「許可が下りる前に…」
「行こう!」
「……分かった、その目にはとことん弱い。行くぞ」
「うん!」
流れの元が騒ぎの中心、まずは敵の確認……
「これは…」
「多すぎる」
「天哉くーん!なんでこんな時にいなくなっちゃうかな」
「やっぱり」
「出久、いったん下がるぞ」
「分かった」
飯田がいないなら、ここにヒーロー殺しがいる可能性が高い、問題は何処にいるか、この乱戦の中じゃ何処にいてもわか…ら…ない…
「出久!ヒーロー殺しの出現場所の主は?」
「?!路地裏!」
「よしっ
どこだ、どこにいる、戦乱の渦中にいるはずがない、あれはかなり慎重に立ち回る部類だ故に基本一対一の状況が多い。となれば、少し外側……いた。
「見つけた」
「場所は?」
「江向通り、4-2-10の細道」
「OFA私たちだけなら運べる」
「よしっ!」
―――――――――
「……誰だ。」
「血のように紅い巻物と、全身に携帯した刃物!お前が"ヒーロー殺し"ステインだな!?」
「──……そうだ」
「僕は、お前にやられたヒーローの弟だ!」
「……ではどうする。仇でも討つかインゲニウムの弟よ」
なんでこんなやつに兄さんがやられなきゃならない、
「お前も、お前の兄も弱い、偽物だからだ」
「黙れ!悪党…脊髄損傷で下半身麻痺だそうだ……もう、ヒーロー活動はできないそうだ!!兄さんは、多くの人を導いてきた立派なヒーローなんだ!!お前ごときに潰されて良いわけがないだろ!殺してやる!!」
「ならまずアイツを助けろよ、自らを顧みず他を助ける、己のために力を振るうな、目先の憎しみに囚われ私欲に走るなヒーローから程遠い、だから死ぬんだ」
身体が動かない
「じゃあな正しい世界への供物」
「黙れ!黙れ!何を行ったってお前は、兄を傷つけた犯罪者だ!」
「
「緑谷……くん…」
「助けに来た、動けるか?」
―――――――――
なんとか間に合ったか
「なんで、ここに」
「俺の眼は、すべてを見通す、動けるか?プロが必要だ禁戒奥義も使えない、大通りに」
紅蓮骨喰は悪手だったな、この狭い細道じゃ大剣は使えない…出久を上で待機させてよかった、正直、目に見える範囲だけの情報はとてもいい武器になる。相手の個性も判明している、勝っているのは情報だけか…
「身体を動かせない、おそらく奴の個性」
「すでに確認済みだ、傷口を見せるなよ血液をなめるのが発動条件、そこにいるプロは一番動けない、」
「そこまでわかってるなら、手を出すな!君には関係ない」
「何を言っている、」
「仲間が「助けに来た」いい言葉じゃないかだが俺はコイツラを殺す義務がある……ぶつかり合えば当然弱いほうが淘汰されるわけだが、さぁ、どうする」
なんつぅ圧、超常存在とは違う殺人者の目、プロを一人引っ掛けてくればよかった、俺だけで動けない二人を守りながらの時間稼ぎは難しいができなきゃ全員死ぬ、
「やめろ!逃げろ!君には関係ないはずだ!」
「そんなこと言ったら、ヒーローは何もできないだろ、余計なお世話がヒーローの本質だ、」
「ハァっ」
「
長物は間合いを詰め、自身は短いククリ刀で対応、相手のナイフと刀は、身長を活かして股くぐり、振り向きと同時にくる刀は、上に飛んで回避、からの
「
よし、通じる、戦え、身体が、切り裂かれてたのか、
「俺の動きを見きったうえで、視覚から外れるように動き、確実に倒せるように画策した……口先だけの人間は居るがお前は明かす価値がある」
生かす価値、眼で追い続けるが、他は自身の個性に注力する、直ぐに動けるようになるはずだが、それまでは頼むぞ出久…!援軍も来たか
「こういうのはもっと詳しく書け、蹴るのが遅くなっちゃったじゃないか」
「
「ぐっ、次から次へと今日は邪魔者が多い」
「助かる!
「ったく、数秒意味を考えたよ、要はピンチだから応援呼べだろ、しかも妹の方同じところとは言えすぐにはわからないぞ、けど直ぐにプロもくる」
さすが、轟、問題は、出久も来ちゃったことだけど、
「ハァ……3体1か甘くはないな、それに小娘、ここで銃は悪手だぞ」
「それは知ってるNE
「……それになぜ動ける」
「そういう個性としか言いようがないな、あんたの個性は、血の経口摂取にて対象の動きを止める、ただし、O,A,AB,Bの順に止めていられる時間が短くなる〈凝血〉というもの、最大8分、気をつけろよ」
「なるほど眼か……」
気づかれた……それに攻撃を見切れるのが俺しかいない……不味いな、この狭い場所じゃ人数がいても動きづらいだけ、
轟の炎も簡単に避けられる、出久の電撃はその特性故に周りに出せない、となれば、動きを止めるのが先決か……