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へぇーブルアカでヘイロー持ちの大人って出せたんだ+唐突に思いついたネタ
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衝動書きでストックがない+他の連載掛け持ち+駄文+原作との展開の違い
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うるさいなぁぶっ飛ばすよ?
文句言う奴は地獄の果てまで追いかけて首をへし折ります
アリウスオチブレバニタス(酒カス)
他人から奪った酒を一気に飲み干し、空き缶を部屋の隅に投げる。もはや捨てるのすら億劫になり部屋の端に追いやられ、ハエのたかった缶の数はもはや数えることができない。
Vanitas Vanitatum et Omnia Vanitas
全てを焼き尽くさんとする怒りも、
もはやどうすることもできない悲しみも、
私を救ってくれたささやかな日常の喜びも、
感情なんてものは所詮どこまでいっても虚しいものでしかなかった。
あの気高くとも優しく幼気な瞳を、最期私の前で見せてくださったあの取り繕って必死に笑っていた貴女の顔を忘れたくて。
私の空虚な人生の中に、新しい意味が欲しくて。
でも、やっぱりあの日々を過去にしたくなくて。
今日も私は未練がましくもう何年も抜いていない白鞘に入った刀を抱えて眠る。
知ってるさ。こんな事は誰も望んでいない。
でも怒りも、後悔も、ささやかな願いすらも。
全部全部無駄だったから。
だから私は…いや、『俺』は。
この虚しさを埋める為、何でもいいから手に入れようと誇りを捨てた。それだけだ。
たったそれだけ。ここじゃよくあるバカの話だ。
■□□
「ぐっ……あ゛あ゛!?」
「「サオリ姉さん!!」」
首を捕まれ腹を殴られる。
此方は三人で更に貧相とは言え銃があり、そして相手は丸腰。そのはずなのにも関わらず私達はこの女の力の前にねじ伏せられていた。
「この程度でよく俺の家を襲おうと思ったな。その根性だけは評価してやる。」
「だがなクソガキ。強盗をするんならまずは家主の留守を確認しなきゃなぁ……?」
「いっつも酒飲んで寝てるだけだと思ったか。まあ実際そうだが酒は睡眠の質を下げるんだ。その状態なら俺ほど強ければ寝てても接近に気付ける。」
「化け物め……!!」
目の前の女を全力で睨みつける。ただの負け犬の遠吠えだ。私のミスだった。もう何日もマトモに食べられて無くて判断が鈍ってしまった。
人買いに売り飛ばされるのだろうか。それとも、一生この女の奴隷として使われるのだろうか。
どちらにせよ、何とか私が時間を稼いで二人を逃さなければならない。
「―――ッハア!!」
一部感覚の消えた体に発破をかけ、その首に噛みつかんと飛びかかった。
だがそんな行動も虚しく、女は私の顎を膝で蹴り上げ、浮き上がった体にそのまま拳を叩き込んだ。
私は吹き飛ばされ、痛みで無様に蹲ることしか出来なくなった。
「ッたく……こちとら二日酔いなんだ。あんま激しい運動はさせないでくれ。どうせお前等全員売り飛ばされるんだからさっさと諦めればいいものを……。」
「あームカつく。取り敢えずお前だけは人買いじゃなくて俺が直々に殺してやる。強盗しようとしたんだ。それくらいの覚悟はできていたよな?」
死が軽快な足音をたてて此方に近付いてくるのを感じる。
またも首を掴まれた私は僅かな力を振り絞ってジタバタと暴れ回った。
それがかえって女の嗜虐心を誘ったのか、此方を見てニヤリと笑う。
しかし、私の顔をよく見た女は少し考え、周りにいるミサキやヒヨリの顔も確認すると
「気が変わった。お前等いい面してるな。丁度いい、酒ばかりで飽きてきたんだ」
「ヤらせろ。」
「―――………は?」
「『は?』とは何だ『は?』とは。知らないのか?具体的に言うと【死刑!!】だ。【アウトー!!】させろ。お前等みたいなクソガキでも今の娯楽の少ないこの自治区じゃ知ってるだろ?」
「ミサキ。この女は一体何の話をしているんだ?」
「そりゃあナニの話だ。」
「だからその何とは一体…?」
「姉さん、駄目かもしれないけど今からでも全力で逃げよう。いくら何でも私はこんな死に方したくない。」
「雑誌に載っていました!こういう人の事を『ロリコン』って言うんですよね。うわぁぁぁぁん!!もう終わりです!お終いです!!このままこの人に好き放題やられるんです!!」
「おい水色のガキ、滅多なことを言うな。俺は面が多少好みならロリだろうとショタだろうとジジババだろうと関係なく喰う。」
「より酷いこと言ってます!?」
「何を言う。年齢で差別しないだけだ。」
「御託は終わりだ。さっさと―――」
伸ばしてきた手を叩く、できる限り無愛想に、奴の嗜虐心を私だけに向けさせる為に。
「お前……。」
「なんだか分からんが碌な事ではない事だけは分かった。お前なんぞがこれ以上私の家族に触るな。」
「立場が分かってないようだな、お前達に拒否権はない、あるのは別の罰を願うことだけだ。俺の家に盗みに入った時点でお前等は詰んだんだよ。」
「それはどうか、なあ!!」
ただの飛びつき、この戦闘で何度も使い、いとも容易くいなされ続けた技。しかし、この女は私のこと『学習能力のない頭の悪いガキ』だと舐めている。
今回もただ拘束し、時間を稼ぐ為だと考えているのだろう。そして確かにそれは間違っていない。
「甘ぇんだよバカがァ!!」
「ッ!?」
一応は先程とルートや体勢を変えたはずにも関わらず、先程と全く同じ角度から、顎を蹴り上げられる。あまりの痛さにどうにかなりそうだ。そして、目の前のコイツが改めて化け物だと言うことを実感する。
だが、
「ッ!?お前、それは!!」
隠しておいた催涙弾。コイツの五感が優れているのであればその要を潰してしまえばいい。
飛びかける意識を根性で抑え、潰れた視界で必死に何も見えないまま奴にしがみつく。
一秒でも長くコイツを此処留めろ、皆が逃げる時間を稼げ錠前サオリ!!
「チッ!!洒落臭ぇ!!」
「がっ……!!」
先程と同じ位置を今度は殴られ、私の意識は遂に落ちた。
■■□
遊びが過ぎ、せっかく三人も人買いに送れそうだったのがたった一人になってしまった。正直金なら(奪った物が)沢山あるが金なんて多いに越したことはない。
こんな場所でも一応は貨幣経済が成り立っている為だ。
「まあいい、取り敢えずコイツだけでも回収して……」
少し味見してから人買いに売りつけよう。女がそう言おうとしたとき、二つの発砲音が響く。
「なっ!?」
女はスナイパーライフルの弾丸を弾き、ロケットランチャーは爆発が直撃しないように流すことで対処を試みた
それでも爆発には巻き込まれ、勢い良く壁に叩きつけられたものの受け身を取り、素早く反撃に出る。
「なんでここまでやって倒せないの……!?」
「うわぁーん!!!」
飛んできた方向から大まかな位置を予測し、最も気配の濃い2カ所を殴る。殴り抜いた感触がして、目の痛みが収まる頃には騒がしかった家には静寂が戻っていた。
最後の青い子供の突撃は女を倒す為でなく、女を止め、家族が逃げる時間を稼ぐためのものだった。
だが結果的に彼女達は逃げず、むしろ奴らは姉が作った隙を使って女を倒して姉を救おうとし、そしてこうやって無事全滅した。
愚行、否、家族愛と呼ぶべきもの。
我が身可愛さでさっさと逃げてしまえばよかったのに。
命さえあれば未来がある。死んでしまえば何もかも終わりなのだ。なのにどうして奴ら全員揃って命を捨てるような真似をしたのか理解ができなかった。
だが、この程度で心を痛める程女は綺麗な存在ではない。名前も知らない誰かが自業自得でどうなった所で知ったことではないのだ。
子供達は生きているんだろうか。生きていれば買える酒が増えるからできれば生きていて欲しい。脈を取るために女が近付いたその時、
伸びた女の手を止める一人の小さな影が飛び出した。
「……だめ。」
「なんだお前、コイツらの仲間か?丁度いい、活きのいいお前みたいな奴は高く売れるんだ。一緒に来―――!?」
突如風が吹き、カーテンを吹き飛ばして月明かりが小さな少女を照らす。
高貴な紫髪、美しい赤い目。服は貧相だが月明かりに照らされる様は精霊と呼ばれても違和感のない美貌だった。
「……お前、名前…は?」
「……え?」
「いいから早く言え。」
「秤……アツコ。」
数秒、その言葉を噛みしめるように目をつぶり、その後女はアツコに手を伸ばし、後五センチほどの所で突然素早く手を引っ込めた。
「気が変わった。おい嬢ちゃん、少しこっちに来い。」
「……何をすればいいの。」
「なぁに簡単な事さ。お前に求めることはたった一つだけ、俺と『契約』をしろ。そうすればお前やその仲間にこれ以上何も害を加えないと約束してやる。」
「……分かった。」
「いい子だ。………きっと、親の教育がよかったんだろうな。おいで、ゆっくりと契約の擦り合わせをしよう。」
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「ということで、今日からお前らの世話をする事になった。よろしくなクソガキ共。」
「言ってる意味が分からないんだけど?」
「私達が気を失っている間に一体何が……?」
「一応言うとナニはなかったぞ?」
「いい加減黙れ変態。」
「うわあぁぁん!!お終いですぅぅ!!どうせ業者が来るまで私達をここに監禁するつもりなんですぅぅ!!」
「今日の飯はポトフだぞー。」
「うわあぁぁん!!どうせ売り飛ばされるなら今の内に出来るだけ沢山食べます!!おかわりも用意しておいてくださーい!!」
ここのアツコは原作通りの設定ですがアリスクと合流するまでに違いがあってこの世界では内戦が早めに終結したもののアツコは捕虜にされる前に逃げて一人ぼっちの時にサオリ達に拾われたという設定です。
まず此処が受け入れれない場合は何もせずにブラウザバックしてください。
主人公の名前は次回出します。