PHANTASY STAR ONLINE 2 ~鋼鐵の守護輝士~   作:ヒビキ7991

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Act.002:ようこそアークス江

オプティマス

「私か?私の名前は...オプティマスプライムだ。」

 

少女

「オプティマス...プ...プラ...」

 

オプティマス

「ハハッ、言い難いのならオプティマスで構わんよ。」

 

 

グギギギギ...

 

 

オプティマスが少女と話していると、先ほど着地の際に吹き飛ばした虫系の小型ダーカー≪ダガン≫が体制を立て直し、オプティマスに背後から襲い掛かってきた。

 

 

オプティマス

「フンッ!」

 

 

ドーン!

 

 

オプティマスは振り向いたと同時に拳を突き出しダガンを殴り飛ばす。殴り飛ばされたダガンはそのまま地面に落ち、黒い塵となって消えた。

 

 

キイイィィン

 

 

だが倒して直ぐ、オプティマスと少女を取り囲む様に多数の別のダガンが現れた。

 

 

オプティマス

「囲まれたか...」

 

少女

「オプティマスさん、どうしよう!?」

 

オプティマス

「今は逃げよう。此処に居るのは危険だ。」

 

少女

「でも、逃げるってどうやって?」

 

オプティマス

「こうやってだ!それっ!」

 

 

オプティマスは腕を大きく振り、真上に向かってジャンプする。

 

 

ギコギカギコ...

 

 

すると、オプティマスの身体が奇妙な機械音をたてて変形し始める。そしてあっという間にオプティマスは大型トラックへと姿を変え、再び少女の前に着地した。

 

 

少女

「へ、変身した!?」

 

オプティマス

「変身じゃなくて変形だ。それより、早く乗って!」

 

 

オプティマスは少女を上に乗せ、その場から走り出した。ダガン達も一斉に動き出し、二人を追いかける。

 

 

オプティマス

「しっかり掴まってくれ!奴らを振り切る!」

 

 

オプティマスは少女を乗せたまま建物の間を駆け抜け、何とかダガン達を振り切る事に成功した。だが...

 

 

キイイィィン

 

 

逃げた先に別のダガン軍団が出現し、二人の行く手を塞いだ。

 

 

ギコギカギコ...

 

 

オプティマスは急停止して少女を下ろし、ヒト型へと変形する。

 

 

オプティマス

「奴らを倒す。私の傍を離れるなよ?」

 

少女

「うん!」

 

 

少女はオプティマスの右足にギュッとしがみ付く。オプティマスはマスクを装着し臨戦態勢に入り、ダガン達は狙いをオプティマスと少女に定め襲い掛かる。

 

 

オプティマス

「丁度良い、試してみよう。プライムバレット!」

 

 

ギコギカギコ...

 

 

そう言うとオプティマスの両腕が変形し、専用のフォトンビーム砲≪プライムバレット≫へ姿を変えた。

 

 

バーン!

 

 

オプティマスはプライムバレットをダガン軍団に向け、銃口からビームを発射しダガンを攻撃。命中したダガン達は吹っ飛ばされ、黒い塵となって消滅。すると...

 

 

少女

「オプティマスさん!後ろ!」

 

 

少女が後方から別のダガンが接近してきている事に気付き叫んだ。

 

 

オプティマス

「プライムブレード!」

 

 

オプティマスは右腕を再び変形させ、今度は専用のフォトンブレード武器≪プライムブレード≫を出現させる。そして振り向くと同時に後方から襲い掛かってきたダガンを串刺しにし、そのまま放り投げた。オプティマスはプライムバレットとプライムブレードを巧みに使い、襲い掛かって来るダガンを次々と蹴散らして行く。

 

 

キイイィィン

 

 

すると突然、ダガン達が攻撃を止めその場から姿を消した。さらにその後、市街地にダーカー撤退を知らせるアナウンスが響いた。

 

 

オプティマス

「...ふぅ、もう大丈夫だ。」

 

 

オプティマスは両腕とマスクを元に戻し、少女を抱き抱える。

 

 

オプティマス

「...そう言えば君、両親を探してたみたいだったが大丈夫なのか?」

 

少女

「大丈夫、パパとママならきっとアークスさん達と一緒。パパとママもアークスだから。」

 

オプティマス

「そうか。となると、片っ端からアークスを探して声を掛けるしか無いな...」

 

 

オプティマスがそう言った直後...

 

 

「動くな!」

 

 

何処かから叫び声がしたと思ったら、今度は武器を持った者達が大勢現れオプティマスを包囲した。連中は各々武器を構えオプティマスに向ける。オプティマスは直ぐに、包囲してきた連中の制服に刻まれたマークに気が付いた。

 

 

オプティマス

「そのマーク、まさかアークスか?」

 

アークス

「貴様は何者だ?見たところキャストの様だが、アークスでは無いな。身分を明かせ。」

 

 

アークスの一人がオプティマスに向けて叫ぶ。すると...

 

 

???

「待て、少し落ち着かないか。」

 

 

連中の後ろから、今度は白いボディをしたキャストのアークスが現れた。

 

 

白いキャスト

「子供が一緒に居るんだ。全員武器を下ろせ。」

 

 

白いキャストの指示で、アークス達は武器を下ろした。

 

 

白いキャスト

「すまん、突然のダーカー襲撃のせいで全員気が立っていてな...その子をダーカーから守ってくれたのであろう?礼を言うぞ。」

 

オプティマス

「あ、あぁ...えっと、貴方は...」

 

白いキャスト

「私は≪六芒均衡≫の一、名を≪レギアス≫と言う。君は...見たところアークスでは無いようだが、良ければ話を聞かせてはくれんか?」

 

 

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~会議室~

 

 

その後安全を確認し、アークス達は市街地から撤収。オプティマスは少女をアークス達に預け、レギアスと共にシップ内某所の会議室にやって来た。

 

 

レギアス

「さて...本名はオライオン。第三居住区画在住のヒューマンと記録にはあるが...」

 

オプティマス

「その情報で合ってます。私がこの身体になったのはついさっき。丁度ダーカー襲撃の知らせが来た時です。」

 

 

オプティマスは自分、オライオンがこのボディを発見しキャストになるまでの経緯を話した。

 

 

レギアス

「なるほど、つまりその身体は君の両親の形見と言う事か。しかしチェンジャータイプにマトリクス、中々興味深くはあるな...」

 

 

レギアスはオプティマスが渡した両親の研究データを見て興味津々の様だ。

 

 

レギアス

「このデータは後でゆっくり閲覧させてもらうとしよう。それと、一つ君に提案があるのだが...」

 

 

レギアスは一旦端末を仕舞うと、腕を組みオプティマスに真剣な眼差しを向ける。

 

 

レギアス

「オライオン、君さえ良ければアークスの一員となって共に戦ってはくれないだろうか?」

 

 

レギアスの提案に、オプティマスは驚いた。

 

 

オプティマス

「私が、アークスに!?」

 

レギアス

「先の戦いで、君は見事にダーカーを駆逐し市民を救って見せた。私が思うに、君の戦闘力は他のアークスと比較しても非常に高い。キャストとは言え、元は適性を持たぬ一般市民だったと言うのが信じられんくらいだ。君の様な力ある者を、私達は常に求めている。どうかその力我々のために、アークスのために奮ってほしい。」

 

 

レギアスはオプティマスに頭を下げ頼み込む。オプティマスは思った、これは夢を叶える又と無いチャンスだと。

 

 

オプティマス

「...アークスになるのは私の夢でした。でもそれは、決して叶わぬ夢だと諦めていました...正直、願ってもないですよ。」

 

レギアス

「...その言葉、応と捉えたり。」

 

 

レギアスはオプティマスに手を差し出し、オプティマスはレギアスの手を握り握手を交わした。

 

 

レギアス

「ようこそアークスへ。歓迎するぞオライオン、いや...オプティマスプライムよ。」

 

オプティマス

「感謝する...六芒均衡の一、レギアス。」

 

レギアス

「...とは言え、いきなり君を正式にアークスとして認める訳にはいかん。君には先ず他のアークス候補生達と共に教導を受けて、終了任務に合格して貰う必要がある。一人前のアークスになるために、是非とも頑張ってくれたまえ!」

 

オプティマス

「はい!」

 

 

こうして、オプティマスはアークスの一員となった。後日、オプティマスはオライオンだった頃の我が家を離れ、アークス専用のマンションへと引っ越した。その後は正式にアークスになるための勉強と訓練の日々が続いた。そして月日は流れ...

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

~アークスシップロビー ゲートエリア~

 

 

光歴238年2月20日。この日オプティマスは正式にアークスとなるための終了任務を受けるため、ゲートエリアにやって来ていた。今回の修了任務は過去に発見された惑星の内の一つ、惑星《ナベリウス》で行われる事になっていた。

 

 

オプティマス

「いよいよだな...」

 

 

オペレーター

『これより、アークス修了任務参加者のキャンプシップ搭乗を開始します。任務に参加される方は速やかに搭乗願います。』

 

 

ゲートエリアにアナウンスが響き渡り、その場に居た参加者達が動き始めた。

 

 

オプティマス

「...よし、行くか!」

 

 

オプティマスは搭乗手続きを済ませ、他の参加者達と共にキャンプシップに乗り込んだ。

 

 

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~キャンプシップ~

 

 

キャンプシップに乗り込み惑星ナベリウスに向かう途中。オプティマスは端末で修了任務の内容を確認していた。

 

 

オプティマス

「任務内容は敵性生物の撃退。参加者同士のペアを組んでの出撃か。うむ………」

 

 

すると・・・

 

 

???

「よっ!相棒!」

 

 

オプティマスは一人の知らない少年に声を掛けられた。金髪に青い瞳と長い耳、恐らくニューマンだろうと悟った。

 

 

オプティマス

「相棒?...ひょっとして、私の事か?」

 

???

「そっ!偶々とは言え同じペアになったんだし、相棒で良いだろ?あ、俺は《アフィン》って言うんだ。」

 

 

オプティマスは端末で登録情報を確認すると、自分とアフィンがペアで登録されていた。

 

 

オプティマス

「なるほど...私はオプティマスプライムだ。呼びにくければオプティマスと呼んでくれ。」

 

アフィン

「わかった。よろしくな、オプティマス!」

 

オプティマス

「ああ、よろしく。」

 

 

オプティマスはアフィンと握手をした。

 

 

アフィン

「これから行くナベリウスって、どんな星なんだろーな?」

 

オプティマス

「情報によると、随分昔に発見された惑星だそうだ。ダーカーも居ない比較的穏やかな星らしい。」

 

アフィン

「そっか、なら安心だな!」

 

オプティマス

「気を抜かない方が良いぞ?凶暴なのはダーカーだけとは限らない。原生生物にも注意が必要だ。」

 

 

ガタン!

 

 

話の途中、キャンプシップが停止した。どうやら目的の惑星に着いた様だ。

 

 

オペレーター

『惑星ナベリウスに到着。転送座標の設定完了。各員、順次出撃して下さい。』

 

 

準備が整い、参加者達は順番に転送装置《テレプール》へと飛び込む。そして遂にオプティマスとアフィンの順番が回ってきた。

 

 

オプティマス

「行こう、アフィン!」

 

アフィン

「おう!」

 

 

オプティマスとアフィンは同時にジャンプし、テレプールへと飛び込んだ。

 

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