胡蝶の夢、或いは不労所得の夢   作:nyasu

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おい、胡蝶配信やめるってよ!

炎上した。

今回、何も悪くないよなとか思ってたけど、悪くはなかった。

燃えた理由は、男性スタッフとの会話シーンのせいだったからだ。

男と話した、それだけ、それだけだが致命的だった。

ごめん、やっぱ分かんねぇわ。

 

馬鹿な、私のデータにないぞとポンコツデータキャラ並みにノートを見返すと、数年後に似たような事件が起きていた。

ヤバい、私の記憶にも欠落が出てきている。

このノート全然使えないのでは……うーん。

 

さて、配信の動画コメント欄はファンとファンの争いが勃発するし、何なら争いしか求めてないような過激で民度が悪いのが私のリスナーに多いのでコメント欄を荒らしてる奴に返信して論争を巻き起こしたり、SNSで叩きに行ったりまずいことになっていた。

 

企業のイメージを損なわないために、コメント欄は閉鎖してアーカイブ非公開にしてダメージコントロールしましょう的な提案もされていたが、私は断固拒否した。

誰かは不快でも、誰かは楽しみにしているのだ。

 

今回ばかりは運営サイドも流石に承諾はしなかったが、長いこと交渉の末にアーカイブは非公開にしないが休止と言うことになった。

元々の休暇を伸ばす形なので全くダメージはないんだが、民間で言えば停職処分だ。

収入がなくなる、ダメージとしてはデカいので重めの処分である。

 

とはいえ、向こうも大してダメージがあるとは思ってないし、タレントと仲を悪くするつもりはないとは思うので、リスナーが俺らのせいで騒いだからとか、最近見ないし荒らしてもつまんねぇなとか、そういう時間による鎮静化が目的だろう。

珍しく何もお知らせとかしないで放置することになった。

 

「ねぇ、浴衣ってどっちが前だっけ」

「アンタ葬式の時にどうするのよ、親から死ぬのよ」

「唐突に現実突き付けないでよ」

「そういえば、お盆だからね。おじいちゃんが亡くなったのは、連れてかれたのかしらね」

「えぇ、この話を続けるのかよ」

「炎上の話する?よく分からない世界よね」

「普通の人は触れない配慮するんだよ」

 

なんで浴衣の話から仕事の話になるんですかね、脱線するところマジで女だなと。

まぁ、血筋かもしれないとか思いながら親より長く生きれるのかちょっと不安になる。

そもそも、死んだ年齢を超えることとか出来るんだろうか。

なんで死んだかは覚えてないけど。

 

さて、燃やしたというかお気持ちしていた人達のコメントに対して反応しないで下さいねと注意されてはいるので読むだけではあるが、私にもユニコーンと呼ばれる処女が好きな奴らがまだいたのである。

 

……男?とか2期生だけの旅行に男性スタッフとのやりとりがある意味を教えて下さいとか。

俺、自分のことはユニコーンじゃないと思っていました。男と絡むことはあるだろうし、仕事だからと思っていたけど今回の男性との会話シーンで得も言われない気持ちになりました。結局、自分はユニコーンだったんだなって気付かされた。飲食店にゴキブリがいるのは分かってても、見てしまった気分とか。

 

なんだろう、強く生きてほしい。

とはいえ、ファンマークを見ると叩いてる奴を叩きすぎだと同じファンマークの奴がリプライ合戦しており、自治厨もいるのか、訳分かんねぇなとか思う所存。

新規が入るのはいいけど、思ってもないことするのはコントロール出来ないんだろうな。

篩い落とされた古参だけが高みの見物でリツイートだけしてんの見ると草。

 

で、本来なら花火の写真とかも上げたりするのだが、そんなことしたら活動休止中なのに休むどころか遊んでると叩かれるのが分かっているので、ひっそりとデジタルデトックスである。

 

「じゃん、どうだ?」

「浴衣だね」

「弟よ、もっと姉ちゃんに言うことあんだろ」

「えぇ、動きづらくね」

「動きづらい」

 

まぁ、褒められても特に何も思わないので良いんですけどね。

とはいえ家族と花火大会である。

配信と関係ない日常は割と久しぶりかもしれない。

 

地元の花火大会にはスポンサーから招待されるスポンサー席がある。

普通なら1万くらい払って席を購入するか、立ち見だったりする。

ウチはお婆ちゃんがアパートを経営しているから、決まったガス会社がアパートごとに契約出来ているので、賓客扱いである。

思いっきり癒着だけど、一人暮らしの時に特定のガスや電気を指定されることは偶にある。

 

「弟よ」

「やだ」

「まだ言ってないが」

「どうせビール持ってこいとかだろ、嫌だよ席から離れたとこだもん」

「ビールじゃなくてハイボールな」

「……あー、分かったよ!」

 

さて、スポンサー席で弟を顎で使って無料で飲み放題の缶ハイボールを持ってきてもらう。

テーブルにはお弁当も用意されているので、晩飯代が浮いたな。

やはりコロナの時期だからか、もっと長かったはずなのだが30分くらいの花火大会であった。

 

まぁ、タダだし、家族でなんかするのが意味あんだろ。

でも、ネット経由でクーラー効いた部屋で見てもいいなとか思ったりした。

たまにはネットでの活動をしないオフの時間もいいもんだ……長期間は身体が仕事しなきゃってなるから合わないけど。

 

「あるぇー?」

『い、引退するんですか……』

 

暫くお盆から一ヶ月くらいの活動休止を満喫していたら、何やら私のSNSは騒がしいままだった。

鎮静するどころか、なんか引退するかもって言われてて草。

マネージャーから連絡来るまで、何も知らんかった。

 

いつもと違って、いつまで休むかは明記されておらず、心身の健康と増進のため療養に入るという公式のアナウンスだけなのに、復帰目処が分からないってマズイやんけ!とか。

メインアカウントもサブアカウントも動いてないから、サブ垢ですら動いてないンゴとか言われてる。

あまりに引退説が広まったり、他のタレントの配信にまで辞めるって本当ですかとか言う、鳩行為と呼ばれる配信と関係ないタレントの話題をリスナーから振るようなマナー違反行為も行われた。

というか、マネージャーから電話来るとかビックリするやん。

 

「辞めないけど」

『とか言って、引退説出てるし辞めるんじゃ』

「ないない、本人が辞めないって言ってるんだし」

『でも裏で辞める準備してるんじゃ』

「してないしてない、お盆は花火見ながら酒飲んでた」

『活動休止で自粛してるんじゃ……あるぇー?』

 

そんな、公式が勝手に言ってるだけみたいな感じでスルーしないでもろて、辞めないって公式が言ってるだろ。

とか思ったのだが、どうやらお隣さんで男性ライバーが同じ時期に活動休止したから引退説が出てるらしい。

アクシオン・クローン……し、知らねぇ。

車の名前だろうか、男性ライバーなんて知らないよ。

 

どうやら、活動の方針をあれこれ言ってくるリスナーに対してキレたのだが、リスナーが反抗的なのが理由らしい。

反抗的と言ったら良いのか、注意喚起とかお願いをまともに取り合ってないと言うのが正しいか。

うんうん反抗期でちゅかー、怒ってても可愛いねぇ、そういうお年頃なんだぁ〜、ざっと拾ってもこれである。

 

本人は真面目にコラボ配信であれこれ言うな、相手方に迷惑をかけるかとか、注意喚起はしてるんだが、男でも異性のファンって大変なんだな。

で、まぁ、異性と絡むと起きる問題として似てたりはしたので、それから引退説が出た訳である。

 

「良くはないが、引退しないかソワソワしてるリスナーの様子がちょっと嬉しかったりする自分がいる」

『案外この人平気そうだな!心配したのに!』

「いや、強がってるのかもしれない、公式が勝手に言ってるだけだから」

『弄ばれてる!』

 

ハッハッハ、慌ててるお前は滑稽だったよ……とは本人に言ったら怒りそうなので黙っておく。

なお、心配するだけ無駄ですよと上司である旧マネは気にしてないらしい。

それはそれでどうなの?理解度高いな、気にしては欲しいんだが。

 

なお、古参リスナーも引退するのかなって類のツイートを拡散といいねしてたりする。

っとによぉ、理解度高い奴らはなんで慌ててねぇんだよ。

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