ソードアート・オンライン handle a system~second~ 作:ハマT
デスゲームが始まった次の日、私はリュウヤくんと次の町に来ていた。目的はこの町でとれる防具だ。早朝に前の町を出発し昼前にこの町にたどり着いた。リュウヤくんは町につくと一番奥の建物に向かった。そこには一人の男性がいた。
『お主らは旅の剣士か?』
「はい」
NPC のその男性の言葉にリュウヤくんが答える。するとクエストが起動する。クエスト名は《畑を荒らす獣》。内容はどうやら畑を荒らす獣を退治するクエストらしい。私たちはすぐに目的の畑に向かう。そこにいたのは………
「………でかくない?」
「ああでかいな」
《HNM Big boa 》がこのモンスターの名前。いたるとこにいるボアの親玉みたいなものだと思う。
「しゃーねぇ行くか」
そう言うとリュウヤくんはモンスターに向かって駆け出す。私もそれについていきほぼゼロ距離まで接近してスキルを放つ。
「スイッチ!!」
「あいよ!!」
途中一度リュウヤくんは止まりわたしに先に行かせ自分はスイッチで攻撃する。これまでなんどかした連係、ほとんど完璧に見えるけど少し違和感がある。リュウヤくんは私に合わせてない、自分で好き勝手やってるみたいに戦っている。
「リュウヤくんうまくタイミングを……」
「うるせぇ!!」
少しスイッチのタイミングが遅れた事を伝えようとするけどリュウヤくんは私の話を聞いてくれない。ここに来る途中も戦闘では私の話を聞いてくれない。時々私がゲームについて聞いた時はちゃんと返してくれる。
「リーファ!!ぼさっとすんな!」
そんな事を考えているとモンスターが私に向かって突っ込んでくる。HP は………ほとんどない?!まさかリュウヤくんあのわずかな時間の間に……。また余計なことを考えるとリュウヤくんに怒られそうだしタイミングを合わせスキルを放つ。うまくクリティカルポイントに当たったのかモンスターはその体を四散させた。
クエストをクリアした私たちは報酬の防具《アニールコート》を装備していた。この装備男と女でデザインが違う。とりあえずペアルックにはならないなぁと考えるけどすぐにその考えを頭から飛ばす。目の前にはあるのは……
「ここが第一層のダンジョン……」
「ああここを抜けたら迷宮区まであと少しのはずだ」
大きな山があってその入り口には遺跡なようなものがある。その先には少しだけだけど塔のようなものが見える。あれが迷宮区だ。やっとここまでこれた。私とリュウヤくんは互いにうなずきあうとダンジョンに足を踏み入れた。
ゲーム開始から二ヶ月で二千人が死んだ。
まだ第一層はクリアされていない。
次回はついにあの二人が………