アメアガリグリーンとの初恋   作:松兄

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いよいよ最終話です。
ここまでありがとうございました!

また、後書きにてお知らせもありますので、よろしければ最後までご覧ください。

では、どうぞ!!


《最終話》アメアガリグリーンとの初恋

 

 

 蓮ノ空を卒業してから数日後。

 俺と沙知の大学は別々とはいえ、お互いに実家から通える距離。

 実家ぐらしなのでたまに予定を合わせて会おうと言うことに……、

 

 今日は大学の入学式から最初の休日。俺は沙知の家に歩いて向かっていた。

 

 沙知の家の門が見えてきた。相変わらず立派な家だ。すると、門の中から小柄で緑髪の女の子が出てきた。

 その子はキョロキョロと左右を見渡し、俺を見つけると、

 

沙知「………あ! 来たね」

 

康太「よっ! 沙知」

 

沙知「待ってたよ♪」

 

康太「ああ」

 

沙知「じゃあ、行こっか?」

 

康太「おん」

 

 口数は少ないが、幸せそうな2人。早速手を恋人繋ぎして沙知の家の中へ。

 

 

 

 

 家の中に入った康太は家の人から歓迎された。前にいた康太を相応しくないと言ってた人間はあの時に全員叩き出されたために反対派が居ないのだ。

 

運転手「いや〜、お嬢様が幸せそうで何よりです。康太さん、お嬢様を末永くよろしくお願いいたします」

 

康太「はい! 期待に応えられるよう、精進します」

 

沙知「……………/////」

 

 そして家にいた沙知のお母さんとお祖母さんに挨拶し俺は沙知の部屋に通された。

 

 

 

 

〜 大賀美家・沙知自室 〜

 

 今日は地味に2人で家デートとなった。街に出かけても良いのだが、沙知の希望なんだ。

 

康太「お、お邪魔します………」

 

沙知「もう、そんなに緊張しなくても良いんじゃないかい?」

 

康太「そう言われてもな……彼女の部屋だし」

 

 康太がそう言うと、

 

沙知「いずれ妻の実家になるんだからさ…///」

 

康太「お、おう。」

 

 もうそこまで考えておられるんですね。いや、俺もそのつもりだけど気が早くね?

 

沙知「そんな態度されると、アタシまで緊張しちゃうねぃ………」

 

康太「わ、悪い………」

 

沙知「ま、まぁ……とりあえず座って? 今、お茶とお菓子持ってくるよ////」

 

康太「あぁ、ありがとう」

 

 

 

 

 その後、ベッドを背もたれに2人並んで座り、手を繋いでいた。

 沙知は康太の肩に頭を乗せ、その上に康太の頭が乗せて寄り添っている。見るからに幸せそうだ。

 

沙知「そう言えば、言ってなかったねぃ……。私の分まで梢たちを守ってくれて、ありがとう。アタシには何もできなくなってしまったから……」

 

康太「当然だろ……?」

 

 沙知が生徒会長になった時、俺は沙知から後輩たちを託された。みんなを守り、導けたようでホッとしている。

 

康太「沙知もお疲れ様。俺は……ちゃんとできたのか、今でも不安になるよ」

 

沙知「何言ってるんだい。卒業の時にみんなからあれだけ心に残るものを貰ったじゃないか。後輩たちに好かれてた証拠だよ。今まで頑張ってきた成果なんだから、ちゃんと胸張りな?」

 

 怒られてしまった。

 

 

 

 

康太「………ありがとう。沙知にそう言われるのが、一番嬉しい」

 

 そう言って少し目が潤む康太。

 

康太「悪い。あれから涙腺が締まらないんだ」

 

沙知「………良いんだよ?」

 

康太「え?」

 

沙知「頑張ってるところも、カッコ良いところも、辛そうな時も。色んな康太を、小さい頃から見てきた。だから…その……/// 康太も、もっとアタシに甘えてくれても良いんだからね?」

 

 小さい身体で、康太を包み込むようにハグしながら沙知が言う。

 

康太「………ありがとう。じゃあしばらく、このままで良いか?」

 

沙知「ああ。もちろん……」

 

 

 

 

 そしてしばらく時間が経つ。

 

康太「ありがとう。大分落ち着いた。やっぱり沙知に抱き締められると元気出るわ」

 

 しばらく寄り添っていた2人。愛おしさが心から溢れ出す。

 

 そして見つめ合い、瞳を閉じる沙知。それを見た康太はドキッとしたものの、沙知の頬にそれぞれ手を添える。そして徐々に顔を寄せ………

 

沙知&康太『////////』

 

 

 

 

 

 そして夕方になり、

 

沙知「その、今日は来てくれてありがとねぃ♪」

 

康太「あ、あぁこっちこそありがとな。来週また会えるかな?」

 

沙知「会おうと思えばいつでも会えるよ。じゃあね」

 

康太「おう、じゃ!」

 

 

 

 

 康太は現在、体育系の大学に通っている。金沢市内にあり、敷地もある程度広く、設備もあるため困ることは少ない。

 

 

 

 雪人は東京の大学へと進学した。時々テレビ電話で話している。

 

 

 

 沙知も金沢市内が本校の大学。だが、康太の大学とは少し離れており、そこで建築士になるために勉強していた。

 

 

 

 それぞれ忙しい日々を送っているが、たまに近況報告で蓮ノ空にいる後輩たちにテレビ電話をしている。

 

 新しい1年生として、

 スリーズブーケに百生吟子さん、

 

 DOLLCHESTRAに徒町小鈴さん、

 

 みらくらぱーく!に安養寺姫芽さん。

 

 の、3人が入ったらしい。通話で少し話したが、みんな良い子そうだった。

 

 

 

 もちろん一番多いのは沙知と康太の2人で会うことだ。春は花見。夏は海水浴に夏祭り。秋は紅葉巡り、冬はスキー。

 

 幸せな大学生活を送れたと思う。

 

 

 

 

〜 そして数年後 〜

 

 大学を卒業後、晴れて沙知は建築士の資格を取って建築士になり、康太はスポーツジムでインストラクターとして働いている。

 

 新生活にも慣れてきて、休みの都合を合わせた2人。久々に沙知の実家に来ていた。

 

 

 

 

沙知「う〜ん、やっぱり実家は落ち着くねぃ……」

 

康太「あぁ、そうだな……」

 

沙知「ん、どうしたんだい?」

 

 気持ち良さそうに背伸びをする沙知に対して、少し表情が硬い康太

 

康太「あ、いや、その………よし!」

 

沙知「!?」

 

 康太はいきなり気合いを入れ、何やら懐から小さい箱を取り出した。

 それを開けると、中には黄緑色の石がはめられた指輪が。

そしてじっと沙知を見つめ……、

 

康太「沙知………俺と、結婚して欲しい!!」

 

沙知「!」

 

 驚きと喜びで声が出ない沙知

 

康太「ダメ、かな?」

 

沙知「ううん……喜んで!」

 

 大粒の涙を流しながら、満面の笑顔で答える沙知。康太が沙知の左手を取り、指輪をゆっくりと薬指にはめていく。

 

 

 

 

 幸せそうに自分の指を眺め、部屋の明かりに向けてかざす沙知。

 

 そして、そんな沙知を見つめる康太

 

 そして沙知と康太はハグをして見つめ合い、唇を寄せた……

 

 

 

 

 

 

真織&明日美&美琴「「「久し振り!」」」

 

康太「ご無沙汰してます。先輩」

 

沙知「来てくれてありがとうございます」

 

明日美「そりゃ沙知の結婚式なんだから来るよ!」

 

真織「それにしても、あの二人がねぇ?」

 

康太「その節は大変申し訳ありませんでした」

 

 先輩たちは俺を見ると、

 

明日美「いや、約束はちゃんと守ったみたいだし、何より沙知がこんなに幸せそうなら大丈夫だよ。大切にしなさいよね?」

 

康太「はい!」

 

 そしてそんな俺達に声をかけるのは、

 

 

 

梢「あの康太先輩、沙知先輩、その方たちはひょっとして……」

 

康太「ああ。蓮ノ空第99期生の先輩たちだよ」

 

梢「!」

 

綴理「先輩だ」

 

慈「めぐちゃんたちの一つ前の緑スカーフの先輩だね〜」

 

美琴「ん?」

 

慈「?」

 

 その瞬間、2人に電流が走る。

 

美琴&慈((この子(この人)、私と同じ波導を感じる!))

 

 

 

 

花帆「それにしても、金沢で全員集まるのが先輩たちの結婚式なんて」

 

さやか「お招きいただきありがとうございます」

 

瑠璃乃「ありがとうございます!」

 

雪人「2人が幸せそうで何よりだよ」

 

サッカー部のOB(元部長)「神城、これから大変だろうけど頑張れよ?」

 

康太「はい!」

 

 

 

 

 ―――すると、

 

梢「あ、もうすぐ時間よ。チャペルに移動しましょ」

 

 両親、スクールアイドルクラブ関係者。かつての康太のサッカー部時代の仲間たちや、仕事仲間などに見守られながら、新郎に続き、父親と腕を組んだ新婦が入場し、式は順次進行。

 

 

 

 ――そして、

 

神父「それでは、誓いのキスを」

 

康太「沙知、愛してる」

 

沙知「私もだよ。康太」

 

 

 

 身分違いと言われた、2人の初恋。それは成就し、永遠の愛へと変わる。

 

 

〜 アメアガリグリーンとの初恋 〜

 

〜 完 〜




これまでのご愛読ありがとうございました!

また次回作、もしくは現在連載中の《ラブライブシリーズ×イナズマイレブンシリーズ》の創作をよろしくお願いします!!

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