雛見沢とかいう田舎に転生した 作:that's the plan
綿流し前日の昼下がり。
入江京介は、出前で頼んでいた蕎麦を職員から受け取って所長室に向かった。
入江診療所には食堂と呼べるようなスペースがあるわけでもない。皆、最低限患者の目を汚さない場所なら、好きなところで食べて良いということになっていた。
彼は普段から1人で昼食を摂る。
名目上の、とは言えど、自分はこの機関の長を務める者だ。同僚と一緒に会議室で蕎麦を啜りたい気分の時もあるが、気を遣わせないように、所長室で食べているのだ。
入江は所長室のオフィスチェアに腰を下ろし、そばの容器を開ける。大盛りを頼んだつもりが、並盛りのものが目の前にはあった。
「あれ?この盛り蕎麦、並サイズだな……」
入江は小さく呟いた。
他の誰かのと取り違えたのか、あるいは店が注文を間違えたのか。なんにせよ、少し残念な気持ちで入江は割り箸を割った。
「あら入江所長。もう食べてしまいました?」
そこで、声が聞こえた。
入江が振り返ってみると、いつのまにか開いていた所長室の扉から、鷹野が覗いていた。
「くすくす、私のと取り違えてしまったみたいですわね。ほら、どうぞ?」
鷹野はそう言って手に持った容器を机の上に置いた。間違いなく、それは自分が注文したものだった。
「ありがとうございます」
入江は既に鷹野のことを疑っていた。しかしそれを顔には出さないように気をつけて、慎重に言葉を選んだ。
鷹野はあくまで柔和な笑みを絶やさず、平然と言った。
「入江所長。今日、××さんから聞いたんですけれど……昨日から梨花ちゃんが高熱を出して寝込んでいるらしいですわね」
「ええっ!?本当ですか?」
ほんの一瞬、鷹野は疑うような目で入江を見た。
しかし入江はそんなことにも気づかず、心の底から驚いていた。
「今日も学校を休むと連絡があったそうなんです。体調は大丈夫かしら……明日は綿流しのお祭りでしょう?梨花ちゃんがいないと始まりませんもの」
「ええ。祭りに関わるご老人方も、古手さんが祭りに出られなければ気が気じゃないでしょう。困りましたねぇ」
「くすくす、入江先生は綿流しの実行委員ですものね。もしも梨花ちゃんがいなければ、大変なことになりそうですわね」
鷹野は薄く笑った。その言葉には、残酷な含みがあった。
「もしも症状がひどければ、診療所には来てくださるでしょうが……心配ですね」
「そうですわね。うふふ、彼らのことだし、また変な罰ゲームをして風邪でも引いてしまったのかもしれないわね」
「ははは……そうですね。罰ゲームは良いですけど、身体の調子には気をつけてほしいところです」
入江は彼らの普段の行いを思い出して、苦笑した。
そこまで話した後、鷹野は部屋を出て行こうとした。しかし、扉に手をかけたところで、もう一度振り向いた。
「ところで、入江先生はジロウさんを見かけませんでした?綿流しが近いというのに、この前の定期報告の後からは連絡がつかないんです」
入江は、内心動揺した。富竹は、山狗、ひいては鷹野に怪しいところがないのかどうか、調査をしているところだ。
自分だって、行方は知らない。もしかすると彼女は、富竹さんの身柄を確保していながら、自分にその行方を聞くことで、ボロを出さないかと期待しているのではないだろうか……?
「富竹さんが?それは変ですね。綿流しの祭りまでは滞在して、古手さんの奉納演舞の写真を撮影すると息巻いていましたけど……」
「入江先生もご存知ないのですね……全く、どうしたのかしら」
鷹野は、小さくため息をついた。出前の蕎麦を片手に、所長室を出て行こうとした。心細いような顔をして、背中はやけに小さく見えた。
本来であれば、鷹野と富竹は単なる同僚だ。それ以上でも以下でもない。
だが入江には、今の鷹野が本気で富竹に連絡がつかないことを不安に思っているように思えた。そのことも、今の彼女が不安定な状況にあるという自分たちの考えを裏付けた。
そして、彼は一つの提案をすることにした。
「鷹野さん。今日は一緒に昼食を食べませんか。話し相手が欲しいんですよ」
「……あら、珍しいですわね。いいですわ、ご一緒しましょう」
鷹野は所長室のソファに腰掛けて、手を合わせた。
「さぁて、何の話をしましょうか……」
鷹野に話題を任せると、碌なことがなさそうだ。そう判断した入江は、慌てて話題を考えるのであった。
「え、ええと……最近は暑いですね。こんなに暑いのであれば、待合室に涼みに来ているお年寄りたちも責められませんね」
「その通りですわね。今日も冷房は全力で稼働していますから。入江診療所は、大量の日射病患者を未然に救っているようなものですわね。くすくす……」
「今の時期、気をつけないといけませんからね」
鷹野も黙って頷いた。
2人は、何とも言えないぎこちない雰囲気のまま蕎麦を啜る。
「牧野くん、あれから診療所には来ませんね。後遺症などなければいいですけれど……」
今度は、鷹野から切り出した。
その話題が聞いたこともない生態の寄生虫の話なんかではなかったことに安堵して、入江は頷いた。
「そうですね。……頭の怪我は、本当に怖いですから。頭をぶつけただけで、精神に異常をきたすことだってあるんです。鷹野さんも、もし彼に何か異変を感じたら教えてくださいね」
「あら、まるで実体験のようですわね。何かそういった患者さんを診たことがあるんですか?」
「……私の父が、そうでしたから」
何の気なしに聞いた鷹野の言葉に、入江はいつもは見せない暗い表情を浮かべた。
「私の父は、工事現場で働く職人でした。元々は皆に慕われる、気のいい人でしたが……ある日、事故がありました。頭に角材をぶつけて、それからは暴力的な人間に変わってしまったんです」
「それは……お気の毒ですわね」
「仲が良かった両親の関係は完全に破綻しました。そして、父はガラの悪い若者に絡んで──おっと、こんなことまで言うものではありませんね。失礼しました」
「……それが、入江先生が医者を志すきっかけになった、というわけかしら?」
「はい。そのことがきっかけで、私は精神外科を志すようになりました。雛見沢症候群の撲滅を志すのも、私の父のような人を少しでも減らすためです」
「……私は、入江先生のことを少し誤解していたのかもしれませんわ」
鷹野はそう言って、コーヒーを飲んだ。
雛見沢症候群が絡まなければ、いつも余裕な表情をしている彼女にしては珍しく、深いため息をついていた。
「では、鷹野さん。鷹野さんは、どうして雛見沢症候群の研究を始めたのですか?」
「え?」
鷹野は、目を丸くした。
まさか、そんなことを聞いてくるとは思っていなかったという様子だった。
「私が言うのもなんですが……寄生虫学というのは、マイナーな学問です。鷹野さんはあの大学を首席卒業するほどの才媛ですよね。どうしてこの研究を?」
「……祖父の影響です。私の祖父は、雛見沢症候群研究の第一人者でした。しかし、孤独を好み、世渡りが下手な祖父の研究は、研究者の間では一顧だにすらされなかった!私は、そんな祖父の研究を受け継ぎ、世に我が祖父の名前を──いえ。とにかく、祖父の研究を引き継いだ、というだけですわね」
熱くなってしまったことに気づいてか、少し恥ずかしそうにカップに口をつける鷹野。
その鷹野の言葉を聞いて、入江は思い出した。鷹野がことあるごとに持ち出す、先行研究者──高野一二三のことを。
「その祖父というのは、高野一二三さんのことですか」
「えぇ。……研究の縮小が定められた今となっては、祖父の研究を引き継いで、皆に認められる成果を出すなんていうのは、ただの夢物語ですが」
吐き捨てるように、小さな声で言う彼女を慰めるように、入江は言った。
「そ、そんなことはありません。今から成果を出せば継続が認められるかもしれませんし……それに、援助がなくても、独自に研究を続ければ、いつか……」
「ふっ、いつか?そのいつかが、自分が死ぬまでであればいいですけれど。これほどの設備と支援を得ても尚、その一端にしか迫ることができない現状を鑑みて、スポンサーもない個人の研究で、いつか全容を解明できると、本当に思ってらっしゃるのかしら」
冷静に返す鷹野。
その言葉は、入江に突き刺さった。
彼女の言う通り、雛見沢症候群という極めて発見の難しい奇病の研究が、一人でできるはずもない。下手な慰めは、むしろ非常な現実を感じさせるだけなのだ。
入江には返す言葉もなかった。そんな彼を置いて、鷹野は立ち上がった。
「……気持ちはありがたく受け取っておきます。ゴミは私が片付けておきますから。さぁ、入江先生。午後の診療の準備をなさってください」
それっきり、鷹野は黙って背を向けて所長室を出て行った。
1人になった所長室で、入江は1人考えた。
いつも聡明で落ち着きのある彼女が、雛見沢症候群にだけは強いこだわりを見せる理由。雛見沢症候群の全容解明よりも、撲滅を優先する自分に対して彼女が見せる、鬼気迫った表情。
それは全て、今は亡き祖父に向けての敬意から来ているのだ。
少し前に彼女に告げられた、研究終了の通告。それは、彼女を狂気に駆り立てるには十分な材料だったのかもしれない。
そして、今まで自分が、もう少し彼女のことを理解しようとしていたなら。彼女に寄り添っていたなら……もしかすると、何も起こらなかったのではないか。そう思えて仕方がなかった。
診療所の裏口に一台の軽トラックが停まった。中からは2人の男が降りてくる。
髪の毛を後ろでまとめた尖った耳の男と、灰色のような色素の薄い髪の毛の男だった。
尖った耳の男──小此木は、難しい顔をして診療所の勝手口へと歩いた。
もはや誰が敵で、何処にいるかも分からない。重要な話をするためには、直接会って話すのがいい。
「小此木さん。このヤマ……本当に降りないんすか?」
灰色の髪の男が言った。
「ふん、お姫様はまだまだやるつもりだろうよ。だが、今は富竹二尉とも連絡がつかないと聞いてる。……既に調査部に怪しまれてるんじゃあ、勝算があるかは微妙なとこだがな。ま、俺らはヤバくなったら調査部に姫を差し出すだけだ」
「んなこと言って、大丈夫っすかぁ?お縄になりたくはないっすけどねぇ……」
「ふ、あんな下らない狂言誘拐が俺の最後の実戦であってたまるか、ってんだ。行けるとこまで行くのみよ」
小此木は不敵に笑って診療所の勝手口に手をかけた。ついて歩く灰色の髪の男も、やれやれ、と苦笑しながら診療所の中へと入った。
清潔な院内には少し似合わない、土色の作業着の男2人がずかずかと会議室まで歩く。
乱暴にノックをして会議室を開け放つと、そこには鷹野と数人の部隊員がいた。
「小此木。どうしたの?アポイントメントは入っていないわよ?」
問われた小此木は、黙って会議室の席についた。鷹野と談笑していた部隊員たちもその小此木の様子に注目し、静かになった。
小此木は軽く周りを見回してから、先ほど"東京"から告げられた情報の一部を鷹野に話した。
番犬部隊の出動を判断する陸上自衛隊の調査部は、入江機関に対して造反の危険性を察していた。その中で通告されたのが、破棄を求められたH173を所持しているという疑い。
そのために、入江機関には通告された事項についての報告書を作成することが求められる、とのことだった。
「どういうこと?東京が我々を怪しんでいる?まだ計画の実行には至っていないのに、奴らは何を疑っていると言うのよ!?」
元々東京では、「入江が金の為に鷹野と富竹を殺害した」というシナリオをでっちあげる予定だった。
そのため、そうした疑いをかけられても計画実行に問題はないのだが……万が一にでも、緊急マニュアルの発動に問題が発生したとしたら、積み上げてきた全てが無駄になる。
それは、鷹野に指示を与えるクライアント側も危惧することだった。
「どうも、富竹二尉に何らかの動きがあったようです。これまでの経費精算の申告を洗い直して、不正が認められる、という通告が」
「何よ!?何も不手際はしてないはずよ?」
「どうやら、例の注射を管理するためのダミーの経費の出処が不審だとか。ま、それは今すぐに突っ込まれることではないです。ただ、妙なタイミングだ……とにかく、上がうちの活動を睨んでいることは事実でしょう」
鷹野は焦ったようにテーブルの上のコップを手に取って、冷めたコーヒーを一息で飲んだ。
小此木がそれを見て、近くの事務員にちょいちょい、と手で指示を出した。彼にすぐに飲み物が用意されて、机の上に置かれた。
「く……こんな時に面倒なことになったわね……そうだ。Rの監視体制を早めたのはどうなったの?」
「学校を休んでいて、家からは出とらんようです。明日の祭りの時には出てくるでしょうが、しばらくは監視をするだけしか出来ませんな」
「それで十分。富竹の身柄を確保するまでは、アクションは起こせないわ」
「はぁ。ジロウさん……大人しくしていれば、一緒に祭りに行って、少しは楽しませてあげようと思っていたのに。ここにきて本来の職務を思い出したというわけかしら?」
「可能性はあります。もしも連絡がついたなら、怪しまれないように診療所か造園の方に呼んでください。場合によっちゃあ、そこでお別れをしなきゃならんかもしれません」
「そうね、覚悟はしておくわ」
鷹野はそう言って、黙った。その顔は不安げに俯いた。
「……三佐。少なくとも、富竹、入江、Rの3名の身柄を確保出来なければ作戦の決行は不可能と言っていいでしょう」
「ええ、そうでしょうね」
「正直に言いますが、作戦の成功確率は低いです。決行したとして、34号が発令されるかは微妙なところですから」
「分かっているわ。東京からも……同じようなことを言われてる。……じゃあ何?ここで全てを諦めて、雛見沢症候群と私たちの研究が闇に葬り去られるのを、ただ指を咥えて見ていればいいとでも!?」
「ふ、そうは言っていませんよ。まだ続ける意思があるのかどうか聞いたつもりです。ま、大丈夫そうですな」
小此木はそう言って用意されたカップに口をつけた。
既に金は受け取っている。H173を秘密裏に保持する計画にも加担したし、鷹野の偽装死体のための準備にも関わった。……今更、分の悪い賭けだからといって、計画から降りるつもりはない。そんなの、百も承知の上でこの作戦に臨んでいた。
「ええ。何も変わりない。作戦は決行するわ。まずは、富竹を捕える。そこからよ……」
鷹野はその言葉を最後に、会議室を出て行った。
全ては、自分の、そしておじいちゃんの研究を国に認めさせるため。そのためならば、たとえこの身が朽ち果てようと構わなかった。
同じく綿流しの祭りの前日。大石は小さな友人、牧野雄星から来た一本の電話を受けたあとだった。
その深刻な内容を簡単に信じることは難しかったが、とにかく彼が大変なことに巻き込まれているのは理解した。そして、そのことについて同僚や部下、そして久方ぶりに会った戦友と相談をしていた。
場所は行きつけの居酒屋の個室だ。大石とその後輩の熊谷、鑑識の爺さんに赤坂。みんな一様に、真剣な顔をしていた。
「いやぁ、しかし……私に大事な話があるから園崎家に来いとは。大変な要求ですよ。魅音さんは承諾してくれているという話ですが……喧嘩っ早い若いのが出てきて、命を狙われることがあったりしませんかねぇ?なっはっは!」
「梨花ちゃんと雄星くんの友人なんでしょう?そんなことにはならなそうですが……」
苦笑する赤坂に、鑑識の爺さんが返す。
「ばかもん、蔵人はいろんなところから恨みを買っとる。何があるかわからんぞぉ?」
大石は愉快そうに笑って、ジョッキの烏龍茶を一気飲みした。
「わたしゃ真っ当に仕事をしてるだけなんですがねぇ。ま、ここは行ってみますよ。牧野くんは私を罠に嵌めたりはしないでしょうしね」
「私も着いて行ってもよろしいですか。昨日神社に行った際には梨花ちゃんはいませんでしたが……もしかすると雄星くんの電話とも関わっているのかもしれません」
赤坂はそう言ってほんの束の間、物思いに耽った。
彼は、5年ほど前に雛見沢に来た時のことを覚えていた。
その時、古手梨花からこれからこの村で起こるという惨劇について聞かされた。5年連続、村では惨劇が起こり、その最後の犠牲者は、自分である、という。
その時はただの子供の予言遊びだとしか思えなかったが、彼女が助けを求めていたことは当時の赤坂にも分かった。
そして昨日、久々にこの雛見沢に戻ってきた赤坂は、思い出したその予言を大石に確認した。すると、彼女の予言通りに数々の事件が起こったというのだ。
ところどころで細部が違うこともあったが、概ね犠牲者は同じ。
この事件を追う大石は大いに驚き、ちょうど今日の昼間に梨花のことを訪ねて神社に向かったばかりであった。
「その古手梨花ですが……きな臭いことになってるんですよ」
平然としている熊谷と鑑識の爺さんとは対照的に、赤坂は初耳だ、と目を見開いた。
「もう何かおかしなことが起こっているんですか!?」
「昨日一緒に神社を訪れた時、不在だったでしょう。しかし今日の学校にも体調不良で欠席の連絡を入れていて、町内会の人が家に訪問しても返事がないらしいんですよ」
「えぇっ!?まさか……」
当然、赤坂は最悪の想像をした。もうすでに梨花は殺されているのではないか?しかし大石の余裕そうな態度から、それはないかと思い直した。
気を取り直して、冷水を口にした。
「ふふ、私も聞いてすぐは驚きましたよ。もう犠牲者が出てしまって、それを止められなかったのかと。しかし電話口の雄星くんはけろりとしてましたよ。これはきっと、何かのために体調不良を装っているんでしょう」
「なるほど……であれば、やはり私も同行させてもらいましょう。あの日、梨花ちゃんと雄星くんに忠告してもらわなければ、私の妻は大怪我をしていたかもしれない。まだ未熟なこの身ですが……恩は返さねば」
大石は、かつて共に仕事をこなした若者が、たった数年でこれほど成長していることに嬉しそうな笑みを浮かべた。伝票を持って立ち上がり、大きく深呼吸をした。
「んっふっふ。そりゃあ断れませんな。じゃ、熊ちゃん!車出して。昼過ぎですが、今から行きましょう。赤坂さんも、出発の準備を」
大石に従って、熊谷と赤坂も立ち上がる。
「うっす!」
「すぐに行きましょう。あの日、梨花ちゃんは祭りの数日後に事件が起こると言っていましたが……もうすでに、何かが動き出している」
「おう、頑張ってこい、若者!」
1人座ったままの鑑識の爺さんは機嫌良くそう言って、赤坂と熊谷の背中を力強く叩いた。熊谷は大袈裟に痛がって、赤坂は自信のこもった笑みを浮かべてそれに答えるのだった。