「どうしたらこうなる?」
今僕は風鳴家に来て泥棒に荒らされたのかと言うくらいの散らかしっぷりを見た。慎次を見ると苦笑いしている。そこから察するにいつもの事のようだ
「うぅ...惨めと蔑むがいい...この身は剣と鍛えたつもりだが...このような家事すらもできない愚か者と...」
そこまで煽るつもりはないんだが...物理的に無理があるだろ
近づいて見る。まずペットボトル...って中身腐ってるし
「飲まないなら冷蔵庫に入れないか?冷やさないと腐るし封を開けたのなら直ぐに飲みきれ」
「ぐっ...」
他はっと...
「どうしてタンスの中に刀が入ってる?衣類と一緒だぞ?」
「い、いや、刀と共に入れておけば衣類も強くなると「なるわけないだろう、常識的に考えて」グハッ...」
次は何を指摘すればいいのか...ん?
「...アチーヴ、部屋をスキャンしろ。靴下それぞれ片方あるかをな」
【...スキャン完了、全て片方だけです】
「別々で靴下履くのが今のオシャレなのか?風鳴翼」
「....」
あっ、もう何も言えずに倒れてしまっているな
「慎次はこれいつも片付けてるのか?体力使うな...さっき通りがかりで見たキッチンだが...なぜ爆発したあとがあるのか...火薬でも放り込んだか?それとも粉塵爆発?どちらにせよ有り得ないだろ普通」
アームを通して溶けたコンロを持ち上げペシャンコにして冷却装置にぶち込む、そのまま新しいのに取り替えるためにこの場で同じものを作る。いや、同じものではダメだな、最低でもC4に耐えられる強度じゃないと困る
風鳴翼が何を起こすか分かったもんじゃない
「どれくらいでできる?」
【6分と17秒です】
「ま、妥当な時間か、僕は風呂場を見てくるから任せたぞ」
【分かりました】
さてさて、風呂場は...なんだこの泡まみれは...それに...臭いが
直ぐにマスクを装着する。今ここで呼吸すれば一酸化炭素中毒を起こすぞ
直ぐに換気し、原因となるこの洗剤達を廃棄する
新しいものを買うためにリストアップしとかないとな、これに関しては作り出せない。薬品だからな
持ってきていない
「これぐらいでいいか、僕じゃなきゃ死んでたぞ...というかあの防人はどうしてこれに気づかなかった?一応学生だろう?」
そう呟いて風鳴翼のいる部屋に戻る、すると部屋は見事に綺麗になっていた。あの状態からここまでとは...慎次も苦労するのだな、風鳴翼は嫁のもらい手に困るぞ
「あ、逢坂...綺麗に片付けられる装置を」
「風鳴翼、諦めろ。君が片付けに関わった瞬間散らかすから意味が無い、むしろ邪魔まである」
「カハァッ!?」
「...慎次、これからも苦労するだろうが」
「ええ、これが僕の仕事ですから」
「何かしら困った事があれば言ってくれるといい、機械類なら面倒見切れる。流石に靴下片方なくしたなんてのはどうにもできないがな」
それに苦笑いで返された。僕は外にとめてあった護衛用の車に乗って本部に戻ることにした
「翼はどうだった?」
「...風鳴翼を育てたのは誰だ?弦十郎、アレはもはや天災だ。どうしたら一酸化炭素中毒が起きる現場までできる?どうしたらコンロが爆発跡のような状態になる?あれはもう脳みそ入れ替えて別のものにした方が片付け云々の治し方は思いつかないぞ」
「むぅ、優くんでもダメか」
「当たり前だ。靴下片方なくしたのをどうやって科学でなおせと?もうひとつ新しいのを物質的に作るのか?それならちゃんと片付けてた方がいい、ただの二度手間だ。全く、風鳴翼は女性として恥ずかしくないのか」
ここにいる全員が苦笑した。全員知っていたんだろう、もういいか
「で?どうしてあの家に行かせた?アチーヴに任せたからいいとはいえ研究の手が止まったんだが?」
「翼と仲を深めてもらおうと思ってな、どうだ?仲良くなれたか?」
「...なれるとでも?むしろ幻滅したよ」
そ、そうかと弦十郎は困った顔をして僕は研究室へ戻った
「やっぱり翼ちゃんと相性悪いんですかね?」
「いや、ちゃんと指摘してる所を見るに嫌ってはないと俺は思う」
「嫌いなら構ってませんって、そういえばクリスちゃんとはどうなったんでしょうね?あの後いらいは結構話してますが」
「クリスちゃんが話に着いてけないけど相槌うってるだけって感じかしら?まぁでも優くんはクリスちゃんの事、気に入ってるみたいよ?だってほら」
櫻井了子はモニターに映したのはクリスのシンフォギア装着時の状態だ
「彼女のリフレクターを最大限に活かせるように配置まで考えてる、まるで愛する人を守るために作ってるようね?本当に若いっていいわね!」
皆が思った。若いって認めるって事は自分は年増だって認めるんだなと
ちなみにキレ散らかしそうになったが1歩踏みとどまった
「今から貴様をシャトー建設の任から解く、指示は今すぐ二課に向かい優の様子を探れ。そしてオレに逐一報告しろ。まぁ、報告せずともオレは貴様の目を通して状況を見ることができるんだがな」
「分かりました。キャロル、それじゃあ準備してきますね」
しばらくして玉座の間で待機していたオートスコアラー達が口を開く
「いいのですか?大切な駒なのでは?マスター」
レイアが質問する
「優の様子を見るには仕方あるまい、もし他の奴とイチャついていればオレは今すぐにでもソイツを殺しにいく」
ガリィが口を開く
「マスターったら、本当にヤンデレですねぇ、もう少しガリィちゃんを見習って優しく接してあげて、そして困らせてあげればいいんじゃないですかぁ?」
「貴様の性根の腐った所は気に食わん、」
「よくわかんないゾ!」
ミカが答えるが無視しているキャロル
エルフナインはと言うと
「跡取り濁さずといいます。残った人たちに迷惑をかけてはいけませんからね。今日は脱走デビューです。素晴らしい一張羅をしなければ」
かかっているのは服たちだが全部同じだ、エルフナインはどれにするか選ぶのに時間をかけている
「小姑か!」
キャロルのツッコミが玉座の間に響く
オートスコアラー達はそのツッコミに対してエルフナインは本当にしっかり者だなと思った
「ドヴェルグ=ダインの遺産よし!扉の確認よし!指さし確認よし!」
『いいからさっさと出ていけ!!』
「う、うぅ...キャロルの声が...と、とにかく優さんの所に行かなければ!それではお世話になりました!」
こうしてエルフナインはシャトーから出ていくのであった
Qどうして翼の家に来たんですか?
A指示だからです
Qどうして飲みかけの腐ったペットボトルが?
A仕事で忙しいからです
Qなぜタンスの中に刀が?
A防人だからです
Q靴下に関しては
A下着さえ上下別個に着てる人です。揃ってるわけないでしょう
Q慎次の片付けスキルに対して言うことは?
A凄いですね
Qコンロで何があったのですか?
A調整中です
Qお風呂場でなぜ一酸化中毒になるまで?
A調整中です
Q綺麗にできる装置は作れないのですか?
A翼が関わる限り不可能です
Q優は翼の事を嫌ってますか?
A気にかけるぐらいにはなってます
Qクリスとの仲がいい理由は?
A似た境遇だからです
Qなぜ既にエルフナインが出ていくことに?
A全ては優への愛のためです
Qエルフナインの行動は?
Aしないフォギアからです
話数の後にサブタイトルつけた方がいい?
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つけて
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つけなくていい
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どちらでも