魔具研究師団が活動休止になってから2週間ほど、あまり魔具触れない日々で少しめいってきた頃だった
「会長が変になった?」
「そう! 生徒会のアザゼル嬢がどうやら大人しくなったそうロノウェ!」
そう言えばクラスでもそんな噂を聞いたような気もする、アメリ会長がお嬢様になったとか守ってあげたいとかそういう感じの噂だ
元々お嬢様だろうとかは思っていたが、この様子だとそういう意味ではなさそうだ
「今までは我々が勝負を挑んでも軽くあしらわれるかそもそも相手にされないばかりだった……」
「しかぁし! これは好機ロノウェ! 生徒会長が弱体化している今が攻め時!」
「攻め時って何するつもりです?」
「これから我々は生徒会に
「た、
当然ではあるが解散した師団は再結成が一定の期間は認められないので負けた場合は基本的に在学中にその師団にまた入ることはほぼ不可能とみていいだろう、但し生徒会側が負けた場合は勝った師団が生徒会になるので事実上は無くならないのだが現生徒会は無くなったようなものである。
バビルスの歴史上この
その理由はアメリ会長にある、アメリ会長はバビルスの会長としても絶大な支持を誇り、敵も多いがそれ以上に支持者がいることで勝ち目が全くなかったからだ。
その圧倒的カリスマから絶対的に負けはないはずだったのだが、今の会長の状態によっては負ける可能性も考えられる。そこを敢えてつくという事なのだ。
しかし、これで負けた場合はバビルスでの居場所がなくなるようなものであり、嫌な噂も流れるだろう、それでもやるというのだろうか
「これから、生徒会に不満があると思われる師団や生徒たちに署名を貰いに行きその後宣戦布告に行く だがレイラ、きみは来なくてもいいロノウェ」
「……はい?」
「きみはこの風紀師団の正式なメンバーではない、リスクを負う必要はないからね では行くぞミギ!ダリ!」
「え、ちょっと……」
そのまま有無を言わせず風に用に去っていった。
俺はどうすればよいのだろうか、今の俺の所属は風紀師団ではあるがこの
俺は……
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薔薇の匂いが香る生徒会室、ロノウェは生徒会に
「首を洗って待っていたまえ!このロノウェが! 君たちを必ずや引退させてやろう!」
高笑いしながらロノウェが豪快に生徒会室を後にした、その一幕を俺は生徒会室の外から窓越しに見ていた。
「本当にしたなぁ、
まだ俺はこの件に関してどういう関りをするか決めかねていた。
正直に言うと俺はロノウェにもいいところはあると思うが、生徒会長にふさわしいのはアメリ会長だと感じている、しかし今の会長は……
「……」
「大丈夫ですか、会長」
「は、はい…大丈夫ですわ」
と、まあこの通りにあのカッコイイ雰囲気があった会長がその影もないレベルで大人しいお嬢様然としている
「あれどういう状態なんだろう」
魂視を使ってみる……なるほど、魂自体はそこまで変化が無いが揺らぎから察するに性格を無理矢理に改変されたような跡がある。
俺の専門は工学よりであり化学や薬学はやや専門外ではあるが、確かそういう効果の薬品があったと記憶している。
完全霊体化を利用した憑依をすれば無理矢理に解除も出来るかもしれないが後遺症の発症もあるかもしれないので俺が手を加えるのはよしたほうが良いだろう。
それに、俺の予想の薬品が利用されているのであれば、効果が強力な反面自然に効果が解除されるはずなので大丈夫なはずだ、もしダメなら解除薬を作成しよう、魔法薬師団に頼ってもいい。
「と、なると 本格的に生徒会に喧嘩を売る理由がないんだよなぁ」
今の生徒会にはイルマも関わっている、それもありトラブルが起きているという見方も出来るのだが、俺までそのトラブルに首を突っ込む必要はない。
師団披露の時は魔具研究師団の問題だったので解決に協力したが、今回は完全に他師団同士の問題なのだ、関わる理由も利点も何一つ存在しない。
ならばここは傍観すべきだろうか、生徒会は好きだが風紀師団も好きになった、どちらも解散なんてして欲しくないのが本音だ。
しかし、
俺はここで何もしないでいていいのだろうか……
「いや、良いだろ別に……」
本音が出る、本当に今回は何もしないでいいのだ。
だが、だがしかし……関わらないのも嫌と言うもの
「よし、決めた。」
今回の俺の立ち位置、それが心の中で決まった
となると動き出す必要があるだろう、まず必要なのは合法的な手段だ、職員室へと向かう事にした。
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「しっつれいしまーす!」
「おぉっ、びっくりしたー えっと君はガイストさんだったよね、何か用?」
職員室に突撃したら丁度いた先生はマルバス先生であった
「今は先生だけなんですか?」
「そうだねー他の先生は皆出ているところだよ」
誰でもいいので一旦聞いてみることにした
「先ほどの事なんですけど
「え、そうなんだ まだ教師陣には共有されてないね」
「なら丁度良かったです、今私魔具研究師団が活動休止中でして風紀師団に仮在籍中なんですよ」
「……風紀師団かぁー
「ですです、で、私はこの
「仮在籍中に
「確かに問題はないんですけど、仮にも関わった師団なのでこの
「風紀師団につくってこと?」
「いいえ、先生方がいつもやってるじゃないですか あれですよアレ」
「あれ…? えっ
「はい、やります いっそ事華やかに行きましょう」
「面白そうではあるけど……一回教員会議に出さないとだなぁ 数日待ってくれる?
「分かりました」
とりあえずこれで前提はクリア、後は待つだけとなった。
今日の所出来ることは終わりだろう、一旦風紀師団に戻る事にした
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「ロミィ様、終わりました」
「ごくろう! じゃあ次はこっちのプランをお願いロノウェ~」
「はい!」
戻ったらロミィ先輩たちが何かの作業をしていた。
「何やってるんです?」
「レイラさんか、
「……へぇ、良いですね」
「レイラさんはこの期間どうするつもりかな?」
その表情は少し申し訳なさそうな雰囲気を受けるが心配はいらない、俺は俺なりに楽しむ事にしたのだ
「割とすぐに分かりますよ、私は私でこの
「……そうかわかった、じゃあお互い良い
自己保身と自身の欲を満たすのを同時に行う、難しい道ではあるが折角のイベントだ
それに、ロミィ先輩だけじゃなく俺だって目立ちだがり屋なのだ、出ないと仮でもモデビルなんてやらない
さぁ、明日からは