雄英高校サポート科緑谷出久♀の兄   作:紡縁永遠

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雄英体育祭
雄英体育祭


 「雄英体育祭が近づいている」

 「「「「「「クソ学校っぽいの来たあああああ!!!」」」」」」

 

 ヴィランに襲われたのに、よくやるな?ヒーロー科にとっても重要なのはわかるが、

 

 「待って待って!敵に侵入されたばかりなのに大丈夫なんですか!?」

 「逆に開催することで雄英の危機管理体制は盤石だと外様に示す考えらしい。それに警備は例年の五倍に増やす。それを見れば暴れる気も失せるだろ。仮にいても目的のもの字も達成することなく留置所行きだ。何より……雄英の体育祭は将来への最大のチャンスでもある。敵ごときで中止していい催しじゃねえ」

 

 やっぱりか、まだ貧血だし、一週間は出久のサポートかな、後は青山本人も秘密にしてるから深くは聞けないし、本当に何処にいたんだろうな……

 

 「名のあるヒーローに指名されて事務所入りできれば必然他と一線を画す経験値と話題性が手に入る。時間は有限、プロに見込まれればそれだけで将来は拓かれる。お前ら気張って行けよ。それと緑谷、禁戒奥義は禁止だ」

 「大丈夫です、さすがに貧血後の状態で使ったらマジで死ぬので、できてせいぜい、腕までです」

 「そうか……」

 

 

 この会話が朝、なんでこうなってんだろうな……

 

 「出れねーじゃん!何しに来たんだよ!」

 「敵情視察だろ、ザコ」

 「…!!?」

 

 相変わらず口が悪いな……爆豪らしいけど、いい加減敵を作ることをやめてほしい、中学にそれでどれだけ苦労したことか……

 

 「敵ヴィランの襲撃を耐え抜いた連中だもんな、体育祭の前に見ときてぇんだろ。意味ねぇからどけ、モブども。」

 「知らない人のことをとりあえずモブっていうのやめなよ!!」

 

 おお、飯田ナイスだ、それでも止まらないけど。

 

 「どんなもんかと見に来たがずいぶん偉そうだなぁ。ヒーロー科に在籍する奴は皆こんななのかい?こういうの見ちゃうとちょっと幻滅するなぁ」

 「あぁ!?」

 

 おっ、心操だ、マスコミ襲撃以来だな。

 

 「それは……心外だね、久しぶり、心操」

 「緑谷……」

 「神目だ、」

 「ああ、そうだったな、で、こいつは?」

 「幼馴染の爆豪、口が悪いのがたまに傷」

 「そうか……」

 

 見知った顔がいてよかったよ、出久が来てないけど、

 

 「ちょっと通して……」

 「いた…」

 「はいっ!新しいの」

 「おお、助かる」

 「それは、ジッポか?」

 「そう、個性の発動に必要だからな、でも、世間話に来たわけじゃないだろ」

 

 皆、何かを見据えたよう目をしている。それは心操もだ。

 

 「そうだな…普通科とかサポート科ってヒーロー科落ちたから入ったって奴けっこういるんだ、知ってた?」

 「いや…」

 「体育祭のリザルトによっちゃ、ヒーロー科編入も検討してくれるんだって。その逆もまた然りらしいよ……。敵情視察?少なくとも普通科(オレ)は調子のってっと足元ゴッソリ掬っちゃうぞーっつー、宣戦布告しに来たつもり」

 「なるほどねぇ、それは……少し警戒したほうがよさそうだ」

 

 血は直ぐに補充できるし、眼だけで勝つこともできるけどここまで言われたんじゃあ全力で相手しないとね。

 

 「隣のB組のモンだけどよぅ!!敵と戦ったっつうから話聞こうと思ってたんだがよぅ!!エラく調子づいちゃってんなオイ!!!本番で恥ずかしい事んなっぞ!!」

 「やってみろ!」

 「はぁ…赫綰縛、爆豪、いつも言ってるけど敵を作るような発言は控えたほうがいい、それで面倒事に巻き込まれたことが何度もあっただろうが、トップヒーロー目指すのはいいがもう少し考えろ」

 「……神目さんって、保護者のような方ですよね」

 「あ〜わかる、なんというか安心する?」

 「それです!寝ているのに守られている感覚がありました」

 「じゃぁ悪いけど心操、こいつの拘束があるから」

 「あ、ああ、じゃあな」

 

 さて…それじゃあ……いつまでたむろしてんだ?とっととどけ!

 

 「よしっ!」

 「何やったの?」

 「ちょっと威圧しただけだ」

 「そっか……」

 

 他の科も本気で鳥に似ている、楽しみだな…

 

 

 「皆準備は出来てるか!?もうじき入場だ!!」

 「コスチューム着たかったなー」

 「公平を期すため着用不可なんだってよ」

 

 雄英体育祭、控室、各々が不安に駆られる中落ち着けるように、精神統一と不安を和らげようとしていた。俺は右手にカグツチ、左にシナトベで血漿断絶を作っている。

 

 「なぁ緑谷」

 「どうした、轟」

 「客観的に見ても実力は俺の方が上だと思う」

 「?」

 「お前、というかお前ら兄妹、オールマイトに眼ぇかけられてるよな。別にそこ詮索するつもりはねぇが…お前には勝つぞ」

 「ん~轟が()()使ってきたらわかんないかな」

 「…っ!俺は…(クソ親父)の力は……」

 「それでもお前さんの個性だろ、個性は紡がれるけど全く同じはありえない、まぁ…くるもの拒まずだけどな」

 『もうすぐ入場でーす!準備お願いします!』

 

 時間か、動かないと。

 

 「それじゃあ行くぞ!」

 

 『雄英体育祭!!!ヒーローの卵達が我こそは、と!シノギを削りに削り合う年に一度の大バトル!!』

 『どうせテメーらアレだろコイツらだろう!!?敵の襲撃を受けた、にも拘わらず!!鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!!』

 『ヒーロー科!!1年A組だろおおお!!!?』

 

 それじゃぁ、気合い入れないとな

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