アメアガリグリーンとの初恋   作:松兄

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今回で2年生編は終了です。

いよいよ沙知と康太が告白。果たして結果は?

また、後書きにてお知らせもありますので、よろしければ最後までご覧ください。

始まります!


俺と沙知の年末(祝・交際)

 

 

 季節は12月の31日。大晦日。

 

 それぞれ家に帰省していた蓮ノ空の生徒たちだが、俺と沙知も当然帰っており、俺の家は沙知の実家。大賀美家のお屋敷にお呼ばれしていた。

 

 因みにスクールアイドルクラブの練習は年始の4日から再開する。

 

 

― 大賀美邸 ―

 

康太父「大賀美さん、今年も息子がお世話になりました……」ペコリ

 

沙知父「いえいえこちらこそ……」ペコリ

 

沙知母「康太くんと居ると沙知も楽しそうで……。来年も宜しくお願いします……」ペコッ

 

 

 

 親同士が挨拶する中、使用人たちは蕎麦の準備をしていた。多くの使用人たちは俺たち家族を場違いだとブツブツ言ってたが、沙知のご両親や祖父母に「お客様に失礼なこと言うな」と怒鳴られて文句を言わずに準備していた。

 

 そしてもう夜の9時。12時近くになったら俺と沙知は近所の神社に初詣に行くことになっていた。

 

 

 

 

 俺は沙知の部屋のベッドを背もたれに座っていた。隣には沙知が居る。

 

康太&沙知((告白するならチャンスだろうな……))

 

 俺達が二人でそんな事を思うと、

 

康太「…………今年も色々あったな」

 

沙知「うん……高校入ってからも、試練が多いねぃ……」

 

康太「ああ……」

 

 本当に、なぜ神様は沙知にばかりこんな試練を与えるんだろう。

 生まれた家の問題? そんな生まれたときに決まった事でこんなになるのは絶対におかしい。

 

康太「沙知………」ギュ

 

沙知「康太……?」

 

 俺は沙知の手を握ると笑いかける。

 

康太「スクールアイドルクラブは任せろ。お前の分まで、俺が頑張るから……」

 

沙知「……うん。康太がいるから、アタシも安心できるんだ。でも……できるなら、アタシの手で……あの子たちの手を引いてあげたかった。辞めたくなかったよ……ホントは……」

 

 沙知がポロポロと涙を流す。それを俺はそっと抱きしめて落ち着かせる。

 

康太(沙知………)

 

沙知(康太………)

 

 

 

 

 俺と沙知はお互いにハグした状態。その状態のまま、顔を合わせてお互いの顔を見つめる。

 

 ――すると、

 

沙知「康太……//// キスしていいかい?」

 

康太「ふぁっ!?/////」

 

 い、今なんて……!?

 

沙知「………………////」

 

 顔を真っ赤にした沙知の、真剣な双眸が俺の目を見つめる。 

 

 

 

康太「そ、そう言うのは好きな人に……」

 

沙知「まったく、もっと言わないとわからないのかい?」

 

康太「へ?」

 

沙知「アタシは、康太のことが好きだよ。小さい頃からずっと。使用人たちは反対してるけど、アタシは……康太のお嫁さんになりたいと何度も思ったくらいだ」

 

康太「!!」

 

 沙知が……俺を?

 

沙知「やっぱり、アタシじゃ迷惑かな?」

 

 沙知はそう言って立ち上がり行こうとしてしまう。それを――、

 

 

 

 

康太「沙知!」ガシッ!

 

 沙知の手を掴んで制止する。

 

沙知「康太……?」

 

康太「はぁ……先に言われるなんて男として失格だな。俺が先に言いたいと思ってたけど」

 

沙知「え?」

 

康太「俺も、沙知のこと好きだよ。ずっと一緒にいたい。けど、「家柄が違う」とか「釣り合わない」って言われてきて、勇気がでなかったんだ……」

 

沙知「!! ………そっか////」

 

ポスン

 

 沙知は、俺の胸に顔を埋める。

 

沙知「お互いに好き同士だったんだねぃ。アタシたち……」

 

康太「みたいだな……」

 

沙知&康太「「………………」」

 

 二人の間に沈黙が流れる。

 

沙知「な、なんか言ってくれないかい?////」

 

康太「わ、悪い……/// それより、さ。もう、彼氏彼女で良いのかな? 初めてで分かんないや////」

 

沙知「アタシはそのつもりだったけど………////」

 

康太「そっか………」

 

 また二人して黙る。

 

康太「キス……していい?」

 

沙知「うん……///」

 

2人は見つめ合って顔を近づけ、そして距離が0になった。

 

 

 

 

沙知「んっ……///」

 

康太「沙知…っ/// んんっ」

 

 二人で唇を重ねる時間、僅かな間のはずだが、とても永く感じられてしまう。

 

 ――すると、

 

沙知「康太……触っていいよ///」

 

 沙知は服をたくし上げてブラジャーに包まれた胸を見せる。俺は我慢できず胸を鷲掴み。

 

沙知「んっ♡」

 

康太「沙知…♡」

 

 と、これ以上はさすがにまずいか。

 

康太「ま、まあ……これ以上は辞めとくか。まだ高校2年生で責任取れないことになったらヤバいし///」

 

沙知「そ、そうだね………///」

 

 

 

 

 ――すると、

 

 扉からギィ、と軋むような音や、何かが当たる音がした。

 

沙知「?」

 

 俺は沙知に「シッ!」と静かにするように指示。そっと扉に近づくと一気に開ける。

 

康太父母「「うわぁっ!!」」

 

沙知父母「わっ!?」

 

沙知祖父母「「バレてしまったか……」」

 

使用人たち『…………………』

 

沙知「は、はわわわ……!!」

 

 コイツら全部聞いてやがったな!?

 

康太「みなさん揃って盗み聞きですか!?(怒り)」

 

康太母&沙知母「「こんなビッグイベント見過ごせるか!!」」

 

沙知「逆ギレしないでください!!」

 

康太父「まさか沙知ちゃんが康太のことが好きだったとは……」

 

沙知祖父母&沙知父『「我々は相談受けてたから知ってますよ?」』

 

使用人「えっ、旦那様達や奥方様達認められる感じですか……? 家の格式が……」

 

沙知父「沙知が幸せならそれでいい。家の人間を不幸にする格式なんかドブに捨ててしまえ」

 

 そうそう。良い忘れてたけど沙知のお父さんとは何度か話した事あるけど中々アグレッシブな人なんだよな。

 

使用人「旦那様!? それは問題発言の気が!!」

 

執事「そうですよ! こんな一般人と!」

 

沙知祖父「ああ、そうだった。今から名前を呼ぶものは今すぐ荷物をまとめてでていけ。今日付けでクビだ」

 

使用人『はい!?』

 

 

 

 

 

 使用人は全員驚き戦々恐々。沙知と俺の間をよく思わない者はもれなく全員叩き出されたようだ。

 

沙知の家族『康太くん。沙知を頼んだよ』

 

康太「はい!」

 

 

 

 

その後、俺と沙知は0時になると一緒に初詣に行って今年の事を誓いあってお参りした。

 

 

― つづく ―




康太、沙知、お幸せに!

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