前回の投稿からだいたい半年たっていることについてはもうちょい早く書けるように努力するので暖かい目で見守ってくれると幸いです(*´ω`*)
吾輩は猫である。名前はまだない。
朝目が覚めると吾輩は必ず毛ずくろいをする。吾輩は猫だが身だしなみには最大限気を使っているのだ。まぁ、いくら毛ずくろいをしても色々な人間や魔物に撫でられるから、夜にはぐちゃぐちゃになっているが、そこは気にしたら負けと言うやつなのである。
今日もあの魚屋に行って朝ごはんを貰いに行くのである。そう思い吾輩は伸びをし、歩き始めた。
「また来たのか、すまねぇが今日はあまり仕入れられなくてな。お前にあげる余裕が無いんだ。」
今日は貰えなかったのである。
しかし困ったのである。あそこの魚屋で朝ごはんを調達できないとなると、朝ごはんをくれるところが限られてくるので、急がなければならなくなったであるな。
こういう時はあそこに行くに限るな。そう思い吾輩は第2のごはんスポットへ足を進めたのである。
しばらく歩いてくうちに着いたのである。ここは魔物や人間が食事をとる所らしいのであるが、猫の吾輩には関係の無い話である。
お店の前でニャーとひと鳴きすると中から魔物が声を聞いて出てきたのである。
「おっ!今日は来たか!ちょっと待ってろ」
そう言って奥へ引っ込んだのもつかの間、小皿に魚や肉類を盛って持ってきてくれたのである。
「さぁ!どんどん食べろよ!」
吾輩は出された食事は基本的に全て食べるようにしているが、流石に多すぎるのである。まぁ食べたけど。
朝ごはんも食べたところで吾輩は運動を初めた。運動とは言っても、ちょっと遠くまで歩くだけだけど。これがまた寝心地がいいベンチを見つけたり、吾輩におやつをくれる者も見つかるからやめられないのである。
そうやって歩いているとポツポツと鼻先に水滴が当たってきた。雨が降ってきたのである。吾輩は雨が嫌いだ。濡れるし、ジメジメするし。そう思い吾輩は近くの雨をしのげるような建物に入っていった。するとすぐに吾輩とは別に他の者も雨宿りのために建物に入ってきたのである。
「せっかくリムルの元に遊びに来たのに濡れてしまったのだ」
そう言いながらピンクの髪色をした少女が入ってきたのである。吾輩は子供が嫌いだ。撫でる時の手加減もしないでガシガシと撫でてくるからである。この少女もその類だろう。吾輩はそう思い、バレないように雨が止むまでここでお昼寝をしようとすると、
「ん?なんなのだ?この丸っこい魔物は?」
少女に存在があっさりとバレてしまったのである。吾輩が建物のもっと奥へ行こうとすると少女に先回りされてしまったのである。
「私から逃げられるわけがないであろう」
あっけなく捕まってしまったのである。
「ん~もふもふなのだ~」
少女に捕まってから大体5分がたった。吾輩は現在進行形で少女にもふもふされているのである。この少女見かけによらず力加減が完璧なのである。
「お前はどこはら来たのだ?」
そう問いかけられても吾輩は猫なのでニャーと鳴くことしかできないのである。
「喋れないのか」
やっとこの少女も吾輩が喋れないことに気がついたのであるな。さぁ気が済んだのなら吾輩を下ろして欲しいものだな。
「お前わたしのペットにならないか?」
何やらペットになることを提案されたが、吾輩は自由な猫なので丁重にお断りさせていただくのである。しかし、吾輩は喋れないゆえどう伝えるべきか決めあぐねていると、
「ミリム様~!どこですか~?」
どこからか声が聞こえた。気がついた時には雨は完全に晴れて、眩しいほどに日が差していたのである。
「シュナの声なのだ!!」
そう言って少女は吾輩を置いて声のする方へにってしまった。しかし、あの少女はミリムというのか良い名前なのであるな。吾輩はそう思い、散歩を続けるのである。この街は本当に色々な者がいるのだと常々思う。
ワタシはミリム・ナーヴァ魔王なのだ。今日はリムルと遊ぶために魔国連邦に来たのはいいが、リムルに会う前に雨が降ってきてしまったのだ。
「せっかくリムルの元に遊びに来たのに濡れてしまったのだ」
これじゃあリムルと遊べないではないか。そう思い、ベンチに座っていると、ふと隣でなにか動いたのに気づいた。
「ん?なんなのだ?この丸っこい魔物は?」
こんな魔物ジュラの森にいたか?そうワタシが思っていると、さっきの魔物が建物の奥に入り込もうとしてるではないか。
「ワタシから逃げられるわけがないであろう」
随分とあっさり捕まったのだ。
パッと見でもわかっていたが触ってみると思っていた以上にもふもふしていたことに思わず驚いた。
「ん~もふもふなのだ~」
そう言ってこいつを撫でていたら気づいたら5分以上たっていた。ふとワタシが撫でている魔物を見ていると、トロンとした目をして完全に私に体を預けていた。
「お前はどこから来たのだ?」
ふと疑問に思ったことを話してみる。しかしワタシに撫でられている魔物はニャーと鳴くばかりで話そうとしなかった。
「喋れないのか」
せっかくガイアの友達を見つけたと思ったのに残念なのだ。しかし、このもふもふ具合はつい癖になってしまう。そんな中ワタシはすばらしい作戦を思いついたのだ。
「お前わたしのペットにならないか?」
こやつを持って帰ってペットにすればフレイもカリオンも喜ぶに違いないそして、ワタシがサボっても許されるという作戦だ。我ながら中々良い作戦だと思う。そんな中
「ミリム様~!どこですか~?」
遠くからシュナの声が聞こえてきた。そういえばもうおやつの時間だったことを思い出す。
「シュナの声なのだ!」
ワタシはそう言ってさっき立てた作戦も忘れてシュナの声の方へ走っていった。ふと足を止めて振り返ってみるとそこにはもうあの魔物はいなかった。しかし、また会える。根拠も何も無いが何故かそう思えたのだ。