あと数話で決着させないと
オーズブレイブプトティラコンボvsヒートアンク
天高上空で繰り広げられ始めた空中戦は、ヒートアンクの超高熱炎弾をオーズブレイブプトティラコンボが躱し、雷で打ち消し、ドリルで貫き、キックで蹴り返す今まで一番激しいものとなっていた。
「…、これで決める!」
オーズは両肩のワインドリルスティンガーを取外し、両手で槍投げの様に構え、頭部のザンダーフィンを羽ばたかせ雷を纏わせた。
バリバリバリ
「はぁっ!!!」
ザシュッ
投射されたワインドリルサンダースティンガーで両翼を貫かれたヒートアンクが空中で身動きが取れなくなり、落下を始めた。
ブレイブスキャニングチャ~ジ!!!ゴロドリガッブ~ン!!!
オーズブレイブプトティラコンボはオースキャナーでベルトのメダルを読み取り、必殺技を発動させた。
「はぁぁぁ~~~」
上空から真下のヒートアンクとの間に金色、ピンク、赤のリングが現れた。
オーズブレイブプトティラコンボは急降下しながらそのリングを通過した、その度に雷を纏い、回転が加わり、最後の赤のリングを通過すると両足に巨大なティラノサウルスの顎(アギト)のエフェクトが現れた。
「せぃっはぁぁぁ~~~!!!」
オーズブレイブプトティラコンボの必殺技『ブレイブワーニング』が直撃したヒートアンクはセルメダルすら粉々になって破壊された。
†
差異田間スタジアムでのバースvsヴァイオレンスウヴァの戦いは、苛烈を極めていた。
「バァァァ!!!」
バースが繰り出すパンチ、キック、肘、膝。身体打撃部位を総動員した猛攻を、ヴァイオレンスウヴァは強化された腕力でそれらと真っ向から殴り合っていた。バースの攻撃も当たってはいる、が、かつてメダガブリューの攻撃を防いだウヴァの外殻。今は素体であるフェニックスダスタードの不死に近い再生能力にガイアメモリの力も合わさり、ほとんどダメージらしいダメージが無かった。
「くっ…、まだか、」
その時、バースの腰の辺りでウホウホとゴリラカンドロイドが鳴いた。
「よしっ!」
バースは体重を乗せた前蹴りで後ろに跳んでバイオレンスウヴァとの距離を取った。
「バァ~ス…、デイッ!!!」
カッッッッッポ~~~~~ン
ベルトのグラップアクセラレーターを一気に5回転分回した。
左前腕にはショベルアーム、右腕にはクレーンアーム、その先端にはドリルアームが同時に装備され、胸部にブレストキャノン、両足のキャタピラレッグ、背部に後藤バースの代名詞カッターウィング。
重武装最強形態『バース・デイ』
ゴリラカンドロイドにセルメダルを回収、投入させていたのだ。発動までのプロセスが長いが、その分高い攻撃力と機動力を兼ね備えている。
「フッ、マニュアルにはない発動方法だったが、案外なんとかなるものだな。ひとっ飛び付き合ってもらうぞ!」
バース・デイは常時セルバッシュモードが発動できる。その特性を活かし、バース・デイはカッターウィングのセルバッシュモードを発動させ、音速低空飛行でバイオレンスウヴァに肉迫し、直前で急上昇した。ほとんど一瞬の出来事で反応できなかったバイオレンスウヴァが上空を見上げた時には背後からカッターウィングのソレントエッジで切り裂かれた。
スババババババ
音速飛行からの連続斬撃『ソニック・バース・スラッシュ』により、バイオレンスウヴァの身体からはセルメダルがこぼれ始めた。
「バァァァアァスッ!!」
その音速低空飛行のまま、バース・デイは左腕のショベルアームを下からアッパーカットのように振り上げた
ゴッ、ガァァァン
ショベルアームのセルバッシュモード『バケット・バース・クラッシュ』がバイオレンスウヴァの胸を直撃し、大きく凹み、さらに大量のセルメダルがこぼれた。
「まだまだぁ~!」
バースは右腕のクレーンドリルアームをバイオレンスウヴァに向けると、セルバッシュもード『ドリル・バース・カノン』を発動。音速で発射されたドリルはバイオレンスウヴァの凹んだ胸に見事命中。バースの攻撃はまだ続く、
「セルバッシュモード、エネルギー充填300%!キャノン・バース・シューーート!!!」
ブレストキャノンから放たれたビームは、通常とは比較にならいくらい強力かつバースな威力だった。
ズォォォォォォ!!!
強固な外皮もぼろぼろに崩れ、後に残ったのはセルメダルとクワガタコアメダルとヴァイオレンスメモリの残骸だけだった。
†
Wサイクロンジョーカーvsジョーカースコーピオン
ジョーカースコーピオンの独特の格闘術にWは苦戦していた。低い位置から繰り出される蹴りはWのキックやパンチの攻撃範囲外で、尚且つ毒にも注意しなくてはならない。
「これは骨法(コッポウ)でいうところの摺り蹴りだね。」「得意の検索で対処方法とかねぇのか?」
2人が1人の身体で言い合っていると、ジョーカースコーピオンが地面に着けていた両手を突っ張り、そのまま全体重を乗せた浴びせ蹴りをWに喰らわせた。
ガッ ジワ…
「しまった…!」「くっそ…!」
胸部に毒足を喰らい、Wのボディがコズミックポイズンに侵され始めた。
「Wが危ない!」
「くそ、メディカルなら解毒が出来るが、今は弦太郎もスカルサジタリウスで手一杯…、Wの援護は…」
フィリップの身体を安全圏に避難させて状況を分析していた友子と賢吾の元に、鳥のような物体が飛来した。
「え…?」
「これは…」
驚く2人の目の前で、フィリップの身体はその鳥に粒子となって取り込まれてしまった。
「翔太郎!」「あぁ、いくぞ」
電子怪鳥音をあげながら飛んでくるエクストリームメモリを手にしたWはWドライバーに差し込んだ。すると、Wは仮面ライダーWサイクロンジョーカーエクストリームとなった。瞬時に毒の成分を検索、解毒剤を自家精製した。
「さぁ、」「輪切りにしてやるぜ!」
サイクロンマキシマムドライブ
ヒートマキシマムドライブ
ルナマキシマムドライブ
トリガーマキシマムドライブ
プリズムビッカーはガイアメモリを4本装填し、マキシマムドライブを発動させるとWの掌の上で高速回転を始めた。風は炎を強め、そのエネルギーを球体状に圧縮し留めそれを撃ち放った!!
「「ガイアスパイラルサークル!!」
トリガーの力で放たれ、ジョーカースコーピオンに当たった巨大な手裏剣のようになったプリズムビッカーの攻撃は、鋭いサイクロンの風が無数の刃となり身体を切り裂き、再生しようとするセルメダルをヒートの炎で焼き、その攻撃はルナにより何度もジョーカースコーピオンの全身を巡り、攻撃回数と言うよりは濃度、毒のように蝕んでいった。
「これで残るは、」「弦太郎んとこだけだな」
†
そして、スカルサジタリウスとフォーゼの戦いは…
「やっぱサジタリウスはぱねぇな…」
究極形態であるフォーゼコズミックステイツはバリズンソードを杖代わりにして辛うじて立っていた。
サジタリウスの弓はガトリング以上の連射、ランチャー以上の威力、レーダー並みの正確さで放たれ。近付いてもスカルの格闘センスにフォーゼは手も足も出なかった。
「弦太郎!」
状況を見かねた賢吾が叫んだ
「考えるな!お前の持ち味は考えることじゃないだろ、とにかく全力でぶつかっていく、それが、如月弦太郎だろ!フィーリングで勝負だ!」
「…ああ、その通りだぜ!」
フォーゼはバリズンソードを構え直すと、ロケットスイッチスーパー1を挿し込んだ。
ロ・ケッ・ト・ス~・パ~・ワ・ン
バリズンソードは挿し込まれたアストロスイッチの機能を付与することができる。二刀流となったフォーゼは、ロケットステイツのように両手の剣の推進力を活かして突っ込んで行った。
バババババ
それを迎撃するため、スカルサジタリウスは骨の矢を何本も放った。
「見切ったぜ!」
フォーゼはそれを躱し、肉迫…、そして
「銀河、十文字斬り!」
2本のバリズンソードでスカルサジタリウスを斬った
「どうだ!?」
しかし、確かにダメージは与えたが、すぐに傷は再生してしまった。フェニックスダスタードが素体になっているため、ここでもその再生能力が攻撃を無力化してしまう。
「だったら、再生が追いつかないくらい連続で斬って斬って斬りまくるだけだ!」
フォーゼはベルトのエンターレバーを2回前に引き、右手のバリズンソードを順手で握り、左手のバリズンソードを逆手に握った。
リミットブレイク
両手の剣を水平に構えて、超高速回転をしながら、フォーゼはスカルサジタリウスに突っ込んだ
ガガガガ
キンキンキンキン
スカルサジタリウスが撃つ矢を回転で弾きながらフォーゼはついにその攻撃をスカルサジタリウスに…
「ライダーきりもみスラッシャーーーー!!!!」
まるでミキサーのような超高速回転で、スカルサジタリウスを構成しているセルメダルは次々を破壊されていった。そして、核となっているホロスコープススイッチとスカルメモリも…
パッ、キャァン
二刀流を構えたまま、フォーゼは崩れ去るスカルサジタリウスを見て呟いた
「…理事長、あんたの学園は、必ず守ってみせるぜ」
次・回・予・告
地面、壁から凄まじい勢いで飛び出すピスケスに翻弄されるディケイド
「相手が魚なら、こいつだ」
宇宙の不死鳥と刃を交えるウィザード
「はぁぁぁ!」
賢吾を助ける仮面の戦士
「ま、まさか…」
暴走する不死鳥
「GGGGGGGGGGAAAAAAAAAAAA」
くすぐられるオーズとフォーゼ
「ちょっとくすぐったいぞ」
「えええ~~~!?」
「うぉぉぉぉ~~~~!!!!なんかキタ~~~~!!!!」
そしてWも
「むずむずするねぇ」「またこれか!」
第12話
最・終・陣・形
ちょっとライダー出しすぎたと、いまさら困っている