【書籍化発売中】告知事項(隣人がVtuberです)【第二部連載開始】 作:関係ないよ
皆様のおかげで二巻の発売が決まりました!
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オリジナルデザインの図書カードが当たるそうなので、興味がおありの方は是非是非ご参加ください。
https://x.com/D_shinbungei/status/2100873787055243618?s=20
「ぅあやつじぃ! キングダムゥーッ!!」
「「「「「イェーイ!!」」」」」
前回の撮影から一ヶ月半。
久々の王国の地に立ったエアー着ぐるみたちの足元は、千葉勢の頑張りによりだいぶスッキリとしていた。
メンバーはすっかり王国の運営陣となった千葉在住の王様
箱の顔である
二期生の料理人
合計八人で、全員がエアー着ぐるみ持ちだ。
『自己紹介お願いします。綾辻さん→カノンさん→頼さん→……』
テレビ側のADさんからそういうカンペが出たので、俺はインカムでそれを伝達していく。
着ぐるみは視界狭いからな、カンペなんか遠くから出したって見えないのだ。
ディレクション通りにそれぞれの自己紹介を終わらせた着ぐるみたちは、。
「自分ら緊急(事態宣言)明けたからて集まり過ぎや! こんなおったら密やろ密!」
風の力で膨らんだ着ぐるみからシューシューと音を立てながら、集団の中央で綾辻さんと並んだカノンがそう言うと、周囲の着ぐるみたちはますますギュッと中央へと寄っていく。
「なんすかカノンさん! 俺たちだって王国来たいっすよ! テレビ映りたいっすよ!」
「そうですよ! 二期生にももっと出番くださいよ!」
下顎に髭のあるコックの
「ところでテレビの前のみなさーん! 我々の着ぐるみは医療用フィルターが付いてますので! 対策済みですからねーっ!」
「だいたい先輩たちは前来たんだから、譲ってくれてもいいじゃないですかぁ。ケモケモズの他の子も来たいって言ってたんですから」
聖獣フワフワも前に出てきて、みんなで徐々にカメラへと近付いていく。
カノンの言う通り、ライバー八人ってのはコロナ禍の今では正直集まりすぎだが……
本当は参加希望者がもっと多かったのを、削って削ってこの人数になったのだ。
正直、箱の中核である一期生のラムダと先生は、リスク分散のためにも参加を控えてもらいたかったのだが……
テレビ局の要望もあり、また王国企画の仕切り直し回という意味もあり、呼ばざるを得なかった。
「そんで今日何やんの?」
「今日はカノン先輩には野菜の収穫を……」
「おお!」
「他の皆さんには穴掘りをやってもらおうと思ってます」
カノンと肩を寄せ合うようにして立つ綾辻さんがそう言うと、二期生の厨と篝と五期生のフワフワがいきり立って前に出る。
「なんでだよー!」
「
「わたしもーっ!」
「じゃあ
「なんですかーっ?」
綾辻さんに指を指された真っ白なケモノの着ぐるみは、コテンと首を傾げた。
「あなたこのために免許取ったんでしょう? 会社のお金で資格を取ったからには、しっかり穴掘りをやってもらいますから!」
「おかしいでしょーっ! 王様も一緒に免許取ったじゃん!」
「そうだーっ!」
「王様ーっ!」
「圧政だ圧政!」
「オザマーッ!」
俄に沸き立つ着ぐるみたちを、綾辻さんは王権を振りかざし黙らせ、さっさと仕事を割り振っていく。
そんな最中に、番組のADさんが俺のところにやって来て耳打ちをした。
「
「おっ、マジっすか。ここ終わったらすーぐ地鎮祭やっちゃいましょう」
「了解です」
本当は地鎮祭のために、朝イチで来てくれるはずだった神主さん。
あっち側のトラブルで遅れて到着する事になったが、まぁ挨拶を撮り終わった後でちょうどいいと言えばちょうどいい。
地鎮祭を行う前に綾辻さんがちょっと開拓しちゃってるわけだが、まぁコロナ禍だし、神様にも大目に見てもらおう。
「掛巻も畏き……」
色々なお供え物を置いた祭壇を前に、マスクをつけた神主さんが祝詞を唱える。
その後ろで着ぐるみたちが集まってお辞儀をする絵を撮って、しばらく休憩してから……いよいよ工事開始だ。
今日の俺の仕事も、ここからが本番。
「はいじゃあ、ユンボチームこっちでーす」
「イエーイ!」
「ユンボユンボーッ!」
「あーっ、やっぱり私も講習行けば良かったなぁーっ」
王様も講習を受けているので、後でちょっと手伝ってもらう予定だ。
残念ながら、一緒に講習を受けたもう一人である四期生の