蓮ノ空を俺と沙知が卒業してから2か月が経過した。俺達はそれぞれの大学にも慣れ……。
俺はスポーツトレーナーになるための筋肉や身体の神経の作り、栄養学などを学び
沙知はスクールアイドルや舞台が欲しい人たちのステージを作ってあげたいと言う夢を叶えるため、建築系の大学で日夜勉強していた。
そんなある日………、
友人A「おーい康太! 今日他の奴ら呼んで合コンの予定あるんだけど、人数合わせで来てくんね?」
友人Aの頼み。頼みを断るのは心語痛むが、この頼みばかりはダメだ。
康太「断る! 俺にもう彼女いるの知ってるだろ……」
友人A「まあ、そうだよな……悪い」
康太「他の頼みなら喜んで聞いてやるんだけどな……そういう男女関係になりそうなのは絶対ダメだ」
俺が沙知とどれだけ苦労して恋人になったと思ってるんだ……。こんなくだらないミスで別れをきり出されたりしたら屋上から飛び降りるぞ……。
友人A「じゃあさ、埋め合わせと言っちゃんなんだけど……今日のそっちの取ってる講義のノート写させてくんね?」
康太「そのくらいならいいぞ?」
そして2人で食堂に行き、俺はノートを開いてコイツに写させた。
その頃―――沙知の大学では
なんと沙知も他の大学との合コンがあるとかで女友達に誘われていた。しかし、沙知も頑として首を縦に振らない。
沙知「やだよ! アタシに彼氏いるの知ってるだろ?」
女学生A「そこをなんとか!」
沙知「ダメったらダメだ!!」
沙知(アタシが昔から片思いしてやっと付き合えた男の子なんだぞ? そんなことして嫌われたら海に身投げするよ……)
康太と沙知、2人して同じような場面に遭遇し、断るにあたり似たような事を考えていたのだった。
沙知「そういう異性交遊になりそうなもの以外なら協力するんだけどねぃ……」
女学生A「そっか……それだけ大切なんだね」
沙知「うん。 合コンは無理だけど、できる埋め合わせならするからさ」
女学生A「あ、じゃあ今日のお昼ゴハン学食で食べる予定なんだけどさ? カレーライスでいいから奢ってくれない? 今月金欠で……」
沙知「ん〜……アタシもそんなにお金あるわけじゃないけど、アタシは実家通いだからねぃ。そのくらいなら」
女学生A「ありがと!」
そして講義を終えてそれぞれ帰路についている中、康太が立ち寄ったコンビニで……
康太「あれ? 沙知」
沙知「康太?」
なんと沙知と遭遇した。
沙知「? お酒飲むのかい?」
康太「今日ちょっと厄介なことあってさ? 少し力を借りようかと」
沙知「あ〜実はアタシもなんだよねぃ。アタシの家で宅飲みしないかい?」
康太「あ〜それもいいな。待ってて。親に連絡するから」
康太はスマホをいじって親に連絡。「夕飯をもう作っていたら帰ったらちゃんと食べるからラップして冷蔵庫に入れておいてくれ」と打ち込むと、母親から「もう作ってあるから冷蔵庫入れとく」と帰ってきた。
「了解」のスタンプを押す康太。
康太「オッケーだ」
沙知「じゃあ何かおつまみ買って帰ろうか」
そして2人でスナック菓子や焼き鳥を買い缶のお酒をそれぞれ1本ずつ買って店を出る。
― 沙知の家 ―
もう何度目かという
沙知の家の人が「ご飯用意しましょうか?」と、ご厚意を聞かせてくれたが、「帰ったら家でご飯食べるので大丈夫です」と断る。
そして沙知の部屋でお酒の缶を開けて乾杯。お菓子や焼き鳥をつまみながら今日の話をした。
康太「実はさ、今日友達から合コンあるから数合わせでいいから来てくれって言われてさ? 俺には沙知がいるっていうのに……」
沙知「え? 康太も?」
ビックリした様子の沙知。「も」という言葉に首をかしげる。
沙知「実はアタシも友達から同じように合コンに誘われてさ? アタシには彼氏いるからって断ったんだ」
康太&沙知「「………………」」
2人で顔を見合わせる。
康太「もしかして同じ合コングループだった?」
沙知「かもしれないねぃ……」
けど、
康太「まあ、俺には首を縦に振る選択肢はないけどな。沙知に嫌われたら飛び降り自殺するレベルだぞ」
沙知「アタシも海に身投げしようかと思った……」
康太&沙知「「……………プッ、アハハ」」
2人で同じ事を思っていたことに思わず笑ってしまう。沙知の笑顔が可愛くて、愛おしさが止まらない。
康太「沙知……。キスしていい?////」
顔を真っ赤にして言う俺。沙知は顔を赤くし、
沙知「うん………♡」
そして、唇を重ねる俺と沙知なのだった。
そしてその後家に帰ってから親の作った夕飯を食べて、風呂入って寝た。
康太「明日からも頑張れそうだ!」
― つづく ―
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