「ほう、あなたも事件前日に南紀白浜へ来ていたんですか。」
と、松本と梶山は言った。
「ええ、私はその時にアドベンチャーランドへ行っていましたから。」
「という事は、その女性と一緒でしたか。」
「ああ、思い出しましたよ、その女性なら関西国際空港で会いましたよ。」
「そうですか、あなたは白浜温泉へは行きましたか?。」
と、松本は言った。
「いいえ、私はその時は市内のホテルで1泊していました。」
「ほう、なるほど。」
「丁度、私は新幹線に乗って新大阪で関西の会合があって、そこから特急「オーシャンアロー」に乗って白浜へ行きました。」
「ほう、なるほどね。」
「それで、新大阪へは出張ですか?。」
「ええ、明日の10時頃に会合が開かれるので東京駅を6時56分発の新幹線「のぞみ3号」に乗り新大阪に到着したのは9時26分でした、次の日に白浜へ向かうために9時02分発の特急「オーシャンアロー3号」に乗って白浜へ向かい、そこからアドベンチャーワールドへ向かいました。」
「ほう、なるほどね。」
「それで、その女性にあったのはこの女性ですか?。」
と、鶴岡は日高に写真を見せた。
「ええ、この女性ですよ。あの後は一緒にドイツへ行っていたんですから。」
「ほう、一緒にドイツへ行っていたんですか。」
「ええ。」
そして、南と高山が白浜から戻ってきた。
「そうか、彼女はドイツへ行っていたのか。」
「ええ。」
「後で、分かったんですがアドベンチャーワールドで女と会っていたことが分かったんです。」
「もしかして、この男かな?。」
「あっ、これよく似ているな。」
と、高山は言った。
「ん、どうした。」
「ああ、この男は確か。」
「鶴岡、知っているのか。」
「ええ、確かイルカショーへ行った時にその男は石崎と一緒だったな。」
「それは、本当か。」
「うーむ、今回の殺人とサラ金強盗は同一人物かな?。」
と、高山は言った。
「でも、日高にはアリバイがあるし。」
「新幹線に乗って新大阪へ行ったんですからね。」
「何か、引っかかるんだよな。」
「えっ、鶴岡はどう思うんだ。」
「今回の事件は、犯人は白浜から新大阪へ向かって飛行機に乗ってドイツへ行ったんじゃないかな?。」
「えっ。」
「ほう、なるほどそれに乗って新大阪へ向かいそこから関西国際空港へ向かったんじゃないかな?。」
と、高山は言った。
「ああ、それも考えられるな。」
そこへ、桜井がやって来た。
「班長、ただいま戻りました。」
「おう、何かわかったか。」
「実は、日高らしき男が新大阪のビジネスホテルに泊まっていたことが分かったんです。」
「えっ、それは本当か。」
「やはり、この事件の犯人は日高が犯人かな?。」
「可能性があるな。」
そして、次回はいよいよ最終章。
犯人はどんなトリックを使ったのか?