ジジっと音が鳴り響く、今この研究室にいるのは僕だけだ。いや、正確には僕とアチーヴだけだ
もちろん監視カメラで確認はされてるようだがそんなことはどうでもいい
今頼まれたのはシンフォギアシステムの強化だった
大体の櫻井理論を見せてもらい、歌の力、フォニックゲインで位相差障壁を突破できるようにしているのを見るがまだ改良の余地アリだ
なんせ防御力が足りてない
これじゃあノイズに攻撃を受けても大丈夫だろうがもし人同士の争いだと直ぐに殺られてしまう
タングステン砲なんか当たったら吹き飛ぶし大怪我だ
これは免れないだろう、これくらいは強化しないと
あとは建物の下敷きになった時だ。崩落に巻き込まれればどんな人間だ...いや、弦十郎は死なないと思うが普通の人間であれば死ぬ、そしてこのシンフォギアを纏おうとも死ぬのは分かる。なら次はバリアフィールドを出せるようにだな
個々の特性を活かしつつ、他のものを見ると天羽々斬は剣として申し分ない、機動力に最出ている
それでいてパワーも逃がさない強さ
単純でいいが...技の方は僕には分からないからそっちは任せることにしよう
イチイバルに関しては長距離攻撃と広範囲攻撃、射程が有無を言わせるものだが何分銃撃となれば格闘戦になった時困るだろう
それのサポートができるようにならないといけない
「しかしこれで聖遺物の欠片か、アイツはこんなの欲してたのか?まぁ今帰ったらホントに分解再構築されてされるかもしれないから帰らないが」
と、キャロルの事を考える。キャロルの事を考えると流石に手が止まりかけたが直ぐに考えを振り払って作業に戻る
渡してもらった聖遺物の欠片にデータをインプットしている
足りない部分はアチーヴが補佐している
「優くん...パソコン...というか、あっちこっち椅子で移動しながら作業してますね」
「アレでまだ12歳なんだからどれだけの学歴があるのやら」
「確認した所、IQに関しては500は軽く越えてます。医学面でも知識があるのが恐ろしい所です。生物学にも精通していて、それでノイズの事を"化け物"という"生き物"と判断せずに"兵器"と判断したようです。聞いていても難しすぎて...」
「私はなんとか分かったわよ?つまりノイズは何者かが作り出した生物兵器じゃなく、殺戮兵器、そしてそれはただ人間を殺すという一つの事だけを命令された。だから人間以外の事に関心を持たないのよ」
ふむと弦十郎は考えるとちょうど司令室の扉が開き2人の少女が入ってくる
「おっさん、了子さん。イチイバルはどうだ?」
「天羽々斬も...櫻井女史?なぜここに?研究室で調べているのでは?」
天羽々斬装者である風鳴翼とイチイバル装者の雪音クリスがやってくる
もちろん優は...知っている。アチーヴが来たことを知らせているからだ。それで残りの作業をアチーヴに任せ自己紹介をするために司令室に向かっているのである
「ああ、その事なんだが「君たちがシンフォギア装者か、弦十郎、本当に彼女達でいいのか?」優くんか、作業の方は?」
弦十郎は答えず逆に質問した。優の質問の意図はこんな少女達に戦わせるのかと聞いていたのだがまぁいいと
「80パーセントは終わったよ、あとはペンダントの外装強化だ。今アチーヴにやらせてるよ、それにアレ、小さいから大丈夫だと思われてるだろうけど普通に拳銃で撃たれたら壊れるぞ?そこんとこどうにかならなかったのか?天才さん?」
僕はそう櫻井了子に向かって言った。見るとイラッとしてるのが分かる。まぁ無理もない、聖遺物を弄るのなんてそう簡単なもんじゃないのは誰だってわかる事だ
そこにメスを入れたわけだからな
「叔父様、彼は?」
「優くん、自己紹介を」
「逢坂優だ。世界で最も天才な科学者。ノイズキャンセラーや物質反転装置を作ったのは僕だからね?」
それを言うと風鳴翼と雪音クリスが驚いている
それに追撃して
「そんなことはどうでもいいか、それより今は君たちのギアの問題を話しておこうとここに来たわけだ。風鳴翼、君のギアである天羽々斬は機動力に優れていて尚且つパワーも申し分ない。小回りも利くし手数もある」
「...それの何が悪いのだ?」
「いやいや?別に悪いとは言ってない、ただそれを活かした戦いをまだしきれてないというだけだよ。君達の戦いを見せてもらったけど...問題だらけだったよ」
「なんだとテメェ!?いきなり来といてその態度、ナメてんのか!?」
僕用の椅子に座ると置いてあったチョコを口に入れて食べる
「じゃあ雪音クリスくんに聞くが君、近接戦闘をせざる得ない状況に陥ったらあの武器達でどうするつもりだい?」
「そ、それは距離をとってだな」
やれやれと首を振り無理やりモニターに映す
「今のシンフォギアの状態だ。これがノイズから攻撃を受けた場合のダメージ数値と怪我の数値、箇所によっての違いだ。まぁ、これはいい」
「なら「だけど」?」
「これがビルの下敷きになった時のダメージ数値だ。わお!即死だ。こっちは車に轢かれた場合。現代科学の分として普通を意識してだが...時速60キロを受け止めるのは無理がある。それに回避も見てから判断しきれるかはソイツの思考力の問題だろう、僕は無理だけどね?人間だから。1人例外はいるけど」
全員が弦十郎をみる、そしてクリスはなんなんだコイツとは思うも言われたことが正論すぎて言い返せない。車はともかく建物の下敷きになるってのは有り得ない話じゃない
避難に遅れた人たちを助けていたらそんな目にあいました...ってのは最悪を想定すれば考えられる
「ならば逢坂ならどうにかできると言うのだな?」
「もちろん?というかその部分はもうどうにかしたぞ?ほら」
手に持ってた強化ガラスで出来たpadを振ると空間ディスプレイが浮かび上がる。そこには2人の装着時の姿が青く表示されていた
「左が前のシンフォギア、右が今のシンフォギアだ。今なら例え誤射されても「なにかしたか?」程度で済ませられる。次は埃被ってるガングニールの調整なんだが如何せんデータが少ない。今は60パーセントってところだがガングニールと言うんだ。槍だとは思うが...」
「「...」」
2人は黙りこくってしまった。あまりにも専門すぎて、あまりにも奇抜すぎて、あまりにもぶっ飛んでて、あまりにも言い勝てなくて、そして...ペースに乗れなくて
【優様、完成しました】
「分かった。取りに行くよ、弦十郎、起動実験の方はいつする?」
「彼女達の空いた時間で行う、2人とも、今からでも問題ないか?」
「え?あ、はい」
「あ、あぁ...」
パンッと手を叩くと立ち上がり研究室に戻ろうとするが振り返り2人に指さす
「僕のお菓子取るなよ?」
そうして場を離れる優である
「....なんなのですか?彼は」
「優くんは"コレ"を届けてくれて、この7年間、ずっと世界から隠れながらも俺達に支援してくれていた子だ。彼の目的...というか願いは世界を救う事だそうだ。父親に託されてな。なぁに、心配することはない、優くんのすること言うことは難しいが向かっている未来は同じさ。人の命を軽んじるような子じゃない、むしろ命を救うことが生きがいと言っても過言では無いくらい正義感の強い子だ」
「あたしにゃ傲慢な上から目線のキチガイ野郎にしか見えなかったんだけどな」
「直ぐに仲良くなれるさ!さぁ2人ともトレーニングルームに行った行った。友里!藤尭!モニタリング、忘れるなよ!」
「分かってますって」
ギアを纏った2人の最初の感想が
「「なんだ(よ)この軽さは(よ)!?」」
『よし、起動時の問題は無しと...それじゃ2人とも適当に動いてくれ。こっちでデータ取るから、あっ、自称天才さんも手伝ってね?』
『あなたも自称天才じゃない...まぁいいわ。ってなにこれ!?フォニックゲインがいつもの200パーセントオーバー!?これじゃ絶唱と変わりないじゃない!?』
それを聞いて2人は心配になっていたが
『僕を誰だと思ってるんだい?それくらい対処済みさ、何より70億の絶唱を凌駕するフォニックゲインなら既にデータにある。それ以下のフォニックゲインならまだ赤子同然さ』
みんなどこでそのデータを手に入れたのか気になったが口にしない。聞けばその70億の絶唱を凌駕するフォニックゲインを持つものと戦わないといけない気がしたからだ
『君達の適合係数は元々高かった。遺伝子なのか、心なのかはまだ分からない。というか遺伝子ならまだいいが心だったら...いや、今その考えを伝えても意味は無いか。動きに問題はない...風鳴翼の移動速度が20パー、30パーアップ...ふむ、想定していた数値より低いな。風鳴翼、少しリラックスしたらどうだ?緊張してるのか?』
「してなどいない!」
『...彼女達は怒りっぽいのかい?』
『あなたの挑発的な発言のせいだと思うわよ?』
なるほどと優は言うとそのまま手元にあるディスプレイを操作し始めた
翼を後にしてクリスを見ることにしたらしい
「反動が全然ねぇ...」
『現存する武器じゃあ無理だと思って改良してみたんだ。雪音クリスもなにか改良案があればどんどん言ってくれるといい、小型ミサイルとか追尾方とかね。ああもちろん捕縛用ネットミサイルもアリだな、よし次はそれが放てるようにしてみるか...』
「何を想定しての網なんだよ...」
2人はそれぞれ動き回っていると
【翼様、アームドギアの生成速度低下しました】
「誰だ!?」
「あん?」
【失礼しました。アチーヴと申します。優様に作られた人工知能です】
それを聞くと固まった翼だったが
『アチーヴ、脅かしてやるな。うちのアチーヴが脅かしてすまない、悪かったよ』
「あいつ、謝ることできたんだな...」
「...アチーヴ、どうすればいい?」
【一度ギアの出力を抑えて生成したあと再度ギアの出力を戻すことで生成速度は飛躍的に上がります】
「簡単に....言ってくれる...なっ!!」
そういい1度で成功させてみせた
『彼女、殺し屋かなんかか?』
『いえ、歌手ですよ?あれ?知りませんでしたか?風鳴翼、トップアーティストでもあるんですよ?』
緒川慎次が宣伝する。興味無いと言った顔で優はそうと言い返すとクリスの方を見てると
【クリス様、リロード時にスキが生じてしまいます】
「わーってるよ!だから片手片手で撃ってんだろうが!」
【こちらの形状の武器をお考え下さい】
「うわぁ!?って...モニターかよ...なるほどな」
映し出されたのは薬莢が排出されるはずのチャンバーと繋いだレールに再装填する機能を取り付けて、マガジン部分に通るまでにフォニックゲインによってそのエネルギーで銃弾をリロードの無限弾を作り出すようにと案が出された
「これならリロードの心配がないぜ」
『雪音クリスの心配事と言えばミサイルの方か、流石に室内でミサイルはまだ無理だな...あのトレーニングルームに衝撃吸収装置つけたらこの地上までは響かないか』
『俺も参加しても構わないだろうか?』
『『『『『「「ダメ」」』』』』』
『な、なぜ皆して...』
体の疼きが止まらない弦十郎が提案したことに優含め全員が却下と
優曰く、彼を想定した装置なんてここで作ってもまた作り直す必要があるとのこと。そういう彼に合う聖遺物があるなら持ってこいとも言っているレベルでだ
そしてトレーニングが終わった2人は...ツヤツヤしていた
「いやぁ、気持ちよかったぜ!優、お前ホントにすげぇんだな、口は気に食わねぇけど」
「雪音クリス、凄いのは最初から分かってたことだろう?」
「クリス」
「ん?」
「フルネームじゃなくて名前で呼んでくれよな」
それを言われて優は後ろを振り向く、大人達を見る。いいのかと、頷いているものやサムズアップしているものもいれば弦十郎は肩を叩いて若いってのはいいとまで言っている
「じゃあ...まぁよろしく?クリス」
「お、おう!」
「ならば私も「風鳴翼は風鳴翼で」なぜだ!?」
それ以上は何も言わずに研究室に戻って行った優である
翼はその場で崩れ落ち、なぜ雪音だけ...雪音だけ...雪音だけ...とブツブツ1時間は呟いていた。なおそのクリスだが早々と二課から離れ自宅に帰ったのであった
Q何と戦うつもりで優は作ってるんですか?
A世界
Qキャロルの心配はないんですか?
Aあるけど今更怖いので帰らないだけ
Q友里さんと藤尭なら軌道演算で勝てますか?
Aその前にアチーヴが勝ちます
Q優は人ですか?
A機械で神様に勝てるレベルまで到達予定です
Q櫻井了子(フィーネ)とタメはってますけどそこんとこどうなんですか?
Aフィーネが二人三脚で引きずられるレベルです
Q翼とクリスに喧嘩売って話してるのですか?
A普通に話してあれです
Q響と話して通じますか?
A逆立ちしても無理です
Qきりしらの場合は?
Aキャロルの面影を見てなぜか贔屓します
Q小日向未来に対してはどうですか?
Aキャロルのヤンデレ面に似たものを見えるため土下座するレベルで従います
Qガングニールをなぜそこまで解析しきれてるのですか?
Aキャロルの所にあった資料のデータにあったからです。だから神殺しにも気づいてます
Q常時絶唱状態で大丈夫なのですか?
Aキャロル基準なためキャロルのデータで再構築してるので大丈夫です
Q翼の移動速度上がったのに関して速さはどれくらいですか?
A声優つながりで例えるならリリカルなのはのフェイト・テスタロッサのソニックフォームじゃないかな?
Q無限弾って?
Aバイオハザードの無限弾的なものです。それを現実的に考えたものがシンフォギアで形成しました。なお普通は無理です
Qいつ弦十郎が参加しますか?
A参加しても団体戦に向いてないため無理です
Q日本が核を持たない理由は?
A弦十郎
Qなぜ翼だけフルネームなのですか?
A苗字で呼ばれるからです
Q翼が病みかけてますが大丈夫ですか?
A調整中です
話数の後にサブタイトルつけた方がいい?
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つけて
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つけなくていい
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どちらでも