なんかLOLやってたら、同期から連絡が来た。
「チッ、黙って死ねよ……もしもし?」
『胡蝶ちゃん、何してんの?』
「んー、今はLOLしてるよ……はぁ?ウルト使っても効かねぇの知らねぇなら指図すんなや!」
『めっちゃ、キレるやん……やっぱりやってるのか』
「あー、ごめんごめん、そっちには言ってないから」
同期の百目鬼ちゃんだ。
あんま絡みないけど、どうしたんだろ。
今更だけど、ゲームしながら通話するには向いてないゲームすぎる、配信もだけど。
『余さぁ……LOLやるんだよね』
「マジ?あっ、配信見てくれたとか」
『うん、あんまいないから一緒にやらない?』
「えー仲悪くならない?」
『ならないならない、友達とやるからやろうよ』
まぁ、確かにやる人いないからな。
自分は偶にメン限でLOL配信してるけど、口悪いからな。
多分普通にやったら炎上する。
「ディスコ送ってよ。いつやんの?」
『えっ、今からだけど』
「急すぎんだろ」
一通り試合した後、菖蒲ちゃんとLOLをやるのだった。
なんだかんだ忙しくもしながら、雑談配信とか歌枠配信などをやったりしていた。
最近はフリーの音源が増えたな、歌枠やりやすいなーとか思いながら配信してたら中旬になってた。
因みに、他所はすごい炎上してて夜桜さんとやらは燃えまくってた、内輪揉めやべー、あといつもの暴露系VTuberがドヤ顔してて草。
「んー、クリスマス?あーね、配信しないかもな、普通に月末だし、忙しいかなって」
コメント:もっと配信しろよ
コメント:プロ意識が足んねぇなぁ
コメント:忙しいよねぇ
「お前らには優しさがねぇのかよ。プロ意識高いから、二郎系ラーメンみたいにクオリティの確保に余念がないんだろうが。無理したら長期で休止するぞ?おっ?ええんか?」
コメント:強気なのは確かに二郎
コメント:あぁ、男か
コメント:やめないで
「男なんかいたら言ってると思うわ。つうか、男とクリスマス過ごすって何?仕事捨てることになりそうだし、私はリスキー過ぎてやらんわ。やるなら、別日にデートして24に配信する。はい、配信しないので彼氏いません」
コメント:ユニコーン大歓喜
コメント:ユニコーン泣くのでは日常で会ってるやん
コメント:声優みたいで大変だな
「まぁ、酒とかタバコとかLOLはやめられないって言うしね……」
コメント:病気だよ
コメント:社不すぎる
コメント:分かるのが辛い
「まぁ、クリスマス頃までは仕事して……配信できそうなら最後にしたあと実家に帰ってお正月ね。正月くらい帰るか、家に家族呼んで過ごすよー」
コメント:まぁ、ゆく年くる年見るしな
コメント:はぁ?正月も配信見てるが
コメント:俺も久しぶりに実家帰るかな
「はい、ということで!おつこちょでした〜、みんな風邪引くなよ〜」
いつものように配信を終えて、最近の日課のLOLを起動する。
適当にランク回したら、菖蒲ちゃんと合流して、菖蒲ちゃんの友達と一緒にゲームする。
これ終わったらサムネとかグッズの監修とか歌ってみたの収録調整とかしなきゃな。
「はぁ?ざけんなよ、なんでドラゴン触んないで逃げてんだよ、育ってるこっち放置とかお前が死ねよ」
『言葉強すぎる、あー!ヤバい!ウルト、ウルト!』
「あっ、3は無理無理、あー!キッモ、何もさせないやん」
『ごめーん、ダメかも、うっざ!ダルいって、なんなん!』
「あー、盛り上がってきましたねぇ」
なんだかんだ互いに口は悪いものの、仲良く遊んでいた時期が私にもありました。
「はぁ?」
なんでか分からんとこから炎上した。
それも、私だけでなく百目鬼菖蒲ちゃんと一緒にだ。
前世アカウントと呼ばれる物がある。
所謂、別垢とか裏垢とか呼ばれるやつだ。
配信活動前のアカウントとか、そういうのだ。
基本的には動かしていたりしないのだが、活動を辞めた後と始めた時期とかで配信者は特定されがちだ。
そして、事件は私ではなく百目鬼ちゃんの方で起きたのだった。
発端は、前世アカウントかもしれないと言われているアカウント宛に、クリスマスデートいいねみたいなリプライがされたことだった。
さて、その日は何をしていたかというと、百目鬼ちゃんは予定があったクリスマス企画の配信を断って休んでいた。
収録とかでスケジュール空いてないってツイートしたからだ。
まぁ、確かにそう言うのもあるからな。
これに対して本アカウントでは百目鬼菖蒲は仕事と言ってるのに、前世はデートってどういう事だ。
と炎上、更に配信外にゲームやってる、男とやってるで炎上。
配信じゃ口悪いぞ、仲間の奴聞き覚えあるな、あっこりゃー!で、私も炎上。
お前仕事って言ってたのに、お前も配信外で男とゲームしてんだ、騙したんだと燃えた。
更に厄介なのが、いつもの消火のための謝罪が何もできない事だ。
ここで謝ったら、やっぱり前世のアカウントは百目鬼菖蒲なんだ!
前世のアカウントかなと思ったが、前世アカウントで確定だ!
こんな感じになる訳です。
『ご……ごめんね』
「あー、うん、もういいよ」
やっちゃったもんは仕方ないしね。
いやー、他人の前世アカウントとか予想出来ねぇよ。
運営も私もスルーで対応が確定したしな。
『ごめんって!』
「うるさっ……何なの?だからいいって」
『怒らないで、本当にごめんね』
「いや怒ってないってば!もう、切るよ?いいね、平気だからね」
本当に彼氏がいたのか、デートしてたのか、それは分からないが電話越しにすごい謝られた。
可哀想にな、配信頻度少なくてプロ意識足んないとか、嘘ついたんだとか、旅行の話は彼氏と行ったんだとか、憶測混じりに叩かれてるからな。
配信に向いてないゲームだから配信外でやってた訳だし、やってる女の子も少ないし、前世アカウントは私ですなんか言ってないんだし、私に至っては絡むけどガチ恋すんなって言ってんのにな。
いやぁ、他人から延焼するとか予想外すぎる。
「はい、ということで雑談始めるよ〜」
コメント:なんていうかドンマイ
コメント:死ねよビッチ
コメント:男とLOLしたんだ、気持ちよかったか?
「あー、何の話?LOLくらい男とするよ」
コメント:やっぱりやってたんだ!
コメント:認めちゃうのかよ
コメント:あぁ、まぁ、やってるわな
「よく分かんないけど、ランク回してたらマッチするし、暴言も吐くのがLOLだからね。見たかったらメン限入るといいぞ、過激だからな」
コメント:エッチな配信もあるよ
コメント:毎月壁紙あるぞ
コメント:本人が消したい過去だらけだからアンチも来い
「ごめん、やっぱ来なくていいわ。初配信とかASMRとか恥ずかしいから見なくていい。あと、エッチなのはないから、おい無いって言ってんだろ!」
コメント:馬鹿な奴らだぜ
コメント:モデレーター爆速で消してくな
コメント:炎上しすぎて胡蝶のとこは消えるの早いよ
「そうなんだ!知りたくなかったわ、その豆知識!あと、なんでまだ入るの、やめろよ!メンシ入るなや!」
コメント:マイメンにようこそ!メンバーシップレベル1
学食野郎
¥10,000
俺の愛しい胡蝶。それとマイメンのみんな今までありがとう。俺と胡蝶の出会いは輪っかフィットの切り抜きだったね。それからどんな人かなとか思いながら見に行ったら、いつしか俺も常連。胡蝶も他にもいるのによくコメント読んでくれて嬉しかったな。いつもどんな反応してくれるかなってスパチャ送ったら読んでくれないツンデレな日もあったっけ
学食野郎
¥10,000
フォローリスになってから日は浅いけど、胡蝶はスパチャ読むイメージだったから読んで貰えない日は実は辛かったんだ。でも俺が君を推してたのはいつも真っ直ぐでアイドルやろうとしてたからだったんだよ。胡蝶の事は好きだし、正直いい女ではないけど結婚しても良いと思うくらいには好きだった。学校だって胡蝶の配信があるからってダッシュで帰ったんだぜ(本当はない)
学食野郎
¥10,000
配信がない時は仕事で人気になったんだなとか嬉しかったのに、裏で男と遊んでたのは正直がっかりです。俺は全て受け入れるけど方針を変更するなら一言言って欲しいかったかな?まぁ、他のマイメンを代表して言うけど裏切りと見られても仕方ないから気を付けようね。俺は嘘つかれて悲しいよ
学食野郎
¥10,000
このスパチャは読んでも読まなくても良いです。勝手な俺の自己満だから、あぁやっぱ最後に今までありがとうって言って欲しいな。学生の一万円って高いんだぞ、親からの小遣いを切り崩してんだから胡蝶にも惜しんで欲しいよ。幸せに俺は本当に好きだったんだね、時間を無駄にしたよ。じゃあね
うわぁ、なんか長文のお気持ちスパチャ来た。
「学食野郎さん、赤スパありがとう!今度から概要欄見てね、わーい四万円も貰えて胡蝶嬉しい!えへへ、だーいすきだよ!悲しいけど、いつか戻ってきてね!学食野郎さんは学食野郎さんの信じたい事を信じたらいいと思うの、強く生きてね。胡蝶、親の金じゃなくて自分の金でスパチャ出来るまでずーっと、待ってるからね!」
コメント:クソワロタwww
コメント:ごめん今まで1番可愛いわ
コメント:煽りおる
「……はい、じゃあリスナーお題ちょうだい。雑談しよ、雑談」
相手しきれんわ、まったく。