ブルアカショートショート集   作:ユリシロコ

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マリーとカツカリーパン 飯テロ 伊落マリー

 

 こんにちは、ごきげんよう。シスターの伊落マリーです。

 今日も今日とて主に祈りを捧げ、迷える人々の悩みを聞いています。

 そんな風に午前のお勤めをしていたら…くぅぅぅ…とお腹が鳴きました。恥ずかしさのあまり頬が紅くなります。

 

 

 実は私、ちょっと食いしん坊でして…朝食は確りと頂いているのですが、時計の針が頂点を指す頃にはお腹が聖歌隊の如く歌い出すのです。お腹が空いたと。

 先輩の皆様はそんな私を見て温かい目でお昼を食べてらっしゃいと言って下さいます。

 

 

 申し訳なさを感じながら、最近トリニティの中に出来た米田珈琲と言うお店にお邪魔します。

 此方のお店、ボリュームがあって大変都合が…けふんけふん。お腹を宥めるのに丁度良いお店でして。

「ご注文はお決まりですか?」

 

 

 チラリとメニューを見て、私は即決します。

「カツカリーパンを。マスタードマヨネーズ入りで。それとたっぷりサイズのアイスコーヒーを」

「畏まりました」

 暫くして、やってきました。アイスコーヒーとカツカリーパン。ちょっとした枕くらいはありそうな分厚いフカフカのパンに

 

 

 たっぷりのカレーソースと千切りキャベツ。そして主役のカツレツ。私はアイスコーヒーを一口頂いて、気持ちを整えると手を合わせました。

「頂きます」

 主よ、食欲に振り回される私をどうかお許し下さいませ。

 

 

 パク。もぐ、もぐ…うん! 美味しいです!

 ピリ辛のカレーソースは辛いだけでは無く、旨みも確りと溶け込んでいて

 カレーソースに絡まった千切りキャベツは実に甘く、主役のカツレツのザクザクとした衣の食感、そしてジューシーなお肉の味わい!

 

 

 そして其れ等を優しく包み込むフカフカの分厚いパン! 一口囓る毎に食欲が促進され、二口、三口と食べ進めてしまいます。

 トロリとパンの隙間から垂れてきたカレーソースをはしたないと思いながらもペロリと小さく舌先を出して舐め取ります。

 

 

 嗚呼、ごめんなさいごめんなさい。カレーソースが美味しくてお手拭きで拭き取るのが勿体なく感じてしまうのです。

 やがてゆっくりとカツカリーパンを食べ終えた私はアイスコーヒーを頂いてお腹を撫でるのでした。

 

 

 …はぁ。美味しかった。

「ありがとうございましたー」

 私はお店を後にして、シスターフッドの教会へと歩き始めます。

 そして無意識に考えてしまうのです。

 

 …晩ご飯は、何にしましょうか…?

 

 

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