フレデリカは魔女だった。   作:ニッカリ

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Chapter4

フレデリカ、ウィーズリー夫人、ジニーの三人はダイアゴン横丁に続いていると聞いていた裏口から外に出た。

だが、出たところは四方を塀に囲まれた狭い行き止まり。

店側の壁には大きなゴミ箱が設置されており、その上で換気扇がカラカラと回っている。

ふしぎな店がある訳でも、魔方陣が設置されている訳でもない。

 

トムの言葉に少し心を弾ませていたフレデリカは、焦らされている気分だった。

(ここからワープしたりとかするのかな?…まさかあのゴミ箱が入り口とか…ない…よね?)

ここ数日の経験からすると有り得そうだから恐ろしい。

 

「ほら、二人とも下がってさがって!!」

 

不安げにゴミ箱を足で突っついていたフレデリカをウィーズリー夫人は押し退ける。

 

「ととっ」

 

よろめきながらフレデリカはジニーの隣まで下がった。

四年間地下室にいた彼女の身体能力は非常に低い。

危うく転びそうだったフレデリカをジニーが支える。

 

「大丈夫?」

「だ、だいじょうぶ…」

「うちは私以外男ばっかりだから、ママも妙に荒っぽいの」

 

手提げバッグから杖を取り出している母を見ながらジニーは肩をすくめる。

彼女はフレデリカのそわそわと落ち着かない様子に気が付くと苦笑した。

 

「貴方、ダイアゴン横丁は初めてなんだっけ?」

 

コクリとフレデリカは頷く。

 

「じゃあ見てて。きっと驚くわ」

 

ウィーズリー夫人は取り出した杖で塀を叩いた。

何かを確認するようにブツブツと呟きながら。

すると、レンガ造りの塀が―――ほどけた。

 

バラバラにスライドし、組変わって別の形に。

変化が収まると、そこには大きなアーチがぽっかりと口を開けていた。

さっきまでは全く聞こえなかったのに、アーチの向こう側は人、人、人。

フレデリカが見たこともない様な数の人間が大きな流れとなって蠢いている。

流れは長い道に沿って蛇行を続け、終着点は見えなかった。

 

「ふぁ…」

 

目と口を真ん丸に開いてほけーっとするフレデリカ。

そんな彼女の様子にウィーズリー親子は顔を見合わせて笑う。

 

「さ、手を繋いで!!はぐれたら一大事よ!!」

 

ウィーズリー夫人はジニーの、ジニーはフレデリカの手を握る。

三人は、アーチをくぐった。

 

 

 

 

 

 

 

「いらっしゃい!!当店は新学期に向けての大特価セール中―――」

「お嬢ちゃん、万能髪染めはいかが?その日の気分によって髪色を―――」

 

通りには大小さまざまな店が存在し、道は通行人や売り子でごった返していた。

フレデリカは初めこそいろんなものに反応してきょろきょろとしていたが、現在は足元に集中してウィーズリー親子に必死で追いすがっている。

見たい気持ちは多分にある。出来る事なら一軒一軒入りたいくらいだ。

 

鍋だけを扱っている筈なのにやたらと大きい店。

競技用箒とやらのショーケースにかじりつく男の子。

見たこともない動物が店内からこちらを見つめるペットショップ。

店先に得体のしれない干物や植物を吊るした薬問屋。

 

だが体の小さいフレデリカがはぐれない様に、かつ早足で移動するのは至難の業。

(いろいろ見るのはまた別の日に…あ、ふくろうだ!!)

 

「気を付けて…あっ、そうだ。ねえ――」

 

フクロウ屋に気を取られて転びそうになったフレデリカを引っ張り上げて、ジニーが尋ねた。

 

「フレデリカ、制服はやっぱり仕立てるのよね?…私はこっちなの。待っててもらうことになるけど―――」

 

心底嫌そうに顎で目の前の店を指す。

その店は塗装が剥げ、ウィンドウには埃が積もっていた。

服屋の様だが、店の外でマントたちが日に焼けて変色している。

看板には『古着屋』の文字。

 

「みんな新品の服なのに、わたしは一人だけ一年のときから古着なんて――」

 

怒ったように腕を組み、鼻息を荒くする。

気丈に振る舞っているが、フレデリカにはジニーの目が潤んでいるように見えた。

 

「仕方がないでしょう。あなたの兄―――ロンだってパーシーのお下がりなのよ?」

「だって、ロンは男の子じゃない!!私は女の子よ!!」

「わがまま言わないの!!」

「じゃあ、ママが一年生の時はどうだったのよ!!」

 

そのまま二人の言い合いは口論にまで発展した。

二人は人目も憚らずに言い合う。

 

「新しく買うってだけで相当無理しているの!!それでも我慢できないって言うんならよその家の――」

「できるならこんな家、選ばなかった!!ママの馬鹿ッ、死んじゃえ!!」

「あ、あの…」

「なに!?」

 

フレデリカが恐る恐る声をかけるとジニーはキッと振り返る。

 

「わ、わたしも古着にするつもりです」

「えっ」

 

ジニーはびっくりしたように目を丸くする。

フレデリカの現在着ている服は新品だ。

だからジニーはてっきり制服も新品を買うのだと思っていた。

 

「だってあなた、そんなにいい服を―――」

 

フレデリカは首を振ってジニーの言葉を否定する。

 

「これは、貰い物…なんです。わたしは奨学金で通うから、なるだけ節約を…」

「ぁ…」

 

ジニーも詳しくではないが、フレデリカに身寄りがない事は聞いている。

その彼女の前で自分はなんと言った?

ジニーは自分の血の気がざっと引くのを感じた。

ウィーズリー夫人も気まずそうにしている。

 

「あ、その…ごめ―――」

「だから、ひとりじゃないです」

「え…」

 

ジニーは古着が自分一人と言っていたが、そんなことはないだろう。

現にここにもう一人いる。

 

「古いのでも、いいのあるかもしれないし…その…」

「………ママ、この店にあるならどれでもいいのね?」

「ええ…勿論、買うのは制服よ」

 

ウィーズリー夫人は少し申し訳なさそうに頷いた。

 

「わかってるっ!!ねぇ、フレデリカ、行きましょう!?この店で一番いいのを探すわよ!!」

 

ジニーはもじもじとするフレデリカを力強く引っ張って店へと向かう。

 

「は、はいっ」

 

(妹がいたらこんな感じなのかしら?)

おっかなびっくりで自分に手を引かれるフレデリカをチラリと振り返って、ジニーは自分が自然と笑顔になるのを感じた。

 

本当は彼女だってホグワーツへの入学は不安だった。

魔法使いというのは基本的に人づきあいが少ない。

マグルの様に大勢が通う学校はホグワーツからで、基本は両親が一般教養を学ばせる。

家柄のいい家の子供は家庭教師がいたり、社交界等で同年代と知り合うこともあるがウィーズリー家にはそう言ったことは皆無。

知り合いは家族と父の知り合いが数人だけ。それも男ばかり。

 

さっき少し話したハーマイオニー・グレンジャーも歳は近かったが、できる事なら同い年で不安を共有できる友達が欲しかった。

 

(この子、ちょっとトロくさいけど…)

フレデリカが自分と母の喧嘩を止めようとして声をかけたのは明白。

更には自己嫌悪に陥りそうになった自分を気遣ってくれた。

 

「ふふっ」

 

ジニーはフレデリカの事が好きになれそうだと、そう思った。

 

 

 

 

 

 

「ぬぐぐ…」

 

フレデリカは古着の制服が詰まった紙袋を抱えて唸る。

古着屋の店内は少し変なにおいがしたが、以外にも置いてある制服はまともなのが多かった。

ジニーも散々悩んだ末に一着を選んで購入。

その後はフレデリカの服選びを手伝ってくれた。

(こういうのがおともだち…?)

そう思えばなんというか、つむじのあたりがムズムズするようなくすぐったさを感じた。

(でも…はぁ…)

 

フレデリカは何度目になるか分からないため息をつく。

実はフレデリカの場合はあまり選択の余地が無かった。

サイズが無いのだ。一番小さいものでも少しダボつくほどに。

(魔法で何とかならないかなー…)

身長を伸ばす薬とか…。

 

「そろそろハリーたちと待ち合わせの時間ね…ジニー、次は教科書よ!!」

「はいはい。フローリッシュの本屋さんでしょ?」

「本屋さん…っ!!」

 

フレデリカはこれまでで一番と言っていいほどに目を輝かせた。

(どんな本があるんだろう?)

漏れ鍋にあったのは薄い料理の本と難しい呪文の本、後は今売れているらしい冒険活劇が二冊。

(ギルデロイ・ロックハート…かぁ)

 

実はその二冊、『バンパイアとのばっちり船旅』と『狼男との大いなる山歩き』は今年度の教科書だったりする。

トムが言うには客の忘れ物で、持って行ってもかまわないそう。

内容は冒険活劇で、初めて読む『物語』ということもあってフレデリカはこの本が大好きだった。

言い回しや単語、慣用句にはよくわからない魔法族独特のものが多くあったが、それでも彼女は夢中になってこの本を読み込んだ。

 

バンパイアが船酔いして戦えなくなったときはくすくすと笑った。

狼男が自分が人から受け入れられない事に苦悩する様には、自分も投影してしまい思わず泣いてしまった。

 

本を読んでいる間はフレデリカは主人公だ。

辛かった過去もなく、未来に対する不安も、自己に対する嫌悪感もない。

ただ主人公と一緒に笑い、泣いて、勇敢に戦うのだ。

勿論最後はハッピーエンド。

 

(教科書もちょっとみてみたいし…入学まで読めないんだよね…)

 

無論、呪文書の様な勉強の本も医学書もいい。

分からないことが分かるようになるのは気持ちがいいし、頭が良くなって自分の価値が上がればもしかしたら…もしかしたら誰かが必要としてくれるかもしれない。

 

フレデリカは本が大好きだ。

 

「フリッカは本が好きなんだ」

「えっ!?」

 

にやにやと自分の世界にトリップしていた彼女はジニーの声に現実へと引き戻される。

いやまて、ジニーは自分の事を何と呼んだ?

 

「フリッカ…?」

「そうよ、フレデリカだからフリッカ。呼びやすいでしょ?」

 

フレデリカは固まってしまった。

心臓がうるさいくらいに自己主張し、耳の中で血液の流れる音がごーごーと響く。

顔は真っ赤に紅潮して目が潤んだ。

 

「ちょ、ちょっと…どうしたの?もしかして嫌だった?」

 

フレデリカの様子を見て何か傷つけてしまったのかとあたふたとするジニー。

 

「違います…フリッカでいいです。フリッカって呼んで下さい」

「ほんとに大丈夫?」

「はい…はいぃぃ」

 

フレデリカが感動しているのがなんとなくわかってしまい、ジニーも顔を赤くする。

実は彼女も『いきなり愛称って引かれるかなー?』とか思っていた。

結構勇気を振り絞ったのだ。

照れ隠しにそっぽを向いてジニーは言う。

 

「私の事も出来れば愛称のジニーって呼んで?あんまり自分の名前が好きじゃないの」

「名前…?」

 

袖口で目元を擦っていたフレデリカが疑問の声を上げる。

まだ少し目もとが赤い。

ジニーはゥッと言葉に詰まり、少しためらった後ぼそりと呟いた。

 

「ジネブラ。ジネブラ・ウィーズリー…可愛くないでしょ?」

「そんなことは…」

「とにかくっ…私の事はジニーって呼んで」

「じゃあ…その、ジニー」

「何?」

「おばさんはどこでしょう?」

「あ……」

 

二人はものの見事にはぐれていた。

 

 

 

 

 

 

 

「もう!!どこに行ってたの!!心配したんですからねっ!!」

 

幸いにもジニーが本屋―――フローリシュ・アンド・ブロッツの位置を覚えていたので、比較的すぐにウィーズリー夫人と合流できた。二人とも叱られてしまったが。

 

「二人とも、買わなきゃならない教科書を取ってきて!!私は順番待ちで動けませんから」

「順番?」

 

確かに店内は黒山と言って差し支えない数の人でごった返している。

ほとんどが中年の女性だ。

顔を見合わせた二人にウィーズリー夫人は興奮した様子で店の前の横断幕を指差した。

 

“サイン会

ギルデロイ・ロックハート

自伝『私はマジックだ』

本日十二時半より”

 

「ロックハート…っ!!」

 

フレデリカとジニーは驚いて息をのんだ。

時刻を見ればサイン会の時刻まであと少し。

つまり、あと数分でロックハート本人がここに現れるということ。

 

「すごいっ」

 

ジニーが興奮したように叫ぶ。

(ジニーも読んだことあるのかな?)

 

「ジニーもロックハートさんの本を?」

「読んだことないわ!!」

 

即答。

あまりにもきっぱり言い切ったのでフレデリカは混乱した。

 

「じゃあ…なんで」

「決まってるじゃない!!有名人だからよ!!」

「…」

 

ジニーにはミーハーな所があるかもしれない。

 

「フリッカは読んだことあるの?」

「はい。二冊だけですけど…」

 

フレデリカは答える。

そして困ったような顔で辺りを見回した。

(人がいっぱい…本を見たかったのに…)

最初こそ驚いたが、フレデリカはそこまでロックハートが見たいわけでは無かった。

彼の描いた本は大好きだ。けれど、作者本人に会いたいかというと…

(うーん…)

サインも正直言ってどうでもいい。

彼女が好きなのはあくまで『ロックハートの書く物語』なのだ。

尊敬しているし、話してみたいとも思う。

だが、この人数ではサインをしてもらってはいおしまい、が関の山だろう。

彼女がロックハート本人についてあまり聞いたことが無かったこともある。

 

 

 

 

 

「あの…」

 

フレデリカは店のテラス、その隅の方で不機嫌そうにしている老人に話しかけた。

老人は本の山を少しずつ崩し、何やらリストに記入している。

(このお店のひとだよね?)

 

「なんだね?」

 

老人は手を止め、眼鏡越しにジロリとフレデリカを見下ろした。

そのそっけない態度に心が挫けそうになったが、本のためだと自分を鼓舞して会話をする。

 

「えっと…その、ですね。本を探してて…」

「ほう?」

 

興味が湧いたと言わんばかりに眉を吊り上げて手を止める。

 

「お嬢ちゃん、ロックハートのファンじゃないのかね?」

「確かに彼の本は好きですけど、彼自身に興味は…。そ、それにわたしは本を買いに来たんです」

「くっくっくっく…」

 

フレデリカの答えに老人は面白そうに喉の奥を鳴らした。

 

「まさかこんな小さな子が本日最初の『お客』とは…」

「え?」

「今日来たのはほとんどがロックハート目当てでな。教科書を買いに来たのもいたが、ロックハートが来ると分かると皆時間を確認して出ていきおった」

 

けしからんとばかりにため息をつく。

 

「本、書物というのは作者ありきではなく単体で評価されるべき…わしはそう思うがね?」

 

つまらなそうに、押し合いへし合いする行列を見下ろす。

一緒に眺めながらフレデリカは呟く。

 

「なんとなくですけど…わかる気がします」

「駄作まみれと呼ばれた者が生み出した傑作…世間では見向きもされない本を儂は多く知っておる。…無論、その逆もしかり」

 

フレデリカには老人の言っていることが理解できる気がした。

同時に、どんな物でも価値を示せば評価するという老人の考え方がいいなと思える。

 

「……」

「おっと、つまらん話を聞かせたな。本を探しているんだったか?」

「はい…あの、アルバス・ダンブルドアについて書かれた本を…」

「ダンブルドア?もしかして君はホグワーツの?」

「今年からです。…通う学校の校長先生はどんなひとかなー…なんて、思って…」

「ふむふむ…面白い」

 

老人は立ち上がり、棚番号を確認しながらテラスを移動する。

どうやらどこに何があるかは記憶しているらしい。

 

「嬢ちゃんはマグル出身か?」

「あ、はい…」

「であればこれがいいだろう。ダンブルドアは勿論、著名な魔法使いは大抵載っておる。魔法使いの一般常識はこっち」

 

そう言って差し出されたのは二冊の文庫サイズの本だった。

タイトルは『歴史に名を残したえらーい魔法使いたち』と『初心者でも安心!初めての魔法界』

受け取ったフレデリカは裏返して値段を確認する。

大事なことである。

 

「あの、これ値札が…」

「この棚にあるのは儂の個人的な物だ。読み終われば返してくれればいい」

「そんな…」

「その紙袋、古着屋のものだろう?」

「あ…」

「本は誰が何度読んでも減らないが、金は減る…。昔は図書館をやりたかったんだがねぇ…」

 

老人はそう言って仕事に戻っていった。

 

 

 

 

 

「あっ、フリッカ!!どこ行ってたの?」

「ちょっと、本を見ていました」

 

テラスの階段を下ると、ジニーが大声でフレデリカを呼んだ。

ジニーの周りには先ほど会ったウィーズリー氏とグレンジャー夫妻、そして二人の背が高い赤毛の少年がいる。

(あれ…この人たちそっくり…)

 

「ん?君は―――ああ、ジニーが言ってたのは君か」

 

二人の内片方がフレデリカを見て声を上げた。

 

「俺はフレッド」

「俺はジョージ」

「「ジニーの兄貴だ。よろしく」」

 

同じような声、同じ仕草で同時に自己紹介をする。

差し出された二本の手を交互に見つめて困惑するフレデリカ。

 

「もうっ、二人ともまた人をからかって!!…フリッカ、双子の兄のフレッドとジョージよ」

「えと…どっちが…フレッド…さん?」

「どっちでもいいわよ。付き合う分には何の支障もきたさないから」

「「ひっでぇ~~」」

 

そう言いつつもケラケラと笑う双子。

―――と。

 

「本物の彼に会えるわっ!!」

 

店の入口の方から興奮したような甲高い声が聞こえた。

 

「おや、どうやら娘が来たようだ」

 

グレンジャー氏がそう言った。

入口の方から『すみません、すみません』という声が聞こえる。

どうやらこちらに近づいてくるようだ。

 

「まあ、良かった。来たのね」

 

ウィーズリー夫人がそう言うと同時に、三人の少年少女が人ごみをかき分けて現れた。

 

栗色のたっぷりとした髪に茶色の瞳をした少女。

ウィーズリー家の人々と同じ髪色をしたひょろりと背の高い少年。

そして―――

 

「――――――――あ…」

 

 

 

フレデリカはこの日を生涯忘れない。

 

くしゃくしゃとした黒髪に自分と同じグリーンの瞳。

そして額にある稲妻型の傷跡。

なぜか煤けた格好の少年は眼鏡越しにフレデリカを――――見た。

 

(なに…これ…?)

その瞬間、フレデリカはとてつもないまでの衝撃を受けた。

知らないはずの少年。

 

感じたのは愛しさと―――懐かしさ。

分かたれた自分の半身に会ったような感動。

 

「あ…ぁぁ…」

 

(しらない…わたしはこの人を知らない…)

自分の知らないところから湧き上がる感情の奔流にフレデリカは心底恐怖した。

 

 

 

まるで自分が自分ではないような…そんな恐怖を。

 

 








ジニーの本名ってジネブラって言うんですよ?(知ったか)
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