あわや大惨事となるようなミス、切り忘れを起こしてしまい、またもバズった。
いや、バズって嬉しい反面なんでバズったんだよ。
こっちは慣れた動作でマウスをカチカチして、パソコンの画面を落としたのだ。
パソコンを落としたのではなく、画面を落としたというのが、ミス。
画面は真っ暗で、私はパソコンが切れてると思っている。
実は切れてないし、画面が映ってないというだけというね。
情報漏洩に関して、滅茶苦茶怒られました。
ヤバい秘密とか口にしてなくて良かったよ、本当にな。
『ということで、マックドナルドのバーガーを食べに行く女がいたんですねぇ……夜の10時にマックドナルド、これには専門家のC氏も、深夜に高カロリーは多分クソデブ、等とコメントしており』
『疲れたー、腰がいたい……コーラ忘れた、あっ』
『なんと!裏付けるかのようにケツがデカいんですねぇ!コーラまで飲んで、デブじゃない訳がない!』
デカくねぇよ、朝の6時からまとめんじゃねぇよ!
お陰で放送後からバズってんじゃねぇか、なんでロリになってんだよ、ファンアートもはえーよ。
なんで、ハンバーガー掲げてんだよ、ちっちゃい私カワイイな、オイ!
とは言えだ。
いつ寝てるのか分からないが、即日の朝活という文化はすごい努力を感じる。
っていうか、何なんですかね、真島ココ(会長)との初絡みがこんな雑なニュースってさ。
まぁ、もうやらかす事はないだろう。
フォローライブ釣り王決定戦の当日。
私は叫んでいた。
「うーわー、やらかしたー!」
朝、確認の連絡をしたら発覚したのだが。
釣り王大会の会場はマイクラではなく、あつまれよどうぶつの森というゲームが舞台だった。
舞台が、違うのである。
「マジ……かよ……」
『まぁ、諸事情で別参加の人もいるからね〜』
「えぇ……どういうことなの」
『狂犬が如くって、ヤクザのゲームで会長は参加なんだよねぇ』
そ、そういえば!
そんな切り抜きを見た気がする。
しかも、私も持ってるぞ!
こないだ配信したからな!
狂犬が如くとは、ヤクザとなって色々やるゲームである。
メインストーリーはあるものの、多彩なミニゲームにサブストーリーも充実、リアルな街並みが特徴だ。
ストーリーも、シリーズ的には殆どが当たりの大人気シリーズ。
当然、釣りもできるのだ!
どうやって得点計算するかは知らん!
早速、真島ココに突発コラボ出来ないかお願いした。
まぁ、1人用ゲームなので通話しながらやるわけだけど。
『パイセン!よく炎上する胡蝶パイセンじゃないですかぁー』
「初対面でよくやるなぁ!」
『まぁー、同じDチームとしてやっていきやしょうやぁ!』
「うん、やるんだけどね。やるゲームは違うんだよね」
はえーよ、コミュ力の暴力過ぎないか。
いやいいんだけどね、むしろ助かるんですけどね。
「So getting used to Japan yet?」
『It’s just one surprise after another with the culture here』
「Like what?」
『People don’t say stuff, they just expect you to read their minds』
あー、まぁ、そういうところが日本人あるよね。
『Wait, the hell?! You can speak English!?』
「Yeah, but your face was way funnier when you thought I couldn’t」
なんて、軽く雑談してから打ち合わせして大会に挑む。
何を話したかと言えば、日本に慣れたか?文化違いすぎてヤバたにえん、マ?察して多くてぴえん。てかさ、英語喋れんの?お前のコイツ喋れねぇと思ってるツラが面白かったのさ。
こんな感じの事を話してた。
まぁ、顔なんか見えてないんですけどね、映画みたいな皮肉が向こうじゃ多いからね、大学時代思い出したぜ。
カリフォルニアロール元気かな、あだ名しか覚えてねぇけど、海鮮物しか食わねぇとか日本人に偏見持ってたな……
大人数のコラボ、大会説明の通話が入る。
大狼ミオさんが運営に回って、開会式が行われる。
私も枠を立てて、自枠で通話だけ繋いでいる。
大狼ミオさんは、みんなの枠を見ながら実況である。
ルールは簡単、釣った魚を売った金額で競い合いチームで勝利を狙うというものだ。
なお、私たちは漁港にいた。
私達のキャラは、ほのぼのしてないのである。
『聞こえますでしょうかー!Dチーム自己紹介して下さい、まずは急遽参加の真島ココさん』
「は、ハイ!キュウキョ?の参加させて頂く事となりました!真島ココです、頑張ってこのシマで、シノギで、フォローライブのみんなに負けないで、一員として、頑張って、輝きたいと思います」
『……はい、シマ違いなんですけど、会長には表がありますので釣った魚を売った金額で競ってもらいます。続いては胡蝶舞姫さーん』
マジかよ、うまいこと言いやがってとか感心していたら急にフラレた。
アカン、この後に聞かれるのはキツイものがある。
シマとかよく出てくるな、配信者が美味すぎる。
「こ、こんこちょー!集合場所を間違えた、胡蝶舞姫です。今日はココさんと同じ漁港の別の場所で釣っていきます。因みに好きな魚は鰤です、三枚に下ろしやすいからです」
『はい、なんのアピールか分からないですが幼女には出来ないと思いまーす』
ミオさん!?急に刺すやん、いや確かに私が悪いのだがサラッと言うやん!
コメント欄が加速してるから、クソつまんない私のトークが救われた感じではあるが……うわぁ、コラボすると実力差を感じて辛くなる。
コメント:海に落ちるなよ
コメント:道分からないよねー
コメント:包丁大きくなってからだよ
「おい、お前ら人のことガキ扱いしてんと締めんぞ。舐めんなよ、こっちには会長おるんやからな!カチコムぞ、お前」
コメント:ヒエッ
コメント:鉄砲玉過ぎる
コメント:イキってて草、来れるなら来てみろよ
「はい、煽った奴は開示請求して住所突き止めて玄関で大音量のAV流します。社会的に死んでもらいます」
コメント:おいやめろ
コメント:開示請求ガチ勢だ、マジでやると言ったらやるぞ
コメント:心の底からごめんなさい陳謝するので許して許して
「仕方ないなー御慈悲御慈悲。はーい、じゃあ、釣りをはーじめーるよー!釣りはいいよね、コスパで考えると回転寿司が1番楽だけど」
コメント:一言目から矛盾するな
コメント:釣ることと食べることそこに何の違いも
コメント:食べれない魚もいるんですよ
コメント:なんで釣りなんかしてんだよ、きっかけは?
「シーバス好きだからね、バス釣り行くかって誘われてね。友達だよ友達、ずっと昔過ぎてもう覚えてないけどねー」
本当は未来である前世だし、今頃一緒に働いてたら行ってたかもしれない奴らだ。
会えるけど、あったところで誰だよコイツってなるから、ずっと昔だ。
コメント:じゃなくて、なんで釣りなんかゲームでしてんの?
コメント:拾うな拾うな
コメント:引いてるぞ
「うぇっ!?ホンマやんけ、あー傘ですね……傘かぁ、ゴミだから無価値だ」
しまった、なんかコメントの解釈間違えたみたいだ。
向こうはなんかエスパースズキが釣れて、スズキが釣れたと盛り上がってるらしい。
こっちは……傘だけですね。
「おかしいだろ!傘じゃ撮れ高になんねぇんだよ!」
コメント:たまに魚も釣れてんだろ
コメント:釣っては釣れたーだけだしな
コメント:まぁ、ほら、比べてもさ
「おい!正論やめろ!優しい言葉だけじゃ惨めになるだろ」
コメント:カタコトの日本語のリアクションのほうが……
コメント:コラボ慣れしてないから……
コメント:逆に英語で話せばワンチャン
「You serious!? There's no way you can keep up with this!」
コメント:ファ!?
コメント:な、なんて!?ロシア語はさっぱりなんだ
コメント:マジじゃねぇよ、迷走するな
コメント:お前ほんとに大学行ってたんだな……俺のロリ胡蝶どこ、ここ?
因みに大会は、普通に運で釣りまくったチームが勝ちました。