青空メル@フォローライブ一期生@aozorameru
【お知らせ】
先程の配信でもお話させてもらったとおり、個人的な事情により配信が困難なことから10月末からしばらくの間、配信活動は不定期とさせていただきます...
Twitterや動画投稿などはする予定なので待っててもらえるとうれしいよ~!!
メンバー限定でも壁紙や他特典投稿する予定なのでおたのしみに |
10月中旬。
最終的に了承した青空先輩は、最後の配信と言う事で自宅で配信を行ってから諸々の準備を済ませた。
Tweetすればいいのに、本人の希望でファンに伝えたい事は言葉にしたいからと、ストーカーの被害に遭ってるのに配信を行ったのだ。
配信はリビングで見てたけど、ファンのコメントにしっかりと答えていた。
ファンであるリスナーの方は、病院に通ってるとか精神的にしんどいとか言う発言からアンチのせいかと一瞬荒れたが、憶測で傷付けないで欲しいとか自分が弱くてゴメンねとか言う発言で、慰めムード。
これを意図して行ってないんだからすげぇなぁとか、自分と違って隠さないで素の自分を出すのが、この人の魅力なのかなとか考えてた。
自分なら文章で残すし、自分の事は言いたくないし、何ならしんどいとか愛してくれてるリスナーに弱味を見せたくない。
カッコ悪いし、失望されたくないし、話した所で自分の問題だから巻き込みたくないし、同情とかされたくない。
配信に対しての向き合い方、方向性が違うのだ。
「いかんな、純粋に見るべきなのに意図とか配信の構成とかどこのコメント拾ったかとか分析してる」
人の配信を見て、色々考えちゃうのは職業病だろうか。
素早く駆けるそれが、懐に入り込む。
まずい、内側に入られた!
だが、私には秘策があった。
ちょっと、さっきそこら辺の薬局で買ったマタタビ……しまったテーブルの上だ。
ええい、こうなれば猫パンチを防ぐにはこれしかない。
「キシャー!」
「や、やんのかこの野郎!おりゃ、おりゃおりゃ!」
「にゃ!?ニャニャニャ!」
「所詮は猫、猫じゃらしの誘惑には勝てぬか!甘い甘い!」
我が家にやってきた猫様との戦いに勝った私はソファーで、ぐでーんとする。
あっ、おい、おっぱいの上に乗るんじゃねぇ。
喰らえ、マタタビだぞ……あれ、効果ないな?
「ただいま〜」
「おかえりー」
「また遊んでたの?毛だらけだよ」
「痒くなるけど楽しいんだもん」
今まで知らなかったのだが、自分は猫アレルギーらしい。
というか猫飼ってるとか、配信どうするとか、色々なこと考えてなかったなと前回のランチでの発言を反省。
それはそれとして、私の上でウニャウニャ言ってる猫様を降ろして、服の毛を取るべく粘着ローラーでペタペタ、毛がすげぇなぁ。
「うちの賃貸ペット可で良かったけど、マジで後先考えてなかった」
「謎の自信に満ち溢れてるよね」
「まぁ、人生経験長いんで」
「私の方が歳上なんだよなぁ……」
いや、まぁ、そうか。
2個くらい上か、中身の話をしてるんだよ。
ほら、中身はダンディな大人の精神してるはずだから、落ち着いた大人のレディだぜ。
あれ……矛盾してる気がするダンディな女ってなんだ?
「何を唸ってるの」
「ダンディなレディってなんだろ」
「何考えてるの……」
とはいえだ、猫と女と私という奇妙な生活が1週間続いていた。
先輩は運営さんとバチバチで、見た目ほんわかしてるのに結構自分の意見とかガンガン言うタイプなんだとビックリしてる自分がいる。
私は、タバコと趣味の香水とかのせいで猫様に嫌われてるけど。
タバコ吸うときとか大変だしな。
「今度は何考えてるの?」
「ベランダから猫が落ちたら大変だなって」
「今度は何考えてるの!」
「20階建てのマンションで猫は現実的じゃないかもしれない」
タバコタイムだけ、ケージに入れてるから嫌われてるのかもしれない。
「それで進捗どうですか?」
「運営さんの方はオッケー!」
運営の方は、また同じ対応をしていたらしい。
同席はしてないが、また外部からの転職組の部長があーだこーだ言ってたそうだ。
前よりは今後の事を考えて対応をしてくれているそうだが、対応中に活動休止はどうなんだとか、精神的とかの問題は軟弱だからだとか、やっぱ価値観が時代よりも少し古かったらしい。
まぁ、スタンダードな意見だよね。
精神科に行くとかやべぇ奴じゃんがまだ世間の認識だし、すぐ精神的ストレスがとか言うとメンヘラ扱いが今は普通だからな。
そもそもの認知が進んでないのだ、ピル飲んでる女はエロいと同じくらい認知が進んでない。
私みたいなクソ重で動けなくなる奴とか高いし面倒だけど飲んでんだよ、エロ目的じゃねぇんだよ、ドライアイになんだからなクソが……
「今度はどうしたの?」
「未来に生きてる私に世界が遅すぎる」
「今度はどうしたの!」
でも、その協議の後に配信で色々ぶちまけんのはヤバ過ぎる。
あれ、部長が見てたら嫌味すぎるだろ。
精神的に軟弱でごめーん、そんな事言うやつは酷いよね、遠回しにリスナーのコメントで攻撃してるやろ、あれ。
「先生の方は?」
「オッケーじゃない……」
詳しく話を聞いてみると、嫌がらせやセクハラしてくるアカウントは一定期間で消されるらしい。
所謂、捨て垢と呼ばれる使い捨てのアカウントだ。
同一人物だとは思われるが、開示請求するにも件数が多くて、しかも消されるから手続きの間にログが消えたら金の無駄になるという、開示請求についてよく分かってるやらしい手をされている。
この分野、辞めようかなとか思ってたら、なんやかんやでフォローライブと契約できた先生の心象は大分良くて、やる前からリスキーであることを説明してくれてるそうだ。
普通にやってダメでしたお金頂戴をたくさんやっても、まぁ言い訳だから誠実な対応だ。
お金は貸すと言ってるが、そういうことはしっかり書面に残してちゃんとやり取りしないとダメと先輩にも怒られるし、自分の金で自分のことをやりたいらしいから援助も借金も断られてる。
「お金が足りない、胡蝶ちゃんの時と全然違う……まぁ、流石にこっちまで来てないけど」
「まぁ、専用のゴミ捨て場ですし、深夜なら普通に不法侵入だから漁れないですもんね」
「マネージャーさんもさ……なんか元気ないよねって心配かけちゃってるし」
「マネージャー……うん?」
何か、引っ掛かるぞ。
ヤバい、記憶が曖昧過ぎる。
先輩のストーカーって身内なんだっけ、30年くらい前の事だから忘れかけてる。
パソコン……パソコンを見なきゃ。
流石に親身になってくれて相談にも乗ってくれるマネージャーさんが犯人な訳ないか。
「あれ……?」
パソコンのメモ、忘れないように出来るだけ書いた残り5年の間のイベント。
その中のストーカー事件、犯人は関係者としか書かれていない。
やはり、社内の男性が怪しいのか。
「ミステリー関係分かんないんだよな、コナン君とか見てないし」
何かこういう時ってどうしたらいいか分からんのだが、取り敢えずコナン君見るか。
思いの外楽しくて、先輩とずっとコナン君を見て1日が終わった。
しまった、なんの為に見たのか普通に忘れてたぞ。
「収録行ってくるね」
「はーい」
そんなこんなで何の進展もなく、コナン君を見て1週間が過ぎた。
不毛だ、不毛過ぎる。
お知らせ出してから、そろそろ10月末だよ。
本格的に配信活動を自粛する訳だが、何も解決してない。
それもそうか、すごい時間が掛かったはずのそれが1週間そこらで解決出来る訳もないか。
一応、家でも配信出来るように配信用のスマホと、私の趣味で買ってたパーツから組み上げた型落ちPCはセッティング済みだ。
ハイスペパーツだから、私のより型落ちとはいえ配信出来なくはないぞ。
そして、そんな進展のないパソコン作ってるだけの私と違って弁護士先生は有能だった。
「もしもし」
「犯人が分かったかもしれません」
「流石!すごーい!探偵みたい」
「犯人は……社内にいるかもしれません!」
「あっ……うん」
先生、それは知ってたよ。