『両者、体育祭トップクラスの成績!!まさしく両雄並び立ち、今!!緑谷対轟!!』
『START!!』
「…………」
―――――――――
「で、何のようですか?エンデヴァー」
「君の活躍を見させてもらった、素晴らしい個性だね、血液をあれほど器用に扱うとは……炎を利用したあの技は極めればオールマイトにも匹敵する」
「………………」
「うちの焦凍には、オールマイトを超える義務がある、君との試合はテストベットとして、とても優愛なものとなる。くれぐれもみっともない試合はしないでくれたまえ」
「……一ついいですか」
「なんだ」
「義務といいましたけどそれは、どちらの目標ですか?もしあなたがオールマイトを越せずに、その夢を轟に押し付けたのなら、お門違いでしょう」
まるで選択がないような言い方、それしか許さないという意思、実際にそうなのだろう、個性婚という事実が物語っている。後は本人の意思だ。
「そんなわけないだろう……焦凍はオールマイトを超えるために
「そうか……人の意志が介入した行動に意味はない、不完全なままだ……轟はてめぇじゃねぇぞ」
―――――――――
まずは腐った考えを取り払う、
「斗流血法カグツチ 刃身ノ弐拾三・
迫る氷塊を爪つきの盾で防ぐ、押し出されぬように爪をステージに突き立てたおかげでさして下がってはいない。
防御に徹するのはエンデヴァー対策には足りないな。あまり使いたくはないけど。
「斗流血法カグツチ 刃身ノ四・
「ちっ…」
「またか…」
紅蓮骨喰の爆炎で氷塊を砕いて防いでいく、炎熱系のヒーローエンデヴァーのように温度上限があり冷やす必要があるように、轟の〈半冷〉も限度はある。
「はぁ゙」
「まだ…」
繰り返される氷塊の攻撃を何度も砕いていく。
「はぁ゙ぁ゙」
「なんで」
「身体が震えてるね、個性だって、身体機能…限界がある。その冷気に耐えられる限度がある、言わばそれは低体温症に近い…けど、それは左側の〈半熱〉を使えば済む話じゃないか?否定するのはいいけど、とらわれたままじゃ前には進めない、全力できなよ」
「……」
また氷塊、まだ届かない、でも軸がぶれてる…後は揺さぶり続けるだけ。
「轟、君の境遇は計り知れないけど、それでも、否定に囚われて動けなくなることは知っている、」
「うるせぇ、俺は親父を……」
「お前の、己自身の個性じゃないか、何を否定する事がある、進め!同じじゃないだろ」
「なんで敵に塩を送るようなことをする……俺だってヒーローだ」
「よしっ…それじゃあこっちもギア上げないとね。斗流血法カグツチ 刃身ノ二・
「槍と刀にその眼は救助訓練の時の」
「それじゃあ行くよ、空斬糸」
突龍槍を投げ、途中で糸に分解、
「
「のぉ」
轟がはなった炎をシナトベの風で吹き飛ばし、焔丸で氷を刻む。
「
「速すぎるだろ」
「刃身ノ二・空斬糸
『轟くん、戦闘不能、勝者緑谷くん!』
ふぅ…終わったか、戻るか
「貴様がいなければ……「人に息子が負けた理由押しつけんな」
まだわからないのかこいつは。
「第一、あんたの教育はイカれてるとしか思えない」
「なに?」
「さっきは聞き流したけど、
「ふざけてんのか?!!!!」
「?!」
「人は道具じゃない、生きてる命だ!それを言うこと欠いて、作っただと?ヒーローとは思えないな」
「貴様!」
「自分の息子一人満足に育てられねぇクズに貴様とか言われる筋合いはないと思うんだがなぁ!?」
「……っ!」
「黙るってことは理解してるみたいだな」
「さっさと家族に謝罪してこい!まずはそれからだ!!!!」
「で、連れてきたわけなんだが、そちらの方は?」
「俺の姉さんだ、さっき言ってた左側のきっかけをくれた人」
「初めまして、焦凍の姉の轟冬美です。弟がお世話になってます!!」
「これはどうもご丁寧に、クラスメイトの緑谷神目です」
まともだ、母親の血かな?これならエンデヴァーさえ何とかなれば隙間も埋まりそうだな。
「ずいぶん対応が違うな」
「度し難い屑に礼儀は必要ないでしょう」
『『『『『度し難い屑???No.2だよね????』』』』』
「随分なことをしたみたいですね、兄さんがあそこまで言うのは二人目ですよ」
「……」
「…焦凍、冬美」
「…なんだよ」
「……」
「…すまなかった」
「「!!!!!」」
「彼に…目を覚ましてもらった。謝ってどうにかなるとは思っていない。だが…それを噛み締めて、生きて行こうと「轟達が忘れても、許しても、てめぇだけは忘れるな、一生背負え、それが償いだ」
これでこの家は大丈夫だな、
「あっそろそろ私だ、控室いってくる」
「いってらっしゃい、」
「緑谷くん、ありがとうね」
「どうも、ただ進めるといいですね」
「うん!」
『『なんか…もやっとするな』』*1
「それじゃ、準決勝戦やってくる」
「頑張れ!」
けどこれで、決勝戦は出久とぶつかるな、
度し難い屑だとザップと同じ様に聞こえるけど、方向性が違うからな、