声春~Wake Up~   作:蒼乃翼

15 / 16
いよいよ本格的に戦闘開始



破ー②

突如、周囲の景色が薄緑色に染まった。

「んだこりゃ!?」

 操一朗は玄牙(ゲンガー)が戦闘時に展開させる幻術結界を思い浮かべたが、それとは違う。むしろ、あの鎧武者レジェンドルガから漂う気配に似ていた・・・・・・

 そして異変はそれだけではなかった。

 「っ!?おい、紗羽、宮本、大智、ウィーン、和奏!!」

 操一朗以外の全員が糸が切れたようにその場に倒れた。

 「…~っ、レイバット!」

 操一朗が叫ぶとレイバットが飛んで来た。

 「マズイぞ操一朗、この周囲にいる人間から徐々にだがライフエナジーが奪われている!」

 「なっ…」

 ぐったりとした和奏を抱きかかえながら操一朗は絶句した。

「向こうに強大な魔皇力を感知した。おそらく…」

「ちっ…」

操一朗は首に巻いていた面手拭を、初段合格祝いにまひるから贈られたここ一番でしか使わないそれを和奏の手に握らせるとレイバットと共に走り出した。

「操一朗さん!」

不意に呼び止められた操一朗は驚いた。

無心、爽、それにボールスにバリンがこちらに走って来た。

「お前ら…、なんでこの状況で無事なんだ?」

「それは…こっちの台詞だ。操一朗君、そのキバット族モドキはなんなんだ?」

爽はレイバットを指差し問い質す。

「む…、」

レイバットが応えに迷っているとそこにガラハドが血相変えて走って来た。

「おいお前ら!モルガン見なかったか?」

「え?2人でご飯食べていたんじゃないの?」

「ちょっと離れた間にいなくなってたんだ」

「…2人ども!」

バリンが指差す方向、前方にモルガンが佇んでいた。

その目は虚ろで生気が全く感じられなかった。

「モルガン!」

ガラハドが叫ぶがその声は届いていなかった。

「………ダークキバット………」

モルガンが呟くと黒いキバット族が飛んできてモルガンに噛み付いた。

「まさか…!」

「マズイわ…」

「あいづの力が…」

ガラハド、ボールス、バリンが見ているだけしかできない状況で、モルガンは赤と黒の鎧を纏った闇の王へと変貌した。

「まさか…、ダークキバ!?」

レイバットが辛うじてデータベースの片隅にあった単語を口にするとその場の全員が凍りついたように動かなくなった。

ゴゴゴゴゴゴゴ

しかし、その沈黙は地中から現れた物で打ち砕かれた。

「城…?」

操一朗達の視線の先、突如現れ聳え立った禍々しい西洋城の中へとモルガン、ダークキバはその城へと消えていった。

「あれは暗黒夢城(アクムジョウ)です」

無心の背中からドラン族のキバゴが現れた。キバゴは操一朗とレイバット、無心、爽、ガラハド、ボールス、バリンに懇願した。

「お願いします、あの城を止めてください」

♪♪♪

「さて…と」

操一朗、無心、爽は暗黒夢城(アクムジョウ)を見据えていた。

「キバゴの話をまとめっと、ドラン族首長のヒードランが管理していた暗黒夢城(アクムジョウ)の封印が黒い狐一派に解かれた」

「はい…」

キバゴは小さい身体をさらに縮こませて頷いた。

「そしてモルガン嬢は闇の牙の鎧の継承者で先祖返りによりその身に宿していた膨大な魔皇力をあの城の動力として利用するため勾引かされた。このエナジードレインは覚醒直後で力が制御ができていないための副作用といったところだろうな」

レイバットの現場解説に無心と爽は途惑ってはいなかった。

「まさか本当にこんな時が来るなんて」

「私の親友を勾引かした罪は贖ってもらうぞ」

「じゃあ…、行こうか!」

操一朗は剣道着の上からベルトを装着すると右手を高く掲げた。

「レイバット!」

「うむ華激(カゲキ)に行こうか!」

操一朗はレイバットを掴むと左前腕に噛ませた。

「ギャブリ!」

「変身!」

操一朗の周囲に六本の六角氷柱が現れ、その姿を隠すと同時に、中から打ち砕かれた。

砕けた氷の破片が薄緑色の世界に煌めき、白き戦士、仮面ライダーレイの登場を奏でる音を響かせた。

「キバット!」

「おぅさ」

無心が呼ぶとレイバットとよく似た、厳密にはレイバットの方が似ている、金色のキバット族キバットバットⅩ世が飛んで来た。

「ガブッとな」

無心はキバットを右手で持つと左手に噛ませた。すると無心の腰に鎖が巻きつき、それが弾けるとレイベルトと同じ止り木のようなベルトが装着された。

「変身!」

キバットをそのベルトに取り付けると、操一朗の胸より低い無心の身長が一気に2m近くまで伸び、赤い鎧がその身に装着された。

仮面ライダーキバ

闇のキバの鎧の抑止力、万が一の暴走を止めるために創られ、今まで密かに継承されていた鎧。

無心はその当代だった。

爽はイクサベルトを装着し、右手に握ったナックルウェポン、イクサナックルを身体の前で左掌に合わせた。その姿はまるで神に祈るような姿だった。

レ・ディ・ー

「変身!」

フィ・ス・ト・オ・ン

聖職者を思わせる高貴な白い鎧が展開し、爽が装着すると同時に頭部の十字架、クロスシールドが開いて突風が巻き起こった。

仮面ライダーイクサ

操一朗の協力者五嶋の青空神教(アオゾラシンキョウ)と同じ人間とファンガイアとの共存を時には武力を持って図る組織、『素晴らしき青空の会』が開発した対ファンガイア用パワードスーツで、爽はその適合者だった。

「凄い、キバだけじゃなくファンガイアバスターのイクサ、それに…仮面ライダーレイまで」

キバゴは並び立つ三人の仮面ライダーに感動した。3ライダーはマシンレイダー、マシンキバー、イクサリオンに跨ると城へ一直線に走り出した。

「五嶋さん所以外にも組織があるってのは聞いてたけど…」

「世間は狭いですね、こんな近くにいたなんて」

「これも神のお導きだろう」

キバのベルトから逆さまの状態でキバットバットⅩ世が聞いてきた。

「てかさぁ、あの城どうやって攻略すんの?」

キバットバットⅩ世の言う通り、暗黒夢城(アクムジョウ)は地上に現れると同時に強力な結界を展開していた。

「四方に結界の拠点となる敵がいるはずだ。それらを倒せばこの結界は解けるはずだ」

レイバットがそれに答える。

「でも…、他の三箇所は一人だけで大丈夫でしょうか?」

キバの背中からキバゴが心配そうに顔を覗かせた。

「大丈夫だろ、助っ人は送っといた」

レイは珊瑚色、赤と黒の斑模様、薄緑色のフエッスルを指の間に挟んでキバに向けて振って見せた。

♪♪♪

レイ達の反対側、城の北側。

ボールス・マーマンは周囲を見回した。

「さて、操一朗ちゃんは助っ人って言ってたけど…」

「我だ」

ボールスの目の前に雪風と共に緑色の髪をオールバックに固めた白スーツの男が現れた。

「あらん、いい男」

「仮面ライダーレイが契約モンスター、ギガント族の雪之王(ユキノオー)だ」

白い霧が雪之王(ユキノオー)を包み込むと、次の瞬間にはモンスター形態となっていた。

「ご丁寧にど~も、じゃ、アタシも自己紹介を」

ボールスが全身の筋肉に力を込めるとその身体どんどん膨れ上がり、土偶のような姿になった。

「そうか、お前は…」

「ご明察、フランケン族よん。真名は吾郎愚(ゴルーグ)」

二人から二体のモンスターとなった雪之王(ユキノオー)と吾郎愚(ゴルーグ)の前に、インセクトクラス・スコーピオファンガイア、ドラピオンが現れた。

「ふぅむ、ギガント族にフランケン族か…、腕が鳴るでぇ」

ドラピオンは尻尾から発射したミサイルの様な針を身体のあちこちに刺した。つぼをおすことで能力を上昇をさせたのだ。

「早々に片を付けるぞ」

「オッケ~」

雪之王(ユキノオー)は襲い掛かってきたドラピオンとがっちり掴み合った。

「雪之王(ユキノオー)ちゃん、そのまま」

吾郎愚(ゴルーグ)は紫色のオーラを纏った拳でスコルピオに殴りかかった。

「甘いでぇ!」

スコルピオは片手で吾郎愚(ゴルーグ)渾身の拳を受け止めた。

「む…」

「ぐむぅ~」

ギガント族とフランケン族。パワーだけなら十三魔族の中でもトップクラスの二体と、ドラピオンは一体で張り合っていた。

「クロスポイズン!」

毒を滴らせた爪が雪之王(ユキノオー)と吾郎愚(ゴルーグ)を十字に切り裂いた。

「ぐぁ…」

毒属性攻撃に雪之王(ユキノオー)は膝を着いてしまった。吾郎愚(ゴルーグ)はある程度耐性があったようで、雪之王(ユキノオー)を庇うように両手でスコルピオと両手で組み合った。

「力だけは…、負けないわよぉ~」

吾郎愚(ゴルーグ)は徐々に押し返した。

「ふぅむ、やはり流石やな。が、」

ドラピオンは巨大な顎を大きく開けると、吾郎愚(ゴルーグ)の肩部分を噛み砕いた。

「あぐ…」

ぼろぼろと吾郎愚(ゴルーグ)の身体が土塊となって崩れ落ちていった。

♪♪♪

城の西方

そこにはバリンが目を閉じ瞑想していた。

「あ~、もしかしてあんた?うわ~、暗いな~」

黒いくしゃくしゃの髪を掻きながら詰襟の学ランを着た少年、玄牙(ゲンガー)がポンというマジシャンのような登場をした。

「おめえが助っ人か」

「そそ、ゴースト族の玄牙(ゲンガー)。そっちは…」

「マーマン族、真名は護流打駆(ゴルダック)」

バリンの姿が足元から上がった水柱で隠されると、水色の肌の半魚人のモンスターに変化していた。

「んじゃ俺も…」

玄牙(ゲンガー)は学ランを大仰に脱ぎ捨てるとずんぐりむっくりのモンスター形態に変わった。

「ひゃはっ!おもしれぇじゃん、ゴーストの方はともかく、半魚人方は切り応えがありそうじゃん」

結界城塞の前には、ビーストクラス・キャットファンガイア、マニューラがけたけた笑いながら爪を研いでいた。

「さっさと決めっぞ」

早くモルガンを助け出さないと彼女自身、闇の鎧の力でどうなるか分からない。周囲へのライフエナジードレインを止めなければならない。

護流打駆(ゴルダック)は激流を身に纏い突っこんだ。

「おっと」

マニューラはひらりと躱すとすれ違い様、護流打駆(ゴルダック)を鋭い爪で切った。

「隙あり!」

攻撃直後、玄牙(ゲンガー)はマニューラの頭上に現れ黒紫色のエネルギー球を撃とうとした。

「ところがどっこい」

しかしマニューラはそれすら躱して玄牙(ゲンガー)の不意をついて蹴り飛ばした。

「凍える風!」

マニューラが発生させた冷気の突風が玄牙(ゲンガー)と護流打駆(ゴルダック)を襲った。

「やっべ…」

「動きが…、」

♪♪♪

城の東方ではガラハドがイライラと歯軋りしていた。

「遅ぇ…」

「あ~、ごめんごめん」

そこに美路歌露洲(ミロカロス)が現れた。

「っち、操一朗の野郎、こんな女寄越しやがって」

「む~、あんまり雄雌で人を差別しない方がいいよ~、わんちゃん」

「誰が犬だ!」

ガラハドが叫ぶと同時にその姿が蒼い毛並みの狼人間へと変貌した。

「ウルフェンの瑠狩璃雄(ルカリオ)だ」

「マーメイド族の美路歌露洲(ミロカロス)よ」

美路歌露洲(ミロカロス)もモンスター形態へと変化した。

「おぉ、こいつぁいいな。女の方はともかく、絶滅したと思っていたウルフェンがいるとは」

リザードクラス・リザードファンガイア、ずるずきんは嬉しそうに大きく裂けている口を歪めて笑った。

「最っ高潮だぜ!」

瑠狩璃雄(ルカリオ)目掛け大きくジャンプし、その勢いのまま膝蹴りを繰り出した。

「グロウパンチ!」

バシィッ!

「気合鉄拳!」

「グロウパンチ!!」

バチィンッ!!

「火炎鉄拳!」

「グロウパンチ!!!」

ズガァンッッ!!!

雄同士の壮絶な格闘戦に、美路歌露洲(ミロカロス)は完全に蚊帳の外だった。

♪♪♪

そしてバイクで疾走していたレイ達の目の前に、突如、不可視の障壁が現れた。

「跳ぶぞ!」

レイの合図でキバとイクサはバイクから飛び降りた。キバゴはその弾みでキバの背中から落ちてしまった。

「むぎゅ…」

「キバゴは隠れていて」

三人の仮面ライダーの前には、イカを逆さまにしたようなアクアクラス・クトゥルフィッシュファンガイア、カラマネロが浮かんでいた。

「カ~ロロロロ、これは光栄だね。音に聞こえし仮面ライダーが相手とは」

「行くぞ!」

レイは真っ向からカラマネロに突進した。

「大樹鉄槌(ウッド・ハンマー)!」

「リフレクター!」

ドッ  グゥンッ

カラマネロは先ほどと同じ薄青色の障壁を展開した。

「くっ…」

その障壁にレイの拳は弾かれた。

「操一朗君!どくんだ」

イクサはイクサカリバーガンモードでシルバーバレットを撃った。

ガガガガガガ

「光の壁」

今度は薄紫色の障壁でファンガイアが苦手な純銀物質の弾丸を防いだ。

「僕が行きます」

「カロロロ」

シュパパパパ

キバは素早い徒手空拳で攻撃を繰り出したが、全て触手でいなされてしまった。

「三人同時に行くぞ!」

レイを中心に、イクサ、キバが三方からカラマネロに飛び掛った。

「イカサマ!」

ドンッ

「ぐわぁっ…」

「くっ…」

「うゎっ…」

3ライダーの攻撃はカラマネロに届く寸前、力のベクトルがそのままの勢いで自分に跳ね返ってきて吹っ飛ばされた。

「あわわわ…」

キバゴは建物の影からただ怯えて見ていることしかできていなかった。

「おや、誰かと思えばドラン族の小僧じゃなイカ。お前、ヒードランがやられて俺たちが城奪った時もそうして怯えて隠れていたナ?」

「…っ!」

「カ~ロロッロ!誇り高きドラン族のくせしてずいぶんな臆病者じゃなイカ」

カラマネロは笑いながら触手から赤紫色の波動光線をキバゴに放った。

「ぁ…」

ビビビビビ

恐怖で動けないキバゴを、キバが庇った。鎧をぼろぼろに焦しながらキバは仮面の下で微笑んだ。

「大丈夫、君は守るから」

「なんで…」

キバは仮面、キバペルソナの下で微笑んだ。

「僕もね、昔は弱虫でいつも爽さんに守られていたんだ。でも、きっかけ1つで誰でも強くはなれるんだ。だからそれまでは、僕が守る………それが仮面ライダーだから」

「…キバ」

「はっ、言うじゃねぇか、あの雑念だらけの弱無心が」

レイは首を捻りながら起き上がった。

「それでこそ私の義弟だ」

イクサも立ち上がった。

「カ~ロロッロロ、そんなザマで強がりとは見苦しいじゃなイカ。他のお仲間もそろそろやられているんじゃなイカ?」

「はっ、あいつらをなめんな」

「カラバコ達もな」

「さぁ、気張って行きますよ」

♪♪♪

「なんや!?」

突如、ドラピオンの足元の影から吾郎愚(ゴルーグ)の巨体が現れた。

「さっきのは、み・が・わ・り、雪之王(ユキノオー)ちゃん」

「うむ、回復完了だ」

雪之王(ユキノオー)は足元から地面に根を張って地中からライフエナジーを吸収して毒ダメージを回復していたのだ。

「鉄腕鉄拳(アームハンマー)!」

「大樹鉄槌(ウッド・ハンマー)!」

ドッッ   グゥン ! !

「がはぁ…」

ドラピオンの胴体に大きく凹んで吹っ飛んだ。

♪♪♪

「鬼火!」

玄牙(ゲンガー)が灯した炎でマニューラの風は打ち消された。

「あっち…、アチチチ…!」

「シグナルビーム!」

護流打駆(ゴルダック)の額から赤青黄の三色の光線が発射され、マニューラに直撃した。

「ぎニャ…」

「決めっぞ!」

「OっK~!」

護流打駆(ゴルダック)は魔皇力を込めた手刀を、玄牙(ゲンガー)は光球をマニューラに繰り出した。

「瓦割!」

「気合玉!」

「にゃ~~~!!!」

♪♪♪

「ぜい…ぜい……」

「はは…、やるな…」

瑠狩璃雄(ルカリオ)とズルズキンは肩で息をしていた。お互い、体力をかなり消耗していた。

「これで決める!グロウ…パンチ!!」

瑠狩璃雄(ルカリオ)は何度も打ち込んで魔皇力を溜め込んだ全力の拳を繰り出した。

「諸刃頭突!」

ズルズキンも鶏冠頭を玉砕覚悟で打ち込んだ。

「魅惑の声(チャームボイス)!」

「ぐはぁっ!」

美路歌露洲(ミロカロス)が魔皇力を込めて発した音波がズルズキンを直撃した。

「………」

瑠狩璃雄(ルカリオ)は拳を振り上げたまま呆然としていた。

「あのさ~、目的はダークキバになっちゃったモルガンって女の子を助け出すんでしょ?だったらその力は温存しとかないと」

美路歌露洲(ミロカロス)はアクアリングを瑠狩璃雄(ルカリオ)に纏わせて体力を回復させた。

「…スマン」

♪♪♪

「…ぼくは………」

カラマネロと激戦を繰り広げているレイ、イクサ、キバを見て、キバゴの中で何かが目覚めた。

「うわ~!」

キバゴはカラマネロに突っ込むと両手の爪で引っ掻いた。

「…カロ…、」

「やぁ~!」

さらにキバゴは二連続チョップをカラマネロに喰らわせた。

「…おのれ、小虫の分際で………、いイカ減にしろ!!」

カラマネロは念力を込めた触手から三日月型の刃をキバゴ目掛け飛ばした。

「キバゴ!」

キバが叫ぶと同時に、キバゴの体が光り輝き出し、攻撃を打ち消した。

「キバゴ………進ッ化~~~!!!」

牙と身体が一回り大きくなり、深い緑色のドラン族、オノドンへと進化した。

「ム…」

カラマネロは障壁を二重に展開した。そこにレイが飛び込む…!

「ウェイカップ2!」

「双拳・大樹鉄槌(ダブル・ウッド・ハンマー)!!」

ドッ   パキャァァン

レイの双拳が一枚目の障壁を破壊した。

さらにイクサがナックルフエッスルを装填する。

イ・ク・サ・ナッ・ク・ル・ラ・イ・ズ・アッ・プ

「イクサ…、爆発!」

バンッ   パッキィィン

イクサナックルから撃たれたエネルギー弾が二枚目の障壁を砕いた。

「オノドン、一緒に行くよ」

「はい!」

「ウェイク、アップ!」

キバの拳とオノドンの爪がカラマネロに迫る。

「シザ~…、クロス!!」

「ダークネスムーンインパクト!」

カラマネロは十字に切り裂かれ、さらに拳が打ち込まれ中央にキバの紋章が浮かび上がった。

四方の結界とファンガイア達がステンドグラスの欠片となって砕け散った。

「では我等は戻る」

「ありがとね、雪之王(ユキノオー)ちゃん」

「そんじゃ、あとはそっちでなんとかしなね~」

「この借りは必ず返ず」

「スマン、助かった」

「いいよ、じゃ、諸々頑張りなね~。彼女、待ってるみたいだから」

「は!?」




レイのモンスター達は刀の封印の関係であまり長時間外には出れません
本来なら全員いなくなることも避けるべきですが、今回は緊急事態ということで

雪之王(ユキノオー)の人間態は、とあ禁のアウレオルス=イザードです


あとキバゴの進化はデジモンっぽいですが、そこもご愛嬌ということで
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。