【急募】一般プロキシ男性ワイが白髪ボンキュッボンの爆美女とお近付きになる方法[吉ケツが見たい]   作:ベルトを虐待する太ももを締め付けるベルト

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【急募】激務に疲れすぎた人を癒す方法[助言求む]

1:鍵師

何をどうすればいいか分からないので助けてください

 

2:名無しのボンプ

助けて欲しければまず情報を書き込むべきだろ

 

3:名無しのボンプ

鍵師って名義のプロキシ居るよな。同一人物?

 

4:名無しのボンプ

>>3 アカウント調べりゃわかることだろ

同じヤツだよ

 

5:名無しのボンプ

>>4 優しい

 

6:鍵師

>>2 それはそう

てことで説明すると、仕事でめちゃくちゃ忙しそうにしてた俺の恋人がさっきこんなDMを送ってきた

個人情報は隠す


 

会いたい

 


 

7:名無しのボンプ

彼女持ちかよ、ぺっぺっ

 

8:名無しのボンプ

はー解散

 

9:鍵師

普段はこんなこと言わない人だから珍しいなぁなんて思ってたら数秒後にはメッセージが消されて、次のメッセージが送られてきた

 


 

なんでもない、忘れろ。気にするな

おやすみ██

 


 

 

10:名無しのボンプ

プロキシにも彼女いるのになんで俺にはいないんだ

 

11:名無しのボンプ

>>10 涙拭けよ

 

12:鍵師

思うに、激務に疲れすぎて俺に会いたくなっちゃったんじゃないかなって思うわけよ

近頃は大きな問題が多発してたらしくて、まともに連絡も取り合えないくらいだったし

 

13:名無しのボンプ

ラブラブ自慢か?〇ねよ

 

14:名無しのボンプ

ンナナ!(〇ね!)

 

15:名無しのボンプ

言葉使いから感じ取れる強く気高い女感、好きです

 

16:鍵師

>>15 実際そんな感じの女性

んで、俺はこれから家を出て彼女の居るところへ向かうつもりなんだけど、人を励ましたりとか、疲れた女性が求めるものとか全然分かんないからちょっと助言が欲しいなって思って

 

17:名無しのボンプ

これから(夜)

 

18:名無しのボンプ

迷惑ンナ

 

19:名無しのボンプ

>>9 数秒で消えたメッセージをスクショしてんのなんなん?きしょ

 

20:鍵師

>>19 彼女からのDMは即全部スクショしてるだけ

彼女がいま居るところ、俺の家からめっちゃ遠いから今から車で向かっても着くの夜中とかになるだろうけど、放っておけるわけ無いだろ

 

21:名無しのボンプ

>>20 キッショ……

 

22:名無しのボンプ

想像以上のキショさだった

そして想像以上にカッコイイじゃねぇか

 

23:名無しのボンプ

キッッショ

今出て?かなり距離あるンナ

 

24:名無しのボンプ

遠距離恋愛いいねおじさん「遠距離恋愛いいね」

 

25:鍵師

>>23 場所が場所でね。昨今のホロウ災害の影響での交通規制とかもあるだろうから、トータルでそれくらいかかりそう。行くと言ったら行く。行動力には定評があるぞ

 

さて、何を持って行ってあげようかな

やっぱり甘いものかな

それとも温かい飲み物?

 

26:名無しのボンプ

ココア持ってけココア

温かくて甘いやつ

 

27:名無しのボンプ

私もブラック企業務め。もし恋人がいるとしたら、傍に居てくれるだけで嬉しいかな

 

28:名無しのボンプ

女性経験皆無だからわかんない

なんか美味しいもの食べたら幸せになんじゃない?

 

29:名無しのボンプ

ディニーが欲しい

 

30:名無しのボンプ

当然!『チャーシューまん』だっ!

 

31:鍵師

みんなありがとう

行ってくる

 

 

 


 

 

『すぐに行きます』

と儀玄さんににメッセージを送り、車のエンジンを掛ける。

邪兎屋印の裏道等を駆使し、治安官のいないルートを免停確定の速度で飛ばして衛非地区、澄輝坪へと車を走らせる。

儀玄さんから『気にするなといったろう、あほう』とメッセージが送られてきたが、大切な女性からのSOSを見逃せるほど落ちてはいない。

つい昨夜、ラマニアンホロウが急活性化し、儀玄さんはそれの解決のためずっと奔走していたはずだ。

プロキシでありながら力になれなかったのは悔しいけど、事態は無事に収束したという情報を掴み、明日には澄輝坪に向かうつもりだったんだ。それが少しだけ早まっただけの事。

 

マジに最低限の交通ルールだけを守り、爆走すること早数時間。到着予定時刻よりも早く、無事澄輝坪に着いた。

流石新エリー都市民と言うべきか、アレだけのホロウ災害があったにもかかわらず、もういつも通りに暮らしているらしい。露店や宴会場、ほかの店も普通に営業している。逞しいものだ。

適当観へ向かう道すがらで見知った顔、もとい、見知った知能機械人を見かけた。

 

「こんばんはティンさん」

「こんばんはケイさん。夜中に飲むコーヒーは実に背徳的なもの、いかがでしょう?」

「んー、いつもならエスプレッソだけど、今日は頼みたいものがあって……ココアってできる?できなければ、甘くて温かいものが良いんだけど」

「ふむ。では、モカチーノはいかがでしょう。コーヒーとチョコレートを合わせた一品です。サービスで、ココアパウダーをおかけしましょう。お持ち帰りでよろしいですか?」

「ありがとう、ティンさん」

「いえいえ。では、少々お待ちください」

 

作ってもらっているうちに、隣りの飲茶仙へ。チャーシューまんを注文しにね。

 

良し。出来たての温かいモカチーノに、熱々ホクホクのチャーシューまん、ディニー、俺。全部用意できた。いざ行かん適当観へ。

 

 

まぁ、当然ながら。今は夜中なワケで、適当観の門は閉ざされていた。

ここまで来てこれ?泣きそう。儀玄さんにはちゃんと行くって伝えたのに……。

なんて立ち尽くしていたら、一つのため息と共に門が僅かに開かれた。

 

「はぁ……本当に来たのか、阿呆め」

「儀玄さんの「会いたい」なんて初めてですからね。飛んできましたよ」

「忘れろと言ったろう……ほら、入れ」

「お邪魔します」

 

先を歩く儀玄さんは本堂前の石階段に腰を降ろし、俺に隣に座るよう手招きをしている。

それに従って儀玄さんの隣に座る。

 

「まずはお疲れ様でした、儀玄さん。これ、出来たてのモカチーノです。疲れた時には、甘くて温かい物が良いらしいですよ」

「そうか……ありがとう」

「お腹が空いているかもと思って、チャーシューまんも買ってきました。良ければどうぞ」

「あぁ、後でいただこう」

 

儀玄さんはモカチーノを一口だけ飲み、空を見上げて黙ってしまった。沈黙。街の喧騒だけが僅かに聞こえる。

しばらくして、ぽつりぽつりと儀玄さんが話し始めた。

 

「ここ最近、色々あってな……自らの不甲斐なさを痛感した。私は駄目な師だ」

 

そんなことは無い、と叫びたい。

でも、こうして話してくれるってことは、俺を信頼してくれているって事だ。その信頼に答えるべく聞き手に徹しよう。

 

「本当に……色々あってな……」

 

こつん、と。俺の肩に儀玄さんの温もりが伝わる。既に理性が飛びかけているが、鋼の意思で平静を装う。

 

「……チャーシューまん、貰うぞ」

「……どうぞ」

 

紙袋に包まれたチャーシューまんはまだ温かい。

儀玄さんはチャーシューまんを一口齧り、咀嚼し、飲み込む。

…………俺の邪気がヤバいのも何とか飲み込む。紛らわす為に俺もチャーシューまんを食べよう。うん、美味しい!

 

「昔は、こうやって姉様と一緒にチャーシューまんを食べたものだ。……姉様が亡くなってからというもの、あまりに多くの事から目を背けてきた……こんなにも美味しかったんだな」

「はい、美味しいですね」

「……来てくれてありがとう、ケイ」

「どういたしまして、儀玄さん」

 

しばらく、二人で月を眺めながら過ごした。

夜は更けていき、街の灯りもぼちぼち消え始める頃。

 

「……そろそろ、寝るとするか。ケイ、お前さん宿は取ってるのか?」

「いえ、車で来たのでそこで寝ようかと」

「なんだ、泊まっていかないのか?」

「え、良いんですか?」

「構わん。ただ、空き部屋は無いから相部屋になるが」

「俺は平気ですけど、相部屋の人には迷惑じゃないですか?」

「平気だ。ほら、行くぞ」

 

案内された部屋はとても綺麗に整頓されていて、それにいい香りもする部屋だった。俺の部屋なんかとは比べ物にならない良い部屋だ。

 

「最近は外出が多かったから散らかっていないし、宗主の部屋らしく寝床も広い。二人くらいなら問題なく寝れるさ」

「へぇー、宗主さんの……宗主……?」

 

ん?……んん!?宗主って儀玄さんのことだよな!

 

「着替えは……アキラを起こして借りるとするか」

「ちょっと待って、泊めてもらえる部屋ってもしかして」

「なんだ?私の部屋は不満か?」

「いえ!そんなことは!」

「よしよし。じゃあ少し待っていろ。今着替えを持ってくるから」

 

そう言い残して、儀玄さんは部屋を出て行った。

……心臓の音がとてもうるさい。これから起こりうる事態を想像……妄想して全身が熱い。ニヤつきが止まらない。

 

 

気を紛らわすために、あるいはお前らを煽るためにインターノットでスレを立てた。

 

 


 

爆美女な恋人の部屋に泊めてもらうことになった件

 

 

1:名無しのボンプ

これってそういう事だよな?

 

2:名無しのボンプ

ンナナ!(〇ね!)

 

 





おわり






Ver.2.5ストーリーめっちゃ良かったねぇ……うぉ……儀玄さん不憫すぎ……

儀玄さんみたいな強い力と弱い部分を持つキャラが好き。そんなキャラを支えようとする力無き人がいると更に良いよね。それで生まれたのがこのカスってマジ?
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