「これは…どういうことだ?」
オールマイトと俺の血で変化した出久の、サポートアイテムは翌日空を飛んでいた。元々はインコのように肩に止めてあるだけのタイプだったのだが、何もイジらずになぜ飛んているんだ?
「なるほど、数日は見ようと思っていたがこうも速く影響が出るとは……気になることは多いが、おそらくこれは私のお師匠の個性が関係している可能性がある、」
「オールマイトの師匠?」
「ああ、お師匠の個性は、〈浮遊〉だったOFAに他の個性が混ざるということは知らないが、DNAを摂取することで受け継いだ来たのだ、無い話でもない、進展があったら聞かせてくれ」
「わかりました!」
その後は特に変わった変化もなく、自由に空を飛ぶようになった。しっかりと出久の意志をくみ取っているのでよしとする。いろいろと、進路先に向けての準備をしていると、あっという間に入試の日になる。出久はサポート科へ、俺はヒーロー科にゆく。
雄英の試験は倍率が300を有に超えている。そのため試験会場には雄英に入るため多くの受験生が受けに来ていた。実技試験の説明にはプロヒーローであるプレゼント・マイクが説明をしていた。
「今日は俺のライブへようこそ!エヴィバディセイヘイ!」
シーン
「こいつぁシヴィ―――!!!受験生のリスナー!実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!アーユーレディ!?」
シーン
「入試要項通り!リスナーにはこの後!30分間の『模擬市街地演習』を行ってもらうぜ!持ち込みは自由!プレゼン後は各自指定の演習会場に向かってくれよな!O.K?」
「演習場には”仮想敵”を
騒がしい、出久なら必死に考察とかしてたのかもな、そう考えていると、眼鏡をかけた少年が手を挙げる。
「質問よろしいでしょうか?プリントには四・種・の敵が記載されています!誤記載であれば日本最高峰の恥ずべき痴態!我々受験者は規範となるヒーローのご指導を求めてこの場に座しているのです!」
随分と大層な夢を見ている、こういう奴は動けるのかね、俺は動けなかったけど。
「オーケーオーケー。受験番号7111くん。ナイスなお便りサンキューな!四種目の敵は0P!そいつはいわば
「ありがとうございました!失礼いたしました!」
「俺からは以上だ!!最後にリスナーへ我が校の”校訓“をプレゼントしよう。かの英雄ナポレオン=ポナパルドは言った!真の英雄とは、人生の不幸を乗り越えていく者と!!更に向こうへ!”Pius Ultra!!”それではよい受験を!!」
Pius Ultraか、限界を越えろ確かに必要かもな、自身で決めた限界ほど越えられないものはない、始めから越える前提を叩き込む、面白いな。
そんな事を考えながら受験会場に行く。
広いな、この中にどれだけ仮想敵がいるかだが、問題はこの目と血がどこまで通用するか、まぁなるだけなるか。
『はいスタートー』
「
スタートの言葉が聞こえた瞬間に走り出す、他の奴らは動いていない、まさかフライング?
『どうしたお前らァッ!実戦じゃあカウントなんざねえんだ走れ走れぇー!既に賽は投げられてんぞー!』
「あっ、よかった斗流血法 刃身の拾・
仮想敵の視界、カメラ機能を混ぜて、隙を作り脆い部分を破壊していく。神々の義眼は目や見ることに関しては何でも出来る。相手の弱点や、特徴を観たり、相手の目を利用したりと、色々出来る。
そしてもう一つ、〈適応〉によって使えるようになった斗流血法、あの神界の眼科医リガ=エル=メヌヒュトから目と共に押し付けられた血を利用したもの、炎と風を扱う血を操る。
「
炎は苦手だ、等しく全てを燃やすから、加減が効かない。それでも、出久のためにも、頑張んないとな。
「おい!でたぞ!」
「なるほど、これが0ポイント」
見上げるほどにデカく、周りの建造物をなぎ倒して進む。なるほど弱点はあるが、届かない、そもそもが、近づけない、なるほど逃げるを推奨するわけだ。でも、あんな顔して倒れるのはないだろ。
「おい!君も逃げ給え」
「いいよ、逃げたきゃ逃げろ、斗流血法カグツチ 刃身ノ弐・
「ぅっぐぅ…」
「よし!血糸」
足を取られ、今にも潰されそうな少女、それを助けるために血の糸で0ポイントを捕縛、確認した個性を指示して血糸で回収……不味いなそろそろ限界……
「あ、ありがとう…」
「
周囲に人がいないことを確認し、持ってきたジッポで着火。0ポイントを焼壊させる。ふぅ…これで人まずはいいだろう。少し残ってるな。
「刃身の伍・
残りは居ないな、血を消費しすぎた、クラクラする、もう少し考えて使わないと、カグツチを使わないのもそれが理由だ。火力が高いぶん、血をもってかれる。少し休憩したら戻らないと。
入試は終わった。俺の個性は、意思関係なく、身体が傷ついて始めて目に見える能力を発揮する。血の量が増えるかもな。出久は合格できたかな…