悪魔で霊な元人間   作:P223

74 / 86
美容系は全く知らず調べながら書いているので色々と間違ってると思いますが、寛大な御心でご覧下さい!
香水とか全然わからないです


74 問題女子会

終末日も後数日ってところ、やる事も殆ど終わったし仕事の予定もないので暇な時期なのだが、今日は予定がある

 

「今日はゆっくりお話ししましょうね!」

 

対面のエリザベッタが華やかな笑顔でそう言った、左右を見ればケロリとクララがいる。

今日は問題児女子と女子会だ、普段ならアメリさんもいるらしいが今日は別用らしい。

 

「にしても終末日にやるって聞いた時は驚きました」

 

「でもね?ケロリちゃん、来期が始まったらすぐに収穫祭で忙しくなるじゃない? だからレイラちゃんと話せるのは終末日を逃すと中々時間が取れなさそうって思ったのよ」

 

「前回の時は忙しいとかで無理でしたもんね……そういう事ならまぁ」

 

「私もエリちゃんとはちゃんと話したかったし丁度いいかなって思ってたんでね、ありがとね」

 

一応最初の誘惑術の授業の時に連絡先を交換してから連絡はしてはいたのだが、ちゃんと対面しての話は始めてなのだ。

クララは魔具研、ケロリは芸能関係で関りがある分知らない部分が多いエリちゃんとは話したかったのだ

 

「じゃあ、今回は特別版の女子会だー!!」

 

空気を読んで黙っていたクララが元気にそう宣言する、意外とこういう気配りが出来る子なのである。

 

「今日はばけちゃん参戦となります!何か一言どうぞ!」

 

「え? あぁ、よろしく?」

 

「よろしくね」「よろしく!」「よろしくお願いします」

 

そんなわけではじまりはじまり

 

「じゃあ今日の議題よ! 今回は"スキンケア"とかどうかしら!?」

 

「あぁ、大事だよねスキンケア 油断するとすぐに荒れるし」

 

「そうよ! 今でこそ私たちは若いからそこまでだけれど今後のことを考えたら今からでもやれる事はやるべきなのよ!」

 

「なんかあった?」

 

「この前テレビで肌荒れがひどい悪魔の話を見たらしいです」

 

「なるほど……」

 

将来を思って怖くなっちゃったんだな、まぁわかる。

悪魔は人間ほど肌が弱くはないが加齢による劣化は一応存在する、そう言うのに対処してずっと若くきれいな悪魔もいるのが事実なので俺もその辺はちゃんと手入れを欠かしていないのだ

 

「レイラちゃんって肌綺麗だし、他にも皆肌綺麗だもの、私ずっとどうやってるのか気になってたのよね!」

 

「エリちゃんも十分綺麗だけどね、まぁそう言う情報共有するのは大歓迎だよ」

 

「やった! じゃあ早速だけど皆、スキンケアで大事にしてる事ってなぁに?」

 

「私は化粧品を色々試して自分にあったものを使っています、今は魔トムギの化粧水とかですかね」

 

「今はやりのやつね! くろむちゃんが宣伝してるの見たわー、クララちゃんは?」

 

「? ……水!」

 

「「……」」

 

この子はこういうのは興味無さそうとは思っていたがここまでとは思わなかった、転生直後の俺でももう少し気にしていたかもしれないレベルだ

 

「今度一緒に買い物に行きましょうね、色々教えてあげる」

 

「私も時間作りますので……」

 

「うん、私も協力するよ」

 

「わかった!」

 

元気で良し

 

さて、俺はスキンケアは基本的には早寝早起きと食事はしっかりとるとか普通の事ばかりで特別な事は何かしてただろうか……

 

「レイラちゃんは?」

 

「うーん……みかんとか?」

 

「みかん?」

 

「うん、私は魔具作成の時におやつ食べるんだけど割とみかんとか多めなんだよね、ビタミンとか入ってて肌にいいし」

 

なんか昔どこかのサイトで見た記憶がある、みかんには色々と肌にいい効果があるとかなんとか、プラシーボ効果かもしれないがそれを思い出した俺は割とみかんを食べるのだ、魔界にもあってよかったと思う

 

「肌にいい食事ね、私も気にはしてるけどもっとちゃんと調べてみようかしら?」

 

「いいんじゃない? 身体を作るのって結局は食だからね、内側から変えるのは長期的に見れば有効だよね」

 

「お魚とかもいいですよね、あとは納豆とか」

 

「納豆は悪魔(ひと)選ぶよね、単純に味とかで」

 

「腐った豆ってイメージする悪魔(ひと)もいますよね、発酵はちょっと違うはずですけど」

 

俺は納豆はあまり食べないが色々と健康にもいい万能食材とも言える、魔界ではあまり見ないが魔界特有の豆を使った納豆なんかもあるのだろうか。

 

「とりあえずみんなのスキンケアは一通り聞いたわね……そ・れ・で」

 

エリちゃんはスッと何かを取り出した、それはビンに入っている液体のようでほのかに花の匂いがするので香水だろうか

 

「これね、スージー先生に協力してもらってスキンケアと香水を同時に出来るように調合してみたのよ、皆で使ってみない?」

 

「え、大丈夫なやつ?」

 

「肌に悪い成分は入ってないから大丈夫よ!」

 

「怖いなぁ……」

 

自分に合わない化粧品はむしろ肌荒れに繋がるのでモデビル的にはリスクが怖い

 

「一応成分だけ聞かせてもらえる? アレルギーとかのこともあるからさ」

 

「そうね……」

 

聞かされた内容では怖いのは無かったので、付けるくらいならいいかとも思える。

となると、このまま断るのも悪いし付けてみることにしよう

 

「わかった、付けてみよう」

 

「……じゃあ私も」

 

「これでイルマちをメロメロにするぜ!」

 

クララは多分ノリだがケロリは俺を見て決めたな、別にいいけども

 

「じゃあちょっと失礼して」

 

流石に試しなので手に少しだけ付けてみて匂いを嗅いでみる

 

「これは……モルゲネフラワーの良い匂いだね、」

 

モルゲネフラワー、別名で朝日花とも言う魔界の花である。

朝日が照り付ける時だけ咲く花であり、その咲いている時間は経った30分程度とかなりレアな花である

スージー先生の協力あってのことだとは思うが、これを香水に出来たのはすごいと思う

 

「つけてみたけど、まぁすぐにはわかんないよね」

 

「数日したら効果が出ると思うわ、良かったら感想聞かせてね!」

 

「上手くいったら商品化とかしてもいいかもね、そう言うコネなら持ってるよ」

 

「……アリね」

 

アリなんだ、まぁ実際良いものであれば俺としても広く知られてほしいし協力はしよう、モデビルのルートは厳しいので魔具のルートで売り出すことになるだろうが別にいいだろう

 

「因みにくろむは大丈夫? 香水とか指定あるんじゃないの?」

 

「大丈夫、終末日終わるまでは握手会とかは無いし殆どがトレーニングだから」

 

くろむはアクドルなのでファンとの距離もモデビルと比べて近いのでこういう香水をつけるのは気をつけたほうが良いと思ったのだが、どうやら大丈夫そうだった。

 

「クララちゃんは、これとかどうかしら 同じように肌にいい成分で匂いが別のやつよ」

 

「……どう!?」

 

クララは別の香水をつけて聞いてくる、クララのはまた俺とは別の物らしい

 

「これはベリー系かな」

 

「そうよ、クララちゃんにはこれがぴったりだと思ったのよね」

 

「ばっちりだね、良く似合ってる」

 

「ケロリちゃんにはミント系が合うかなって思って作ってもらっただけど……どうかしら?」

 

「……うん、いいですね ありがとう」

 

清涼感のあるミントの香りはケロリに合っているし、普段使っているのも似たようなのだった気がするんで都合もよさそうだ

 

「で、私はどれがいいと思う……?」

 

多分色々作ったんだろう香水を色々並べてくれる、流石にもうこの香水の話がしたくてたまらなかったことが分かる

色んな匂いの香水にスキンケア機能が付いている挑戦的な物を生み出せたので見てほしかったのと自分が使うのを一緒に考えてほしかったのだろう

 

「まぁこれかな、ジャスミン系のやつ エリちゃんって同年代でも大人っぽいし」

 

「いいと思います、エリザベッタさんにはこういうの合うと思いますし」

 

「クララちゃんはどう思う?」

 

「いいと思う!!」

 

「じゃあこれにしようかしら」

 

決まったようで良かった

 

その後は他のスキンケアの知識の共有なんかもしていって有意義な時間を過ごし、解散の時間となった

 

「今日は楽しかったわ!レイラちゃん来てくれてありがとね」

 

「こちらこそ、また誘って欲しいな」

 

「もちろん!終末日が終わったら忙しくなるだろうから落ち着いたらやりましょうね!」

 

今回は控えめな女子会だったが、今後もきっと何度もやるのだろう

色々終わった後になるだろうが次回の女子会も楽しみである

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。