「ぐおー!!」
「やっ!」
【
「シャーッ!!」
「ほっ」
【
『コチラニアリマス』
「さんきゅークロローン」
クロローンによるスキャンにて隠遁イチゴ(30P)ゲット
「絶好調~♪」
踊る様に散歩しながら乱獲していく。魔力消費は全然余裕。修行の成果である。
「そのポイントいた「ほいっ」 ギャー!!」
近づいて来たやつは【
「お?」
歩いていると大きめの洞窟に到着した、最初の目的地だ
「先輩情報の統計によるとこの辺にボスクラスのが配置されやすいらしいけど……」
コツンッ、コツンッと足音が鳴る
深めの洞窟らしく終わりが見えない
シュルルルル……
「ん?」
何か聞こえたような気がしたが、何も見つからない
シュルルルル……
「いや、いるな」
確実に今俺は獲物として見られている、見えないが大きなものが周りにいる
魂視を発動することで存在を確認した
シャァァァァ!!
「わかってるよ」
すっと横に避ける、俺がいた場所には小さいクレーターが出現した
透明の魔獣、ステルスコブラだ、それも全長20mはありそうなほどの巨大サイズのこいつだが、得点は3500Pの
透明化の能力に加えて、電撃に耐性がある厄介な魔獣だが、ボスの中では弱い部類だ。
「まぁ私向きの獲物だね」
正確には霊体化を解除しただけではあるが、傍から見たらそう見えただろう。
「さぁ来な子蛇ちゃん 私のポイントになって貰うよ」
ボスクラスといえど一匹の獣、無口頭魔術と魔具と大鎌、無限のパターンで封殺してやろうじゃないか
★★★★★★★★★★★★★
「おっ第三ブロックも
モラクス・モモノキはその声を聴くと思わずモニターの方へ飛びついていた。
自分がここひと月ほど、手塩に掛けて育て抜いたガイスト・レイラが映っており、一人で魔獣との戦闘を開始している。
「あの子って第三席の子でしたよね、いやぁ
だれが言ったかまではわからないが、その声にモモノキは誇らしさを感じる。
モニター越しの彼女は自分の身体よりも大きい大鎌を重力操作を織り交ぜて操りつつも、複数の魔術も使うことでボスクラスを翻弄している。
自分が期待した戦術以上の出来であり、モモノキも思わずガッツポーズをしていた。
もう一人の師匠とも言えるマルバスはここにおらず、
最も彼は魔具の知識を多少授けただけなので、
「ふふ……」
にしても自分の弟子が褒められるのはこんなにも嬉しいのかと、モモノキの顔に笑みがこぼれる
「それにしても
「む」
とはいえ結局話題は
これにはモモノキも意気消沈、口をとがらせながら特別講師たちの方へ行ってみる、敵情視察のつもりだった。
「「「……」」」
そこでは
「……生徒の救出の準備でもしましょうか」
見なかった事にした。
★★★★★★★★★★★★★
シュルルルル……
「そこっ!」
ヒュルル……ドムッ!
蛇の身体に着弾はするが、あまり効いていない様子だ。
その上──
シャアッ!!
ペシャッ!
「よっと」
回避
これは毒液である、それも当たると一発アウトの猛毒。
流石はボスクラス、一筋縄ではいかないようだ。
「まぁ、私相手じゃなけりゃなんだけど……さ!」
『スキャンカンリョウ!』
ピピッ!っとクロローンが相手の行動や弱点を調べ上げてくれた、どうやらこの蛇は特に電撃への耐性が高く毒素が強い個体。
行動は主に透明化した身体による長い体での体当たり、毒液発射、大きな口での噛みつきだけのようだ。
「……うん余裕だなぁ」
なぜなら全て完全霊体化で攻略できるんだこれ、物理なので……
でもそういう方法で勝っていては絶対この先やれる気がしないので、特訓の成果でいこうじゃないか
「よし……【
無口頭を応用としたオリジナル魔術、スタンバイ状態の魔術を自分の手首辺りに合わせて追従させる。
二つの魔術をスタンバイ状態で混ぜ合わせることで即席の新魔術を作成出来たりもする。
後キラキラとして綺麗だが、まぁそこに意味はない、ロマンだ。
シャァァァァ!!
「そろそろネタ切れじゃない子蛇ちゃん?」
噛みつきを飛び上がることで回避して銃型魔具を取り出した。
「ワイヤー射出!」
ワイヤーガンを飛ばす、天さんと戦った時に使ったのと同じ弾力性のあるものだ
ブチブチブチッ!!
蛇が通ったところは簡単にワイヤーが引き千切られる、一応強化ワイヤーなのにいつも破壊されるのがお決まりになっているのは少し残念だがこいつにはまだやる事がある
切られたのを補充するようにどんどんとワイヤーを蜘蛛の巣状に展開していくそして中心部に乗り
「【
ワイヤーに電気を流していく、これに加え、受信機型魔具を使えばワイヤーに電磁波で範囲内の敵の感知が可能となり、電気のバリアが毒液を防ぐ。
魂視が使える俺なら使う必要は殆どない戦術だが、強みと言えばだれでも使える点だ、道具っていうのは格差を埋める。
「……まぁ止めは、私にしか出来ないけどね」
大鎌を構えて待つ…………
後ろ25m
右20m
右上15m、尻尾攻撃は少し横に逸れるだけで回避する。
・
・
・
正面5m
シャアアアアアッ!!
「今!!」
噛みつき攻撃をしようと、したところに回避しつつ大鎌置いて合わせる、通常であれば幾ら大鎌が強力であろうと俺の筋力では斬る前に弾かれるだろう。
しかし、この
「【
大鎌によって魂を一閃、魂を狩られ力が抜けた蛇の身体が地面を滑り、壁で止まる。
ズシャアアアアアア!!!!
そして、蛇は透明化が解除され姿を現した、魂視を使用していないほうの目で見ているが、思った以上に大きな蛇だったようだ。
近づいて普通のナイフで蛇の舌を切り取る、この舌の部分が提出位置で食用としてもすぐれているらしい、食べたことは無いが。
「……ふぅ」
"ソウル・リーパー"の能力は魂に干渉することで即死させる能力、殺意の塊のような武器ではあるが使いようだ、他にも能力はあるのでこれからも使っていく俺の相棒だ。
霊体化させ、しまって洞窟を後にした、高ポイントの食材なのでさっさと報告するためだ。
討伐時間は100分程度、まだまだこれからだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
報告筒、この第三ブロックにも幾つかあるが洞窟の近くにも一つあって助かった。
「お疲れ様、報告かな? 受け取ろうか、この用紙に記入してね」
丁度マルバス先生が待機してくれていたようで、丁度いいのでさっさと報告を……
「するわけないじゃん」
「え?」
仮にも俺の前でこの
「アロケルくんでしょ? 何やってんの」
「嘘ダロ こんなすぐにばれるか」
「仮にも私の師匠だし、変装には特攻持ちなんでね私」
チェルーシルによる変装と案内板の偽装ってところだろうか、魂視はこの収穫祭中は基本的にずっと使用しているので看破は余裕だし気になったので敢えて来たわけである。
他にも魂視を使っておけば他にも隠れた動植物や少し遠くに悪魔が集まっている場合とかが分かる、ちなみに植物が多すぎるので収穫物の判別が難しいという欠点もあるがプラマイではプラスだ、欠点はクロローンが補ってくれる。
それと
「盗もうとしてるのバレてるよ、アンドロくん」
「……マジか」
アロケルが注意を引いてるうちにアンドロが収穫物を奪取、いいチームプレーだ。
「相手が悪かったね、私、後ろにも目が付いてるんで」
背後からの強襲はこういう状況だとよくある事と言える。
その為に開発した魔具"オムニステラ
ちなみにスピカは
「よく見ればこの報告書も偽物じゃん、え、すっご」
「見破っておいてよく言うぜ、まぁ他のやつらにはバレなかったからいいけどさ」
「これくらい一回見れば覚える」
「流石座学一位……」
アロケルは秀才ではあるのだろうが、その頭の良さからこれくらいは簡単なんだろう。
真似は魔具の記録機能を使えばいけるだろうが、空では無理だ
偽装も俺なら見破れたが他の
「ところでさ」
「ん?」
アンドロが話しかけて来た、収穫物は帽子の中の魂鋼を使用した箱に入れて霊体化させているので大丈夫だし効く事にした
「俺達協力出来ねぇ?」
「無理でしょ」
「即答かよっ!?」
こういう相手は何度かしてきた、主に
このまま協力するのも可能ではあるが、多分するとどこか決定的なタイミングで裏切られて全て持って行かれる、そういう輩だ、勘弁願いたい。
「……まぁここで会ったのも何かの縁だ、これあげる」
ピンッと一つのコインを渡す。
「何だこれ」
「さぁね、でもそれも収穫物らしいよ 100Pだし、なんかのヒントかも」
100Pは低いようでまぁまぁ高い、すばしっこくて獲りにくい光速キノコで10Pだったりする。
攻撃性が高い収穫物はその分高いが100Pで攻撃性が無いのは貴重だ。
「どこで手に入れたんだよ、こんなの それと渡していいのかよ」
「ボスがいたところになんかあったよ、変な柄だし拾ってみたらこれも収穫物だって連絡が来たんだよね」
「ふぅん……ま、貰っておくわ」
「じゃ、私はこれで ……あとそのコイン以外の盗んだやつ全部偽物だから、報告しないほうがいいよ」
「「は!?」」
それだけ言ってその場を離れて本物の報告筒の方へ向かう
事前に何かに使えるかと思って擬装用の収穫物を作っていたが、そちらを根こそぎ奪われるとは驚いた、一応警戒はしていたのだが
あの二人は知略組ってところだろうな、でも俺だって知略には自信がある。
なんてたって天才魔具技師のレイラちゃんだぞ、状況に応じた判断や事前準備による調査は得意分野である、俺をだましたいなら数ヶ月前から準備することだな
「確かに受け取りました」
「じゃあ次!」
本物の報告筒の方もマルバス先生だった、変装する相手は間違っていなかったようだ。
さ、次に行こう
残り6400分
ガイスト・レイラ現在取得ポイント数…3950P