胡蝶の夢、或いは不労所得の夢   作:nyasu

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【逆凸】70と1万人記念【フォロメン紹介】その5

「そ、その声は!……ということで、通話が繋がった豊穣マリさんです」

『フォローライブ3期生、豊穣マリです〜君達ぃ〜元気ぃ〜』

 

コメント:船長だ

コメント:切り抜きでよく見る奴だ

コメント:今日は配信長いなぁ

 

「はい、自認が海賊の船長というだけのコスプレイヤーの人です」

『やめなさいよ!アンタさ、営業妨害って奴よ』

「公式も言ってるので諦めてください。配信スタイルはよく似ていて、リスナーとプロレスしてます。違うところは、ヘラったりすることですね。下ネタもガンガン行く人です。そう言えば120万人おめでとうございます」

『うおい、急に褒めるじゃん。アレはですね、公式が勝手に言ってるだけなんです。あと、配信似てねぇーよ』

「おいコラ先輩やぞ」

 

コメント:公式が勝手に言ってるだけは草

コメント:舐められてる

コメント:プロレスはじめないでもろて

 

『おっ、やんのか!恥ずかしい秘密、リスナーに言ってもいいんだぞ』

「結構赤裸々だが、言えるもんなら言ってみろよ」

『アンタさぁ、配信じゃ口悪いし態度悪いけど、裏じゃ長文メール送ってきて挨拶し――』

「ちょちょちょ、マリちゃん。分かってるよね、マリちゃん!」

『……裏じゃめっちゃ敬語とか使って――』

「マリちゃん!アカン、それ以上はアカン!」

『……毎回お菓子とか事務所に差し入れしてるよね』

「おい!なんで1回頷いてから暴露してんだ!ブランディングがあんだよ、ガチの営業妨害やろ!」

 

コメント:マリちゃん?

コメント:ガン無視で草

コメント:やめた感出したフェイントwww

 

「ク、クソがよ……こっちだってな何か恥ずかしいエピソードを」

『やんのか、じゃあ性癖バトル!性癖バトルしようぜ!』

「無敵かコイツ」

 

コメント:性癖バトル(笑)

コメント:みんないいよな、立派な性癖でよぉ……

コメント:勝ったら俺の性癖が一番なとか言いそう

 

頭悪そうなコメントが流れてくる。

肯定的な意見ばかりなのは、向こうのリスナーだろうか。

 

『まぁ、冗談はこれくらいにして』

「うわ、急にスンってなるな」

『珍しいじゃないですか。結構配信してません、これ全員分やるんですか?』

「まぁ基本ソロ枠とか多いのでコラボ増やそうかなって……あっ、聞きましたよ。アナタ、後輩を清楚キャラから芸人にしたって」

『ちょちょちょ、何ですか。本当に覚えがないんですけど』

「雪山ラミィさんに、殺すぞって言わせてませんでしたか」

『いやいや、違いますよ!ラミィのアレはそういうプレイですやん』

 

それはそれで問題だろ。

 

コメント:それはそれで問題だろ。

コメント:後輩に何言わせてんだよ

コメント:殺すぞ(暗黒微笑)いたたた

コメント:背中がゾワつく恥ずかしさ

 

『でもですね、アレで表現の幅とか、なんかね、そういうのが、ね』

「ね、じゃないよ。いや、一皮剥けたかもしれないけど」

『胡蝶先輩、皮が剥けるなんて下ネタ、キャ!』

「下ネタじゃねぇーよ!私の情緒、お前の中でどうなってんだよ!急に下ネタ言わねぇよ!」

『急にでなければ言うと、あーメモメモ』

「めんどくせーなぁー!」

 

コメント:後輩とわちゃわちゃしてるな

コメント:いつもより騒がしい

コメント:船長と仲良いんか?

 

『で、何ですか?コラボですか、普段関わらないのに急に声掛けてきてマリは都合の良い女ですか』

「えっ、嫌なの?」

『嫌じゃねぇよ!マリは都合のいい女だから何でもやってやりますよ!』

「めんどくせーなぁー」

 

コメント:これが昭和のツンデレか

コメント:都合のいい女は草

コメント:結局やるんかい

 

「じゃあ何やるかは決まり次第送りますんで」

『あっ、切ろうとしてる!えぇ、マリ寂しいなぁ、チラチラ』

「いや、あの、他にも連絡しなきゃいけないんで尺の都合的にね」

『そ、そうやって!コラボ出来るようになったら捨てるんだ!尺とかメタいこと言って!』

「配信外で話せば良いじゃん、もー」

 

コメント:これがメンヘラ彼女ですか

コメント:相変わらず後輩に振り回されてる

コメント:この茶番、いつ終わるの?

 

「ほら、コメントも茶番まだ続くのとか言ってるから」

『茶番って何ですか!まぁ、もう終わりですけどね。では、豊穣マリでしたぁ〜』

「うわ、すぐ落ちてったぞ。マジで茶番じゃん」

 

コメントは草の一言で溢れ出す。

口ではこうは言ってるが、配信がグダりそうな、つまりは進行が滞りそうになったら撤退する、配信者としての空気読みが上手すぎる。

自分達が楽しくてもコメントが飽きてきたらやめたり、察してるのに空気を読まない行動をしてコメントを盛り上げたり、空気を読んだ上で配信者としての正解を選ぶのがすごい。

チャットでお礼を言って次の方に連絡する。

おい、繋がれよ!面白いと思って敢えて出ないつもりか!

 

「あっ……配信中配信中配信中!」

 

コメント:繋がったー!

コメント:次は誰だ。黒鉄?

コメント:順番的に黒金か

コメント:黒鉄?黒金?

 

『こ、こんにちは……黒鉄騎士団団長、フォローライブ3期生の黒鉄ノエルでーす』

「いつもの挨拶じゃない!?」

『いやいや、人様の枠ですしね……ずっと配信見てました』

「見てたのか。えっ、この後の人達も何人か見てる感じ?」

 

コメント:そろそろだいぶ経つし、気付いてはいそう

コメント:順番で来てるし待ってるかもな

コメント:ほら、巻いて巻いて

 

「言うてね、5期生までだし……いや、結構多いな」

『そうですね。コラボしましょうよ、こうして話すのもあまり無いですし』

「そうだね、初配信と記念配信被ってから気まずくて話してないもんね」

『ちょ、そ、そんなことは、言わなくて良くないですか!?』

 

コメント:草

コメント:後輩を困らせるな

コメント:不仲かな?

 

「杞憂民が湧くほど不仲説が、いや黒鉄さんだけでなく……わ、私が他の人に絡んでないっていう」

『どうして自分から傷付く事を、自爆!?』

「家とか、必要な時以外出ないもんね……裏で引きこもりって2期生に言われてるの知ってるよ」

『言われてるの知らないんですけど!?』

 

コメント:わざとやってんだろ

コメント:この女、後輩で遊んでるな

コメント:まぁ、ご時世ですから

 

「はい、茶番は置いといて……コラボしてくれるかな?」

『い、いいともー!じゃなくて、えっ、えっ?』

「反応が面白かったので、つい。黒鉄さんはですね、ASMRがウチのクッキー先生と同じくらいすごいので気になる方はぜひ聴いてもらえたら」

『あっ、宣伝してくれてる……えっと、じゃあ、連絡待ってます』

「はい、黒鉄ノエルさんでした」

 

コメント:コラボ決まったらすぐ切り捨てる女

コメント:これは悪女ですわ

コメント:船長のせいで、はい炎上

 

「辞めなさいよ!あんまり引き留めると会話デッキなくなるから仕方ないでしょ」

『いえ、引き留めて貰っても大丈夫ですよ?』

「私が大丈夫じゃないよ!」

『えぇ……』

 

コメント:仕事の話なら出来るんですけどね

コメント:思春期の娘を持つ父親かよ

コメント:実際、距離とかあるよね

 

「さ、最近どうなの活動は?とか聞けばいいわけ!ねぇ!」

『コメント欄の言う通り、話の振り方が父親だぁ……』

「いや、まぁ、100万人に今月なってましたよね。あっ、大海呼んで今度お祝いしようか?」

『なんでここで昴先輩の名前が出るんですかねぇ!』

「えっ、だって大海推しでしょ?」

 

コメント:あっ……

コメント:仮にそうだとしてもマズい

コメント:そうなの?

 

「えっ、あっ、これ初出し?まだ言ってなかった感じ」

『いや、いやぁ、どうなんですかねぇ……』

「……なんかごめんね」

『謝られると、気まずいし、確定しちゃうんですけど!』

 

コメント :可哀想に

漁火フレア:アヒージョなんですか?

コメント :ノエフレだ!囲め囲め

 

「あっ、漁火さんいる。また連絡しますね、見てたんか」

『違うの、やめよーよー、アヒージョじゃないよ』

「アヒージョっていうのは、アヒルとも言われる同期の熱々な強火ファンの名称ですね」

『解説しないで、先輩!』

「はい、面白そうなので通話切りまーす」

『待って、弁明!弁明をさせ――』

 

コメント:無慈悲な切断で草

コメント:事実の隠蔽だ!

コメント:ノンデリ出ちゃったねぇ……

 

「うるさいよ、あとで謝っとくよ。次の四期生行くぞー」

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