私は艦娘または深海棲艦である。正体は未だ不明。 作:キノコ飼育委員
「うーむ、エサが多くて嬉しいと言うべきか面倒が多そうで嫌だと言えばいいのか」
私は面倒が嫌いだと言ったはずだ!
いや言ってないな、スマン。
「シャーハハハハ!派手なのはいいことだろ!」
そう叫びながら砲をぐりぐり動かす尻尾。
戦闘狂め。
いや、待てよ?
「そうだ!ここにいた連中全員がこの先にいると考えるのは早計だ。多くはくたばったか共食いしたか、もしくは上に……」
「シャハッ!アレにドア開ける脳みそあると思ってんのか!連中が行儀良くドア開けて、並んで上に行ったってか?わきゃねえだろ!」
確かにそうだ。あの化け物なら扉は破壊していくだろう。
「ぐぬぬ……じゃあ共食いしたんだろう。生き残りはさっきのだけだ」
「だといいなぁシャハハハハ!」
まったくそう思っていない声で笑う……不愉快な尻尾め。
はぁ、もういい。
何がどれだけいようが知ったことか。
私の行く手を阻むなら全て喰うだけだ、例外はない。
さしあたって今は先に進むとしよう。
部屋を出て廊下を進めば、左への直角曲がり角。
また少し進めばまたも左への直角曲がり角。
そこを曲がれば……下への階段か。
ここへきてようやく次の階層だ。
次の階層には、何らかの手がかりがあるといいのだが。
「なぁ、ちと思ったんだがよ」
ここで尻尾が体をのばして前に回り込んできた。
「なんだ?」
「もうここ出ちまわねェ?なんつーかロクな手がかりもねぇし、行けども行けども陰鬱してるしで萎えちまった」
「何を言うかと思えば……ん?おい、その背中はどうした?」
尻尾の背中、そこに背びれのように並んでいた飛行甲板のひとつが、真ん中の白線を境にパカッと開いている。
中は……空洞になってるのか?暗くて見えない。
「あん?おぉわっ!?いつの間に!」
それを見た尻尾も慌ててそこを閉じる。甲板は音もなく閉じた。
「あぶねェー……」
「全く何をやって……なあ、お前もしかしてそこから飛行機が飛ばせたりするのか?」
余り考えてなかったが、飛行甲板がある、ということは飛行させる物体があるということではないか?
「飛ばせるぜ?」
「ほう、ちょっと見せてくれるか」
「いいぜ」
そう言うと、飛行甲板がパカッと開き、中から一機の飛行物体が飛び出した。
キャッチしてしげしげと眺め回してみる。
ふーむ……不可思議な形だ。
空母が放ってきた艦載機と似ているが、あれよりも薄く細いうえにサイズも小さい。
翼もより鋭角に後ろへ流れている。
武装は嘴の下にあるぶっといガトリング砲一門のみ。
色は私好みの白。
「あの時の空母が放ってきたものより小ぶりだな」
「操縦席ねぇからな」
「操縦席がない?無人機ということか……まて、じゃあ本当は誰か乗ってるのか!?」
「そりゃ乗ってるさ。小さいおっさんがな」
「小さい……おっさんが…」
そんなものが存在するのか……というか、そんなものをあの空母、頭の上に大量に飼っていたのか。
そりゃ目も死んで無表情にもなるよな。可哀想に。
「これはどのくらいあるんだ?」
「あん?ワントゥースリー……全力で吐き出しゃ324機。今急ピッチで量産してるが資材が足りねぇ。あと2、3隻空母を喰えればな……」
「そこらはまたの機会だな。ところで最大何機載るんだ?」
「ァハン?800だ」
「……少ない?」
「少ないんじゃね?」
「少ないか……」
実際は何機ぐらいが平均なんだ?5000機ぐらい飛ばしてくるのか?
ならば早急に対策を考えねば……。
「で、話を戻すが出ていこうぜ?どうせこんな廃墟ガラクタしかねぇよ」
「いやだ。私はマップは全部埋める派だ」
「いいじゃねぇかどうせイベント進めねぇと行けない扉とかでいっぱいなんだよ最深部は!真実の鏡とか闇のオーブとか手に入れてからもっかい来ようぜ!!」
「ええいやかましい!私は行くと言ったら行くんだよ!」
うん、若干むきになってるのは否定しない。
ただ、記憶のない私にもひとつだけ確かなことがある。
私はこの先に行かねばならない。
絶対にだ。
そうすれば。
そうすれば必ず私は―――――
こいつの悔しがる顔が見られる!
「フハハハハハ!!悔しさにビチつくがいい!」
「テメ、この外道がァ!」
階段を全段飛ばして階下に着地、そこから廊下を意味なく爆走!
「ハハハハ!あ?」
キキッと急ブレーキ。
……人、か?
私が駆ける廊下の先に、人影が立ち塞がった。
……いや、あれは鏡か?私そっくりの姿を……いやいや微妙に違う?
体を覆う光沢のある紅いコートの前を開け、オルカヘッド付き尻尾をのたうたせている。
尻尾の装備は、頭の側面に対空機銃が三つと……やたらとデカイ大砲が一門。
何あれ列車砲?
フードから覗く顔は……取り合えず、ギザ歯ではない。目立つ傷もない。
ただ……何故両目に眼帯をしている?眉間で紐がクロスしてて不思議と笑えるんだが。
……私の2Pカラーか?
じっとこちらを見ている。
「……なんだと思う?」
「……上のガラス瓶から出た試験管ベイビーA」
「だよな……意思の疎通は出来るのか?」
「知るかよ。聞いてみろや」
通じるとは思えないが……やってみるか。
そうだ、何事も決めつけて行動するのは危険だ。
こういう時こそ慎重に交渉するとしよう。
まずツルハシ召喚して、ビッと廊下の先にいるそいつに突き付け誰何する。
「おい!貴様は誰だ!」
「……レ」
「れ?」
“れ”とは何だ?
いや聞こえなかっただけで“……”の部分でも喋っていたのか?
だとしたら「レェエ゛エ゛エ゛エ゛エ゛!!!!」うぉ!?
いきなり耳が裂けそうな咆哮を上げ始めた2Pカラー。
そしてそのままヤツの尻尾をこちらに向けて―――
「レ!!」
撃ってきた!
腹に響く砲声が狭い通路にびりびり来る。
もちろん一緒に砲弾もな!
「チィ!」
「アブね!」
咄嗟にその場に伏せる。
が、通過した砲弾の衝撃波が壁みたいに頭をぶつかる。
だいぶ後ろで着弾音。
その爆裂の炎が後ろから迫り、軽く(あったかいな程度)私を炙って消える。
……もう頭の傷はほとんど良くなったから、あまり痛くはなかったが…無性に腹が立った!
「撃ち返せ!」
「ペイバックターイム!!」
こちらも砲撃をたっぷりくれてやる!
砲弾6発分が飛ぶが―――ダメだ、避けられた。
というか廊下の向こうに逃げられた。
そのまま砲弾も廊下の向こうへ消え―――奥で轟音を響かせた。
チラッと後ろを確認すれば、さっきの砲撃の影響か天井が完全に崩れて通れなくなっている。
まぁ、こうもコケにされて退く気はない。
「追いかけて、ボコボコにしてから殺すぞ」
「オーケィ!」
全力で追いかける。
ツルハシで全身凸凹だらけにしてやるぞ!
廊下の先に出た。
周囲を見渡せば、どうやら三階分の吹き抜けで、下の方は完全に水没していた。
壁に沿って廊下があり、途中途中に階段がある構造になっている。
中心の吹き抜けは幅15メートルほどか?
いくつも部屋があるな。隠れられては面倒だ。
と、向かい廊下にベイビーAを発見。
既にこちらに砲を向けている。
「レェッ!!」
「おぉっと!」
横に跳んでそれを躱す。
尻尾がファックと叫びながら反撃し、ヤツのいた辺りを吹っ飛ばす。
「仕留めたか?!」
「ダメだ避けられた!」
「ヘタクソ!」
「シャラップ!」
ヤツを探すと、いつの間にか一階下に降りていた。
階段は……まぁいい飛び下りるぞ!
斜め下にある一階下の向かい廊下にへ飛び移り―――
私は宙に、無防備な姿を晒していた。
「「「「「レ♪」」」」」
次の瞬間、周囲360度から砲撃を食らった。
【審議中】 (´・ω・)(´・ω・)(´・ω・)(´・ω・)<前回タクサン頂イタ感想ニヨルト
【審議中】 (´・ω・)(´・ω・)(´・ω・)<展開ノ遅サ(´・ω・)
【審議中】 (´・ω・)(´・ω・)<ヒイテハオ前ノクソ構成ガ(´・ω・)(´・ω・)
【審議中】 (´・ω・)<原因ト判明シタ訳ダガ(´・ω・)(´・ω・)(´・ω・)
【処刑中】 (´・ω・)<言イ残スコトハ?(´・ω・)(´・ω・)(´・ω・)▄︻┻┳═一
三( ;゚茸゚)<アト五話ダケ待ッテー!!
【処刑中】 (´・ω・)<仕留メロ(´・ω・)(´・ω・)(´・ω・)▄︻┻┳═一<アイサー
――――――――(/;゚茸゚)/<ヒデブ!―――・
【審議中】 ( ´・ω) (´・ω・) デ、ココカラノ展開ハ?>(・ω・`) (ω・` )
【審議中】 ( ´・ω) (´・ω・)<超展開ノ嵐 (・ω・`)……ナァ>(ω・` )
【審議中】 (´・ω・)(´・ω・)(´・ω・)コレッテ艦コレト言エルノ?>(ω・` )
【審議中】 (´・ω・)(´・ω・)(´・ω・)(ω・` )