魔法少女リリカルなのは 黒の残響   作:世紀末ドクター

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第16話『暴走、そして影』

 

 

 ――魔力蒐集は拍子抜けするほど簡単に終わった。

 

 無人惑星の荒涼とした大地に設営された臨時拠点。

 管理局の医療スタッフが待機するテントの前で、シャマルが最後の魔力結晶を手にしていた。リンカーコアから慎重に抽出したそれは、淡い青白い光を放ち、闇の書の残り1ページを埋めるのに十分な量だ。完成を目前にして、惑星の衛星軌道上に待機している次元航行艦アースラからリンディ提督の通信が入る。

 

 

「はやてさん、そろそろ準備はいいですか?」

 

 

 はやてにとっては、命懸けの30分。

 管理局にとっても、闇の書という過去からの因縁を精算できるかどうかの大勝負であり、流石に誰もが緊張した面持ちを隠せない。

 

 

「主。どうか、貴女は貴女の戦いを」

 

「はやて!これでお別れなんてアタシは絶対に嫌だからな!?」

 

「はやてちゃん、頑張って!きっと大丈夫だから!」

 

「はやて、暴走しても私達が全力で抑えに行くから」

 

 

 守護騎士の面々。そして、なのはにフェイト。

 それぞれが思い思いの温かい言葉をはやてにかけていく。

 そんな中、フェイルだけは腕を組んだまま、冷ややかに呟く。

 

 

「…ま、気楽にやりなさい。失敗したらアルカンシェルで消し飛ばすだけなんだから」

 

 

 その言葉に、クロノが思わず眉を寄せる。

 

 

「……こんな時くらい、まともな激励の言葉をかけたらどうなんだ?」

 

「……ふん、私は事実を言っただけよ。だいたい無人惑星を完成の場所に選んだのも、最悪、惑星ごとアルカンシェルで滅ぼすことも視野に入れてるからでしょ?」

 

「確かにその通りだが、いくら無人惑星とはいえ、無駄に破壊していい訳じゃない。人間以外の動植物だって生きてる。破壊や被害を抑えられるなら、それに越したことはない。そのためにキミらを招集してるんだ」

 

 

 暴走する前にプログラムの切り離しを終えるのがベストだが、そうなるとは限らない。

 完成後の暴走の抑え役。そして、切り離した防御プログラムへの対処のための戦闘要員として、フェイルも駆り出されていた。

 

 

「…うん、大丈夫。シャマル、お願い」

 

 

 そして、ついにその時がやって来る。

 はやては車椅子に座ったまま、シャマルに声をかけた。

 その顔には確かな決意が宿っており、シャマルとはやてはお互いにコクリと頷く。

 

 

「では……始めます」

 

 

 はやての手元にある魔導書。

 シャマルが震える手で最後の魔力結晶を闇の書に近づける。魔力結晶が取り込まれ、最後のページが書き込まれていく。

 

 ――666ページの全てが埋まり、闇の書が完成した。

 

 完成した後、闇の書が光を放つ。

 闇の書が起動すると同時に、はやては意識を失った。

 そして、はやての身体が浮かび上がり、一瞬で姿が変わった。

 

 

「これは…!?」

 

「おい、大丈夫なのか!?」

 

 

 急激なはやての姿の変貌に驚く一同。

 まるで、はやてを大人に成長させたかのような容姿。

 長い銀髪に赤い瞳。そして、黒い騎士服に黒い翼。

 

 

「はじめまして……ですね」

 

 

 穏やかで、どこか儚い声。

 はやての姿が変わり、闇の書の意志…管制人格が表に出て来る。

 彼女ははやての身体を借りて、ゆっくりと周囲を見回した。

 

 

「アナタは……はやてちゃん、じゃない?」

 

 

 なのはの疑問。

 目の前の女性は穏やかに答えた。

 

 

「マスターとは違います。私は魔導書の管理プログラム…管制用の疑似人格です」

 

 

 ヴィータがはやての安否を問う。

 

 

「はやては無事なんだろうな!?」

 

「ご心配なく。今は私が一時的に表に出ているだけです。時間が惜しいので要件を手短に伝えます」

 

 

 管制人格の女性は、周囲の面々を見渡しながら、続ける。

 

 

「内側から見ていたので、すでに事情は知っています。マスターが戦うと決めたのなら、私も全力で応えましょう。こちらでも作戦に合わせてプログラムの整理と準備は進めていました。ここまでの段取りを整えてくれたのであれば、防御プログラムの切り離しまでは、ほぼ確実に成功できると思います」

 

 

 一同の表情が明るくなった。なのはが拳を握り、フェイトも安堵の息を漏らす。

 防御プログラムの切り離しまでは、ほぼ確実に成功できる。それは、つまり、はやてもほぼ助かるということだからだ。

 

 

「ただ、一つだけ問題がありまして……」

 

「問題?」

 

 

 視線で聞き返すシグナム。

 それに対して、管制人格の女性は、淡々と冷静に答える。

 

 

「今から行うマスターへの管理者権限の完全移譲と防御プログラムの切り離しですが、速さと確実性を優先するために、私の処理能力の殆どをこの作業のために充てることになります。しかも、私の内側に深く潜っての作業になりますから、その間の表の意識は、防御プログラムに乗っ取られることになる」

 

 

 何やら非常に嫌な予感。

 ヴィータが引き攣った顔で、訊ねる。

 

 

「つまり……?」

 

「つまり、私が作業のために深く潜ると同時に、この身体は大暴れを始めます」

 

 

 その場の全員が凍り付いた。

 そして、管制人格の女性はニッコリと笑い、空恐ろしいことをのたまう。

 

 

「事前に想定されていたとは思いますが……抑え役をお願いしますね」

 

 

 次の瞬間――

 

 闇の書から黒い魔力の奔流が噴き出し、はやての身体を覆う。

 管制人格の穏やかだった表情が、一瞬で氷点下へ落ちる。真紅の瞳のハイライトが落ち、黒い巨大な翼がバサリと広がる。

 防御プログラムが、表層を乗っ取ったのだ。

 

 

「みんな、散開しろ!」

 

 

 クロノの叫びで皆が一斉に散開する。

 はやての身体が激しく震え、黒い魔力の渦が周囲を薙ぎ払う。

 地面が裂け、岩が砕け、無人惑星の荒野に亀裂が走る。

 

 

「ただの魔力放出でこれか!?」

 

 

 驚愕の色が隠せないクロノの声。

 赤く輝く瞳がハイライトを失ったまま、こちらを睥睨する。

 先程までの管制人格の穏やかな声はもうどこにもなく、ただ無機質で冷徹な沈黙だけが残っていた。

 

 

「相手よりも高所を取れ!相手の射線が地上を向かないようにするんだ!」

 

 

 クロノが指示を飛ばした。

 今の自分たちの役割は、はやてが管理者権限を掌握するまで、暴走の被害を出来るだけ抑えること。射線を上方向に誘導すれば、闇の書の大規模魔法が地上に降って来る可能性を軽減出来る。

 

 

「はやてちゃん、ちょっとだけ痛いの我慢して!」

 

 

 カートリッジを一発ロード。

 魔力をブーストして、魔力砲撃の態勢に入るなのは。

 同調してフェイトも射撃魔法を放つ態勢。

 

 

「ディバイン…バスタァァァーー!!」

 

「プラズマ…スマッシャー!!」

 

 

 はやての身体の左右方向から交差するように桜色と雷光の砲撃が迫る。

 だが、相手は避ける仕草を一切見せず、左右に伸ばした手から防御シールドを展開。その場から一歩も動かず容易く受け切る。シールドには皹すら入っていなかった。

 

 

「…っ!」

 

「無傷!?」

 

 

 攻撃力だけでなく防御も硬い。

 なのはとフェイトが驚いている所で、ヴィータから声が掛かる。

 

 

「おぉい!?はやての身体を下手に傷付けないでくれよ!?」

 

「いや、ヴィータ。もちろん主の身体の無事は大事だが……正直、これはそんな余裕は……」

 

 

 シグナムが答えたのと同時。

 闇の書の足元に巨大な魔法陣が展開された。

 防御プログラムが右手を掲げると、黒い魔力が凝縮され、超巨大な魔力球が形成される。詠唱すらなく、ただ一言。

 

 

「デアボリック・エミッション」

 

 

 黒い魔力の奔流が周囲を埋め尽くす。

 非物理破壊型の広域攻撃――空間そのものを魔力で満たし、範囲内すべてを魔力爆撃する。

 

 

「くそっ!」

 

 

 範囲外への退避。あるいは、シールド魔法で受け切る面々。

 大規模魔法を容赦なく連発して来る闇の書に対して、皆が防戦一方な状態だった。

 

 

「……流石は、古代ベルカのロストロギアね」

 

 

 右手に携えたサンサーラを低く垂らし、フェイルは高空から見下ろしながら呟いた。

 原作でもデアボリックエミッションを始めとして大規模魔法を連発していたが、原作と違って管制人格でなく、今は暴走の本体とも言える防御プログラムが表に出ている。情け容赦が無い分だけ、原作のそれより数段は手強いと考えていい。

 

 

(いくら破壊されても構わないと割り切るなら、そもそも、こうして戦う必要も無いんだけど……)

 

 

 ある意味で、無用な戦いではある。

 はやてと管制人格が防御プログラムの切り離すまでの時間を稼ぐだけなら、別にこのまま防戦一方のままでも、何ならそのまま暴れるのを放置するだけでも構わない。だが、時空管理局…少なくともクロノとリンディ提督は、破壊や被害は出来るだけ抑えることをお望みらしい。

 

 

「全く……面倒なことだわ」

 

 

 遠距離からの魔法の撃ち合いでは、被害は際限なく広がっていく。

 被害を抑えるための最適解は、そもそも魔法を出させないことであり、つまりは魔法を出させる隙を与えない近接戦一択。

 そして、フェイルがようやく動こうとした時だった。

 

 

「……そういえば、あの子のリンカーコアも吸収されてたんだったわ」

 

 

 視線の先で巨大なミッドチルダ式の魔法陣が展開された。

 その展開された魔法に、特にフェイトとなのはが驚きに目を見開く。

 

 

「集え、星の輝き……」

 

 

 スターライトブレイカー。

 なのはがリンカーコアを吸収された際にコピーされていた魔法。

 黒い魔力が再び集まり、本家のなのはを上回る規模で巨大な魔力が収束していく。

 

 

「…っ!なのは、急いで離れて!他の人も!」

 

 

 かつて至近距離からの直撃を受けたことのあるフェイトは、スターライトブレイカーの危険性を理解していた。そして、スターライトブレイカーの欠点である「チャージ終了までの間は移動ができなくなる」という事実も掴んでいたフェイトは、回避距離を取るために、全速での避難を選んだのだった。

 

 しかし――

 

 

「え!?」

 

 

 誰もが一瞬、息を呑んだ。

 なのはとフェイトの横を黒い影がすれ違いに通り抜けた。

 距離を取ろうと離れる自分たちとは反対の方向に超速で駆け抜ける黒い影。

 

 

「姉さん!?」

 

 

 フェイトの叫びが遅れる。

 フェイルはサンサーラを構え、スターライトブレイカーのチャージの中心へと一直線に突っ込んでいた。黒いバリアジャケットが風を切り、赤い瞳が一点の闇を捉える。

 

 

(攻撃の出先さえ潰せば、どんな威力だろうと関係ないわ)

 

 

 フェイルは一直線に空中を駆け抜ける。

 スターライトブレイカーの中心――黒い魔力の渦が収束する地点へ、一切の躊躇なく。

 

 

「おい!?アイツ、まさか!?」

 

 

 守護騎士たちも息を呑む。

 フェイルの赤い瞳が、闇の書の無機質な視線と交錯する。防御プログラムは動かない。動く必要がないと判断している。スターライトブレイカーは発射直前――もはや誰も止められないと。だが、次の瞬間。

 

 ――ザシュッ、と。

 

 音が、遅れて響いた。

 サンサーラの一閃が、空気とは別の何かを断ち切った音だった。黒い魔力の渦――スターライトブレイカーの核となる収束点が、一瞬で真っ二つに裂ける。魔力の奔流が左右に弾け、収束が崩壊。巨大な光の砲撃は、完成する前に自壊した。

 

 

「……!」

 

 

 防御プログラムの無表情な瞳に、初めて驚きの色が浮かぶ。

 

 

「ここからよ。接近戦で私とやり合ってみなさい」

 

 

 フェイルはすでに次の動作に移っていた。

 防御プログラムの懐へ滑り込み、接近戦の間合いへと持ち込む。

 防御プログラムの胴体を真っ二つに切断する勢いでサンサーラを振り抜いた。

 

 

 ガギィンッ!

 

 

 本来なら射撃魔法であるブラッディダガーを応用して作り出した魔力剣。魔力で形成された赤い剣がフェイルの一撃を受け止めていた。

 

 

「…っ!」

 

 

 互いが互いの得物をはねのけ、魔力の残光が火花のように飛び散る。

 その次の瞬間には両者の得物は、まるでそれ自体が意思を持っているかのように翻り、視認力の限界を超えた音速の刃となっていた。二人の振るう軌跡は、衝突するごとに星を撒き散らし、金属音と魔力の爆ぜる音が連続する。

 

 

「す、凄い……。あんなに速くて……」

 

 

 思わずなのはが息を呑む。

 全く隙のない高速の連撃は、防御プログラムの大規模魔法の発動を許さない。発動しようとした初動を悉く潰していく。

 プログラムは無詠唱の防御シールドを張り、反撃の魔力剣を振るうが——フェイルは常に一歩先を行き、シールドごと切り裂く。

 

 

「姉さん……」

 

 

 フェイトの瞳が揺れる。

 ロストロギアを相手にすら一歩も退かずに渡り合う姉の強さは純粋に凄いと思う。

 だが、強ければ強いほど、彼女がその代償に失って、切り捨てたモノの重さを想ってフェイトの胸は苦しくなる。

 

 

「……フェイト、何を考えているか想像はつくが、今は目の前のことに集中しろ。アイツが前衛なら僕らはそのサポートだ」

 

 

 クロノは冷静に指示を出した。

 フェイトは小さく頷き、バルディッシュを構え直す。なのはもまた、レイジングハートを握り直した。

 しかし、あの二人の戦いは余りに速過ぎて、とてもサポートが出来るような状況じゃない。余りにも速過ぎて、射撃や砲撃魔法で援護しようとしても、まともに照準を合わせることすら困難。下手に射撃魔法を撃っても、逆にフェイルを巻き込みかねないような状況だった。

 

 

(姉さんを、助けたいのに……)

 

 

 フェイトの胸が締め付けられる。

 あの強さは、ただの才能じゃない。幼い頃に放り出され、何も持たずに生き抜いた果てに築かれたもの。誰も助けてくれなかったからこそ、誰にも頼らない強さを手に入れた。そして、今も誰の手助けも要らないと拒絶して、一人で戦っている。

 

 そして、その時――

 

 

「――隙だらけね」

 

 

 涼やかな、しかし、冷たい声が背後から響いた。

 完全に意識の外であり、誰も一切の反応も出来ず、青色の閃光がフェイルの背中を貫いた。

 

 

「「「!?」」」

 

 

 防御プログラムの放った攻撃ではない。

 この想定外な事態に、時間そのものが止まったように、全員が凍りついた。

 

 

(……何が起こった!?)

 

 

 フェイル自身にも一瞬、何が起こったか分からなかった。

 痛みに後ろを振り返ると、杖を構える猫耳な魔導師の姿が遠くの視界に微かに映る。

 

 

(リーゼロッテ!?)

 

 

 彼女の横槍を想定していなかった訳じゃない。

 だが、彼女が何かをやって来るとしても、はやてに対してだと思っていた。それなのに、何故、自分が攻撃されている。

 

 

(はやてを狙った巻き添え…?いや、これは違う!!)

 

 

 数瞬の思考で、フェイルは自分の身に起こった状況を理解する。

 幸いロッテから受けた一撃はそこまで大したことはない。だが、闇の書の防御プログラムを前に、明確な隙を晒したことは致命的だった。

 

 

「しまっ…!?」

 

 

 バランスを崩して隙を晒した所に、防御プログラムは容赦なく追撃して来る。

 これを躱すのはいくら彼女でも不可能だった。

 

 

「姉さん!!」

 

 

 フェイトの絶叫が荒野に響いた。

 闇の書の防御プログラムは、撃墜されたフェイルを「眠り」へと誘う。闇の書の吸収魔法が、傷ついたフェイルを内部へと引きずり込む。そして、彼女は、闇の書の内部に吸収されてしまうのだった。

 

 

「ロッテ! 何てことをしたんだ!?」

 

 

 クロノが即座にリーゼロッテを取り押さえた。

 拘束されたリーゼロッテは、悪びれなく嘲笑するように答える。

 

 

「ごめんね~。闇の書の方を狙ったつもりだったんだけど外しちゃったわ」

 

 

 どの口で言っている。誰もがそう思ったが、今はコイツに構っている余裕は無い。

 防御プログラムが再び大規模魔法を発動していた。黒い翼がゆっくりと広がり、次の大規模魔法の予兆が魔力の渦となって渦巻き始める。

 フェイトがバルディッシュを握りしめ、駆け出そうとするのを、シグナムが腕を掴んで止める。

 

 

「待て、テスタロッサ! 今突っ込んでも巻き込まれるだけだ!」

 

「でも……!」

 

 

 フェイトの瞳に涙が滲む。

 原作においては、フェイトが吸収されて夢の世界に囚われる展開だった。だが、原作と違い、吸収されたのはフェイトではない。

 

 ――闇の書の内部で、フェイルは一体何を見るのか。

 

 荒野に、再び魔力の嵐が吹き荒れていた。

 

 





あとがき:

 今回の作戦は、闇の書をどうにかするという一点だけに目的を絞るなら、戦闘は別に絶対に必須ではないんですよね。もし、破壊や被害を許容するなら、管理者権限の掌握と防御プログラムの切り離しまでは、暴れるのを放置で全く構わないし、戦闘は決して必須ではない。
 最悪を想定しつつも、出来るだけ被害を抑えるというクロノとリンディの理念に基づいて動いた結果、こうなりました。その方針に律儀に従うあたり、フェイルはとても義理堅いです。引き受けた以上は必ず役割を果たすという彼女の性質の所為で隙を晒すハメになりましたけどね。
 闇の書の内部・夢の世界に取り込まれた主人公ですが、次回の夢の世界からの脱出の場面は、本作のテーマ的にハイライトの場面の一つになる予定です。このまま行けば、少なくともA's編の完結までは何とか辿り着けそうなので、少し安心しています。

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