「なるほどそれで、あの気合か」
校長、相澤先生に俺達の目について話す。ハイそうですよ、クソ医者ですよ。
「ではあの電気等は?」
「あれはその時に与えられた血です、俺がメインに使うものは二属性で反発するため混ざらないように循環させないといけないんだが、〈適応〉のおかげでそれが可能と入っている」
「私の方は、誰でも扱えるみたいだけど、それは仕組みを血液に刻む方法であって私のは、刻まれた血を外部から取り入れられたから拒絶反応が出たんです。それを兄が〈適応〉で調整してくれて」
「……その〈適応〉は他人にも効力があるのか?」
「いや…多分無理だ血縁だから大事に至らなかっただけで、他にやれば〈適応〉の方が相手を食っちまう」
〈適応〉自身の体内特に血液、個性細胞が身体にガイナスものを取り込み、抗体を作る。またそれを定着させる。血縁以外にはやったことはないが、拒絶反応が出ると思われる。
「そうか、緑谷……妹、ヒーロー科に入る気はあるか?」
「え?」
「話を聞いてだが、ポテンシャルはある、サポート科に残ってもいい、ただ、見込みはあるそれだけだ」
「そう…ですか、考えておきます」
確かに出久には個性以外でもう一つ力がある、エコーロケーション、音の反響で物の形や位置を知る力。その補助をサポートアイテムが行っている。
「とりあえず帰るか」
「うん、」
「で、なんで残ってるんだ?」
帰ろうとすると校門前にA組が残っていた。
「個性はともかくとして、妹さん?」
「ああ、そういうことね」
「妹の緑谷出久です!よろしくお願いします!」
「はいっ!私は八百万百といいます!」
「耳郎響香」
妹の友達が増えて嬉しいんだが、峰田何をするつもりだ?
「離せ!」
「断る、何をするつもりだった」
「…………」
「黒だな、」
「なんで、あんな可愛い妹がいてしかも懐かれてんだ!」
「人徳の差だ」
一部の男、上鳴と峰田か詰め寄ってくる。下心しか無いのかコイツは?
「そろそろ帰りたいんだが」
「あっ悪い、じゃあな」
「ああ…」
―――――――――
「なんか……普通だよなぁ」
「だねぇ…」
そんなこんなで入学から数日たったが、例の個性把握テスト以来、ヒーローらしい授業が無い、まぁ、ヒーローとして「特定の状況下で使用を避けるべき個性」、と言った授業もあったが。
「個性使った授業こねぇかな、戦闘訓練みたいな」
「あはは、来たら楽しそうだね」
「いや緑谷楽観的すぎない?普通に爆豪が相手だったら怖いよ?」
「大丈夫、見切れるから!」
「それ出来るのお前だけだから」
「ま、個性"把握"テストだったから、それの結果から授業を組み立ててんじゃね」
「「なるほど」」
出久の繋がりで女性陣とも仲良くなった。それを見ての一部の男衆は、
「何であいつばっか……!!!」
となっていた。性格さえ何とかすれば、寄ってくると思うんだがな、顔はイイんだし。そろそろお昼か。
「それじゃ、サポート科寄ってから、食堂行くから」
「分かった」
―――――――――
「かつ丼大盛、コロッケにサンマに焼きそばにホイコーロー。あとミソ汁の代わりにラーメン。あと牛乳」
「あっ同じものを」
「相変わらずよく食べるねぇ」
バカみたいに頼む、俺達の横で呆れながらも、幾度目の感想を抱く、麗日。しょうがないだろ、必要なんだから。
「出久も俺も脳を酷使するからな」
「エコーロケーションだっけ?神目は?」
「目から入ってくる情報が多いんだ。いつも目を閉じているのはそれが理由」
「ん?じゃあ今見えてるの?」
「もちろん」
俺達の一日の消費カロリーは約2万キロカロリー。それほどまでに肉体を、特に脳をフルスロットルで維持している。
「ふぅ…」
「「デザート食べ、るか/よ」」
「……」
「どうかした?」
「なんでそんなに食べて、その体型なの?」
女性陣の妬みの視線が出久に向けられる。まぁ普通に誰が見てもスタイルがいいボディにそれなりの胸を持っているからな。男衆が嫉妬した理由がコレだろう、
「ところで今日の古語の授業ってなんだ?」
「あ〜それがわからないんだよね教室待機としか伝えられてないし」
「そうか」
昼休みが終わり、教室待機をしていると。
「私が、普通にドアから来た!」
「オールマイトだ! 本当に先生やってるんだ!」
「画風違いすぎて鳥肌が……」
「今から行うのはヒーロー基礎学! ヒーローの下地を作るための訓練を行う課目だ!それに伴ってこちら、入学前に送ってもらった個性届と要望に沿って作られた、コスチューム!」
「「「「「「おお!」」」」」
「恰好から入るのも大事だぜ少年少女。自覚するのだ今日から君らは、ヒーローなのだと」
戦闘訓練か、とりあえず着替えないとな。
「……どうした?」
「いや…男なんだなと」
「 はっ倒すぞ!」
ったく失礼な、正真正銘の男だよ。