キャロルの依存   作:古明地こいしさん

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3話

アレから7年の年月が経った。まぁ時間が過ぎるのは早いと言うが研究してたら時間なんて忘れてしまうんだ

っと、それはいいとして

 

「優〜、優〜」

 

キャロルが自分の信念を忘れて僕だけに没頭しているのはどうにかしたいのだが...僕としては世界を分解されないのであれば問題ないからいいか

オートスコアラー達と話していると割って入ってくるのはやめて欲しいが

コレはアレじゃないか?親に甘える子供状態じゃないのか

 

常々思ってきたことだったためそろそろ決心する時が来たようだ

 

「キャロル」

 

「ん〜?なんだ優?もしかして決心がついたのか!?」

 

勘違いしているな、このまま話を続けるか

 

「ああ、決心がついた。僕はここを去る」

 

「...今...なんて?」

 

キャロルの顔が絶望に塗れた顔になっている。あまりそういう顔をしてほしくないんだが

 

「キャロル、君があまりにも僕にくっついていて思ったんだ。君は僕に依存しているのではないかと」

 

「そ、そんな事はないぞ!?オレは?優さえいてくれれば世界など」

 

「それだ」

 

キャロルが言い切る前に指を向けて伝える

 

「それはもうただの依存者のセリフだ。このままだと君は成長できない、いや数百年も生きてきてずっと閉じこもってるからこれなんだろうが...とにかく僕はここを離れる」

 

「だ、だがオレのもとを離れれば優は独りになるぞ!?」

 

「なに、宛はある。頼めば匿ってくれるだろう。それじゃあお別れの挨拶だ」

 

そう言ってキャロルに口付けをすると離れてテレポートジェムを投げつける

キャロルは僕に手を伸ばすが小さな体では届かずに...

 

目の前にあるのはリディアン音楽院、高校だ。僕は高校に通う歳ではないしそもそもここは女子校だ

僕は男だから通えない、で?どうするかって?とりあえず入るさ

 

「さて...アチーヴ、熱源探知、あと赤外線スキャンもだ。あぁ、それとステルスモードも忘れるな」

 

【了解です】

 

ふむ、道行く人々は僕に気づいてない。ちゃんとステルスモードが機能してるな、熱源探知と赤外線スキャンで....わお、二課がここにあるのは知ってたけどまさか教職員のいる別棟にあるとは。しかも地下

 

「何層まで続いている?」

 

【600m以上のタワー状になっています】

 

タワー状?なぜタワーにしてるのか知らないがそれだけの空間を作る必要が何かしらあったのか

 

【地下600mより更に下からワームホールに繋がるものがあります。キャロル様が探していた聖遺物関連のものかと】

 

ふむ、別空間に二課はあるのか?入ってみるか

 

「逆探知しろ、気づかれるなよ?時間はかかっていいから」

 

なに、ただ突っ立ってるだけでいい。誰にもバレない。歩いている人達はただ仕事をこなしているだけだからな

チーンとエレベーターが来た音が鳴る。よし入るか

 

「監視カメラと映像誤魔化しておけ」

 

【優様、降りる際このエレベーターは急降下するようです】

 

なるほど?だから登ってくるのも早かったのか。腕に着けてる時計を操作し靴に取り付けていた装置を起動させる。エレベーターの床に吸盤のように張り付いた。指紋はつけたくないのでね

背もたれだけして降りる、着くと長い廊下が見える

 

「長いな...広さは?」

 

【東京ドーム以上はあります。空間設備に拡張装置が備わっているため正確な広さは測れません】

 

なるほど、僕並の天才がいるってわけか。拝みに行こうじゃないか

ここだな、ハッキングしてもらい扉を開ける

開くと誰もがこちらを見るが誰もいないのを不思議がるが1人...いやもう1人、アレは...うん?

 

「そこにいるのは誰だ?」

 

「...」

 

黙って銃を向けているメガネを即座に外した黒スーツの男。アレがイケメンってやつなのか

周りは混乱とまではいかないが熱源探知を行っているようだ。そっちはアンチプロテクターフィールドを張ってるからバレないんだがここは姿を見せた方が安全だろう

 

「勝手に入ってきた事は謝る、すまなかった」

 

「子供!?」

 

女性オペレーター...か?が驚いている。うん、予想通りの反応だ

さて、向こうは協力してくれるだろうか

 

「どうやって入ってきたのかしら?」

 

「プログラムにハッキングしてさ、別段難しいことじゃない、僕にかかれば欠伸をしながらでもできる...とはいえこんな地下にあるというのは流石に予想外だった。空間を広げるなんて」

 

その発言で黒スーツの人は銃を強く握りしめなおしたが

 

「待て緒川!....君だな?7年前、俺にコレを届けてくれたのは」

 

弦十郎が見せてきたのは昔送ったピンバッジだった

 

「まだ持ってたなんて、そんな"粗大ゴミ"捨ててもらって構わないのに」

 

俺はハッキリと言った。正直に思ったことだ

今となってはあのノイズキャンセラーはプロトタイプだ。今マーク36までできている中あるだけ邪魔だろう。場所を取るだけだ。例えバッジとして小さくても

 

「俺にとってはこれは大切な"想い出"なのさ、それこそ子供1人救えた最大の感謝をし足りないくらいにな」

 

本当に聖人君子かってくらいの人だな、まぁいい

 

「当然それは調べたんだろ?」

 

「ああ、だが何も分からなかった。そこにいる二課の天才である了子くんが調べてもな」

 

へぇ、このおばさ...口にしてないのに今睨んだぞこの人?

まぁいい、この女性が天才なのか

 

「どうも、僕が世界で最も天才の逢坂優だ。よろしく?」

 

「へぇ?どんな人かと思ったらとても傲慢なのね?櫻井理論を作り出した天才科学者櫻井了子よ?よ・ろ・し・く、坊や」

 

ふむ、負ける気はないようだな、しかしこの女性が風鳴翼や雪音クリスの纏っているシンフォギアを作った人とは...人は見かけによらないな、まぁいい。再び弦十郎に向き直る

 

「俺は「風鳴弦十郎...だろ?」ああ...どこで?」

 

「それ送った時に近くの兵達が呼んでたじゃないか、名前を。そこから日本の警備システムにハッキングして日本中の人間を探し回って調べて行き着いた...そこの黒スーツさんはまだ警戒してるのかい?」

 

「はい、未だに謎の存在ですから、貴方は。僕は緒川慎次です」

 

自己紹介はするのか、しなくても勝手に調べてただろうが

 

「他は後でいいか、さてなぜ僕が7年もの間隠れ続け今になって姿を現したか...それが気になるんだろう?」

 

「ああ、7年間俺たちに何も言わずに協力し続けていたのにだからな、疑問に思うさ」

 

「まぁなんだ。隠れていたのは表に出れば僕はただ研究させ続けられていいように使われる道具になるだろう?研究できるのはいいが道具として使われるのは嫌だからね。それに僕の目的も果たせない」

 

目的と聞いて皆が一層警戒を強めたが弦十郎だけがそのままの状態で問いかけてきた

 

「その目的を聞いてもいいだろうか?」

 

「もちろん?まぁただの子供のワガママさ、父さんに「世界を救え」って言われてるんでね。それに従ってるだけさ」

 

「君のお父さんと話を「無理だね」どうしてか聞いても?」

 

「既にノイズに殺されてるからさ」

 

それを聞いてか皆唾を飲み息が止まったかのように固まっていた

 

「すまない、無神経なことを」

 

「いやいい、もう吹っ切れてるからね」

 

暫く沈黙が続くが僕はこんな事をしに来たんじゃないから知らんこっちゃと話を続ける

 

「まぁ、ここにきたのは...匿って欲しい。世界中から」

 

「ふむ」

 

「確かにこの子の天才差を考えれば各国は喉から手が出る程欲しがるでしょうね、それこそ核を使ってでも」

 

「あ、それね。核ぐらいなら止められるから安心してくれ。それぐらいのコードパパっと盗める、書き換えるのも簡単さ」

 

「彼が恐ろしいですね...」

 

「でも味方になってくれるなら...これ以上心強い子はいないと思います。司令」

 

女性オペレーターが味方してくれた。女の人って大体優しいから助かる

キャロルはなんかおかしいけど

 

「今まで隠れていた場所の事を聞いてもいいか?もし保護者代わりの人がいるなら礼が言いたい」

 

「あー...それはやめといた方がいいかも」

 

「どうしてだ?」

 

「今僕が抜け出して泣きじゃくって世界を壊してでも僕を取り戻そうとしてるだろうからね。それくらい依存性が高いんだ。彼女」

 

「な、なるほど...(彼女...か、女性なのか)」

 

一応キャロルの名前は言わないでおいた。これ以上裏切るような真似はしたくないからな。あー、でもオートスコアラーの方はどうだろうか?

半永久エネルギー取り付けてるし、ミカに関しては壊れても周りの物質を取り込んで再生するようにしたからあの状態を連発できるからな、実質オートスコアラーの中で無敵だ

 

「よし!俺たちは喜んで君を受け入れよう優くん!だが悪いが外に出る時は護衛を付けさせてくれ。何かあったら問題だ。君の要望が叶わないかもしれないからな」

 

「大丈夫、欲しいものさえ手に入るならずっとここでも問題ないさ。欲しいものはリストアップするからまあ...こちらこそよろしく?」

 

出された手を取り握手する

 

 




Qなぜキャロルの所から離れたんですか?

A物語が進みづらいからです

Qアチーヴとは?

A成し遂げるや達成するという意味を込めて作った人工知能です

Qワームホール云々のくだりは?

Aギャラルホルンです

Qステルス状態なのになぜ気づかれたのですか?

A OTONAとNINJAだからです

Qどうして風鳴弦十郎はプロトタイプのピンバッジを持ち続けたんですか?

A彼の性格上、新しいものであってもクリスを助ける事ができた切欠であるため、大切に肌身離さず持っていました

Qまだ解明されてないのはなぜですか?

A錬金術の応用が織りまぜられているからです

Q優が表に出て戦わないのはなぜですか?

Aオリ主戦闘系としての作品ではないからです。ちゃんとシンフォギア装者達を活躍させるための存在です

Q翼は彼を気に入りますか?

A言葉遣いは気に入りませんが信念は気に入ります

Qクリスとイチャイチャしますか?

A上から目線ばっかの相手とクリスは相性悪いです

Qキャロルは世界を分解しますか?

A調整中です

Qオートスコアラーになんでそんな機能つけたの?

A優は救うために消えて欲しくなかったからです

Q世界線としてはどんな感じですか?

A XD UNLIMITEDが近いでしょう

話数の後にサブタイトルつけた方がいい?

  • つけて
  • つけなくていい
  • どちらでも
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