アメアガリグリーンとの初恋   作:松兄

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俺の、沙知の生徒会仕事のお手伝い

 スクールアイドルクラブがFes×LIVEで"ツバサ・ラ・リベルテ"を披露した翌日。

 

 今日は休日のため学校は休み。スクールアイドルクラブの練習もないが、沙知は生徒会の仕事が残っているらしく、康太が手伝っていた。

 

 

 

 

 ―――生徒会室。

 

沙知「ん〜と………」カタカタ

 

沙知がパソコンで書類データに目を通す。その間に、康太は他の現物の書類を仕分けしていた。

 

康太「………………」サッサッ

 

お互いに無言で作業をする俺たち。――喉乾いてきたな。

 

 

 

 

 

康太「喉渇いたから飲み物買ってくる。沙知もなにか欲しいのある?」

 

沙知「あ〜、ありがと。じゃあポカリ頼む」

 

康太「了解」

 

康太が部屋を出ていく。沙知はしばらく作業を続けていたが、背伸びして、

 

沙知「ん〜〜っ! ……そろそろ休憩にするかねぃ。たしかお菓子があった気が………」

 

 沙知が椅子を持って戸棚に近づく。

 

沙知「ん〜しょっ! ふっ!」

 

 沙知が椅子の上でピョンピョン跳ねて戸棚のクッキーを取ろうとする。―――すると、

 

ガタッ!!

 

沙知「!! うわっ!?」

 

 バランスを崩した沙知が転げ落ち、床に叩きつけられ……

 

沙知(っ!)ギュッ!

 

 沙知は来る痛みに備えて目を瞑る。

 

ガシッ!!

 

沙知(…………ん?)

 

 しかし、いくら待っても痛みはこない。それどころか、誰かに支えられてる感覚。

 

 沙知が恐る恐る目を開ける。

 

 

 

 

 

康太「何やってんだ………間に合って良かった」ハァ

 

 沙知を、寸前でお姫様抱っこして抱えた康太の姿が目に映った。

 

沙知「あ………////」

 

康太「立てるか?」

 

沙知「あ、うん…………///」

 

 沙知を床に下ろして立たせる康太。

 

康太「ったく、何取ろうとしたんだ?」

 

沙知「う、上から2段目の、黄色い箱を……」

 

康太「上から2段目…あれか」

 

 康太は背伸びして箱を取る。

 

康太「ったく、危険なことすんな。沙知小さいんだから」

 

沙知「ちっちゃいゆーな!」

 

 沙知がムッとして反論する。――だが、

 

康太「無理して怪我なんかされたら、悲しい」

 

沙知「っ!!///」

 

 沙知の顔が最高潮に紅くなる。康太は沙知を助けるにあたり、そこらに投げたペットボトルを拾い、

 

康太「投げちまったけど、ホラ」

 

沙知「ありがと………/// じゃあ、休憩にしようか。この箱、クッキーなんだよ」

 

康太「ああ、それで取ろうとしたのか」

 

沙知が箱を開けると、色とりどりいろんなクッキーが入っていた。美味そう。

 

康太「じゃあもらうよ」

 

沙知「うん。座ろう」

 

 

 

 

 そして沙知と康太が席に座る。沙知は康太の隣で自身と康太の腕を絡め、康太の肩に頭を乗っけて寄り添い離さない。

 

康太「沙知さん……?」

 

沙知「…………………/////」

 

 ったく、

 

康太「沙知、ほら」

 

 康太が沙知の口に摘んだクッキーを近づけると、沙知はパクッとクッキーを食べる。モグモグとほっぺたを膨らませる姿がカワイイ。

 

康太「俺もいただこうかね」

 

 俺もクッキーを一つ手にとって食べる。そして買ってきたコーヒーを一口。

 

康太「………うん」

 

沙知「…………………////」

 

 そんな康太を見て、沙知は……

 

沙知(うあ〜っ!! アタシのアタマおかしくなったのかい!? 康太が頭から離れない! 今すぐ子作りしたいなんて思ってるし!! ダメだって!!)

 

 沙知は頭を抱えて頭をブンブンと振る。なにか葛藤しているようだ。

 

沙知(で、でも………キスくらいなら……………)

 

沙知「康太」

 

康太「ん?」

 

 沙知が康太の首に手を回し、ジッと見ていた目を閉じる。

 

康太「つ!」

 

 康太も意図を察し、沙知に唇を近づける。

 

――あと数cm……

 

 

 

 

 

ガラッ!!

 

梢「沙知先輩。今度の部活動会議で聞きたいことが………」

 

康太&沙知「「へ……////」」

 

 バッチリと状況を確認した梢。梢はみるみる顔を赤くし、

 

梢「す、スミマセン。タイミングが悪かったですね/// では、後ほど改めて……////」

 

沙知「ちょっ!? 梢!! 変な気を使わなくて良いから!!」

 

梢「スミマセンでした〜!!///」

 

沙知「梢ーー!!」

 

康太(見られた………//// 明日どんな顔して会おう……)

 

 そして翌日の部活動。部員全員、康太に余所余所しくなっていた。

 

康太(コイツ話しやがったな……!?)

 

 だが、自業自得なため怒れなかった。

 

 

 

 

 さて、今月はいよいよラブライブ北陸地区予選。全国への切符を掴むんだ!

 

 

― つづく ―




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