俺の彼女がまさかの魔法少女   作:愛板将軍

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魔法少女4

 

 

「あぼんっ」

 

どもども皆さん俺です。朱雀の彼氏の優です。俺は今次元の狭間の空を飛んでいます。なんでそんなところにいて空を飛んでるのって?そんなもん境界の獣を倒すために乗り込んだからに決まってるだろ?

 

 

え?説明が足りないって?もうしょうがにゃいなぁ…

 

 

簡単に説明するね?

 

 

 

 

 

俺と瑠璃嬢が訓練を開始しようとしたらちょうど近くに境界の獣が出てきたので現場に急行、次元の狭間に侵入、雑魚だから助けいらないよと瑠璃嬢が魔法少女グループにてチャットを送る、次元の狭間に入ると4メートルくらいの真っ黒な狼?がいた。

 

 

急に現れた俺たちを見て、すぐにでも襲い掛かってきそうだったのでついに俺も実戦かと思ったら瑠璃嬢が「咲けよ雪花の花」と唱えて魔法少女に変身、瞬間ドンっという音とともに狼?の真上に移動していた。

 

あまりの速さに反応できずにいた狼の頭にいつの間にか持っていた真っ白な刀の柄頭をトンとあて「氷ノ華」といった次にはもう完全に凍結していた。

 

あまりの早業に俺の男の子の部分がかっこいいいいいいい!!!!と絶叫していた。

 

 

「ふむ、これでいいだろうこの魔法は相手の動きを完全に止め、じわじわと生命力を奪っていく魔法だ。多分あと2日くらいで死ぬだろう。その間訓練と行こうか」

 

「うっす!よろしくお願いします!師匠!」

 

 

俺がそういって勢い良く頭を下げると、瑠璃嬢はとてもうれしそうにしていた。ふひっ、弟子ができた。うれしいと小声で言っていたような気がする。ギャップがすげぇっす師匠

 

 

ちなみに補足だがこの次元の狭間は時間の流れが完全に外界と違い、こっちで一年過ごしても現実では一分もたっていないというほぼ時間が止まっているみたいなものなので魔法少女たちはこんな形で雑魚が出たら即動きを止める、そのあと修行という形をとっているようだ。ただ次元の狭間は境界の獣が死んでしまうと強制的になくなってしまうので師匠でも最長4日しかいたことがないらしい。

 

 

 

ハイ説明終了、これで分かったかな?俺が空を飛んでいる理由は?

 

 

え?わからない?そんな、察しが悪いぜブラザー達!そんなもん決まってるだろ、訓練が開始してからずっと師匠とタイマン張ってるからだよ、いま全力で蹴られてぶっ飛んでるところなの、師匠曰くお前ほどの魔力で変身できてないのはおかしいから無理やり目覚めさせるとのことです。

 

うん、わかるよー俺も初めて聞いたときは頭ハテナになってたけど理由を聞いて納得した。

 

 

まず、魔法少女は魔力に覚醒すると勝手に変身の仕方が分かるらしいのだ。

 

生身だと魔力に耐えることができず負荷がすごいので魔力が生身から戦闘モードに体を作り変えてくれるそうだ。

 

まぁ言ってしまえば体の防衛反応的なものも含まれてるのかもしれないと師匠は言っていた。

 

要するに朱音経由で魔力が流れてきて魔力に覚醒した俺は覚醒した瞬間に変身できるようになっていたはずである。

 

だが俺は変身の仕方なんざ全くわからない、一応「変身!」と言って昔好きだった仮面ライダーのポーズをとってみたけど何も起こらなかったし…というわけで体に負荷をかけまくって無理やり変身できるようにしようね、という意図があるのであるが

 

 

「やりすぎじゃねぇか!?師匠!!」

 

「うるさい、黙れ」

 

 

いつの間にか俺の後ろに移動していた師匠からのヤクザキックが俺の胴体に向かって放たれた。

 

正直こんなの普通に食らったら骨が何本かイカれるので全力でガードする。ドゴッ!という音がなりまた俺の体がぶっ飛んだ。

 

「んっぎ!!」

 

ガードのために差し込んだ腕が痛い!!全力で腕に魔力を回して強化したと言っても今俺は変身できていない生身なので衝撃がやばい、ただ次を考えないと師匠の追撃が来るのでうまく着地を取り五感に魔力を回し師匠の動きをじっと見る。

 

もうすでに何時間も戦っているので倦怠感がやばいがしょうがない俺を追い込むための訓練ですし

 

「あーどうしよか」

 

 

と、なかなか師匠からの追撃が来ないので不思議に思っていると師匠が口を開いた。

 

 

「おそらく、このまま続けても無意味だ。次の段階に進もう、解凍」

 

 

少しため息を吐いた後申し訳なさそうな、やっぱりこうなったかぁというかわいそうなものを見る目とともに師匠はそうつぶやいた

 

 

「え?」

 

 

解凍?ってと師匠に質問する前にすでに事は起きていた。それも俺にとってはだいぶまずいことが

 

「■■■■■■■■!!!」

 

 

少し離れたところに凍結されていた狼が急に動き出した。動き出してきた瞬間に咆哮をぶっ放してきたせいで俺の体制が崩れる。何だあの咆哮は声自体に魔力を載せているのか?衝撃波がここまで届いてきやがった!?ってかなんで?

 

 

「師匠!?」

 

「ーーー1回死んでこい」

 

「は?」

 

 

その言葉瞬間俺の腕は狼のような境界の獣にちぎられていた。

 

 

「んがああぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

 

 

俺の腕があった左側からどろどろとした血液が流れ地面に落ちるたびにビシャと嫌な音が鳴り、赤いものが流れ落ち俺は絶叫を上げる。

 

それを見て狼は気味悪く笑う、あまりの醜悪な笑みに心が恐怖で埋め尽くされる、助けを求めるために周囲を見るが師匠がいない?見捨てられた?いやそんなわけ、ちがうちがうちがう!今はそんなことを考えている場合じゃない、動け動け動け!!体動け!脳は働け!生きるための最善を見つけ出せ!諦めるな!

 

 

「あぁあああ!!!!」

 

 

なくなった左腕に全力で魔力を込め筋肉を肥大化させ無理やり止血する。

 

まだ少し血が流れるがある程度止まった!つぎぃ!とクソ狼をにらみつける。

 

考えろ!俺は今何をされた?噛みつかれた?違う、師匠とずっと戦ってたおかげで眼はとてもよくなったんだ、あれは斬撃だった。

 

爪をふるって斬撃を飛ばしてきたんだ。

 

じゃないと距離がおかしい、いまだに奴との距離はかなり開いてるのだ。

 

おそらくさっきの咆哮と同じ要領だ。

 

魔力を付与して飛ばしてるんだ。多分だけどってことなら距離的にまずい、俺は遠距離系の技なんか持っていない、肉弾戦オンリーだ。

 

 

今のままならなぶられるだけだ!ならどうする?どうすれば勝てる?逃げ回りながら隙を見つける?遠距離の攻撃手段を今から作る?

 

 

ーーーいや、そんなもん決まってる、覚悟決めろ!!

 

 

「飛び込んで!」

 

 

全力で足に力を入れ狼に向かって走り出す。恐怖を捨てろ、朱音はこんな環境でずっと戦ってたんだ俺がビビるな!足を動かせ!敵を殺せ!そんで生きて帰れ!彼女のために!

 

 

「避けて!!」

 

 

狼が笑いながら爪をふるってくる。

 

ビュンという音を立て斬撃が来るが師匠の蹴りより遅い!横にステップして躱す!斬!!っと俺のすぐ横で地面がえぐれる音がするがそれを無視してそのまま疾走する。

 

 

「全力で!!!」

 

 

かなり近づいた、すると狼が笑うのをやめ全力で振りかぶって爪を振ってきた。

 

さっきの斬撃より倍くらい早い!?まずっ、回避が遅れた!ザシュッ!っと音を立ててガードするために前に突き出した俺の右腕が吹っ飛んだ。

 

がまだだ!!止血するのは時間の無駄!今は飛び込め!!むしろ血を前方に飛び散らせて敵の視界を悪くしろ、できることは全部やれ!

 

 

「魔力込めて!!!!」

 

 

俺の腕を飛ばして勝った気になっていた狼はすぐ近くにまで近づいてきた俺に驚きまた爪をふるおうとするが…20フレームくらい遅い!!格ゲープレイヤーなめんな!!

 

 

「蹴る!!!!!」

 

 

走りながらため続けた魔力を開放して右足を狼の首にぶち当てる、グチュという音とドパンッ!という衝撃音とともに狼の首が飛んで行った。が狼はまだ動いてる、首は飛んで行ったからといって動き始めていた攻撃が止まるわけでもないのだ、が俺にはもうどうしようもないので、蹴る前というか両腕をぶっ飛ばされた時から脳内に浮かんでいた言葉を告げる。

 

 

「set 朱雀!!!」

 

 

劫火が吹き荒れる、変身時にあふれ出しただけの炎のはずだが狼の胴体は瞬間灰になった。

それを見届けて俺はその場に着地する。

 

 

 

 

そんで気絶した。血が足りんよ…

 

「あとは頼んます師匠…」

 

念のためそうつぶやいて

 

 

 




感想うれしいっす。頑張ります

三月 優

??の魔法使い

契約ヌイ いない

使用魔法 不明

頭の良さ 普通(発想力はいい)

身体能力 普通

魔力量 かなりある
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