「【
「……っ!!」
「よろしい、【
「はいっ!」
正直嫉妬だけで俺も特別授業を受けたいと無理言ってモモノキ先生に師事したが、予想以上だ
「炎、水、雷」
「【
「重力、拘束、呪言」
「【
「占星、水流、破裂、精神操作、混乱、強化、風雲」
「【
「はい、そこまで 大体分かったわ、重力と風雲が得意で水系統と精神操作が苦手ね」
「はい」
一気に違う魔術をまとめて発動するのは思った以上に疲れる、全種は知らないので一部魔術は本を見ながらの行使というのもあって尚更疲労感がある
どれも俺が使える下級魔術だが言われたように水系統と精神系のは苦手で使っても大した威力も出ていない
それはそれとして指定されたとはいえ全部の魔術に対してあっさりと相殺されたのだが、本当になんでもできる先生なのだと実感する
今は一旦どれだけ出来るのかを見てもらうためにバビルス地下の訓練施設を利用している
「悪魔には使う魔術の種類によって得意不得意がわかれているのは知っているわね?」
「はい、ですので全部の魔術に適性がある家系魔術【
因みにモモノキ先生は同じ教師のモラクス先生の孫でもある、家系魔術に関しては祖父の方のモラクス先生にねだって教えてもらってたりする、その時に条件として何かを確認したかったらしいので協力したのだが上手くいかなかったとか言っていた。
「突然何を言い出すのかと思ったけれど、生徒の自主性を尊重しその手助けをするのがバビルス教師の仕事、それに個人的にもガイストさんみたいな優等生がどこまで行けるのか興味があるので受けましょう」
「ほんとですか!? ありがとうございます!」
「えぇ、いつもの授業では全体に教える都合上平均的にしか教えられないから私としても楽しみだもの……後悔だけはしないようにね?」
「はい! よろしくお願いします!」
「じゃあ今日は記録取れたんで明日から始めましょうか、一応こっちとしても預かる以上担任のダリ先生と親御さんの確認が必要になるからね 申請書はこの後渡すから書いてもらってね」
「わかりました」
こういうところがしっかりしている辺り俺との相性もよさそうだ、何をするにもちゃんとした形式っていうのは大事にしたい、悪魔的には契約を結んで守るってのは大事だろうしな
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
というわけで翌日の授業の後、同じように訓練施設で集合となった
因みにエイコとガーコも誘ったが普通に断られたので悲しい
嫉妬ながらも同じラインに立てたんで遠慮なく問題児達とも情報共有しようと思ったのだが誰も連絡が無かった、それだけの余裕がないのか疲れでさっさと寝てしまったのかはわからない
俺も負けてられないので今日は気合を入れて来た、何でも来いって感じだ
「来たわね、じゃあ申請書だけ貰おうかしら」
「どうぞ」
父も母も頑張ってこいと背中を押してくれたので許可は簡単に取れた
「……はい、確認しました では私のプランを教えるわね」
そう言ってバインダーを取り出してペラペラとめくっていく、もしかして俺の為に色々調べてきてくれたのだろうか
「水系統と精神系統は拡張が無いのでなし、そして重力系と防御は無口頭で使えるのよね? 他に使える無口頭魔術はある?」
「戦闘には役に立ちませんが【クワルツ・クワルツ】は無口頭でいけます」
魔具の組み立てに重宝している魔術だ、イメージがかなり大事だが使えるとすごく便利である
「わかったわ、じゃあとりあえず残りの炎、雷、拘束、占星、破裂、強化、風雲の7つの属性からそれぞれ1種類以上は無口頭で使えるようになって貰います。」
「無口頭で……無口頭でぇ!?」
「何か問題でも?」
「いえ……」
「応じて、これから試験の前日まではいつでも魔術を使える状態にしなさい、私が合図をしたときは5秒以内に対応した魔術を使用する事、慣れてくれば時間も減らします。失敗したときはそれに応じた罰を与えます」
罰まであるとは本気だ、俺の為に全力で教えようとしてくれている「炎」とても嬉しいし頑張ろうという気になってくる。
「はい、罰ね 強化魔術無しでここを10週走ってきなさい、ただし、重力魔術で自分の重さを50kgに調整しながらね」
「へ?」
「走る!!」
「あ、はい!!」
何で急に罰ゲームが起きたんだろうか、にしても走るのは最近飛行に頼っていたのもあって前世より走りはダメになってきている「風」もう少し個人的にも……ッ!
「【
「よろしい、油断しない事ね、今ので4秒はかかっているわ」
「はいっ!」
それをしつつも走ってという事か、常にマルチタスクを求められるという事だろうか
とりあえず10周走りきった、疲れるが悪魔の身体はスタミナも多くてこれくらいなら余裕だった
「じゃあこれから貴女にこれを渡します、マルバス先生から頂きたこれよ」
そう言って腕時計のようなものを渡される
「これは?」
「それは通信を利用して簡単な疑似的な的を出力するものよ、普通に使うなら自分で設定して的を出して使う訓練魔具なんだけど、それを別の送信機から受信した的も出せるのよ こんな感じね」
そう言ってモモノキ先生が何かの機器を操作したら俺のつけている腕時計から丸い的が出て来た。
「これは色が設定できるのだけど、今回は色によって使う魔術を指定します。」
そう言って紙が渡される、赤なら炎とかそう言うのが書いてある、水と精神系は書いてないので俺専用という事なのだろう
「それで、的に使った魔術はこっちで確認できるようになってるから、後はどうするかわかるわね?」
「もしかして常にこれを付けていつでも魔術を使えるようにってことですか?」
「そうよ、他の先生と親御さんには伝えているからそこは安心して それと就寝時間は大事なので夜0時から6時は行いません、良いわね?」
「わ、わかりました」
つまりは常在戦場を心がけろという事なのだろう、それにいつ来るかわからない的を適切な魔術で対処する事、そして他人への被害は当然ダメなんでそこも気をつけて生活をしなければならない、それにモデビルの仕事も当然あるので周りの
「一応言っておくけどどうしても
「わかりました」
そうは言ったもの、大変そうだ。
求められるのは瞬発力と状況判断能力だろうか、食事中や授業中、仕事中に魔具制作中と、どんな時でも魔術を使える状況をキープし続けなければならないと言える。
『拘束』
「【
「稼働も大丈夫そうね、では魔術対応はこれでいいとして座学をしましょう」
「え?座学……?」
「当然でしょ? 貴女は最も手札が多い一年になりたいのであれば授業ではそうそう覚えないような魔術も覚えなきゃ」『雷』
「【
「後魔力調節もちゃんとなさい、その勢いだと魔力切れを起こすわよ」
「あ、そっか、それも気を付けなきゃですね」
「というわけでコレから貴女は毎日いつでも特定の魔術が出来る状態をキープしながら新たな魔術を学んでもらいます、自由な時間も与えますが、その時間は収穫祭の為の準備だと思いなさい」
「わかりました!」
つまりは俺の魔具作成の時間も取らせてくれるという事だ、それに収穫祭に向けてしておきたいこともある。
「自分で言ったからにはとことん教えてあげるから、めげずに一緒に頑張りましょう!」
「はい!!」
アズ君の炎魔術とかを見るに自分の制御している魔術であれば自傷はないと思うので風呂場で突然雷を使わせて感電……なんてことは起きません、多分。
娘と一緒に風呂に入りたがるパッパがいたら感電します、仕方ないね
あと一部魔術は創作と読み方だけ捏造とかです、地雷は効果捏造です