終わりの鉢の試練も進み、現在のメダルも増えたり減ったりしながらも合計としてはかなり増えて来た
シャックスが35枚
俺が50枚だ
100のゲームも10程度こなしたとも言えるが、その内容も多種多様である
最初のポーカーのようなギャンブルらしいものからNGワードゲームのようなパーティゲーム寄りのもの、他にも何故かドクロとか言うボードゲームもあった。
中にはフィジカルを使う物もあり、
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
次のゲームは"ストライク"というゲームだ
まず最初に各プレイヤーにダイスが配られる、これはプレイヤー数によっても変わるのだが、今回は三人の為7個ずつと後述するアリーナに1個配置される
ダイスの出目は六面サイコロなのだが、[
[
手順としてはお椀状のかなり深めの容器である"アリーナ"という場所の中に手番プレイヤーはダイスを1つずつ投げ入れていく、そしてゾロ目になった場合はゾロ目の数字のダイスを全て自分の手持ちに加えて手番終了だ。
ゾロ目にならなかった場合のプレイヤーは以下の二つの選択肢から選ぶことが出来る
・手番を終了する
・ダイスを追加で一つ投げ入れる
手番を終了した場合は持っているダイスは減るが追加で投げた場合、ダイスを回収できる可能性が生まれるのだ
ここで思い浮かぶのは3個目以降は損にしかならないんじゃないか、という事。
結論から言うと、そんなことは無い。
ダイスを投げ入れる際に、すでにアリーナにあるダイスにぶつけることでアリーナの出目を変えることでもゾロ目の判定が可能なのだ、例としては以下となる
1.アリーナのダイスが[
2.ダイスを投げ入れたこと[
3.アリーナの出目がそれぞれ[
という感じだ、因みにこの例ではアリーナのダイスが0個になるのだが、その場合は次の手番のプレイヤーが持っているダイスを全て投げ入れる必要がある、これを"オールイン"という。
それでゾロ目が出た分は回収できるが、それ以外は出たまま次のプレイヤーに回る。
この流れを繰り返して持ちダイスが0個になったプレイヤーは脱落となるルールだ、今回の場合はムームーが脱落した時点で終了となる。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「メダルをベットしろ」
「じゃあ私は10枚」
「僕は15枚だ!」
『ベットを確認、ゲームを開始します。』
この流れも慣れたもので、サクサクとゲームが進んでいく
「まずは順番を決める、全員ダイスを持て 出た数値で高いものが先の手番となる、今回だけは[
「オッケー、いつでもいいよ!」
「私も大丈夫、じゃあいくよ」
「「「ダイスロール!!」」」
レイラ [
シャックス [
ムームー [
手順はシャックス、俺、ムームーの順となった
これは嬉しい、俺が上手く全てのダイスを回収できればムームーに大損害を与えられる。
「ではアリーナに1つダイスを投げる、今回に限り[
そう言って投げられたが、ダイスの出目は[
「ではゲーム開始だ」
「よーし、いくよっ!」
シャックスが投げ入れる、出目は[
「へぇぇぇぇ!?!?」
「びっくりした! もう大分と慣れて来たけどレイラちゃんって結構愉快だよね」
「いきなり私オールイン!? きついんだけど!」
「……ルールなので」
勘弁してほしい、最悪これで脱落だってあり得る
「……分かった、いきます!」
ジャラッ!っと音を立てて俺の七つのダイスがアリーナに吸い込まれていく、出目は……
[
[
「……ふぅ」
何とか九死に一生を得た気分だ……シャックスめ、恨んでやる
「次は我だな」
大きいのに器用なものでムームーもちゃんとダイスが投げられる、まぁトランプとかしていたので今更かもしれないが。
出目は[
「追加だ」
追加でもう一つ、同じく[
ここで改めて手持ちを確認しよう
シャックス 8個
俺 4個
ムームー 7個
俺が一歩不利と言ったところだが、まだまだやれるはずだ
「じゃあぼくの番だね」
シャックスの出目は[
「それっ」
カシャン!
アリーナにあるダイスにぶつかり出目が変化する。
最終的に収まったそこには[
俺は二つ回収して、[
「ふむ、ここは一旦様子見としよう」
ムームーは一つだけダイスを投げて手番終了出目は前回と同じく[
俺が5個、二人が6個なので均衡しているとも言えるがダイスの総数は減っているので決着も近づいている。
次の一周、その次も変化があまりないので省略、結果としてはこうなった
アリーナ [
シャックス 5個
俺 4個
ムームー 5個
[
そして俺とシャックスが振り終わり、今はムームーの番である
「ふん」
カシャン
音を立ててダイスの出目が変わる、出目は[
「よ、四つ全部!?」
「ふん、中々上手くいくじゃないか、小僧、お前の番だぞ?」
「嘘でしょ……!?」
アリーナのダイスが0になったのでシャックスはオールインしなくてはならない
「や、やったらー!!」
戸惑いながらも5個のダイスを投げ入れる。
出目は[
「ギャー!!」
ギリギリ生き残ったとはいえシャックスの残りダイスは2個、絶対絶命の状況と言えるだろう
次は俺の番だ
「はい!」
ダイスの出目は[
続くムームーの出目は[
「えいっ!」
シャックスの出目は[
「やばいなぁ!」
一応今のタイミングで投げれば[
「……やります!てやっ!」
そして投げられるダイス、カシャンと音を立てて数字が変わる、残ったのは。
[
「よっしゃー!」
首の皮一枚繋がったようだ、俺としても一安心、シャックスはライバルではあるが今回の敵はムームー、であれば味方は多いほうがいい。
「ふふ、私の番だね、はい」
出目は[
「追加でいきます」
続いての出目は……[
「……オールインか」
「そうだよ」
「速く振りなー?」
シャックスが調子に乗っているがまだ状況は回復していないのが分かっているのだろうか
「ゆくぞ」
そう言ってムームーが投げ入れた、ダイスは[
前回8個まで膨れ上がっていたダイスがたったの2個まで減ってしまった。
俺が4個で他の二人が残り2個だ。
次の周、その次の周で盤面に残るダイスも[
今は俺の手番だ
「……よし」
ダイスを投げ入れる、出目は……あぁ
「こ、こぼれた?」
「出目は無しだな、こぼれたダイスは排除される」
投げ入れた力が強すぎたせいでダイスがこぼれてしまったようだ。
この場合は[
ダイス自体は投げたので俺は手番終了だ
続くムームーの出目は[
「じゃあ投げるね」
シャックスの出目は[
そして全員のサイコロが残り1個となってしまった
盤面には
[
「……」
手元のダイスを見る、残り一つで50%……ギャンブラーならここで決めるべきだ。
「……でもね、私はリアリストなんだ。ギャンブルは、他の人に任せるよ。」
ダイスを持って手を振り上げる。
「レイラちゃん?」
「おいお前、何を……」
「シャックス君、勝たせてあげるよ」
身体強化魔術を発動し、筋力を上げる。
そして……
──ガッシャアアアアン!!!
「あ、アリーナが……」
「ひっくり返った……!?」
『ガイスト・レイラ 持ちダイス0個、脱落です』
ダイスを全力で叩きつける、その結果アリーナごと全てぶちまけたのだ。
当然全てのダイスはアリーナに入っていない──つまり
「ダイスは0個だ、オールインしなよ?ムームー」
「ぐっ……!」
当然一つのダイスではゾロ目など出るわけがない、ムームーの負けである。
まぁ、俺もダイスが無くなったので負けではあるのだが
『魔神ムームー 持ちダイス0個、脱落です』
「レイラちゃん……なんで?」
シャックスがそう言ってくるが、答えは簡単だ。
「私達、もう友達でしょ?」
「トモ……ダチ?」
「あぁ、お仲間って意味」
「……そっか、ありがとね」
ニカッ!って笑う彼の笑顔はとてもいいものだった。
そしてシャックスが100枚に到達した次のゲームが決まった。
『次のゲームは色当てゲームです、今回はプレイヤーのみの参加となります。』
また部屋が変わり、巨大な場所となった。
地面には色の付いたタイルと、かなり遠いが最奥には何かの出っ張りが地面から生えて見える。
かなり大掛かりなものがありそうだ。
「ゲームを説明する。これよりお前らには、指定された色のタイルにのみ乗れることになる。色は毎回ランダムだが色の決定後、数秒の猶予がある。その時に決まっていない色のタイルは地面が抜け、落下する。落下した場合は脱落だ。羽による飛行は2回まで許可されるので上手く使うように、またタイルの色ごとにトラップもあるからな。最終的に最奥にあるボタンを押せばクリアだ。」
「……急に殺意高くない?」
実際そう思う、これで今まで通りなら正直捨てゲーでいいだろう、1枚賭けとかで
「そうだな、しかし今回は難易度が高いゲームであるため、クリア時の報酬は掛け金の4倍としようではないか」
「なるほど、それならハイリスクハイリターンだ。」
「そういう事だ、ではベットしろ」
「じゃあ私はさっき負けたし、同じく10枚 シャックス君は?」
「僕は……僕は!フルベットだ!! ここで決める!」
「え、ちょっとシャックスくん、なんてリスキーな」
「このまま少額ばっかりで飽きてきたところなんだよね、もうここで全部決めて他の収穫物でも集めながら入間くんを待つ!そのほうがカッコイイじゃん」
「だからって全部出さなくったっていいじゃん、0枚になったら即失格なんだよ?」
そこまで言ってハッとした、シャックス……いや、リードの顔は投げやりでも楽しんでいるだけでもなかった。
獰猛な悪魔の顔、悪周期をも彷彿とさせる顔をしている
「即失格? そんなもの怖がってちゃまだまだ
これはもう止められない、最後まで付き合おうじゃないか。
「……わかったよ、
『ベットを確認、ゲームを開始します。』
残り時間 5000分
ガイスト・レイラ現在取得ポイント数…10050P、メダル40枚。
シャックス・リード現在取得ポイント数…0P、メダル50枚。
ストライクはちゃんと現実にも存在するボードゲームだったりします。
つまりは、怒られた場合今話がガラッと変わるという事です。