説明しよう。暴言禁止お嬢様マリカとはお嬢様っぽいことを言いながらマリオンカートをしなければならない企画である。
罰ゲームは各自が嫌がりそうなこと、そして暴言1つにつき順位は1下がる。
実際の順位がどんなに高くても、暴言を吐いた時点でマイナスされていくシステムだ。
お嬢様がお嬢様っぽくない言葉を使った時?特にペナルティはない、雰囲気作りだ。
つまり、普通に会話しても良いが暴言だけは吐いてはいけない。
……フッ、勝ったな。
「馬鹿なぁぁぁ!」
「フハハハ、いつかこの時のためにソロで走った私にとってスタートダッシュなど息を吸うように出来るの、だぁぁぁ!?誰や、甲羅投げたの!」
コメント:化けの皮が剥がれるの早すぎ
コメント:フハハハとかお嬢様は言わない
コメント:テラちゃんだよ
「テラァァァ!許さねぇぞ、テメェ!」
「胡蝶アウトだろ、おっ先〜」
コメント:はえーよホセ
コメント:テメェはアウト
コメント:いい声で鳴きやがる
馬鹿どもめ!この日が来てもいいように、私は配信外でワールドレコードのゴーストと戯れていたのだ。
コース取りは完璧、私が負ける訳がないのだ!
「ショートカットですわぁぉぁ!」
「……ここ!」
「テラァォァァ!」
高台をジャンプする。
このまま、最短コースまで向かう瞬間だった。
どこからかテラちゃんのサンダーが落ちてきて、飛んだ瞬間墜落した。
せっかく集めたコインが!
「アハハ」
「なにわろてんねん!」
コメント:暴言……ではないか
コメント:こちょ虐は草
コメント:お前、そんな叫んだ事無いやん
おかしい、さっきまで捲ってたはずなのに順位は下の方だ。
何故だ、ロスのない走りをしているはずなのに、何故。
「ちょ、ちょちょちょ……」
「お先ですわ〜」
「あっ、キラー」
「えっ、待て!私が悪かった!あっ」
「アハハ、ごめーん」
さっきからアイテムでボコボコにされてる。
そんな、ソロの時は上手く走れたのになんでや。
なんならコースアウトしてたクッキー先のキラーに跳ねられる始末。
「えー、胡蝶が最下位で暴言が1ということで、13位になります」
コメント:クッキー先かと思ったのにな
コメント:まさかのダークホース
コメント:お前マリカ下手だったんだな
「下手じゃねぇーですわ!ぶっ……転がしますわよ!」
「殺すって言った?アイドルライン守ってこうな」
「言ってませんわ!」
次のステージが始まる。
分かった、対人戦は初めてで基本ゴーストと走っていたからだ。
アイテムという要素が邪魔してくる事を考えると対策しないといけない。
レースゲームにアイテムなんぞ使ってんじゃねぇ!
「よし、1位ですわ!あぁぁぁ、青甲羅やめなさいよ!」
「こら~、甲羅辞めなさいよ……イヒッ」
「…………」
「あぁ、なんでぇ!?」
煽ってきやがった、お嬢に赤甲羅ぶつけまくる。
クソが、しょうもないこといいやがって。
「おいおいおい、トロトロ走っとんとちゃうぞ、ですわ〜!こちとら、スターで無敵でしてよ〜!どけですわ〜」
コメント:ですわつければ暴言じゃないと思ってないか?
コメント:おいは暴言か?
コメント:順位はいいぞ
「ヤバいヤバい、ねぇみんな早くない?」
「えっ、なんでお前逆走してんの?……あっ」
コメント:あっ……
コメント:あーあ今のは
コメント:お前って言ったよな
「テメェ!ハメやがったな!」
「待て!何勝手にキレてんだ、昴悪くねぇだろ!」
「暴言カウントされちまったよ!」
コメント:テメェもアウトだろ
コメント:やめとけもう喋るな
コメント:逆に考えるんだ1位なら暴言もありだと
「そうですわ!最終ラップ、余裕で私が勝ちますのぉぉぉ!」
「アハハハ、のぉぉぉだって」
「シオン!こっちまで巻き込むんじゃねぇ」
大丈夫、サンダー撃たれただけでまだ順位の差はある。
1位のままだ、まだ勝てる。
「このままゴールすれば、2回目!?」
「おい!またかよぉぉぉ!」
「シオンちゃん!ねぇ、妨害でしょ!ズルだよ!」
「えぇ~シオン難しいこと分かんなーい」
あ、あの野郎。
アイテムのとこから動いてねぇじゃねぇか!
ずっとサンダー撃つとか正気かよ、ゲームを捨てて……いや待てよ、暴言が順位に直結する事を考えたら理に適ってるのか?
「ヤバい、テラちゃん来た」
「あぁぁぁぁ!」
「悪いな、1位は譲れあぁぁぁ!」
「関係ないクッキー先と昴まで巻き込むのやめーや」
「お先〜!スター使えばぁ?」
眼の前をスターで無敵化し、サンダーを気にもしない走りでお嬢が抜けていく。
クソ、昴とクッキー先生は論外としてテラちゃんと百目鬼ちゃんはゲームが上手すぎる。
シオン?アイツは知らん、炎上しても知らんぞ。
「あれー最下位なのにシオンの方が順位高いんですけど、アハッ!」
「開示請求するからな、炎上させてやる」
「サンダー連発禁止カードだろ」
コメント:クソガキ過ぎる
コメント:暴言カウント進めまくってたぞ
コメント:賢いのかバカなのか煽りに命賭けすぎだろ
「…………」
「胡蝶!何やってんだ!スタートしてんぞ」
コメント:黙々とコイン集めてやがる
コメント:いやこれでいいぞ
コメント:なんでこんな小ネタ知ってんだよ
コインを10枚、そして低い順位を取った上でアイテムを開くとアイテムの抽選率が変わる。
そう、自動運転で当たった相手をダウンさせる銃弾のような奴、キラーになるのだ。
しかも、最下位だと救済措置として長時間になることからロングキラーと呼ばれている。
「ほわぁぁぁ!?」
「ヤバいヤバい、あっ」
「はい、ざまぁぁぁ!」
「ね゛ぇ゛ぇぇぇぇ!」
コメント:インガオホー
コメント:NPCとか他の人も巻き込んでるけど
コメント:コラテラルダメージだから仕方ない
「胡蝶ちゃん、ごめん!」
「おい、真似すんなや!キラー被せ禁止やろ!」
「お嬢様ってよりヤンキーで草、アハハ!アハァ!」
「菖蒲……笑い過ぎだろ、お前らだけ違うゲームやってない?」
巻き返したと思ったら背後から急にキラーが発生する。
ごめんとか言いながらテラちゃんが私を跳ねたのだ。
あと、私はヤンキーではない、いいね。
コメント:今日だけで1年分くらい台パン聞いてる
コメント:そのうち机割れるぞ
コメント:昴も口悪くなってる胡蝶のせいだろ
「はぁぁぁ!?関係ねぇだ、ですわ!私のせいじゃありませんですわよ!」
「ねぇ、仕返しはズルじゃん!訴訟だよ、訴訟!」
「知らねぇですわ、仕様ですわ!」
「でも胡蝶様と昴様だけ順位すごいわね」
嘘やん、私とお前で最下位争いしてんの?
だって、順位に圧倒的な差があったはずだけど。
「何かの間違いでしょ」
コメント:画面は嘘つかないぞ
コメント:ちゃんと昴のとこで集計されてるぞ
コメント:レース勝てても口が……ね
「はい、ということで最終レース……ですわ。ンンッ、なんで勝ってたのに最下位争いしてんの?」
「こっちが聞きてぇーですわ!」
「やっぱ胡蝶の負け確だったじゃん」
「自分だって自爆してんじゃん、始まるぞ」
「どっちが勝っても恨みっこ無しだぞ」
コメント:熱い戦い
コメント:最下位争いなだけなんだよな
コメント:他のメンバー余裕だもんな、ここだけバチバチ
「なんで実力関係ないベビパ選んだ!回るだけだろ!」
「これは勝てるかーも」
「あぁぁぁぁ!?バナナなんか誰が置いた!」
「あっ、終わったやん」
同期とワチャワチャ初コラボの結果。
私は、ほぼ口の悪さで最下位扱いになった。
なお、レースだけなら陸テラちゃんの次に上手かったので反省しようと思う。
そんなに口悪かったんだな。
「えぇ~ということで、胡蝶にはクッキー先の指導を受けながらASMRやってもらいます」
「ハァ?聞いてないし、それだけは嫌だけど」
「言ってないし、嫌がると思ったから罰ゲームなんだけど」
コメント:やれよ
コメント:逃げるな!戦え!卑怯者!
コメント:マジで嫌そうで草
「大丈夫よぉ、手取り足取り教えてあげる」
「絶対エロい奴じゃん、やだよ!キャラ的にNGだろ!」
「お前キャラとか言うな、アイドルライン守ってくださーい」
「これからそのライン踏み越えて行きそうなのに?あっ、おつこちょー!」
コメント:ボイスは良かったからな
コメント:オフコラボってことかな?
コメント:お嬢様つけてた意味なかったな
「絶対にやらないですわ〜」
コメント:画面変わったのに抵抗してるwww
コメント:配信の上じゃ嘘つけないぞ
コメント:あきらメロン
ASMRやる準備としてクッキー先とコラボの打ち合わせする事になった。