アメアガリグリーンとの初恋   作:松兄

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今回からいよいよ2年生編。

皆さんお待ちかね。
梢、綴理、慈。蓮ノ大三角が蓮ノ空に入学します!

また、後書きにてお知らせもありますので、よろしければ最後までご覧ください。

では、どうぞ!


2年生編
俺と沙知の新年度


 

 

 3年生の先輩たちが卒業し、1年生が2度目の桜を迎えて2年生になった4月。

 

 今日は新一年生の入学式の日だ。

 

ピピピッ! バチンッ!

 

康太「ふわぁ〜……うし!」パァンっ!

 

 頬を叩いて気合いを入れて起き上がる俺。今日から俺も2年生。上級生だ。

 

 

 

 

 去年の12月、冬の高校サッカー選手権全国大会の時に沙知と喧嘩してすれ違ってしまった俺だが、親友の雪人の尽力により何とか沙知との仲も戻った。

 卒業した先輩たちは俺に「沙知を泣かせたら飛んでくるからな……」と、言い残して卒業していったが、それは俺の罪として甘んじて受け入れよう。

 

 沙知は卒業式、蓮華祭と続き3年生が学院を去るときには号泣していた。

 

 撫子祭、竜胆祭、蓮華祭。時を経る毎に沙知はスクールアイドルとして成長していき、誰の敷いたレールの上でもない。自分の道の上を歩き続けた。

 入学してから1年の間に、沙知は自由の意味を知った。自分の意志で進む事の大切さを知った。

 

明日美『これから大変だと思うけど、沙知ならできるよ。だって私たちの………自慢の後輩なんだから』

 

 沙知は、その信頼に応えるために、部長として立派にスクールアイドルクラブを治めていくだろう。

 

 

 

 

 俺が朝ごはんを食べ終わり、部屋で学校の準備をしているとスマホが鳴る。

 

康太「もしもし? 沙知、どうした?」

 

沙知『あっ、おはよう康太。もうご飯は食べたかい?』

 

康太「おう、今出るとこ」

 

沙知『ならちょうど良かった。アタシも今出るところなんだ。一緒に登校しないかい?』

 

康太「おう。分かった……」

 

 そして通話を切り、部屋を出て寮の外に出る康太。同時に沙知が出てきた。

 

 

 

 

沙知「おはよ」

 

康太「おはよ〜じゃあ行くか」

 

 そして2人並んで学校までの道を歩く。俺達は新年度に向けての話をしていたが、その中で、

 

沙知「にしても康太、サッカー部辞めて良かったのかい? スクールアイドルクラブに手伝いとして入部してくれたのは嬉しいけど…………」

 

康太「良いんだ。明日美先輩との約束もあるしな。コレが一番良い。それに―――やっぱ何でもない」

 

 沙知をちらっと見て顔を赤くし何でもないと否定する。

 

沙知「え〜、なんだよ教えろよ〜」

 

康太「うるせぇ」

 

康太(沙知と一緒に居られるのが嬉しいなんて言えるか!)

 

 

 

 

 そして学校に着くと、毎年恒例の新入生を乗せたバスが到着していた。

 

?「も〜! ママってば、めぐちゃんをこんな山奥の牢屋学校に強制送還って! それでも親か〜!!」ウギぃーーッ!

 

 荒ぶっている長い茶髪のツーサイドアップの髪型の女の子。……てか、顔可愛いな……。

 

ギュッ!

 

康太「痛てっ!」

 

 沙知から脇腹を抓られる。

 

康太「なんだよ!!」

 

沙知「別にぃ〜?」フン

 

 ?

 

 

 

 

 すると、校門の所に1台の黒いリムジンが止まった。

 

生徒「ねぇ、あの人ひょっとして乙宗家の……」

 

生徒「ホントだ……かなり有名な人よね? たしか…乙宗梢さんって言ったっけ?」

 

梢「……………………」

 

 梢と呼ばれた子は、観衆には目もくれずに校舎へと歩いていった。

 

康太(オーラある子だな……ん?)

 

 

 

 

 見ると、桜を見上げる白い髪に赤のインナーカラーを入れた長身の、すごい美人な女の子が。

 

?「…………なに?」

 

康太「え、いや何でも」

 

?「そう……」

 

沙知「今年の新入生、クセの強いのが多そうだね」

 

康太「だな」

 

 

 

 

 そして入学式の翌日、例年通りの部活動新入生勧誘週間。

 

 俺は、沙知に頼まれてスクールアイドルクラブの勧誘ブースに座っていた。

 

康太「だ〜れも来ねぇ。まあ、スクールアイドルで男子が受付やってたら警戒するか………」

 

 

 

 

 ―――すると、

 

梢「すみません。スクールアイドルクラブの入部受付はコチラでしょうか?」

 

康太「ん? ああ。そうで………」

 

 この子、たしか……

 

梢「先輩ですよね?」

 

康太「ああ、うん。一応マネージャーって形になるのかな俺は」

 

梢「そうですか」

 

康太「入部希望? コレ用紙ね」

 

 俺が入部届を出すと、その子は必要事項を記入していく。

 

梢「できました」

 

康太「はい。えっと………乙宗梢さんね。このあと講堂で先輩……まあ、一人しか居ないけどライブあるから見てってよ」

 

梢「はい。是非」

 

そして梢さんが行ってしまう。すると、

 

 

 

 

?「スクールアイドルクラブってここ?」

 

康太「? そうだよ?」

 

?「入りたいんだけど」

 

康太「入部届ね。書いてくれればオッケーだから」

 

 その子も必要事項を記入し、届を渡してくる。

 

康太「えっと、夕霧綴理さんね。よろしく」

 

綴理「よろしく……?」

 

 うーん雰囲気が独特な子だな。

 

 そして綴理さんも行ってしまい、沙知を待って居ると

 

 

 

 

沙知「康太ーーーっ!」

 

康太「沙知、どうし……その子どうした?」

 

沙知「勧誘した」

 

?「先輩ですよね〜!? 離してくださ〜い!」

 

康太「なんかすごく嫌がってるように見えるけど……」

 

 取り敢えずその子を離して貰い、話を聞くことに。この子の名前は藤島慈と言うらしい。

 

慈「なので〜、この牢獄から脱走しようと思った訳ですよ〜」

 

康太「いや無茶するな!?」

 

沙知「ふ〜む。この学校に居たら退屈な学校生活を送るハメになる。と言いたいんだね?」

 

慈「だってそうじゃないですか〜」

 

康太「ふむ。じゃあこのあと……11:30から行われる俺たちスクールアイドルクラブのライブ見てってくれよ。夢中になるもの、見つかるかもよ?」

 

沙知「キミはライブしないだろ? ……でも、まあそうだね。見ていってくれると嬉しい」

 

慈「え〜?

まあ、ライブとか見るのは好きなのでそれは良いですけど〜……」

 

沙知「決まりだ。康太、あとは頼む」

 

康太「オッケー!」

 

 そして、沙知はライブの準備に向かった。

 

康太「さて、じゃあ講堂行こうか?」

 

慈「分かりました……」

 

 

 

 

 そして藤島さんと講堂に向う。途中話したのだが、藤島さんは昔子役をやっていたらしい。芸能人とはすごいな……。

 

 俺が褒めると、藤島さんは鼻高々と調子に乗った。

 

康太(チヤホヤされるのが好きなお調子者ってとこだな)

 

 そして、講堂に着くと丁度沙知のライブが始まった。会場を見ると、乙宗さんや夕霧さんも来てくれていた。

 

沙知「〜〜〜♪」

 

梢(コレが、先輩のライブ……)

 

綴理(…………………)

 

慈(なんていうか、すごく伝わってくる………)

 

 そしてライブが終わると、藤島さんが、

 

慈「先輩……私、決めたよ。スクールアイドル、やる!!」

 

 

 

 

 そして、今年のスクールアイドルクラブ102期生、乙宗梢、夕霧綴理、藤島慈の3人が入部してくれた。

 この3人が、後に蓮ノ大三角と言われるとんでもない逸材になるのを、この時はまだ誰も知らなかった。

 

 

 

― つづく ―




2年生編は短くなるかもですがよろしくお願いします!!

感想&お気に入り&評価、よろしくお願いします!!

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