きっかけが何だったのかは覚えていない。ただ物心がついた頃にはもう『陰の実力者』に憧れていた。
僕のそれは一時の熱病などではなかった、だから強くなるために必要なものを習得し続けた。
しかしどれだけ巷にあふれる格闘技を習得したところで完全武装した軍人には叶わない。もしかしたらなんとかなるかもしれない。
しかし仮に軍人を打倒したところで頭上に核が落ちてきたら蒸発する。それが人間の限界だ。これだけは断言できる。僕が憧れた『陰の実力者』は核では蒸発しないのだ。だから僕も核で蒸発しない人間にならなくてはならないのだ。
核で蒸発しないために必要なものはなにか。
パンチ力か。
鋼の肉体か。
無尽蔵なスタミナか。
そんなものじゃないもっと別の異なる力が必要なのだ。
そう、魔力、マナ、気、オーラ何でもいい未知なる力を手に入れる必要があった。
幸いにもこの国には『武偵』という職業がありその分類に『超偵』彼らの存在がある、ので未知の力があるということは確定している。
しかし全くといって異能などがないものに未知の力に目覚めさせたり習得させたりという修行法はないそうだ。
それからの修行は困難を極めた。
僕は坐禅を組み瞑想をし、滝に打たれ、断食をし、etc etc、
正解は存在しない。暗闇の中を、自分の信じた道を、ただ突き進むのみ
中学二年生夏休み、深夜の修行中、か細く弱いものであったがそこに確かにあった。
僕のずっと求めていたものが。
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それからというもの魔力を一度知覚できたらあとはひたすら魔力を使い修行をし、研究を重ねる。その過程で肉体を改造し、魔力の扱いを洗練させた。
しかしまだ核には及ばない、何かが足りない。
その足りない何かを補うべく超偵の力の使い方を見て学ぼうとした、が見かけたとしてもだいたいがE〜Cランク高くてBランクこれじゃあよく学べない。それに力の使い方を見るというのであればやはり戦闘中などに覗き込まなければならない、これじゃリスクが高すぎるし、そこら辺で戦っているわけもない。
そこで僕は名案を考えた、犯罪者と武偵、両方と戦ったらいいんだと。どちらも相手取ることによってミステリアスな感じを演じることができるのと、善にも悪にも属していないことが証明できる。そして犯罪者も減る、犯罪者から資金を巻き上げることができる。一石四鳥の完璧な作戦だ。
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そんなわけで最近はチンピラ狩りと犯罪者狩り、その犯罪者を捕まえようとした武偵と戦っていた。しかしまあなかなか超偵には合うことができない、数が少ないから仕方がないことだが。
それととても嬉しいことが2つ。1つ目が強い犯罪者彼らの50人に一人は『イ・ウー』という組織と関わりを持っていた。世界を裏から操る闇の組織凄いかっこいいっ。まあ詳しいことはよくわかっていないんだけどね。2つ目に魔術などもやはりあるということだ、覚えたときにはとりあえずかっこいい詠唱は唱えたいな。
だからとりあえず今後の目標としては、
①魔力の扱いを洗練させる
②魔力の量を多くすること
③魔術を覚えること
④『イ・ウー』について調べること
この4つを目標に行動しようと思う。
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