なんだかんだよくこっちにくるハンジさんだが、今日は壁外に行っているということで別の教官が来た。

テストだったのだが時間が異常に短く、自分含め多くの人が解ききれなかった。教官はちゃんとやったと言って認めない。この時間でもう一つの組は解き終えることができたと。それなりに座学はできるイサヤマがペンを走らせ続けて終わらないのにもう一つの組は多くが書き終えている。絶対におかしいのに。これが成績になるだなんて納得いかない。

それにしても、いつになったら立体機動装置を使えるんだ?

 

力がついてきたと思う。前より息が切れにくいし、筋肉痛もない。日々のトレーニングのたまものだ。

それに進撃文字も紙をひっくり返さずともすらすら読めるようになった。

 

今日はかなり暑かった。そんな日でもミカサはずっとあの赤いマフラーをつけている。今日はエレン達も心配していたが「これはエレンからもらった大事な物だから、外すわけにはいかない…」と真顔で動き回っていた。絶対に暑い。汗でびしょびしょにならないのだろうか。

さらに不思議なのは夕食にはマフラーを巻かずにやってくることが多いことだ。なんで?洗って干してるのか?

 

もう全て平均以下でもよくない?落第させるよゆうが兵団にはないって聞くし。頑張らなくても、駐屯兵団でそれなりの楽しいサボり生活が送れるのでは?死ななそうだし。

 

中間試験があった。あちらの世界でもやってた体力測定(ミカサの反復横跳びと上体起こしの時残像が出るレベルのスピードだった)、座学は基本的な計算等。

あとは対人格闘は、対戦をしてそれを教官が見ながら点をつけるそうだ。

 

書くのがめんどくさくなってきた。印象に残った出来事だけ書こうかな。

 

アニに対人格闘を挑んでみた。最初は正面から向かってみた。一瞬で世界が回転して気づいたら地面に倒されていた。もう一度やらせてもらう。フェイントをかけるも敗北。3度目、大抵足で蹴ってくるし原作でも足を鍛えていたので足をねらってみる。でも、考えが浅かった。そもそも大して技術のない人間が勝とうだなんておかしなことだ。そもそもこっちに武器持って突っ込んでくるならず者相手の訓練なのだから、同じように突っ込んで勝てるわけがない。

身体中が痛いので礼を言って相手を探すふりをしてぶらぶら歩いていたら、目の端を大きめの物体がかすめた。その先を見るとライナーがエレンの上に転がっている。投げたのはミカサらしく、エレンを圧倒しているアニに嫉妬したみたいだ。ミカサはアニにその技を教えてと言い、2人は戦い出した。最強の2人のバトルなのだから一気に人だかりができた。ジャンとサシャは夕食をそれぞれミカサとアニに賭けていた。ミカサは戦い方は習ったものとは違うような、めちゃくちゃな動きなようで、洗練された動きだ。アニはそれに冷静に対応していて、ミカサの攻撃を力を使わずに受け流していた。しかしアニが攻撃を繰り出してもミカサは素早く力強いが軽やかな身のこなしで避ける。決着がつかない。どうなるかと息をのんで見守ったが、途中で教官が来て決着がつかず。サシャは食事が増えなかったと嘆いていた。昔ならパンをあげたが、最近は自分も足りないのであげている場合ではない。

 

訓練終わり、片付けをしていたら知らないやつにちょっと残れよと言われた。でもよくみたら知ってた。階段野郎だ。

人気のない建物の間に行くと奴の仲間もいた。

「妙に平たい顔がうぜえんだ、ちょっと頭がいいからって調子に乗るなよ」だと。でもあいつらがなぐりかかってきても全て避けることができたし、蹴ろうとしたら、足をつかまれたからそれを踏み台にして顔を蹴ってやれた。これ以上は疲労が溜まって人数差でやられそうなので全力で逃げた。訓練のおかげだ。

 

また口内炎ができた。愛用のアフタゾロンがないのでなかなか治らない。

 

試しに進撃文字で書いてみる。

。たいつをそうともかのなくよきのくさじらかたれくてえしおがちち。いながずはるいてっし。いならしもれだはれこ、がたっだのもるいてっしはりたふもとくなくすはくよきのでままい。たったうをやみゆのんれぐかったもおをになはんぶじ。たっだぎわさおおのうよしくばいだらたっわおいたう。たいてれくてしんまがをのうらわでまるわおいたうなんみとんゃち。たっだくょきたいつちお、いしらたうりもこがたっだのもいなとこたいき。たっだたかいたうなうぼらきっぶ。…だのたしうろひをたうりもこたれさかきらかははとんなはれか。だんゃじはのたいろどお。たれさうろひがどなくょきいよがむずりのきとるすうょぎさでんだうゅしなきてしぶんらーそ、うよんみたっわそおらかやお、くょきたっやはにろこいさいちなんみ。だのたっなにいかうよしうょぴっはをたうなきす、たうのきいちのちたんぶじかんな。たえしをたうにちたんれえ

とても書きづらい。書く方はまだ慣れない。

 

落下事故があった。筋肉の使い方を知るため、高所の恐怖に慣れるための、生身で崖を登る訓練中にだ。血は出ていないがぐったりしていて、すぐにたんかで運ばれていった。落ちた場所の土は少し跡がついているだけなのになんとなくみんなその場所を避けていた。怖い。訓練中に死ぬのは、死ぬということとしても嫌だし、どうせ死ぬならせっかくここなのだから巨人に食われたい。

 

人だかりができていたので、近づくと泣き声が聞こえた。周りにいる人が、数日前訓練中に落ちた人が死んだからだと教えてくれた。彼女は同じ寮だったものらしく、周囲の人に聞くと教官やらが来て何かしていて、聞いたら彼女が死んだから片付けられたということが分かって泣いていると。名前はミュディ・ストラットマンだそうだ。しばらくすればみんな忘れるだろう。自分もだ。でもここに書いておけば残る。このノートが焼失でもしなければ。

 

靴下がびろびろになってきたので新しいものを買った。古い靴下は寮の埃を拭いて捨てた。

 

今日はフリッツ王の誕生日らしいが、イサヤマの誕生日でもあると本人が言っていた。

ここでも一応いつもよりごうかな食事が出た。と言ってもスープの具が少し多いだけだったが。

 

死亡事故があったとしても今日も今日とてクライミング。実際に人が死んだことで兵団の雰囲気は悪かった。シャーディスは実戦だと目の前で人が巨人に食べられて固まっているようじゃダメだと怒鳴っていた。それに緊急時にパニックにならず冷静に対応する力を身につけるためだって?イサヤマの命綱を切りやがったのだ。後で闇討ちと呼ばれるものだと知った。彼は必死にがけのくぼみにつかまっていたが、動けそうになかった。自分はその時彼の下にいたので急いで近くに行った。大丈夫だ、一緒に行こうと言っても泣いているだけだったので自分の命綱を彼に付け替えた。これで自分は命綱なしでのぼることとなった。できるだけ下を意識しないよう、汗ばむ手の力が抜けないよう、登った。のぼりきって下を見るとイサヤマもちゃんと動き始めていた。無事に2人とも登り切ることができた。怖かった。

 

ブレードは、重い。今日は姿勢制御の訓練。まだ立体機動装置を使ったことはないが、ブレードを持ったら思いのほか姿勢制御の難易度が上がるということを身をもって知って慣れるため、ブレードがわりの同サイズでほぼ同じ重さの木刀的な物を持った。今までは両手が自由だったので腕でバランスを取るため動かすことができたが、そうはいかない。ブレードが脚かワイヤーを切ってしまう。

全員が苦戦する中、ミカサは軽々と振り回していた。自分の体に元からついていたみたいに。すごい。さすがはアッカーマン。

 

マルコの恋の日記帳をちらと見てしまった。「あの子がこっちをみてくれた それだけで僕の心はたかなるんだ」みたいな内容だ。意外だけれど、やってそうだとは思っていた。日記を書くことはいいことだよ!

 

雨風にさらされてはがれかけた「訓練兵募集」と書かれたはり紙を見かけた。第105期のだ。来年は何人入ってくるのだろうか。

 

イサヤマに地下街を知っているか、と聞かれた。聞いたことがある、ローゼやシーナの地下にあって、環境がとても悪いとか、と言うと親から聞いたという地下街の話をしてくれた。地下は遊興街になっていて、そこで働く労働者たちは 集合住宅を賃借りして住んでいる。肉体労働ばかりで、それ以外は全て風俗だ。上下水道がないため、飲料水は川(といっても実質上の人の下水)からくみ、排泄物は家の前の道路に捨てるような状況。もちろん地下で空気が籠るから大気汚染、下水を飲むから疫病が流行ったりしているそうだ。絶対に行きたくない。何も口にしなくても数時間で体をこわしそう。

 

年度末試験があった。中間試験よりも成績が上がった。コニーは背が低いからいい成績が出ないとぼやき、むやみに背が高いベルトルトに向かって「お前はデカすぎる、巨人みたいだ」と言っていた。彼は困惑していたが内心ヒヤヒヤしていたことだろう…。

 

トロスト区で住民を巻き込む避難訓練をやる。襲撃想定訓練というそうだ。自分たちはまだできることも少ないので駐屯兵団に混ざって避難誘導をした。先輩方が壁上にいたり、立体機動装置で移動しているのが見えた。住民の会話がよく聞こえるのだが、「めんどくせえ」だの「もし巨人が入ってきたら、行政区の俺たちなんかは助かるわけねえ!」と笑いながら歩く住民がいた。それをエレンが聞きつけたみたいで、避難誘導そっちのけで何か言い合っていた。相手はなかなかなガタイをしていたのでいくら対人格闘の成績が良くても、ミカサが止めなきゃどうなっていたことやら。

 

1年目に主にやったことまとめ

立体機動初歩(例のエレンがひっくり返るやつで体重移動など。ブレードに似た木刀を持って振ってみる)

対人格闘

講義(技巧、兵法講義等)

体力錬成(走る、立体機動装置をつけて走る、悪天候の中走る、山地を走る、様々な筋トレ)

 

 

 

2年目!2年生になった!つまり後輩がいる!身長は同じくらいのくせに小さく見える生き物たちがわらわらいて遠くから見ていてほほえましい。自分たちも去年はこうだったのか。

 

2年目は主に立体機動装置の訓練をするらしい。あとは壁上固定砲等大砲と馬術だそうだ。いよいよだ!

 

技巧術、つまり立体機動装置関係の組み立て方を教わる。主に腰に着けるたるみたいな形のもの中の仕組みだ。ちなみにアニメ版じゃなく原作版の形をしていた!歯車やら鉄線を収納している部分やらが複雑に組み合わさっていた。まだよくわかっていないが、理解すれば少しの故障はその場で直せるようになるらしい。なぜか部品を余らせたが、適当にくっつけておいたらバレなかった。

 

早速だが立体機動装置の集中訓練が始まる。訓練所周辺には良い立体物がないので訓練所の近くにある森を抜けた谷に行った。走って。そこで4ヶ月強生活しながら訓練をする。野宿をする状態になれるためでもあるのだ。

初日は立体機動装置の装着方法だ。本物を身につけたのは初めてだ。1年目で兵站更新用に使ったやつとは大違いだ。今まで漫画やゲーム越しにしか見れなかったのに今は身につけている、感動した。テンションが上がったコニーが立体機動装置の箱を叩きまくって怒られていた。確かにいい音だった。

文字じゃわかりづらいが、ブレードのさやとガスボンベがくっついているあの箱をぶら下げる金属の棒はさやについている。まず立体機動装置本体をベルトの腰部分の金具につけ、操作装置を胸のベルトに収納しておく。さやもまず一カ所固定する。その後ぶらぶらしている2本の棒をそれぞれ立体機動装置のたるの一部に引っかけて、別の金具で取れないようにする。その後ガスやら刃やらを補充したりする…ようだ。結構時間がかかる。

 

初めての立体機動の訓練をやった。訓練用のものらしく、「リヴァイ兵士長にあこがれて基礎もなってないくせに回転斬りを試すバカが現れないよう」、一定以上のスピードは出なくなっている。

前に操作方法は教わって、皆ある程度操作できるようになっている。今日は台の上に立ったまま決められた場所にアンカーを刺し、ブランコみたいにして下の台の上に来たらアンカーを抜いて着地、というものをやった。逆バンジーの器具みたいな音だった。

 

今日は昨日の出来に合わせてグループに分かれた。まだうまくできない人は昨日のやつをやる。自分たちは昨日の+αとして、ブランコみたいに揺れ、再び上がり始めたらアンカーを抜いて次の目標に刺してまた揺れる、の繰り返し。できるだけ速くできるようにしていけと言われた。

エラの舞うような立体機動が好きだ。書くのも恥ずかしい。

 

毎日訓練。上に書いたやつやつのスピードを速くしていく。スピードを上げようとすると自ずとどこにもアンカーを刺していない、浮いている瞬間が生まれる。最初は恐ろしくて、ぶつからないことに精一杯で、汗でグリップを落としそうだったが、慣れてくると浮遊感がたまらない。曲がったり思うように動けるようになる。楽しい。でも立体機動装置でスピードを出すと頭がクラクラする。慣れなくては。

 

立体機動中に死亡事故があった。コウシャ・ランドセンと言う人。待機場所ではその時彼と同じ班だった人がパニックになっていた。正しき非情なる教官はそんなことで動けなくなったら真っ先に巨人に喰われるぞと怒鳴っていた。

いったらなんだが事故による死亡者、思ったより少ない。ないに越したことはないが、こうも大人数で危ない行為をしたら落下事故くらい毎日ありそうだけれど。1年目につけた体力や筋力が功を奏したらしい。

 

ミカサ達、主に上位10人組はどんどん上達し、ほぼ原作で見るそれと何が違うんだというレベルに達していた。早すぎる!エレンは無理やりついていっている、ついていかなければならないという感じで、かなり危なっかしかった。

 

なぜか夕食のスープの中に肉がたくさん入っていた。やたらおいしかった。何の肉だろうか?サシャが、ライナーがどうだか聞こえたが、何?サシャがとった動物とか?

 

エレンが立体機動中にワイヤーに絡まり死にかけたそうだ。見たわけじゃないが、ジャンが言いふらしていた。やると思ってた。

 

昨日あんなことがあったから、エレンは訓練後もライナーやミカサなどと共に個人訓練をしていた。

装置の整備をしていたら何かが崩れる音が聞こえたので見に行ったら崩れた薪の上に倒れているアルミンと階段野郎達がいた。彼らは自分に気づくとバツが悪そうに悪態をついて去っていった。聞くと、階段野郎は自分にからむのに飽きたから今度は弱そうなアルミンにちょっかいをかけたらしい。彼らはアルミンが主張した海の存在を否定して笑い、アルミンはそれを認めなかったから殴ったようだ。自分はアルミンを医務室に運んだが、「海はあるよ!絶対ある!」と言ったら少し嬉しそうだった。

それにしても、暴力があちらの世界よりも当たり前にあるのに驚く。

 

夜、森の方から動物の鳴き声?とおぼえ?が聞こえたので目が覚めてしまった。窓から様子をうかがっているとその方向から姿をあらわしたのはアルミンだった!叫んでいたのは彼なのか?

朝になったらケロッとしていた。夜見たあれは幻だったのか!?

 

立体機動装置で飛び回るのはここにくる前から妄想していたことだ。ある地点に立って、そこからどこにアンカーを刺してどう動くか。毎回思うことが、水平に移動するのは無理じゃないか、と言うことだ。水平に刺したら重力で落ちていって壁に激突してしまう。でも引っ張る力が強ければ可能なのか?激突する前に別のところに刺して引っ張るのか?まだよくわからない。

 

イサヤマがここから逃げると言い出した。本編には出てこないから知らないのは当たり前だが、実は彼は体力がアルミン以下な上に座学は平均くらい。アルミンのように頭脳を生かすこともできないと。だから今後努力してもせいぜい平均より少し下で停滞し続けるだけだ、と。だから逃げるのだそうだ。それにここは訓練所みたいに柵に囲われていないから逃げやすい。問題は町まで少し遠いことだが。

自分は教官に告げ口したりはしない。彼のやりたいようにやればいいと思う。でも心の許せる人だった。できればここに居続けてほしいが、彼の決心は尊重したい。自分が何もできない無力さを感じる。ここにいる人の誰にもこの漢字は平仮名は読めないから、今ここに吐き出せるのがありがたくてたまらない。今晩決行するそうだ。

入団して少しした頃行った美容室の人が言っていた兵団のマークを作る仕事を思い出した。そこに行ったらいいんじゃないかと伝えた。

 

朝、イサヤマはいなくなっていた。彼のいた自分の班は大騒ぎだったし、教官もそんなにいたのかよというほどにぞろぞろとやってきた。何か知っているか聞かれたが知らん顔した。総出で捜索することになるのかと思ったら、シャーディスが「逃げる奴は連れ戻してもどうせロクな奴になれない」などと言い放ち、そのままいつもの訓練が始まった。自分も知らん顔しなければならないのはとても嫌な気分だが告げ口はしない。絶対にしない。しても状況は好転しない。

 

ひどい日だった。さらわれたのだ、トロスト区内で。もちろんトラウマものだけれど、書かないと気が済まない。不思議と言っていたことも全部覚えているので記録しておく。

長い立体機動の訓練の途中、数日の休暇があり、一人戻ってきていた。町をイサヤマはいないものかとふらふらと歩いている途中、危険なところとはつゆ知らず裏の路地に入り込んでしまった。しばらく歩いておくまで行き、きょろきょろしていたら後ろから両腕を掴まれ、「抵抗したら刺すぞ」と言われた。そのまま後ろに引っ張られてT字路を曲がったところにあった馬車に乗せられた。腕を掴んでいたのは腹回りにかなりの量の肉がついた奴、その横にナイフを持ったひげボーボーのノッポ、馬車の荷台の中には他に1人(葉巻みたいなのをふかしてる、大麻?)、あとは御者が1人いるみたいだ。

「なんだ、こいつが例の東洋人か?」

「あぁ…そのはずだ」

「その情報は本当だったのか?こいつの目ぇ茶色いぞ。別の血が混ざってんじゃねぇか。ったくこれで稼げなかったらこんな苦労した意味ねぇ」

「も一度そのションベンかかった手で濁った目をよぉ〜く擦ってこいつの顔を見てみろ。顔全体が平たいだろ、少なくとも半分は東洋人が混じってるな。それにみろ、身長といい、長ぇ髪といい女みたいだ。結構かわいい顔してるしな、そういう趣味の奴相手ならそれなりの額になるぞ。売る前に楽しむってのもいいな」

なんて話しながら手慣れた手つきでノッポに腕と脚をしばられた。これでしばられるのは2回目だ。笑える。

しばられるというものは思ったより身動きが取れない。今まで手首にガムテープを巻いて引きちぎってみたりその状態でどれだけ動けるか試したりしたことはあるが、想像以上だ。手首どころか腕まで固定されているのもあるかもしれない。

見るからに気分の悪くなる歪んだ顔面で笑っている。真面目に訓練に励んでいるから一人一人相手にする分にはかなりの体格差があれど逃げる隙もないほど勝ち目がないわけではない。しかし彼らは成人で、普段相手にする同年代の人とは違う。それに複数で、武器を持っている。それにまだ隠し持ってる可能性もある。それでも何もしなければ自分はこいつらいわく売り飛ばされるらしい。売れるのか?自分は。勝ち目は無いに等しいが、やらなければ。でも勝てるわけがない。でも行く先は例の地下街だろう、抜け出せるわけがない。逃げることならできるかもしれない。でも怖い。

そうぐずぐずとしているうちにかなりの時間が経った。馬車が止まり、反撃しなかったことを後悔していた。しかしまだ地下街ではないらしく、自分は男達の手によって積み荷の奥に押しこめられた。話している内容から察するに憲兵と話している。そのうち、少し争っているような緊張感のある声になり、足音が馬車の後方に近づいてきた。

その時まではなぜか見つかってはいけないと息をひそめていたが、チャンスであることに気づいた。憲兵もいるのだからあいつらもやりづらい。縄は以前きついままだったが身体中をバネのようにしならせて飛び上がった。やつらは変な動きをするわけにもいかず大人しく座っていたので飛び出ることができた。憲兵の驚く声と、男達の怒声。そして物音。必死だった。

その後は記憶がぼんやりとしていて覚えていない。「おい!訓練兵!」と呼ばれて目が覚めたように意識がはっきりした。髪の毛を一つに括った女性の顔があった。それ以外に2人くらいの大人がいる気配がある。物音以外の音が聞こえない。医務室?的な場所でベッドに座っていた。彼女のいうには飲酒の検査をしていたらしい。御者の様子がおかしかったので積荷の確認をしようとしたところだったと。男達は皆馬車で走り去ってしまったと。名前は自分が言ったらしく、兵団にも連絡が行っているそうだ。

「トロスト区出身だろう?」と言われた。そういう設定にしていたことを忘れかけていたので一瞬たじろいだが、小さい頃はそっちには行かなかったし母と一緒に行動していたから知らなかった、と言ったら信じてくれた。

すごく怖かった。でも自分の中の一部はいい体験だったとも言っている。

そういえば、地下街といえばシーナ内だと思っていたが、それならトロスト区なんて遠い場所でさらうのは効率が悪いのではないだろうか。どこか別の場所もあるのでは?

 

 馬術を始めた。訓練用の扱いやすい個体が多いと言われたが、表情(口角が上がったりとか)とかもないので何が言いたいのかいまいちわからない。

 

熱を出した。アホなことを思いついたので書いておく。

なんやかんやあってリヴァイの記憶が消えてしまった!

ハンジ 「ほら、覚えてる?君の名前だよ」

「Levi」と書かれた紙を見せる。

リヴァイ 「……れゔぃ?」

一同 「!?」

誰か4コマ漫画とかにしてくれないかな…本人がみたらどんな反応を示すだろうか…。

 

馬の装備多い。耐Gベルト以上にくしゃくしゃになる。

 

 今年もトロスト区で襲撃想定訓練をやる。立体機動の訓練を完了しているため、今年はウォールマリア壁上で駐屯兵団が作業(兵士や物資をリフトで運ぶなど)壁の上からはトロスト区の反対側の壁も見えた。あの向こうには巨人がいる。でもまだ見たことがない。変な気分だ。

 

「タカノって苗字なんだ?」と聞かれた。トリンクだと答えたら、お前はタカノって感じだと言われた。何それ。よく考えたら今までタカノとしか呼ばれたことが無い気がする。

 

2年目最後の日として、少しいい食事が出た。

ここを出たらどうする?と言う話題。兵団多くが駐屯兵団、ジャンやコニーは憲兵団に行くと言い、もちろんエレンは調査兵団に行くと言っていた。

調査兵団に行くと、壁外調査の前日に大量の肉が出るらしい。自分は本当に動物の肉なのか、人間だったりするんじゃないかと思っていたら、サシャが「肉!?じゃあ調査兵団にします!」と言い、「アホか死ぬぞ。あいつ(エレン)みたいにな」「なんだと!」とジャンとエレンが争い出した。

人類の存続と繁栄のためには安定を選ぶ人々以外にも、その中から飛び出て挑戦的な行動をする者も存在する。そして挫折したり場合によっては死んだりする。しかしたまに突拍子もない動きが功を奏し、全人類を導く存在になることもある。それを見た皆は賛否両論意見を交わす。ずるいやつだと嫉妬したり、我も同じように成功したいと後を追ったり。公に顔を出す成功者は大抵の場合安全な道から外れて死に急ぐ奴だ。周囲の反対と制止を振り切って努力したのだろう。上手く行った人に目が行きがちだが、自分を追い続けたがために堕ちていった人は数え切れないほどの屍となって積み重なっている。気が遠くなるくらい。変なことを書いたが、なんにせよそのような存在は応援したい。

商業、農業をする者も少数だがいるという。自分はそれもありかもしれない。

 

 

 

ついに3年目だ。忘れていたが自分はもう17歳のはずだ。でも身長的にそんなに違和感がなくてありがたい。

 

巨人を見学するということで、トロスト区の外側の壁まで行った。駐屯兵団の指示のもと、リフトで壁に登りのぞきこんだ。実際に巨人を見るのは2回目だと思うが、50mの壁の上からだからか前より小さく弱く見えた。特に3、4mであろう巨人はキューピー人形のようだった。

 

固定砲整備3班になった。エレン達が4班なので、隣の班だ。一つの班でいくつかの砲台を受け持つので少し離れているが話しかけに行く時間はあるくらいの距離だ。超大型巨人の熱風が直撃することはないだろう。安心した。固定砲整備というのはその名の通り壁上固定砲の筒の中を掃除したり、かどう部に油をさしたり、すぐに撃てるよう置いてある弾丸の確認などだ。壁の上からだと町全体が見渡せて心地が良い。

 

 遠征訓練、正式名称は荒地行軍訓練。OADでやっていて、クリスタことヒストリアがさらわれたやつだ。顔は知っているけど名前は知らない人たちと組むことになった。自分は記録係で、起こったことを全て書かなければならない。詳細な天候はもちろん、道中のいざこざ含めた出来事まで記録しなければならない。

3班に分かれたのだがどこにもエレン達はいない。何せ40km移動すること自体が訓練なのだから、何百人もがわらわらと移動したら実戦のようにはならない。だから訓練地自体、いくつかのグループに分かれて移動した。彼らは別のグループなのだろう。

 

なんとなくすごく苦しいけど、なぜか泣けない。叫びたいのに叫べない。誰かを頼りたいのに頼れない。しんどい。

 

 雪山の訓練。ユミルが巨人化してダズを助けたやつだ。原作ではわからなかったが、雪山で遭難者が発生した時の処置や救助のためなどに物資をはこぶ、あとは積雪寒冷地における知識と技能を身につけためなどと言っていた。内容としては運ぶべこ物資やらが入った荷物を持って、班ごとに山を越えるものだ。確かに駐屯兵なら巨人と戦うことよりも警察や自衛隊のやるような仕事が多いだろう。寒かったしつま先が凍えたのでもう二度とやりたくない。暖かいところに配属されたい。

 

みんな身長伸びすぎだ。あのうわずみみたいな食べ物でよくも。ほぼ全員同じくらいの身長だったのに。人種というか、なんか遺伝的なものなのかな。

 

今日聞こえた会話

片方が「訓練が厳しくて嫌だ。特に座学なんか意味ないだろ、そぐべきうなじのサイズさえわかればさ」と言っていたのに対し、もう片方が「確かに座学は…ここを出たら壁工事団の飲んだくれか、椅子でふんぞりかえるか、巨人と遊ぶかなんだから必要ないよ。でも内地に行くなら座学も上位でないと。それに学がないとだまされるぞ。学んだことは頭から消えないから無駄にはならないしね」と言っていた。すごいいい子!何それ。でも確かに、だまされたくはない。生き残るためには必要なことだと思う。

 

襲撃想定訓練の班が発表された。自分は15班で、ダズ、フロック、テオ、ミカサ、エラの合わせて6人。ミカサとダズ以外原作で見たことはないが、同じ寮だったので結構仲がいい。エラと初めてちゃんと話した。近くで見ても、彼女の赤い髪は本当に美しいと思う。かわいい。

 

卒業模擬戦闘試験があった。試験は平均より結構上くらいの成績にはなれたと思う。今読み返してみて3年目の日記が笑ってしまうくらい少ない。実戦訓練ばかりだったし、エレン達とも書くほどの会話がなかった。彼らも今までに比べて口数が少なくなったように感じる。そりゃ憲兵団に入りたいもんね。でも意外と接点がないのが不思議。

 

解散式まであと5日だ。最後の日常が終わってしまう。戦いが始まってしまう。死にたくない。生きるために13巻までの知識を活かしたい。

トロスト区戦を生き延びたら、駐屯兵団に入ろうと思う。しばらくはすぐ死ぬことはないから。

それにしても立体機動装置とかいい名前をつけて、この狭い場所で洗脳まがいのことが起きているような気がする。ここに来る前は行ってみたいとか思っていたけど、理解できない。あんな変な装置だけ身につけて、誤作動起こしたら死ぬわけだし。

 

襲撃想定訓練。15班の皆と一緒に中衛部の防衛・中衛部の中でも前線側にいる仲間へのガスなど補給。だが、実際巨人が入ってくるわけでもなく教官の目も行き届かないためダレた雰囲気になっていた。ミカサはエレンが心配だ心配だと言っていた。15班と34班ではかなり距離があるので守れないと不安がっている。




原作を重視しつつ、アニメとも矛盾しないように、自衛隊の訓練内容もみて、自分の過去の日記も読みながら書くのは大変すぎる。でもこれで日記パートは終わりでこれから小説パートなので表現などが書きづらくなる。でも原作にない訓練生活を書くよりは楽だと思う!
そして、注意力がある方はお気づきでしょうが、既に4巻17話に矛盾している。入団から2年が経過している時点での対人格闘が1年目で行われている。これは、こっちの方がしっくりきて書きやすかったから。一年目で基礎体力、二年目で立体機動、三年目で実戦訓練にしたかったからだ。
ちなみに階段野郎との戦いの話は、進撃の巨人実写版のワンシーンの動きを参考にしていたり…。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。