胡蝶の夢、或いは不労所得の夢   作:nyasu

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日本をよく知らないキャサリンの和風ホラーゲーム

君は日本をよく知らないキャサリンが作った日本和風ゲームを知っているだろうか。

それは、フリーゲームブームの中で異色すぎて流行った作品である。

 

「……はい」

「はいじゃないが!?ホラーアドベンチャーって書いてあるが!」

「まずネタバレです。怖い人形が出るらしいです」

 

ドン、とタイトルとして出てくる。

 

『怖い人形が出る』

 

ドストレートである。

 

コメント:怖いなぁ、出落ちやん

コメント:同期を困らせるなよ

コメント:叫ばせといて淡々と進めやがる

 

「はい、屋敷に来ました。はい、シュー!はい、ハナー!英語の教科書みたいですね」

「こういうゲーム、なんすね……」

「この家に住んでる人はいますか?私はこの家に誰も住んでないと聞いて安心しているよ」

「何で安心してるッスか、シュウおかしいッス」

「はい、ツッコミにキレがありません。もう少しキャラを忘れて勢いをつけましょう」

 

コメント:ゲームの話しろよwww

コメント:ツッコミに厳しいとか関西人かよw

コメント:サイコパスの会話かよ

 

「いいですか、この配信では大海しかツッコミがいません。貴方が配信の評価を左右するんです」

「急に責任が重すぎる……」

「そんなこんなでゲームは進めます。どうやら彼女達はここで肝臓検査するらしいです」

「えぇ……何言ってんだコイツら……」

 

コメント:迫真過ぎる、えぇ……

コメント:病院なのか

コメント:肝試しだよ

 

「あぁ!?肝試しか!」

「肝機能検査って腹に針をぶっ刺して、肝臓を切断して検査するんですけど痛いらしいですよ」

「怖い怖い、何で急にそんなこと言うんッスか」

 

コメント:ひえっ

コメント:お前のほうがホラーだよ

コメント:淡々と進めるほうが怖いよ

 

「さぁ、探索です。ドアが閉まってるらしいです。襖だから蹴ればいいのに、開かないからクソみたいなドアと言ってます」

「口悪いな、なんでそんなこと言うの」

「一度部屋に入って出ます。すると新しい部屋が出てきます」

 

コメント:おいやったことあるだろ

コメント:RTAとツッコミが来る

コメント:昴が置いてけぼりだよぉ

 

「部屋から出るとみんながいません。きっと、みんな私を残して帰ったのでしょう」

「胡蝶ちゃんの発言が闇深いよ」

「焼肉、誰も来なかったな」

「今言う!?ごめんって」

 

コメント:気にしてて草

コメント:嘘だぞマネちゃんと行ってたぞ

コメント:何ならマネちゃん柔らかいとかセクハラツイートしてたぞ

 

「鍵を手に入れました。相撲レスラーの鍵です。これを塩の塊に入れるとドアがバーストします」

「どういうことッスか……」

「じゃあ探索です。部屋に入ったら人がいますが無視してアイテムを見ます。これはシャンプーではありませんリンスです。こっちはコンディショナーです」

「答えて……っていうか展開が早いッスよ。あと、どっちでもいいよ何でシャンプーだけないんだよ」

「ツッコミが!ツッコミが足りない!スバちゃん頑張って」

 

コメント:同期に言葉選ばせるな

コメント:確かにシャンプーがない

コメント:ちくわのお札って何だよwww

 

「あっ、来た。人形です。祝ってやる……だそうです」

「何で祝ってんだよ!」

「ここで人形がカバディしてきますが無視します」

 

コメント:無視するなwww

コメント:祝ってやるwww

コメント:カバディじゃねぇだろ

 

「はい壺がありました。頭を打つことでタフな男も倒せるらしいです。こっちはタピオカです現在若い女性に人気らしいです。あれ、カエルの卵みたいだよね」

「いや、ツッコミしてね!壺でタフな男を倒すって何!?あと、カエルの卵とか言うなや!もう食べづらいって」

「あんな二郎みたいなハイカロリーな物食べる奴の気がしれない」

 

コメント:インスタ乗せてたやろがい!

コメント:お札をシールするってなんだよ

コメント:ゲームキューブだ懐かしい

 

「さぁ、探索の続きです巻物のテキストを読みます。趣味の話をしてますね、どうやら頭を抱えて叫ぶ趣味の話みたいです」

「闇が深いよ」

「はい、ゲームでも同じこと言ってます」

「なんでそこだけ日本語ちゃんと出来るの!?」

「進行関係ないですけど面白かったので読みました。じゃあ進めます、はい」

 

コメント:はいじゃないが

コメント:なんでステータスが力とパワーなんだよ

コメント:迷いなく進みやがる

 

「この部屋に来たらステータスから靴を脱ぎます。移動しまくると畳に足跡がついて数字が出て来ましたね」

「やったことあるよね!ねぇ!」

「やったことないです。はい、クッションです。数字を入力します」

「そんなのクッションじゃねぇよ!?」

「クッションから空手の鍵を手に入れます。瓦に置くとドアがバーストします」

「だからドアがバーストって何!?」

 

ドアがバーストは、バーストすんだよ。

分かんないけどフィーリングだよ。

 

「さて部屋を探索していると、寿司ネタが落ちています。ヒントなので覚えておきましょう。さぁ、回答の部屋です」

「寿司が落ちてるってどういう状況?」

「ゲームに現実性を求めるなんてどうかしてるよ、やめなよ昴ちゃん」

「いいや!ゲームでもおかしいかんね!」

「はい、黄色、赤、白、オレンジでドアが激しく開きます」

「そこはバーストじゃねぇの!?」

 

ドアが開くと忍者が現れる。

なんで忍者かは和風ホラーだからである。

考えてはいけない。

 

「エビのお札を貰いました。声優に注意するように忠告され……おっと!ここで、赤い三連星だ!人形が三体も出てきた」

「ちくわの次にエビってなんで食べ物なの……あと、祝ってやる人形は怖くないよ……」

「怖いだろ、祝ってくんだぞ!」

 

コメント:怖くねぇよ

コメント:なんでだよ

コメント:お前の方が怖いよ

 

「さぁ、三文字のワードを入れると畳があります。これはワサビです」

「なんで答え知ってんの……」

「ハナーが出てきます。相変わらずシューはクソとか言ってます」

「仲、悪っ……あっ、仲良くしたほうがいいッスよ」

「本音が漏れたあとに建前言ってましたね、今更ですね」

「ねぇ、同期が辛辣なんだけどぉ……」

 

コメント:草

コメント:人形が現れた!

コメント:盛大に祝ってやろうwww

 

「さぁ、本作の一番怖いところです。どうやら人形の秘密が明かされます」

「全然怖くない」

「肝試しで来た人間を動けなくする、行方不明となり人形のせいになる、人形を主題にした作品が出来る」

「いや、そうはならんやろ」

「深夜、声優、萌、そう!人形の目的はアニメーションだったのです!すごい大きな計画だ」

「ねぇ、何言ってるの?」

 

画面の鍋に向かって、お札を投入する。

 

「ここに、エビ、ちくわ、カボチャのお札がある。何か気付くな」

「あのさ、普通は気付かねぇからね」

「そう、お札の天ぷら!これで終わりですお札天ぷらアタック!」

「キャサリンも胡蝶もおかしいよ、天ぷらで封印って何?」

「はいゲームクリアです」

 

見事人形は封印されて、私の動かしたキャラは外に出ることができた。

そして、外には最初にいたキャラ達が揃っていた。

カタコトに喋ってたキャラだ。

 

『マジでビビったぜ』

『みんな無事に出られてよかったぜ』

『怖かったよ、本当にシューは馬鹿なんだから』

『あれ、私達、なんか普通に喋れてね?』

 

「急に流暢に喋れるじゃん」

『私は寿司が好きです』

『じゃあ帰ろうか』

「いや待て、1人変なのいるのにスルーするなよ」

 

コメント:盛大に祝ってやる

コメント:ホラーじゃなかったな

コメント:ずっとツッコミしてたな

 

「はい、ということでクリアタイムは60分くらいですかね。寄り道し過ぎました」

「いつの間に!?」

「それでは初コラボでした。おつこちょー!」

「早いよ、ってエンディング流れて、ほんとに、あ、おつス――」

 

ご覧いただきありがとうございました。

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