入学式から早くも数日数週間。
オリエンテーションも終わり、本日はクラス分けとなっていた。
「いやぁ、クラス分け。ここで運命が決まると言っても過言ではない 二人と同じクラスでなければ今宵の別れに…」
「過言だよ、レイラは大げさなんだって。あたしも二人と同じクラスがいいけどさ」
「エイコはイルマさんと同じクラスがいいです!」
エイコもこの数日間で随分とイルマにぞっこんになったものだ、彼女の将来が心配です。
「イルマくんと同じは無理だと思うわよ、ほらあそこ」
ガーコが指をさした先には一つだけやけに豪華な装飾がなされた表があった。
「何あれ」
「
「へぇ、変わった名前のクラスがあるんだね」
「危険度MAXのやばい悪魔が集められたデビやばいクラスらしいわよ」
「で、でもイルマさんと同じクラスならそれくらい我慢できるし……」
「エイコはいい子なんで無理です。私たち三人の中で入る可能性あるのレイラだけでしょ」
「なんでよ」
こう見えて
「レイラって偶に争いを助長させるじゃない、それ見て嗤ったりしてるの見てると結構
「えー?悪魔ってこういうもんじゃん?」
「そういうのはどっちかというと元祖返りだっての」
全く失礼してしまうな、そこまで言うなら見てやろうじゃないか
「1-危のメンバーはっと」
| 1-危 | ||
|---|---|---|
| アスモデウス・アリス | サブノック・サブロ | アンドロ・M・ジャズ |
| クロケル・ケロリ | ウァラク・クララ | シャックス・リード |
| アロケル・シュナイダー | カイム・カムイ | イクス・エリザベッタ |
| アガレス・ピケロ | ガープ・ゴエモン | プルソン・ソイ |
| イルマ | ||
「……ないじゃん!!」
「てへ」
「もー、ちょっと不安だったんだけど?じゃあ私たちのクラスは?」
「あったよ!私もガーコもレイラも皆A組だ!」
少し、
寂しい思いをしないことが分かって一安心というところだろうか。
しかし、イルマの動向を近くで観察出来ないのは少し残念にも思える。どうにかして
だが今は素直に喜ぶことにしよ……?
「あれって……」
「どうかした?レイラ」
「へぇ、そうなんだ 彼もA組だったか」
オロバス・ココ。
入学時の試験にて学年
俺が入試で負けた相手はちゃんと覚えているし、いずれ勝つつもりである。
そういう意味ではオロバスと同じクラスなのは幸運だ、ライバルとして共に高め合うことが出来るだろう。
「知り合い?」
「次席」
「あー、レイラ負けず嫌いだもんね」
「うん、頑張った分負けたくないからね」
と言っても悪感情は無い、入試も全力でこなした俺からするとそれを上回ったオロバスは尊敬に値する悪魔なのだ
彼とは仲良くしたいと思うがどうなるか、この後わかる事だろう
「うわぁめちゃくちゃ目立ってる!」
「イルマちとおんなじクラスだー!」
「入間様と同じですね!このアスモデウス・アリス、勉学でも入間様の右腕であるため精進致します!!…ウァラクも同じか、お前はどう考えても
イルマくんたちか、彼らはみんな
一応挨拶しておこうかな
「おーい、イルマく「俺は認めへんぞー!!!」
びっくりした、そばにいた悪魔の子がなんか駄々を捏ねている。
見覚えがあるけどどこだったかな?
考えている間に豚みたいな悪魔の子に連れて行かれていた
っとそんなことよりイルマくんに挨拶だったね
「……っていない!?」
「レイラどうしたの?」
「そこにイルマくんがいたんで挨拶しようと思ったんだけど、目を離した隙にいなくなっちゃったんだよね」
「あぁ、それだったらぱっつんの女の子に攫われてたわよ」
「ガーコそれほんと!?イルマさんを見逃したー!!」
エイコは残念がっているものの、残念ってわけでも無いだろう。
同じ学校だしこれから何度も会うことになるだろうし
「ま、いいや。それじゃ二人とも教室行こっか」
「イルマさ~ん…」
「同じ学校なんだからまたすぐ会えるって、行くよエイコ」
ガーコがエイコをずりずりと引きずりながらA組の方へと向かっていく。
それに追従する形で私もA組へと向かった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
A組
A組に入った瞬間槍が降ってくる…なんてこともなく、壁が爆発する…なんてこともなかった。
実に平和な入室と言えるだろう。
「今日から1年はこの教室がメインになるわけだね、うん実に普通な教室だ。」
「特殊な教室なんて
エイコがお尻をさすりながら突っ込んでくれる、ガーコは力入れ過ぎなんじゃないだろうか
気を取り直して、クラスメイトにどんな子がいるのかと見渡してみると、ちらほらと生徒がいるが全員ではないようだった。
今いるのは一つ目でたれ耳の男の子とジト目気味の男の子、あとはショートカットの運動出来そうな男子ってところだった
「クラスメイトって何人くらいいるんだろうね」
ふとエイコがそんなことを漏らしたので返答。
「張り紙には16人書いてたよ、私たちみたいな女子悪魔は他にいないかもだけどね。」
「マーニーって子は女子なんじゃない?名前的にだけど」
「確かもう1人いたはず、なんで名前だったかな」
そうしているうちに生徒も集まってきたので席に座った
「担任の先生は誰なんだろうね」
ガララッ!
「はい、みんな席に着いてねー」
凄くスムーズに入ってきた、彼が担任だろうか。なんていうか良くも悪くも地味という印象を受ける。
意外と素直なもので、皆各々自由に席に座っていく。あの大きなポニテの男子、彼がオロバスだったはず、後で話に行こう。
「よし全員座ったね、じゃあまずは自己紹介をしよう!」
「僕の名前はダンタリオン・ダリ!君たちA組の担任で教師統括もやってるよ、専門教科は魔歴。 一年間よろしく!」
軽い感じの口調の先生ではあるが、この名門バビルスで教師統括をしているのなら相当な実力者だろう、これは中々いいクラスを引いたんじゃないだろうか。
「じゃあ順番に挨拶してもらおうかな、とりあえず成績順でオロバスくんからで!」
「はい」
ポニテ男子が立った。やはり彼がオロバスだったか。
しれっと成績順と言ったがこの先生意外と趣味が悪いのか?
前世というか人間界ならいきなりカーストが生まれそうな順番である。
「じゃあ簡単に名前と趣味と野望を聞こうかな?後は言いたいことがあったら適当に」
「わかりました、私の名前はオロバス・ココ、趣味は登山です。野望は…」
彼とは今後何度も争うことになるだろう、競争相手というからには彼の事は良く知っておきたい。まぁ、仲良くできるのならそれに越したことは無いとも思う。
「はい、じゃあ次はガイストさん」
「あ、はい」
呼ばれたので起立する。
今一度クラスを見回すと、生徒は全部で16人だろう。そのうち女子は俺を含めて6人かな?多いのか気もするが実際どうなのか微妙なラインだ
同性ということもあるのでエイコ、ガーコ以外の2人とも仲良くしたいものである。
「私の名前はガイスト・レイラです、趣味は旅行と買い物、後は魔具制作ですね。野望はとりあえず学生の間は後悔のしないような青春の思い出をいっぱい作る事ですかね、ただちゃんと
そういってオロバスの方を見る。彼もこちらをしっかりと見直して頷いてくれる、きっと正しく伝わったのだろう。いいことだ
「いきなり宣戦布告だー!」
「俺知ってるぜ!オロバスが入試2位でガイストが3位なんだぜ!」
「まじかよ、じゃあいきなり頂上決戦か!?」
「頂上はアスモデウスだろ」「いやイルマだ!」
ワーキャーワーキャーと軽い盛り上がりを見せてしまった。名指しはやりすぎだったかもしれない。
「はいはい静かに、次行くよー」
ダリ先生がパンパンと手を鳴らして先へと促してくれたことで自己紹介の流れに戻り、他の生徒も順番に自己紹介していった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「これからよろしくお願いします」
そして、最後の生徒の自己紹介も終わった
「よし、これで自己紹介も終わり! 楽しい授業をやるよ!」
「じゃあみんな早速移動するから僕に着いて来てね!遅れた人は減点なんでよろしく!」
ニコニコしながらダリ先生は教室の外へと行ってしまった。
外ではタッタッタッと小走りのような音が聞こえる。
「とりあえず、行こっか」
「そうだね」
と、エイコとガーコ。
オロバス君は黙って教室の外へと行ってしまったようだった。
他の生徒もぱらぱらと行動を開始していく
「なんか先生遠くね?」
外に出た一つ目の生徒がぽつりと……
「…ってあの先生走ってるじゃねぇか!!」
「うそだろ!?急げみんな!遅れたら減点だぞ!!」
「ちょっ!?急ぐよエイコ、ガーコ!」
そんなわけでクラスまとめて全員で駆け出した、後で先生の悪ふざけだったと言われたがふざけんなと言いたい。
温和で面白そうな先生だけど、今後も悪ふざけで振り回されるかもと思うと少し疲れる気持ちな俺たちなのだった。
クラスが決まりました!多分タグでバレてますけどね!
A組はオリジナル要素は多いものの基本モブです、と言っても一人一人は現作出身のキャラを元にした設定はあるんですけどね
その辺の詳細はいずれ音楽祭の時にでも……