悪魔で霊な元人間   作:P223

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収穫祭編終了です


97 収穫祭リザルトと打ち上げパーティ!

 

収穫祭の残り時間は先生方との情報のすり合わせやオチョの引き渡し、後は自分の拠点に置いていた収穫物の回収で全て無くなった。

 

結局の話、入間とリードの二人はレジェンドリーフを咲かせて持って来た。

100000Pの花(?)の分だけをカウントしようとしてたので流石にフェアじゃないので否定はして結局入間とリードの2人が若王となった、入間は少し納得がいってなさそうだったが俺は予想通りの展開だったので概ね満足だ

 

もう一つ喜ばしいことがあった、少し結果発表の時まで時間を撒き戻そう。

 

「レイラ!おめでとう!」

 

「惜しかったわね、レジェンドリーフが無ければ若王だったのにね」

 

「まぁ私は60000P目指してたからそこにたどり着けなかった時点で察してはいたよ、終盤に行くにつれて収穫物自体が減っていくのがちょっと予測不足だったよ」

 

他にも理由はあるが他人のことを言い訳に使うのは俺のプライドが許さない、今回は素直に負けを認めよう。

因みにココの得点は38000点で得点自体は稼げていたようだ、オチョの影響はあれど収穫祭自体は頑張れていたようで少し安心だ

入間達がいる方からココが歩いて合流して来た。

 

「レイラさん……」

 

「ココくん」

 

「悪かった私のせいだ、私が「ココくん」」

 

「違う、悪いのはきみじゃないよ それにあれくらいで得点が足りなくなるのなら元々私は勝てなかった、だから気に病むことじゃないからさ……それに、私たちはこれからでしょ?」

 

「……あぁ、そうだな そういう事なら……そういう事にさせてもらう、ありがとう」

 

「イルマさんの方は……囲まれてて無理そうだね、後にしよっか」

 

「そうね、それにうずうずしてるのがいるわよ……ほら」

 

何があったのかは聞いてこない二人の優しさが心にしみる

そして言われた方を向いてみると俺もA組の皆に囲まれていた

 

「ガイストスゲーじゃん!」「さっすがレイラ!」「惜しかったなー、もうちょっとだったのにな」

 

「おお……みんな、ありがとね」

 

「つーかオロバスってやっぱすげぇよな!」「オロバスも結構得点高いよな」「ガイストには負けたけど問題児にも全然負けてないし俺ちょっと舐めてたわ!」

 

「私は……いや、ありがとう」

 

「ふふ」

 

洗脳魔術を受けていたとしてもルール通りに行動して、得点を稼いだその実力は本物だ、今回は位階上昇などの得点は手に入らなかったが、上位の成績を取ったという事に変わりはない、次の行事で位階上昇も狙えるだろう。

 

「私も最後の仕上げといきますか」

 

そんな軽い声が聞こえてきた……レジェンドリーフの声である

 

「私、カイムくんの事を珍獣って呼んでたけどアレの方がよっぽど珍獣だよね」

 

「確かに、あれ……何だろうね」

 

「見たことないわよ、あんなの」

 

黒くて丸い謎のマスコットといった見た目のレジェンドリーフ(?)、魂視で見る限り一応植物っぽくはあるのだが、なんか喋るし謎のギャグセンスを発揮している。

 

……なんか風船のように膨らんで空に飛んで行った

 

「良く戦った若き悪魔たちよ!! 新たな若王(じゃくおう)の誕生を祝し私から君たちに褒美を与えよう!!」

 

なんか周りも盛り上がっているのだが、あの珍妙な姿から言っているのでちょっと戸惑う

 

「とくと拝むがいい!! 魔界では決して見ることのない……この花を!!」

 

ドパァァァン!!

 

大爆発が起きて轟音と衝撃が……来なかった。

 

「おおおお!!!」「きれえええ!!」「でけえええ!!」

 

「これは……」

 

ピンク色でフワフワとした超巨大な樹、森全体に広がって花びらを綺麗に散らしていく

夏も明け、秋である今ではそう見る事がない花……桜であった。

 

「ねぇねぇレイラ、見たことあるよね? これ」

 

「まぁねぇ」

 

「春に見たわよね」

 

桜は最初の授業で入間が咲かせたのがこの花だった、そして俺が入間に強く興味を持った時の花でもある。

しかし、この魔界であの時以外でこの花を見るとは思わなかった。

魔王が作ったと聞くあの花が咲かせたのがこの花という意味はもう少し考えてみてもいいのかもしれない。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

表彰式も終わりそれぞれの位階昇級の発表となった。

当然1位の入間とリードの二人は昇級し位階(ランク)4(ダレス)を受け取った。

また俺も……

 

「3位、ガイスト・レイラ 最近は少々性格的に危うい部分が見られるが、これまでの功績やこの収穫祭での優秀な成績を認め位階(ランク)4(ダレス)を与える事とする」 

 

「ありがとう……ございます」

 

「後でオロバスを交えて話をする……同席するか?」

 

「いえ、今は信じると決めたので」

 

「……そうか」

 

本来は俺みたいな生徒は参加出来ない話という事はわかっているし、多分ここで頷けば同席を許してくれるのだろう聞いてくれたことは嬉しいし同席したい気持ちもあるが、今はまだ信じて任せたいので同席はせずに後でココに直接話を聞こうと思う。

続いて発表だ。

 

「第4位……()()()()()()()()、魔獣を使役し王国を築き、更にはここまでの得点を取得したことを加味して位階(ランク)4(ダレス)を与える」

「また、得点は低いが貢献度の高いカイム・カムイに位階(ランク)3(ギメル)彼らと共闘し、実力を存分に発揮したイクス・エリザベッタをそれぞれ位階(ランク)2(ベト)に昇級とする」

 

ケロリも俺と同じく位階(ランク)4(ダレス)だった、元々は2(ベト)だったのでこれはかなりの躍進と言えるだろう。

 

続いて第5位のサブノックも位階(ランク)3(ギメル)に昇級

俺達に散々にやられたとはいえ脱落者を出さずに色々やりきったアガレスとガープも位階(ランク)3(ギメル)となった。

 

ソイもある程度は実力を発揮していたとは思うが、俺との作戦以外ではそこまで何もしていなかったのか昇級とまでは行かなかったようだ、最も目立つのがダメな彼としてはこれでいいのかもしれないが。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

「さぁ! 皆の者!打ち上げだ!!」

 

アメリさんの声が響き渡る

場所は変わり1年生は全員講堂に集められた。

 

料理が大量に並び、100人以上いる一年生全員が満足いく打ち上げが出来ることが予想できる。

 

講堂のメインには豪華な椅子が二つ並んでおりそれぞれに入間とリードが座っている、若王の席らしい

 

「行こっかエイコ、……あれ、ガーコは?」

 

「ガーコはあっち、他の人と話してるよ」

 

ガーコはマーニー達他のA組女子たちといるようなので俺とエイコだけで入間達の元へと行く事にした。

 

「お疲れ様、色々あったけど楽しかったね」

 

「あ! レイラさん!エイコさんも!」

 

「レイラちゃん! ありがとね!」

 

「あれはリード君が頑張ったからだよ、あの後よく生き残れたよね」

 

「終わりの鉢も結局あの後一回取られちゃったんだけどね、何とか取り返せたんだよ」

 

その辺はココに聞いている、オチョに利用されている時に取らさせられていたようだった。

あの後は入間がクララを助け出して、その際にアスモデウスが怒ってココに攻撃、それによりアスモデウスは失格になったのだがオチョが俺に攻撃されたせいもあってか洗脳が解けたらしく、入間達に謝罪して別れたそうだ。

彼の話によると報告筒に報告したとか言っていたのだが……成程、彼らか。

 

「報告筒に持って行ったって話は聞いてたんだけど……もしかしてアロケルくん?」

 

「え!? 何で分かるの?」

 

「私も騙されかけたからねぇ、ま?私は?見破ったけど?」

 

どやっとしておく。

彼らの騙し技術は確かに高かったが、俺はこれでも社会に出て魔具の取引をしたりモデビル業でコミュニケーションを取ってきた悪魔のなので経験の差で勝ったとも言える、まぁ家系魔術の力もかなり関わっているけど。

 

「次は負けないからな?」

 

アンドロがそう言ってくるが、次回も俺が勝つつもりだ

それに次は負けないと言いたいのはこちらのセリフだ。

 

 

 

その後も食べ物を食べたり、俺のサポートでエイコが入間の膝の上に乗ったりという事もあったのだが総合して……楽しい時間となった、次も色々とあるがそれまでは、少し休憩してもバチは当たらないだろう。

 




最近原作すごいですよね、目が離せません

それはそれとしてこちらはシリアスを挟みすぎて疲れたので次回から数話は日常回になります。
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