僕は、ツンバに別れを告げると、墓所を後にした。墓所の扉を出るとすぐに、ケマポンの声が聞こえた。
「通信切れちゃったけど……なにが、あったの?」
ケマポンの通信が回復したようだ。僕は墓所であったことを、手短に話した。
「……というわけで、土器王の宮殿に行こうと思うんだ。土器王の宮殿と言うくらいだから、土器王復活の何かが眠っていてもおかしくないよね」
「そういえば、上の庭園にまだ行ってなかったっけ。……きれいなところだよ。でも、宮殿の入り口には、グアルダっていう門番がいて、ぼくたちを、通してくれないんだ! 土器王本人か、土器王が許可した人か、ウニバル人じゃないと、入れてくれないらしいんだよ」
「じゃあ、僕はたぶん大丈夫だね」
「何か、見つかるといいね」
僕はアルマ寺院を出た。寺院は高台にあり一体を見渡すことができる。平原には例の魔方陣のような三角形の模様が描かれている。
「そうだ。村に戻る前にちょっと寄り道して、アルシラ平原を見て行こうかな」
「それもいいかもね」
三角形の頂点の部分に小さな祭壇がある。まず最初に見に行った祭壇は、
「
手元には、
「でも、刃の部分がないから、だめだよね……」
僕は
「隣の祭壇は……」
そして、少し歩いたところにある二つ目の祭壇には、何か丸いものをはめ込むような台座がある。その台座の下には、文字が書いてあった。
「ケマポン、読める?」
「ん~と、これ、ボクにも読めるよ。……我が『転体』を、この下に封ず……『
「この下に、土器王がいるんだね」
そして最後の、三つ目の祭壇は、ドーム上になっており、開くとすでにそこには、何かが置いてあった。
「ウニバルの壺だ」
ケマポンが言う。ライブラリーにあった壺たちと同じ形をした物が、そこにはあった。
「こんなところにあったのか」
いったい誰が? と言う疑問が残るが、壷が見つかってよかった、よかった。これで、データ壺がなくなったがために、僕の住んでいる宇宙が狂うことはない。
「このまま置いておいてもいいよね」
土器王の復活のときに使うのだ。このままでも問題はないだろう。それに何よりも、もう荷物はもてない。
「大丈夫だよ~」
ケマポンもそう言ってくれたことだし、さっさと土器王を復活させるのに必要な道具を集めよう。
「さて、セレブロに戻って、土器王の宮殿へ行きますか」
「うん」